子供が落ち着いて座れる!足置きステップが大きな学習椅子まとめ

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学習椅子とそれ以外の椅子の違いは何でしょう?いくつか挙げられるとは思いますが、最大の違いは足置きステップの有無ではないかと考えられます(天板昇降式デスク用の椅子は除く)。

親目線だと、どうしても足置きステップの重要性を見落としがちです。大人になれば椅子に座ったときに床に足が着くのは当然ですし、子供が椅子に座っているときは足元ではなく宿題をちゃんとやっているかどうかに注目しがちだからです。

それでも、コーヒーショップやバーでカウンターチェアに座ると、その重要性に気付くはずです。足が床に着かないと落ち着きませんからね。また、棒状の足置きでは不十分に感じるものです。

ですから、学習椅子には足置きが必要ですし、もっと言えば、できるだけベタッと足の裏が着くほうが良いに違いありません。わたくし学習机評論家と浜本工芸のコラボ学習家具「たなとつくえ」のハロウチェアも、そう考えて足置きステップを大型化しました。

奥行のある足置きを採用したハロウチェア

一方で、これがハロウチェアの特徴の一つと言えるほど、まだまだ足置きステップの大きな学習椅子は少数派です。そんなわけで今回は、大型の足置きステップを備えた学習椅子を一覧にしてみました。

※この記事は2018年3月10日時点の情報に基づいています(2023年10月24日一部更新)

 

カーペットを敷く場合

イトーキ・KM67

カーペットを敷く場合と、敷かない場合に分けて紹介していきたいと思います。まずはイトーキの「KM67」です。

イトーキは2017年度から本格的に足置きステップを大型化しており、このKM67以外の木製チェアも大きめの足置きステップを備えています。

なお、現在はサラダグリーン色のみとなっていますが、イトーキには他にも「KM48」などがあります。

堀田木工所・ダックチェアーNo.5

お次は堀田木工所の「ダックチェアーNo.5」です。これは昔からありますけど、改めて見ると割りと足置きステップが大きいですね。

ちなみに、トリップトラップのような形状の「No.2」も足置きステップが大きいです。

イトーキ・KS32

次は回転チェアのイトーキ「KS32」です。イトーキは業界に先駆けて2017年度から回転チェアにも大型の足置きステップを採用しており、回転チェアの多くがそうなっています。

足置きステップにはブロックパターンが施されており、滑りにくいように工夫されています。

カーペットを敷かない場合

たなとつくえ・ハロウチェア

冒頭でも紹介しました浜本工芸×学習机評論家コラボ「たなとつくえ」の「ハロウチェア」。4本脚なのでカーペットを敷かないダイニングにも最適です。

ハロウチェアは背もたれがダイニングテーブルの天板とほぼ同じ高さの68cmと低くなっていることも特徴です。見た目に圧迫感がないだけでなく、重心が低いので引きやすく、倒す心配もほとんどありません。

飛騨産業・TF268

飛騨産業・コブリナの「TF268」も足置きステップが割りと大きいです。足元棚も付いており、それでいてスタイリッシュかつスマートなデザインが素敵です。

それだけでなく、座面が手前に8度前傾しており、子供が姿勢良く座ることができます。これは大人でも体感できますので、是非一度お試しください。

ちなみに、飛騨産業の木製チェアはTF268以外も割りと足置きステップが大きめです。

アクタス・ライフチェア

アクタスの「ライフチェア」も座面が8度傾いた椅子です。2018年度新商品。肘付きなので学習机にセットするにはあまり適しませんが、ダイニングに置いてもまったく違和感がありません。

張地は撥水・防汚加工が施されていますが、それよりも色合いが良いですよねー。

 

どちらでもOK

ヒカリサンデスク・リュースキッズチェア

今度はカーペットの上でもフローリングの上で使える学習椅子を紹介します。ヒカリサンデスクの「リュースキッズチェア」はスキー脚なので、カーペットの上で滑りが良く、脚裏にフェルトを貼ればフローリングの上でも使えます。

