リビングダイニング学習が一般的になってきたことも影響していると思いますが、最近はランドセルラックがいろんなところから発売されています。学習机メーカーだけでなく、組立家具メーカーなどからも発売されています。
以前はダンボール紙でできたものが1万円程度で売られていたこともあり、それに比べると最近はある程度の耐久性を備えたものが販売されています。ただ、いくら耐久性が高くなってもランドセルラックはランドセルラックです。ランドセルを置きやすいように作られていますから、小学校の6年間を過ぎたら使い道がありません。
今はまだ小学校に入っていないお子さんも、6年経ったら中学1年生です。
中学生になったお子さんがこのランドセルラックを使っている姿をイメージしてみてください。当然、ランドセルは使いません。また、こういう風に区切って教科書やプリントを収納する必要もありません。
結果的に、子供が中学生になると、捨てるに捨てられずというよりは、よく分からないモノをいろいろ詰め込んだまま放置してしまうことになるのです。私はそういうケースを今までにたくさん見てきました。
だから私は、子供が中学生になってから先のことを考えていないラドセルラックは断固反対の立場です。そんなものを買うよりもオープンラックを購入することを強くオススメしています。
※この記事は2017年9月17日時点の情報に基づいています
たなとつくえ・フレム60オープンシェルフ
私がデザインし、浜本工芸が製造し、IDC大塚家具限定で販売されている「たなとつくえ」の「フレム・オープンシェルフ」なら、ランドセルを置くことはもちろん、お子さんが中学生以降になっても使うことができる耐久性と質感を備えています。
国産品の完成品、しかも最高級家具用材のナラでできていますから、お値段はちょっと高級ですけど、グラつきがなく、キズがつきにくく、シンプルでスタイリッシュです。
側板も背板もないので、これほど背が高い割りに圧迫感がありません。もっとも、側板がないと教科書類を立て掛けにくいとも言えますが、ファイルボックスの口を手前に向けてブックエンド代わりにしてもらえばOKです。
上の写真でランドセルを乗せている棚板は、デスク天板面と同じ高さの730mmの固定棚となっていますので、学習机やダイニングテーブルと並べてもお子さんが自分でランドセルを出し入れしやすい高さとなっています。
また、可動棚は25mmピッチで移動させることができるので、空間の無駄なく学用品等を収めることができます。
たなとつくえ・フレム45オープンシェルフ
たなとつくえのフレム・オープンシェルフは先に紹介した60cm幅のほかに、45cm幅の「フレム45オープンシェルフ」も用意しています。なぜ45cm幅を用意したかと言うと、リビングダイニングの限られたスペースでも置けるようにするためです。
リビングダイニングって、家族のモノが集まりますから、どうしても家具を置く場所に事欠くじゃないですか。でも45cm幅くらいなら何とかなることも多いですし、この幅ならランドセルも十分置くことができます。
ちなに、たなとつくえのフレムは45cm幅も60cm幅も、ついでに言うとミニマデスクもハロウチェアも、写真のナチュラルオーク色のほか、ダークオーク色、カフェオーク色の3色からお選びいただけます。
どうしてこんなに背が高いの?
フレム・オープンシェルフは高さが180cmあります。子供が中学生以上になれば手が届くとしても、小学生では一番上の段に手が届きません。しかし、子供が中学生以降になったときのことだけを考えてこの高さにしたわけではありません。
先にも触れましたように、リビングダイニングは家族のモノが集まり、家具を置く場所にも困りがちです。しかし、背の高い家具があれば、子供の手が届く下のほうには子供のモノを置き、上のほうは親のモノを置くことができます。つまり、高さ空間を有効利用できるわけです。
一般的に、「背が高い家具を置くと圧迫感が出る」と思われがちですが、実はこれはちょっとデタラメなのです。確かに、背の低い家具よりは背の高い家具のほうが圧迫感は出ます。しかし、圧迫感は背の高さよりもむしろ床が隠れる面積のほうが大きく影響するのです。
引越しをするときに現在の住まいから家具をすべて運び出したら、「ウチってこんなに広かったの!?」と思ったりするじゃないですか。背の低いベッドでもソファーでも、それらを置くことによって床が見える部分が少なくなれば、やっぱり圧迫感を感じるのです。
ですから私は、「家具を置く場所がない」と言われたら、背の低い家具を処分して代わりに背の高い家具を買う「買い替え」を提案します。ちょうど住宅密集地を再開発して、公園に囲まれた高層マンションを建てるような感じですね。そのほうがスッキリとして見えるうえに、子供も大人も使いやすいのです。
でも背の高い家具は倒れて来ないか心配?
