数年前まで私の中では、アクタスの学習机は世間のブランドイメージが高いものの、品質が伴っておらず割高というイメージでした。ところが、競合他社が値上げラッシュとなる一方でアクタスは相対的に割安に感じられるようになってきました。品質面でも”開かずの引出し”だった「ヴァリオ」のスライドレールがスガツネ工業(LAMP印)製に変更されるなどかなり向上してきています。
そのように進化を遂げているアクタスから新しいデスクが発売されました。「KURVE(クルヴェ)」というアイアン脚を組み合わせたデスクです。
※この記事は2024年8月21日時点の情報に基づいています
KURVE(クルヴェ)発売
アクタスの新商品「クルヴェ」はオーク材の天板にミシン台のようなスチール脚を組み合わせた、レトロ感のあるデスクです。モニター台のような引出し付きの上棚がセットされており、引出し2杯のワゴンは別売となっています。
上写真の2点セットで税込132,000円。しかし、天板はどうも積層合板にオーク突板を貼ったものなんですよね。スチール脚は最近のトレンドではありますが、背面クロスバー付きというのはちょっとどうでしょう。安物のカジュアルデスクのように見えてなりません。
実物を見ればまた印象が変わる可能性はあるものの、さすがにこの値段では厳しいんじゃないでしょうか。
リピア2販売終了?
まだ新年度のアクタスのキッズ家具カタログは公開されていませんが、ホームページがリニューアルされています。それでクルヴェの発売を知ったのですが、クルヴェは既に5月に発売されていたのですね。
それはさておき、リニューアルされたキッズ家具のページには「RIPIA2(リピア2)」の名前がありません。近年のアクタスを代表するデスクだったはずなのに、これは一体どうしたことでしょう。意外と売れていなかったのでしょうか。
ただし、オンラインショップでは引き続きリピア2は販売されています。今後どのような取扱いになるのか静観したいと思います。
ミッテは廃番濃厚
もう1台、「MITTE(ミッテ)」もホームページから名前が消えています。しかも、オンラインショップからもきれいサッパリ消滅してしまいました。2023年度に発売されるも翌年度には2段ベッドが販売を終え、ついには3年目を迎えることなくデスクも廃番となった格好です。
とは言え、これは致し方ないことでしょう。とても11万円超えとは思えないクオリティーでしたからね。それで言うと、冒頭のクルヴェも厳しい予感しかありません。
まさかのフォピッシュ2値下げ!
あと気になったのは値上げです。またシレッと値上げしてるんじゃないかと思いながら価格をチェックしてみたら、なんと「FOPPISH2(フォピッシュ2)」が値下げされているではありませんか!
上写真の100cm幅シェルフLOの3点セット(上写真)が税込127,600円だったところ、同116,600円に約8.6%値下げされているなど、同シリーズのアイテムがすべて10%近く安くなっているのです。
穿った見方をすれば、2021年上半期の価格に戻っただけです。しかし、当時(2020年秋頃)の為替は1ドル=105円前後です。現在は円安が一服したとは言え145円以上ですから、円高還元と言うには早すぎます。強いて値下げをできる根拠を挙げるとすれば、ミッテを減らすことでベーシックデスクのラインナップを絞った、一時に比べると木材価格が安定してきたということくらいでしょう。
…と、色々と考察してみたわけですが、改めて確認したところ、少なくとも今年(2024年)5月には値下げされていたことが判明。現在公開されているデジタルカタログも”2023年10月5日現在”という記載のまま価格だけが変更されています。
ともあれ、消費者としてはありがたい限りです。この価格なら浜本工芸の「No.89デスク」の半値近いですし、コイズミファニテックの「ビーノ」とほとんど変わらない価格です。同じ中国製ならオーク無垢、しかもアクタスのほうが満足感が高いと言う人は多いでしょう。
というわけで、アクタスの新作デスクは完全に期待外れでしたが、フォピッシュ2の値下げは重大ニュースと言って差し支えないと思います。たった10%近く値下げしただけと言うこともできるものの、他社が値上げする中での逆張りですからね。これは学習机市場に一石を投じることになるに違いありません。
それにしてもアクタスの新商品の投入時期や価格変更のタイミングは謎ですね。カタログもまったく気付かない間に金額を書き換えていたりするのですからなおさらです。状況を適宜見極めて迅速に対応するというのは結構なことだと思いますが、消費者が安心して買えるようにしていただきたいものです。
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