カラフルなので、意外とどんなデスクに合わせても面白い感じですね。

カリモク家具・Fステップチェア

カリモク家具の2023年度の新商品「Fステップチェア(CD1027)」は積層合板をベントさせたシンプルなデザインが大きな特徴です。別売のベビーガードをセットすることで、乳児期から使うこともできます。

「CU1017」のような形状のスキー脚なので、フローリングだけでなくカーペットの上でも使うことができます。

豊橋木工・アップライト

豊橋木工・アップライト

出典:ディノス

私にとって足置きステップが大きいチェアと言えば、やっぱり豊橋木工の「アップライト」です。アップライトの優しいデザインは何とも言えない安心感があります。

重量は重く、お値段も立派ですけど、「やっぱりアップライト!」と指名買いする人が多いのも納得です。

ストッケ・トリップトラップ

学習机にセットするにはあまりオススメできませんが、ストッケの「トリップトラップ」は足置きステップが大きなチェアの元祖と言えるでしょう。デザインもシンプルで、ダイニングに置いても何ら違和感はありません。

個人的には座り心地に納得いかないところがあるのですけれど、乳幼児期からダイニング学習まで使えると考えるとコスパは良いと言えるでしょう。

 

以上、10アイテムを紹介しました。厳密に何cm以上を以って大型の足置きステップと言っているわけではないので、やや大きいくらいのものも含めるともっとあるかもしれません。

たかが足置き、されど足置き。他人に足元を見られるのはイヤなものですが、お子さんが落ち着いて勉強できるように、是非お子さんの足元に注目してあげてください。

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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. 悩み中 より:

    学習机評論家さま

    はじめまして。
    子どものダイニングチェア兼ゆくゆくは勉強机用の椅子にもなるチェアの購入を検討してます。
    今までストッケのトリップトラップをダイニングテーブルに置き食事や工作、迷路などのドリルをやってました。そんな息子も4歳になり、下の子の離乳食が始まりダイニングチェアが必要な為、今まで使っていたトリップトラップを下の子に、上の子には今後ダイニングでも使えゆくゆくは勉強椅子にもなるチェアを購入しようと思ってます。

    最初はイートコ さんの頭の良いこを目指す椅子の旧バージョンしようかなと思ってましたが、いずれ学習机の購入も3-4年後には必要かかなぁとも思い、椅子ばかり増えても置き場に困るので、最初はダイニングチェアとして数年後は学習机の椅子として使えるものはないかなぁと考えてます。
    たなとつくえの「ハロウチェア」も素敵だなーと思ってますが、学習机評論家さまのご意見をお伺いしたいなと思いました!
    そんな一石二鳥な椅子はないですかねー。

    • 収納マン より:

      悩み中さま

      はじめまして^^

      最初はダイニングチェアとして数年後は学習机の椅子として使えるものをお探しということですが、ハロウチェアはもちろん、イートコチェア、トリップトラップもそのように使えると私は考えています。
      要は足置きがあって、高さ調整ができればOKですね。
      アクタスのライフチェアのように肘付きのものは学習机にはセットできない可能性があるものの、ほとんどの学習椅子は子供用のダイニングチェアとして使用可能なはずです。

      ただし、日本のダイニングテーブルは一般的に高さ68~70cm、学習机は72cm前後ですから、座面や足置きの高さを若干調整してやる必要があるかもしれません。

      キャスターの有無、材質、色だけでなく、家具屋さんの店頭でご自宅のダイニングテーブルと同じ高さのテーブルにセットして感触を掴んでいただくと、最適な椅子を選んでいただきやすいと思いますよ^^

      【参考】学習椅子とダイニングチェアを兼用にするのはアリ?

