ワタナベ工業「ホットクッションWA-45D」はパルサーモほど暖かくならず

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秋らしさを感じることのないまま、一気に寒くなりましたねー。妻がテレワークの場をリビングダイニングから納戸に移動してしばらく経ちましたが、ここでも寒さ対策が急務となりました。

エアコンだと頭がボーッとするし、乾燥も気になります。加湿器を置くにしてもストーブを置くにしても新たに買い足さなくてはなりません。それ以前に、まだそこまでは寒くないので、当面は足元だけちょっと暖めたいと考えました。

そんなとき、以前に母がダイニングテーブルの足元が冷えると言うので購入したワタナベ工業の「ホットクッションWA-5011D」(現行モデルはWA-5011E)が暖かかったことを思い出しました。他にもいくつか検討したものの、やはりこれが一番信頼できそうだということで、今回はサイズ違いを購入することにしました。

※この記事は2021年10月27日時点の情報に基づいています

 

ワタナベ工業・ホットクッションWA-45D

ワタナベ工業・ホットクッションWA-45D

今回は妻ひとりの足元さえ暖まれば良いということで、45×45cmサイズの「ホットクッションWA-45D」を購入しました。消費電力は1時間あたり約20Wh、同じく電気代は約0.6円で、表面温度は約52度に達するというものです(いずれも「強」に設定した場合)。

2024/07/15追記:現行モデルは「WA-45E」です。仕様に変更はなさそうです。

発熱繊維使用で暖かい

ワタナベ工業・ホットクッションWA-45Dは発熱繊維使用で暖かい

表面はポリエステル100%の発熱繊維を使用したカットパイル地で、手触りがとても心地良くて暖かく感じられます。

山善「YMM-W45TH」と同じ?

ワタナベ工業「ホットクッションWA-45D」は山善「YMM-W45TH」と同一商品の可能性が高い

ホットクッションWA-45Dは強弱の切り替えが可能となっています。

ちなみに、このコントロールパネルはamazonベストセラー1位となっている山善の「ミニマットYMM-W45TH」と同じに見えます。消費電力や電気代、表面温度からコード長に至るまでまったく同じなので、山善がOEMでワタナベ工業から仕入れていると見て間違いないでしょう。

一人で使うなら十分な大きさ

ワタナベ工業・ホットクッションWA-45Dは一人で使うなら十分な大きさ

本当はもっと大きくても良かったのですが、邪魔になるのも困るので今回は45×45cmサイズにしました。足の大きな私が使っても問題ない大きさです。

ただ、スリッパを履いているとあまり暖かさを感じません。本当に52度もあるのか疑問に感じ、計ってみることにしました。

フジカ「パルサーモ」と比較

ワタナベ工業「ホットクッションWA-45D」をフジカ「パルサーモ」と比較

ホットクッションを直にフローリングに置くと熱が逃げてしまう可能性が高いので、サンコーの「おくだけ吸着 デスク足元マット」の上に置いて温度を計ることにしました。

今回は私が8年に渡って愛用しているフジカの遠赤外線デスクパネルヒーター「パルサーモ」と比較することにしました。先ほどの写真で左側のスチールワゴンに貼り付けていたものです。

ホットクッションは最大26.5度

ホットクッションの表面温度は最大26.5度

室温約20度の部屋で計測したところ、パルサーモは1時間後に52.5度、ホットクッションは26度となりました。3時間後に計ってもホットクッションは26.5度にしかなりませんでした。

スペックとの乖離が非常に大きいと感じるところですが、表記の表面温度が約52度というのは熱源そのものの表面のことで、今回はパイルの毛先の温度を計ってしまったということかもしれません。ただ、それにしても暖かさが物足りないと感じます。

ちなみに、パルサーモの消費電力は1時間あたり約50Whということですから、ホットクッションの2.5倍です。電気代も2.5倍と考えられるので、1時間あたり約1.5円となる計算です。パルサーモのほうが周囲の空気までジワーッと暖まります。

妻の反応も微妙

IKEAのMICKEデスク下に置いたホットクッション

妻にホットクッションの感想を聞いたところ、「ほのかに暖かい程度」という微妙な反応でした(苦笑)ホットクッションの表面温度は体温よりも低いわけですから、そりゃあそうですよね。

ただ、一般的にホットカーペットは電磁波が強いので肌に直接触れて使用することは避けたほうが良いとされますが、こちらはそのような注意書きがないので座布団代わりに使っても問題なさそうです。今回は座布団代わりに使用することも想定して45×45cmサイズを選んだということもあるので、座布団として使うようにしたいと思います。

 

というわけで、ホットクッションWA-45Dは期待したほど暖かさを感じることができませんでした。もうちょっと寒くなってからのほうが暖かさを実感しやすいのかもしれませんが、やっぱりパルサーモのほうが確実に暖かいのかなとも思います。

ちなみに、「学習机のブログでなんでホットクッションの話題?」と訝しく思われた方もいらっしゃるかもしれません。これは学習机と寒さ対策は切っても切れない関係とまでは言えなくとも、学習環境を整えるうえで重要なテーマのひとつだと私は考えているからです。寒いと勉強に集中できませんからね。

学習机メーカーではヒカリサンデスクだけですが、今回比較したパルサーモに似た商品(暖ったかSUNヒーターDX NH2470B)を2013年度まで扱っていました。これは結構評判が良かったのですが、2013年2月に製造元のクレオ工業が類似商品で発火事故が発生したということでリコールを発表。幸い、暖ったかSUNヒーターDXは関係なかったものの、翌年度からの取り扱いはなくなったという経緯があります。

そんなことがあったわけですが、こういった足元を暖めるヒーター自体は良いものです。個人的には是非これからの時期にお使いいただきたいと思いますし、ホットクッションのようなほかの商品もご検討いただくきっかけになればと考えて記事を作成した次第です。以上、ご参考になれば幸いです。

現行モデル

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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