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シンプルデスク比較!ニトリ「プレフェ」vsイケア「リンモン」

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シンプルデスク比較!ニトリ「プレフェ」vsイケア「リンモン」

大手学習机メーカーが扱う典型的な学習机は、子供が扱っても壊れない耐久性を備えています。また、限られたスペースで多くのモノを収納しつつ、手近に学用品を収納できるようにすることで効率良く学習することができます。

一方で、そうすると価格は高くなりがちです。見た目も鈍重だし、収納が多くてもどうせガラクタみたいなモノを収めるだけだから無駄。それならシンプルに平机やテーブルだけのほうが良い…という方は、IKEA(イケア)が日本に再上陸した頃から増えたように思います。

IKEAでは「リンモン」などの天板と脚を組み合わせて作るシンプルなデスクが人気です。ニトリでは同様に「プレフェ」が売れ筋となっています。今回はそれらを比較してみましょう。

※この記事は2025年2月26日時点の情報に基づいています

ニトリ・プレフェ

パーツタイプサイズ(mm)カラー税込価格
天板1001000×590×305色4,000円
1181180×590×305,000円
1401400×590×306,000円
通常45×45×6902色2,000円/2本
ワイヤー90×90×6903,000円/2本
昇降45×45×530~810
T型65×525×530~8103,000円/1本
ロの字90×580×6754,000円/1本
ワゴン30298×450×6614色9,990円
40398×450×66111,990円
シェルフワゴン8040790×390×6709,990円

天板と脚を組み合わせて作るデスクと言ってもピンと来ない方もいらっしゃると思うので、まずは分かりやすいニトリのほうから説明して参りましょう。

ニトリのプレフェは天板が3サイズ×5色、脚が5タイプ×2色、さらにスリムワゴンとノーマルワゴン、シェルフワゴンがそれぞれ4色ずつ用意されており、それらを自由に組み合わせて平机を作ることができます。なお、デスクと脚などのセット品もありますが、ここでは割愛します。また、「パーティション プレフェ」という商品もあり、組み合わせることはできるものの、材質や高さが揃うわけではないので、これもここでは省略します。

天板の表面材はメラミン

後述するIKEAのリンモンはハニカムコア合板にアクリル塗装を施したものである一方、プレフェの天板はMDFもしくはパーティクルボードのベタ芯に近い状態の合板にメラミン化粧紙を貼ったものです。重量はリンモンの倍近くで、キズや汚れに強い仕上げとなっています。

昇降式のT型脚が選べる

個人的にプレフェが素敵だと思うのは、昇降式のT型脚が選べるという点です。IKEAのリンモンにも昇降脚をセットできますが4本脚のみ。T型脚なら自分で椅子が引けない子供でも座りやすいのがメリットです。とりあえず間に合わせでも良いから、もしくは圧迫感を抑えるために、昇降デスクを手頃な予算で求めている方には、良い選択肢になり得ると思います。

ワゴンは組立式でNG

プレフェには専用のワゴンが用意されています。ただ、完全組立式なので耐久性は期待できませんし、そもそもレビューを見ると評価が散々です。スライドレールも残念なグレードです。個人的には市販のスチールワゴンを買ったほうが良いと思います。

IKEA・リンモン

IKEA・LINNMON リンモン / ADILS オディリス
出典:IKEA
パーツタイプ商品名サイズ(mm)カラー税込価格
天板100リンモン1000×600×344色1,299円~2,490円
120ラグカプテン1200×600×345色2,990円~3,990円
1401400×600×343,990円~5,990円
2002000×600×343色3,990円~7,490円
通常オディリス40×40×7003色500円/1本
昇降オーロヴ110×110×600~9002色1,000円/1本
ロの字スペンド100×480×7001色1,500円/1本
収納付350×480×7003,500円/1本
キャスター付クリレ100×100×7002色2,000円/1本
架台ティルスラーグ360×570×7002色4,000円/1本
架台ネールスペル290×580×7001色5,000円/1本
収納ユニットアレクス360×580×7003色7,000円~9,000円
引き出しユニット10,000円~11,000円

続いて、IKEAの「LINNMON(リンモン)」のほうを見ていきましょう。実はリンモンという商品は1000×600mmの天板1サイズのみで、ほかのサイズや脚パーツはすべて別の商品名になっています。ここがプレフェと違ってややこしいところです。

幅1200mm以上は「LAGKAPTEN(ラグカプテン)」という商品名になります。ラグカプテンは幅3サイズ、カラーも最大5色揃っており、おそらくグローバルではこちらの方がメインと考えられます。脚の種類は豊富ですが、架台など一部はラグカプテン用となっているのでご注意ください。

扉収納ユニットおよび引き出しユニットの「ALEX(アレクス)」もラグカプテン用で、固定袖として使います。ただし、別売のキャスターを取り付けることでリンモンの横に置いて使うということは可能です。

税込3,299円からと低価格

IKEA・LINNMON リンモン / ADILS オディリス デスク, ダークグレー/ブラック, 100x60 cm ¥3,299
出典:IKEA

リンモンは何と言っても価格が魅力です。ダークグレーの天板と通常脚(オディリス)4本の組み合わせで税込3,299円。ほかの天板色でも3,990円から4,490円となります。

プレフェの同サイズが税込8,000円からであることを考えると半値程度で済む計算です。ただし、前述の通りリンモンはアクリル塗装なので、メラミン化粧板を使っているプレフェと比較するとキズはつきやすいかもしれません。

カラックスと連結可能

IKEA・KALLAX カラックス / LINNMON リンモン
デスクコンビネーション, ホワイト
出典:IKEA

リンモンが素敵なところは、書棚の「KALLAX(カラックス)」と連結することでユニットデスクもしくはL型デスクとしてレイアウト可能なことです。この場合は伸縮脚のオーロヴを組み合わせることで天板高を765mmに調整します。

ちなみに、プレフェの伸縮脚はネジを使って8段階で高さを調節する構造ですが、オーロヴは脚を回すことで無段階に調節する仕組みとなっています。

以上、ニトリのプレフェと、IKEAのリンモンおよびラグカプテンについて比較してみました。

個人的には、使い捨てと割り切るならIKEAで良いと思います。IKEAの家具は引越業者から拒否されるなどと言われますが、リンモンやラグカプテンなら脚を外すことができるので問題ありません。また、そもそも寿命が短いので使い捨てするにはピッタリです。

ユニットデスクやL型デスクを検討されているなら、カラックスとのコンビネーションは良いでしょう。カラックスなら分解することもできますし、あまり大きなサイズでなければそのままでも運搬可能です。

一方で、すぐにキズや汚れがつくのは困るという場合はプレフェのほうが安心だと思います。また、いちいちIKEAまで行くのは面倒だとか、オンラインでの購入を前提とする場合はニトリのほうが便利でしょう。

プレフェ、リンモンともに、あくまでミニマムな構成のデスクです。ニトリもIKEAも他に多くのラインナップを持っています。価格だけで言えばこれらよりも安い商品は他にありませんが、これらを入り口に他の商品を検討してみるのも良いと思いますよ。

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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2025年度は各社から天板昇降デスクが登場しましたが、私が注目しているのはむしろコチラ。天板はキズや汚れに強いメラミン合板。コクヨのくるくるメカのように手動で昇降するから電動に比べて軽くて価格も手頃。無段階調整の傾斜天板付きで、引出しはフルスライドレール。安いのに、ちゃんとしてます。