      • 悩み中 より:

        学習机評論家さま

        お返事いただきまして、ありがとうございます!
        トリップトラップが良かったのでトリップトラップ2台も良いかなと思ってましたが、やはり高学年になって椅子に座る時間が長くなると、座り心地が気になりますよね。
        座面は疲れないことを考えて、イートコ かハロウチェアに絞ってます。
        みにいくのが1番ですが、近くに置いてある店舗もなく、乳幼児もいる為、なかなか身動きがとれずみにいけずです。。
        4歳から使えるというと、やはりイートコ チェアですかね。

        • 収納マン より:

          悩み中さま

          トリップトラップはデザインは素敵ですけど、やはり長時間座るには座面がちょっと痛いですよね^^;

          4歳児の平均身長は約100cm、6歳児は約110cmくらいですから、基本的には学習椅子の多くはカバーできる範囲だと思います。

          ちょっと手前味噌ながら、ベトナム製で約3万円のイートコチェアより国産で3.5万円のハロウチェアのほうがコスパは良いと思います。
          ハロウチェアのほうが足置きが大きいという点でもオススメです。

          一方で、ハロウチェアだとちょっと価格が高すぎるかなという感じでしたら、一生紀のフィオーレなどもオススメです。
          価格差が大きすぎますが、椅子は消耗品だと割り切ってしまうのもアリだと思います。

          【参考】ダイニングテーブルにセットするのに最適な4本脚の子供用学習椅子まとめ

          • 悩み中 より:

            学習机評論家さま

            一生紀のフィオーレを早速チェックしてみました。デザインもシンプルで好みですし、レビューも高評価ですね!
            座面も足置きも調整できますし、お値段も半分くらいで、前向きに検討してみます!
            色々と教えていただきましてありがとうございます。

          • 収納マン より:

            悩み中さま

            フィオーレは取扱い店舗が少ないですけど、もし機会があれば実際に座って確かめていただければと思います^^

            ちなみに、今年に入ってから要組立というバージョンが登場しているようですね。
            完成品と比べるとちょっとだけ価格が安く、レビューでも問題がなさそうに見えますけど、個人的にはこのデザインは完成品じゃないと不安かなと思います^^;
            もっとも、全体が緩んできても自分でネジを締めて修理できるというメリットもありますが…。

  2. 悩み中 より:

    組立バージョンはもっとお手軽なんですね!たしかにレビューを見る限りは機能的には問題なさそうですし、ネジ穴が増えるデザインが気にならなければ、良いですね!
    今回は残りの幼稚園期間と小学生3.4年生くらいまでの5-6年のダイニングチェア兼デスクチェアと考えると、組立バージョンも良いかなーと思いました!
    いづれ勉強机が必要になってきたときに机に合わせて、またデスクチェアを検討すればなーと。
    色々と悩みます!!

    • 収納マン より:

      悩み中さま

      まあ2,000円、約14%の差ですから、私ならダンゼン完成品のほうをオススメします!

      組立家具は完成品の家具を組み立てる前の状態とは根本的に違いますからね。
      椅子などの頻繁に動かすものはなおさらです。

  3. hana より:

    学習机評論家さま

    はじめまして。

    この春新一年生の娘に、学習机と椅子を検討中です。

    こちらを読んでいれば、他に選択肢があるはずなのでしょうが、デザインに負けてしまい、学習机はアクタスのサークルデスクを考えています。

    椅子は、アクタスのライフチェアを考えています。
    エルゴノミクスで姿勢良く座れるので、娘も気にいっていますが、
    肘掛けがある為机の中に椅子が入りません。

    奥まで椅子が入らないと、学習する際に机が遠くなり、浅く腰掛けることになるので使いにくいのではと主人が言っています。

    学習机評論家さまのお考えをうかがえましたら、ありがたいです。

    また、デスクライトは、バルミューダの太陽光LEDデスクライトを考えています。

    これまでのLEDデスクライトよりも、目にはいいのでしょうか?