とは言え、「背の高い家具は地震で倒れて来ないか心配…」という声もあろうかと思います。そのためにフレム・オープンシェルフは奥行が35cmと深くなっており、安定感があります。
また、フレム・オープンシェルフには耐震金具が付属していますので、ネジで壁に固定することで転倒を防止することができます。
下地がない石膏ボード壁の場合や壁に穴を開けたくない場合は、個人的には北川工業の「スーパータックフィット」の使用をオススメします。フレムの試作品が完成してから4ヶ月以上、ナラ突板と壁紙に貼りつけてから剥がしてみましたが、突板の塗装面の変色はなく、壁紙もまったく破れませんでした(使用環境によって変わる可能性はあります)。
フレム・オープンシェルフのようなオープンシェルフなら、子供が使わなくなっても、他の用途、他の部屋でも、使うことができます。耐久性が高く、シンプルな構造が故に、どこでも、いつまでも、使うことができるのです。
逆に、シンプル過ぎてどう使ったら良いのか難しい…という方もいらっしゃるかもしれませんが、コツを掴めばきっと収納上手になれます。お子さんの片づけの英才教育にももってこいというわけですね!
コメント 皆様からご質問・ご意見など
収納マンさま
こんにちは。
リビングにはSラック2台かフレムかで悩んでおりますタケタケです(^^ゞ
フレムを1台購入した方が良さそうなのですが、収納下手な自分にこんなオシャレな物を扱える自信がありません(ーー;)
とりあえず、近場の店舗が展示済みであることに最近気がついたので、近々念願の「たなとつくえ」を見に行ってきます!
楽しみですよ~。
タケタケさま
こんにちは^^
コイズミファニテックのSラック2台かフレム60オープンシェルフかとなると、同じスペースに置くならフレムも2台置けるわけですね。
Sラックが3万円程度ですから2台で6万円、フレム2台だと12万円。
倍の値段ですね。ありがとうございます!
冗談はさておき(笑)、タケタケさんのお宅はお子さんが3人いらっしゃいますから、長い目で見れば背が倍ほど高くて高さ空間が利用しやすいフレムのほうが使い勝手が良いように思います。
価格は倍ですが、背丈=収納量も倍近いです。
お子さんが小さい間は、タケタケさんら親が使うモノを収納すれば、家具の設置面積全体を減らすことにも役立ちます。
もちろん、いくら背板や側板がないとは言っても背が高いので圧迫感は避けられず、インテリア的な話となれば別ですが。
逆に、Sラックを置いたほうが良い場合というのは、特にキャスター付きで動かせたほうが良いという場合でしょう。
掃除などの際も便利ですね。
また、サイドにランドセルハンガーが付いていますので、一人はサイドにランドセルを掛け、一人はラックにランドセルを置いて…という使い方も可能です。
IDC大塚家具ならいずれも展示してあると思いますので、じっくりご検討ください^^
収納マンさま
こんにちは。
ついに、「たなとつくえ」を見てきましたよ~(^^
いいですね、ミニマ。引き出しに鍵がついてて!!
引き出しのサイドに壁がなく開いてくるので、驚いて横から覗いて見てしまいました。完全に不審者です(^^ゞ
それにしても、名前の通り、最小限な感じです。もう少し奥行きが欲しいなとも感じますが、リビングに置くにはやはり難しいですね。
ワゴンは一番下の段はボックス型A4ファイルというのですかね?そのサイズはちょっと当たってしまう感じでしょうか?
少し狭そうに見受けられましたが。
デスク本体との隙間をもっと詰めれば、ワゴンを大型化できたのかなとは思いますが…。
好みの問題もあるのでしょうが、PCやタブレットが入りそうな隙間、自分は好きです(^^
それはそうと、
>倍の値段ですね。ありがとうございます!
本当にそうなりそうですよ!?
フレム、揺すってみましたが揺れません。メタルラックより奥行きがないためか、背の高さもさほど気になりませんし。
フレムを見た後Sラックをみたら、「うーむ」となれました(ーー;)
Sラック2台買おうかと考えてはいましたが、置き場はまったく考えていなかったので、とりあえず今から間取りをどうするか考えないといけなくなりそうです。
鍵盤ハーモニカはそんな大きさは変わらないのですが、昨今の絵の具セットの大きさにびっくりします。
格好いいんですけどね…。
置き場所に困ります。
タケタケさま
IDC大塚家具でタケタケさんに「たなとつくえ」をご覧いただけて素直にうれしいです^^
お褒めの言葉もいただき、ありがとうございます!
