10年ほど前まで、私はニトリのことを「粗大ゴミ置き場」と呼んでいました。ダイニングセットの多くはラバーウッドでできていて安っぽい、3段カラーボックスはグラグラ、カーテンをイージーオーダーさせれば寸法を間違えるといった具合で、とてもマトモなお店とは言えなかったからです。
ですが、今は違います。某北欧風B級家具店が殺人チェストを販売し続けているのに対し、ニトリのタンスは確かにおねだん以上だと感じます。私の親が引越しする際には私自らニトリのダイニングセットをオススメしました。
この数年で中国やベトナムの家具工場のクオリティーが格段に上がったことも影響していると思いますが、ニトリの家具は決して悪くないどころか、割りとコスパが良いですし、安心してオススメできると思います。
もちろんすべての商品について諸手を挙げて褒められるわけではないものの、学習机についても同様です。中でも「メルシー」はニトリを代表する学習机と言える言えたのではないでしょうか。
※価格および仕様はすべて2025年12月15日現在に更新済み
ニトリ・メルシー01
カラーバリエーション
- 3色=ホワイトウォッシュ(WW)色とライトブラウン(LBR)色とミドルブラウン(MBR)色
ラインナップ
| 商品名 | 品番 | サイズ W×D×H(mm) | 税込価格 |
|---|---|---|---|
| スタンダードデスク | 01 | 1000×550×1120 | 69,990円 |
| くみあわせデスク | 01 | 1700×550×1210 | 89,990円 |
| デスク | 01P | 1000×550×730 | 29,990円 |
| ワゴン | 01P | 330×413×545 | 14,900円 |
2025年度まではユニットデスクもありましたが、2026年度はラインナップから外れた模様です。仕様については前年度からグレードアップした点がいくつかあるものの、スタンダードデスクとくみあわせデスクは1万円アップしています(デスクとワゴン単品は据え置き)。
特徴・人気の秘密
ニトリのメルシーが発売されたのは2014年度のことです。当時はデスクライト付きのロータイプデスクのみで、上棚にはイトーキの「カモミール」のように右側に扉収納部が付いていました。2012年度にイトーキが「リーモ」、2013年度にコイズミファニテックが「レイクウッド」を投入していずれもヒットしたことで、「アルダー材、いけるんじゃね?」と考えてメルシーを投入したのだと思います。
ただし、当時はカタログのかなり最後のほうに掲載されており、担当者もここまでのロングセラー商品に育つとは考えていなかったのではないでしょうか。少なくとも私は当時、ニトリに対する不信感はまったく拭えていませんでした。メルシーはともかく、展示品の引出しがまったく開かないことなんてザラでしたからね(苦笑)
ともあれ、2016年度にユニットデスクが登場、2017年度に3色展開となって、くみあわせですくも発売されて現在に至ります。発売時はまだカラーデスクが人気の中心で、メルシー以外にも天然木のデスクはありましたが、その中でもメルシーがひときわ人気となった理由は、(1)質感やシンプルなデザインが評価された、(2)デスクライト付きで値ごろ感があった、(3)3色のカラバリで男女ともに支持を得た、といったことが挙げられると思います。どれか一要素が抜きんでていたと言うよりは総合力で勝ったと言えましょう。
メルシーの変遷
2014年度 メルシー14

改めてメルシーの変遷を見てみましょう。初代の「メルシー14」は上棚右側に扉収納部が付いていました。また、ワゴン引出しの取っ手が立体的なデザインとなっているのが特徴的です。
2016年度 メルシー16

2016年度からユニットデスクが登場しました。ちなみに、前年度の「メルシー15」から上棚右端は小引出しに変更されています。
2017年度 メルシーS

前年度の「くみあわせですくデラックス キートス」とメルシーがミックスされて「メルシーS 組み合わせタイプ」になるとともに3色展開に。近年のラインナップが出来上がりました。
2019年度 メルシーG

2019年度の「メルシーG」から、ホワイトウォッシュはカバ、ライトブラウンとミドルブラウンはアルダーの表示が外れ、すべて「天然木突板」という表示になりました。
2020年度 メルシーR

2020年度の「メルシーR」からデスク天板の前縁の形状など細部のディテールが現行モデルとほぼ同じになりました。また、上棚ハイタイプが登場しています。ある意味、メルシーの全盛期だったと言えるでしょう。
2022年度 メルシーST

2021年度に単品販売されていたスリムラックをセットした「メルシーST」が追加。ロータイプデスク、ユニットデスク、くみあわせデスクともに、引出し3段とスリムラックの2タイプがラインナップされました。ちなみに、従来の引出し3段タイプは「メルシーT」。
2023年度 メルシーTL/DT/TK

2023年度は、北海道・東日本専用の「TL」(中国製)、西日本専用の「DT」(ベトナム製)、広島・山口・九州専用の「TK」(マレーシア製)の3つの仕様が登場するとともに、デスクライト+コンセントは別売となって事実上の値上げとなるも、のちにデスクライト+コンセント0円キャンペーンを展開。メルシーが迷走し始めました。
2024年度 メルシーH