    • 収納マン より:

      hanaさま

      はじめまして^^

      アクタスのサークルでご検討中ということですね。

      「他に選択肢があるはずなのでしょうが、デザインに負けてしまい」というのはすごくよく分かります!
      サークルは可愛らしいのにスタイリッシュで、本当に素敵なデザインです♪
      収納面の問題さえなければ、私は大いにアリだと思いますよ^^

      ただ、ライフチェアは厳しいと思います。
      ご主人様もおっしゃっているように上手く机にセットできないどころか、小学校低学年では足が床に着きませんから机と椅子の間に体ひとつ分の隙間を残して座ることになり、机と椅子の間が余計に遠くなります。
      ベビーチェアに幼児を乗せるように、親御さんがお子さんを椅子に座らせてあげるというわけにもいかないでしょう。

      バルミューダの太陽光LEDデスクライトについてはまだ実物を見ていないので確実なことは申し上げられません。
      光源が目に飛び込んでこないのであれば、このように光が手前に広がるのは理想的ですし、スペックを見る限り、比較的高い色温度でブルーライトを抑えられているというのは良いと思います。

      一方で、あくまでスペックを見る限りですが、直下2000ルクスは明るすぎはしないか、照射範囲が狭すぎるのではないか、均斉度が低い(光にムラがある)のではないかと感じます。
      JIS規格A形相当等の表示がないのは規格が当てはまらない可能性もあるものの、おそらく照射範囲が狭いからだろうと思われます。

      あと、太陽光に近いということで「一般的な白色LEDライト」と比較した波長分布図が示されていますが、学習用LEDはこんなにブルーライトは飛び抜けていないです。
      基本的には色温度を抑えれば抑えるほどブルーライトは抑えられますので、このようなことは「味付け」程度の話です。

      また、LEDを3灯しか使っていないという時点で、わたし的にはナシかなと思います。

      ちなみに、アマゾンで見るとかなり評価が高くなっていますが、現時点ではVineメンバーによるものばかりで、まったく信用に足りません。
      自分で買うことを前提にすれば、このスペックでこの評価はないでしょう。

      • hana より:

        学習机評論家さま

        お返事ありがとうございます。

        やはり、ライフチェアは厳しいのですね。

        ご意見をいただいて、吹っ切れました(笑)

        他にいくつか考えている中に、イッセイキファニチャーのフィオーレが候補にあります。

        ただ娘が、キャスター付きがいいと言っていまして、そうすると同じくイッセイキファニチャーのココロデスクチェアになるのかなと思いますが、子どもが使うには、キャスター付きのほうが使いやすいのでしょうか?

        また、バルミューダのライトのご意見ありがとうございます。

        照射範囲や明るさなど、分からなかったことばかりです。

        波長分布図のブルーライトの飛び抜けは、他の学習用ライトと比べてということかと思っていました(笑)

        素人には、なかなか難しいのですね。

        他のライトとなると、Zライトがステキなので、いいなぁと考えているのですが、手堅くいくならコイズミですよね。

        また、色々ご相談してしまいスミマセン。

        • 収納マン より:

          hanaさま

          一生紀のフィオーレは価格も手頃で人気です。
          でもキャスター付きとなるとココロチェア…というのは確かにそうなのですが、床はカーペットを敷かれるご予定なのでしょうか?

          フローリングにキャスター付きの木製椅子を使うと、押しキズがついたり、座った状態で椅子を動かしたりしてひどいキズになる場合もあります。
          基本的にはフローリングでご使用になる場合は4本脚のチェアをオススメしています。

          【参考】https://desk.shunoman.com/attention4choice_chair/

          サークルのデスクの場合はサークルチェアがちょうど4本脚です。
          基本的にはこれがもっとも素材や色ツヤが合っていると思います。
          もし椅子のデザイン等がお気に召さない場合は、椅子を選んでからデスクを検討するというのも良いかもしれません。

          なお、フローリングの上で4本脚チェアの脚裏にフェルトを貼った場合と、カーペット上でキャスター付きの木製椅子を使った場合を比較すると、お子さんにとってどちらが使いやすいということは特にないと思います。

          バルミューダのライトについてはいかんせん私は実物を確認していないのですが、実物を見るよりもスペックで判断したほうが分かりやすいところがあるので、判断に大きな影響はないと思います。

          代わりを選ぶとすれば、Zライトなら質感が良いですね。
          一方で、実用性ではコイズミファニテックが手堅いところだと思います。
          このあたりもデスク次第ではないでしょうか。

          • hana より:

            学習机評論家さま

            何度もご相談にのっていただき、ありがとうございます。

            椅子は、フローリングの場合は4本脚がいいのですね。

            私としても、4本足がいいなと思うのですが、メーカーさんはほとんどキャスター付きですので、圧倒的な何か理由があるのかな?と思っておりました。

            4本足にはフェルト、ですね。

            サークルチェアも試してみたのですが、足置きの幅が細く(ライフチェアと比べたせいかもしれません。フィオーレなども足置きの幅は同じくらいなのかもしれませんね)なにより主人が、座面にクッションが入ってないのが気になるようです。

            後からクッションを置けばいいと思うのですが、落ちてきたりして座り辛いと難色を示しています。

            足置きの安定性でいくと、評論家さんプロデュースのハロウチェア、飛騨産業のMZ-289、
            コブリナのTF268を見てこようと思っています。

            コブリナの椅子は、サークルの机にぶつからないかを確認しないと駄目ですね。

            いっそのこと、コブリナをセットで買えば解決するんでしょうね(笑)

            デスクライトは、z-80NWかコイズミのECL-611を実際に見て決めたいと思います。

            どちらも、サークルの机には付けられるとは思いますが、要確認ですね。

            機能性しかり、デザインも気になる方なので、なかなか決められずに、こんなことになっている次第です(笑)

            いつも、丁寧に答えてくださって本当にありがたいです☆

          • 収納マン より:

            hanaさま

            > 私としても、4本足がいいなと思うのですが、メーカーさんはほとんどキャスター付きですので、圧倒的な何か理由があるのかな?と思っておりました。

            これはおそらく、4本脚で強度を保つのは難しい、4本脚でないほうが安全性を担保しやすいからと考えられます。
            子供って、椅子を傾けて倒してしまうことがあるじゃないですか。
            そういうリスクを考えると4本脚にしないほうが無難と言えます。

            もっとも、ダイニングチェアでも同じことは言えますけど、ダイニングチェアはあくまで子供も使う一方、学習椅子はあくまで子供がメインですからね。
            PL法におびえる家具業界としては、とにかく無難に4本脚を避けて通ってきたという経緯があります。

            ただ、最近はそこまでPL法を恐れる必要はないと分かってきたことと、やはり消費者ニーズには逆らえないということで、4本脚の学習机も増えてきたというところだと思います。
            それでも技術的に難しいことは間違いないので、4本脚が少ないことに変わりはありません。

            足置きについては、大きいと重くなる、材料コストも上がる、などといったことから、これまで細いものが多かったと考えられます。
            しかしながら大きいほうが安心感があることは間違いないので、これから徐々に増えていくことになると思います。
            ただ、現在はまだ緒に付いたばかりなので、まだまだ少ないですね。

            座面については、板座のほうが破れる心配がないということで昔は人気でしたが、最近はPVC張りのほうが人気ですね。
            特に小学校入学時は滑り込むようにして座ることになるので、クッションはズレたり紐が切れやすいと思います。

            > 足置きの安定性でいくと、評論家さんプロデュースのハロウチェア、飛騨産業のMZ-289、コブリナのTF268を見てこようと思っています。

            そうですね、足置きステップが大きめで、4本脚で、PVCまたは布張りとなると、このあたりが候補になると思います。
            コブリナのチェアは全体が低いですから、背もたれ以外がサークルの天板に当たることはないはずです。
            ちなみに、コブリナのチェアは姿勢が良くなる感じがして良いですよー♪

            コブリナのデスクの脚や天板の形状はサークルに似ていると言うこともできますから、いっそコブリナをセットでというのは十分ありでしょうね^^
            それに比べるとミニマデスク&ハロウチェアの組み合わせは直線的なデザインです。

            サークルのデスクに山田照明のZ-80NWもしくはコイズミファニテックのECL-611というのは、特に問題ないと思います。
            いずれも上締めクランプですから、天板厚さえ問題なければ大抵OKです。

            学習机を選ぶにあたっては、機能性もデザインも妥協することはないと思います。
            悩みだすとキリがありませんが、普通は一生に一回のチャンスですので、是非思いっきり楽しんで選び抜いてください^^

  4. hana より:

    学習机評論家さま

    ありがとうございます!