2024年度の「メルシーH」はワゴンがスリム化。一方で、デスクライト+コンセントBOX付きに戻っています。地域別仕様はなくなるともに中国製に統一され、品番も1つになりました。なお、上棚の小引出しが削られ、よりシンプルになっています。
2025年度 メルシーQ

2025年度の「メルシーQ」はワゴン最下段の前板がキャスターを隠す形状に変更。結果的に、元来のシンプルなデザインを踏襲した最後のモデルとなりました。
2026年度 メルシー01
2026年度の「メルシー01」は上棚が残念なことになり、価格は1万円アップ。一方で、デスク本体引出しがフルスライドレールになるとともに、デスクライトは調色機能付き、かつUSBポート付きになっています。詳しくは下記をご覧ください。

よく比較検討されるデスク
無印良品/木製デスク オーク材
メルシー・スタンダードデスクのライバルの大本命と言えるのは無印良品の「木製デスク オーク材」でしょう。メルシーと違ってワゴン引出しが1杯少ないというデメリットはあるものの、無印良品は天板がオーク無垢、ワゴンの側面はプリント紙ではなくオーク突板であるなど、スペック上は高級感がありますし、デザイン的にもよりシンプルです。
イトーキ/リーモ
イトーキの「リーモ・ベーシックタイプ」の価格はメルシー・スタンダードデスクより約3万円も高価ですが、セール時に購入すればそれほど差は出ないはずです。
リーモの天板は奥行60cmで広々しており、天板はアルダー無垢、引出内部材は桐で、脚のデザインが素敵、専用お片付けトレー付き、ワゴンは幅ワイド&奥行ロング、引出し2段目は中深で使いやすく、なおかつイトーキだから安心感があります。ユニットデスクもラインナップされています。
家具の里/リッケ
同価格帯の家具の里×堀田木工所「リッケ」が候補に挙がる可能性もあります。リッケはアルダー無垢天板で、キスや汚れ、熱などにも強いセラウッド塗装。メルシーに約3万円足すだけで日本製になります。

一生紀/リフレ
メルシーでは奥行が浅い、ワゴンの幅が狭い、リフティングワゴンのほうが良いなどとワガママを言い出したらキリがないのですが、そんなときは 一生紀の「リフレ」はいかがでしょうか。スタンダードデスクの3点セットで税込64,970円ですからメルシーより安価。スペックを考えれば明らかにこちらのほうがおねだん以上だと思います。

トロフ/北欧学習デスク3点セット
目下、メルシーの対抗馬になり得ると私が見ているのは、かぐわんなどを運営するトロフの「北欧学習デスク3点セット」です。ウレタン塗装のタモ突板天板のシンプルなベーシックデスクで、価格はメルシーよりも安い5万円台。デスクライトを別に買ってもお釣りがくるでしょう。ちなみに、ナフコ21スタイルで販売されている大和通商「クライフ2」と同型と私は見ています。
ニトリ/スタンダードデスクXK01
2026年度からメルシーが値上げされるとともにシンプルなデザインではなくなったしまったため、より手頃な価格でシンプルなデザインの「スタンダードデスクXK01」に売上がシフトするかもしれません。天然木ではなく、ワゴンの引出しも1杯少ないですが、ない袖は振れないですもんね。
ニトリ/くみあわせデスクDL03
メルシーのくみあわせデスクをご検討の場合は、同じ売場にある「くみあわせデスクDL03」(旧・リビオ)と悩むこともあると思います。こちらのほうが1万円安いうえ、お子さんが好むデザインということもあるでしょう。天然木にこだわらなければ、選択肢として十分アリだと思います。
ヤマダデンキ/自由にくみかえ学習机 天然木
ぶっちゃけ、くみあわせデスクDL03や同メルシー01よりも、ヤマダデンキの「自由にくみかえ学習机 天然木」のほうがコスパ良いです。天板はウレタン塗装のアルダー突板で、デスクライト、コンセント、鍵付き。それでいて、メルシー01のスタンダードデスクよりも安いです。おまけに、某大手メーカーの一部学習机と同じマレーシアの工場で作られているため安心です。

メルシーを安く買う方法
どうせ買うなら少しでも安いほうがありがたいものです。メルシーを安く買うための方法としては、年に数回実施のセールを狙う、1月以降に安くなるかもしれないと期待して待つ、株主優待券を活用する、楽天市場やYahoo!ショッピングのセールで購入するなどが考えられます。詳しくは下記をご覧ください。
以上の通り、天然木のベーシックデスクという括りで見ると、メルシーの競合となる商品はたくさんあります。2026年度のモデルチェンジは個人的には改悪だと思っているので、同様に考える方はあちこちにメルシーの代わりを求めることになるでしょうね。
このままメルシーは終わってしまうのか。はたまた消費者が求めているものを再認識して復権するのか。2027年度以降に期待です。
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