    こちらにこなければ、分からなかったことばかりです。

    アドバイスを胸に、楽しく悩みながら決めたいと思います!

  5. ふーた より:

    いつも楽しく拝見させていただいております。
    木製の椅子ならば幅広の板を買ってきて、元の足置きに木ねじてとめることができますね。
    自分の好みに合わせてリメイク出来るところも、木製椅子の利点の1つだと思います。

    ※以下のような狭い足置きでも大丈夫かなと。

    • 収納マン より:

      ふーたさま

      はじめまして^^

      大きな足置きをDIYで作ってしまうなんて、考えもしませんでした!

      でも、確かに椅子全体ならともかく、足置きだけなら簡単に作れますよね。

      DIYをする機会が多い人なら、端材のイエローパインなどでチャチャッと作ってしまいそうです^^;

  6. 吉永 より:

    いつも有益な情報ありがとうございます。4年ほど楽しませて頂いています。長女が入学の際には大変お世話になりました。

    収納マン様のおかげで、光製作所のファンになり、最近では予算オーバーな2段ベッドも買ってしまいました。ベッドを買いに長女入学以来数年ぶりに大型家具店に足を運んだところ、村内港北は閉店!島忠2店舗も売り場縮小していて衝撃でした。我が家は現物を体感しないと買っていなかった学習机セット、ソファー、ダイニングセット、2段ベッドなので複雑です。不採算とはいえ、いいものを作っているメーカーさんの機会損失になるのは悲しいですね。

    話がそれました。今日は椅子の買い換え相談です。長女はダイニングからの~でカリモククレシェを使ってきました。姿勢がものすごく悪くて、足をべったり足おきに置いて初めて、何とかギリギリOKで、いかに収納マン様がおっしゃられていた足置きの大きさが大切か、今さら実感しております。ちなみにクレシェも小さい方ではないと思うのですが幅は7cmでした。姿勢の悪くない次女にクレシェを譲り、工作だのなんだと長いと1日3時間は椅子に座っている長女に新しく椅子を買いたいのです。

    収納マン様が紹介していた、ベネッセ&カリモクは足置き幅が14cmとサイトにあり、クレシェの倍でした。後記するものは足置きのサイズなんて公式にはわからないため、相談です。

    ハロウがプロパーになり座面の色の選択肢が増えたので、ハロウも考えています。未だ出会えていませんが。

    豊橋木工はやはり今より3キロ重いので除外。

    姿勢が悪いことを考えると同じく紹介されていたコブリナも気になります。以上3つで

    足置きの大きさ
    姿勢がよくなる助けに多少でもなる
    (これがだめなら諦めます)

    ちなみに机はブナ色です、、

    長々とすみません。よろしくお願いいたします。

    • 収納マン より:

      吉永さま

      はじめまして^^
      というか、4年前にお嬢様の御入学の際もお越しくださっていたのですねー。

      村内港北店が閉店したのは本当にビックリしましたよね(@_@)
      島忠も最近は家具&ホームセンター業に力を入れるよりもテナント業に目覚めてしまいました。

      20年近く前、私は荏田駅に近い家具店を担当していたんですが、国内トップレベルで高級家具が売れるところでした。
      私よりも吉永さんのほうがよくご存じのことかと思いますが、新横浜周辺にはスポーツ選手や芸能人がたくさん住んでますものね。
      配達についていくと、私の部屋が丸ごとすっぽり入りそうな玄関のお宅も少なくありませんでした^^;

      そんなところですから家具が売れないわけがないのに、港北店が閉店しちゃうんですから。
      みなさん、いったいどこで家具を買っているんでしょうか?
      このあたりに東京インテリア家具が進出したらオイシイでしょうねー。

      余談はさておき、集中力はぐくみチェア、ハロウ(No.90チェア)、コブリナでご検討ですね。

      それでしたら、IDC大塚家具の横浜みなとみらいショールームに足を運んではいかがでしょうか?
      ハロウとコブリナが揃っていると思います。
      新宿ショールームでもOKです。
      (念のため事前に電話で問い合わせていただくことをオススメします。)

      集中力はぐくみチェアはカリモク家具の新横浜ショールームですね。
      ひょっとすると、記事中のC12707S448もあるかもしれません。

      つまるところ、椅子の良し悪しは座ってみないことには分かりません。
      主観だけで言えばバランススタディがオススメなんですけど、万人受けしないですからね^^;

      ちなみに、あくまで私個人の感想ですが、集中力はぐくみチェアとコブリナは尾てい骨が持ち上げられて姿勢良く座れる感じがします。
      ただ、集中力はぐくみチェアは背もたれもレザー張りなので滑りが悪く、ちょっと窮屈に感じることがあるかもしれません。

      ハロウチェアはそういう特殊能力はないのですが、背もたれが低いので背中にフィットしやすく、意識すれば姿勢良く座れる感じがします。
      また、圧迫感が少なく、倒す心配も少ないのがメリットです。

      椅子1脚のために遠路はるばる足を運ぶのは面倒だと思いますが、だからこそ思い入れもできると思います。
      是非、お嬢様が納得される椅子を見つけてください^^

      ※勝手ながらお名前を修正させていただきました。ご容赦ください。

      • 吉永 より:

        ありがとうございます。早速行ってみます!

        • 吉永 より:

          いつもありがとうございます。

          ようやく大塚家具に行けました。コブリナに座ってみてびっくり!
          骨盤との関係か、気持ちよくさえ感じました。8度の傾斜は侮れない、と感心してしまいました。

          購入決定です。

          よい椅子に巡りあえ幸せです。
          この度もありがとうございました。

          • 収納マン より:

            吉永さま

            大塚家具でコブリナを試されたのですね!
            やっぱりあの座り心地は良いですよねー^^

            これからも夢中で工作などを楽しんでもらえると思うと私もうれしいです^^

  7. 高木 より:

    以前も学習机で質問させてもらった高木です。
    学習椅子をカリモクの、クレシェ、フィットチェア、飛騨産業のTF268で迷っています。カリモクの椅子は試しに座ってみたことがあり、飛騨産業は今度現物を見に行く予定です。

    姿勢のためを思ってTF268チェアの方に興味が傾いているのですが、座面高さがカリモクは4段階調整に対し、TF268は3段階なのがひっかかっています。やはり4段階の方が便利ですか?

    TF268の座面生地でも質問です。ミット(ビニールレザー)、アネルカ(ポリエステル100%)、パレット(アクリル70%ウール30%)ならどれがおすすめですか?希望は、夏の暑いときにベタベタしにくいのがいいなと思っています。

    長文になりましたが、よろしくお願いします。

    • 収納マン より:

      高木さま

      木製椅子の高さ調節について、理屈で言うと3段階のものより4段階のほうが適切な高さに設定できると言えます。
      ただ、実際のところ、そんなにマメに高さをチェックできるお宅は少ないのではないかと思います。
      「ちょっと座面の高さを下げたほうが良いんじゃない?」と親が子供に言っても「別にー」、「大丈夫ー」と言われ、結局、最上段から最下段まで一気に調節するようなことが多いのではないでしょうか^^;
      もちろん、そのお宅、そのお子さん次第ですが。

      TF268の張地については、プロパーのパレットは確かスエードっぽい生地でしたよね。
      一般的にアクリルが入るとチクチクするように思いますが、パレットは滑らかで夏でも冬でも良さそうだと個人的には思います。

      一方でビニールレザーは一般的に夏は汗でベタっとし、冬は冷たく感じることが多いですよね。
      ただし、汚れや摩耗に強いというメリットがあります。

      ポリエステルは夏も冬も比較的快適ですが、汚れや摩耗には弱いですよね。
      その点、パレットはビニールレザーとポリエステルの中間の要素を持ち合わせているのだと思います。