奥行については悩ましいところですね。
一応、浜本工芸に提案したデザインは複数ありまして、その中には奥行が65cmのものもあり、たまたま採用となったミニマがベストというわけではないんですけど、世間の傾向としては奥行がコンパクトなものが求められており、また浜本工芸のNo.09デスクやNo.48デスクとの差別要因にもなっていると考えています。
ワゴンの引出し最下段の内寸についてはいま手元に図面がないので分からないのですが、一般的なA4ファイルは収まるものの、ファイルボックスは収まらないサイズだと思います。
これについては、コストの観点から浜本工芸の従来品に合わせるかたちで私のほうから提案させていただきました。
需要があるかどうか分からない中で些細なことにこだわって売価が跳ね上がることになっては、買ってもらえませんからね^^;
それよりもむしろワゴンを大型化させないことで、お子さんの体が大きくなっても座りやすいように配慮しました。
デスクの脚のデザインも、もっと内側に取り付けたほうがもっとオリジナリティを出せるんです。
でもそれをやっちゃうとどうしても座るスペースが狭くなってしまうため、デスク天板の端ギリギリに脚が付くデザインとしています。
デスク本体引出しの底とワゴンの天板の間のすき間を詰める考えはなかったですね。
それをやっちゃうと、厚手のカーペットの上に設置した場合、お子さんがすき間に指を挟むリスクが生じますから。
オープンシェルフのフレムのほうは、常識的な力で揺すっても揺れない程度にシッカリと作ってもらっています。
浜本工芸に言わせれば、もっと頑丈にしたかったくらいのようですが^^;
本当に浜本工芸の安全性や耐久性へのこだわりは素晴らしいです。
価格は確かに高価ですが、長い目で見れば耐久性の心配がなく、シンプルで飽きが来ず満足度の高いデザインだと思います。
ただやはり目一杯モノを収めると圧迫感は避けられませんから、どのようにモノを収め、どこに置くかは重要ですよね。
基本的にはやはり、あまり視界に入らない位置の壁際に置いてもらうのがベターだと思います。
ところで絵の具セットって、そんなに大きくなってますか?
昔は丸いバケツでしたが、今はコンパクトで四角い筆洗いが上手に収められていて、私はむしろコンパクトになっていると感じたのですが。
小学校によっても違うのかもしれませんね^^;
収納マンさま
お返事ありがとうございます。
>売価が跳ね上がる
なるほど、難しいですね。
浜本工芸さんの机はもともと高価格帯ですし、仕方がないですね。
>もっと頑丈にしたかったくらいのようです
フレムにしても、そう言われると逆に安心しますね。
真剣に物を作っている感じがして好感がもてます。
くぅ~、決めてしまうか悩みますね!?
絵の具セットは、確かに、筆洗いがひとまとまりになったので小さくはなってはいますが…。
マグネットで蓋が閉じるとかそういうギミックのあるものを学校で購入したため、320*120*150というサイズでなかなかです。
ホームセンターで販売しているものはもう少し小さいのですけど。
算数セットの箱より質量ありますから。
なかなかの存在感です(^^ゞ
タケタケさま
絵の具セット、ウチの娘が使っていたのを確認してみましたら、長さは変わらないものの、奥行と高さは一回りほどコンパクトでした。
でも、これくらいならSラックでもフレムオープンシェルフでも問題なく収まるんじゃないですか?
絵の具セットや書道セットは学校に置いたままということも多いですし、それほど問題ないように思うのですが…。
収納マンさま
絵の具セット。
すみません、愚痴みたいなものです。
Sラック(あ、当然Sラック1ですよ)やフレムがあれば問題ないのに~、という話です(^^ゞ
廃棄予定の机をランドセル置き場代わりにしているのですが、もう邪魔で邪魔で。
入学前にラックの準備をしていた方が良いという記事、ごもっともだなと。
絵の具セットなどの手荷物の扱いって学校によるようで、子どもの学校は使わなくなると即持ち帰りさせます。
ロッカーが狭いんですよ。
最近はランドセルも大型化してますし。
小学生って、毎年1つずつ大型荷物が増えていきますね(^^ゞ
タケタケさま
あ、Sラック1やフレムを置けば問題ないけど、現状は机の上に置いているので邪魔になる…というお話でしたか^^;
でもそうすると、その廃棄予定の机の幅程度のスペースはあるわけですね。
建物で言えば今は平屋建ての状態ですから、それを中くらいのビルにするか高層ビルにするかというところでしょうか^^
ウチの子供たちは私の母校に通っているんですけど、参観日などで教室に入ってみてみると、私の子供の頃は教室の後ろの棚にランドセルのベルト側を下にして置いていたのが今は大型化したために横向きに収納するようになっています。
また、その上に巾着袋などを置いていたのが無理になったので、廊下の下足箱だったところに絵の具セットなどを置くようになっています。
些細な変化のようで、小学校の建物全体に大きく影響を与えているんですねー。
ランドセルが大型化する過渡期は、対処が悩ましかっただろうなと思ったりします^^;
はじめまして、収納マンさま。
我が家の一人っ子も来春の小学校進学を控え、(私たち親が気に入った)浜本工芸NO.9もしくはミニマを検討していたのですが、本人がダイニングテーブルで勉強するから、机は不要と。
(本人が欲しくなったところで、浜本工芸さんの机を買う、予定です)
学童で宿題はするであろうということで(期待ですが)、ダイニングテーブル横にフレム60を購入し、教科書等々一式を収納させていと考えています。
そこで、質問なのですが、収納下手な私(と慣れないこども)が使いこなせるのかと。下手したら、教科書・ノートが平積みになるのではと。
関連記事を読ませていただき、ファイルボックスと引き出しを設置すればということはわかりましたが、何を何個ぐらい買えばよいのか、ファイルボックスに子どもがうまく入れられるのか、ファイルボックスごと横倒しにならないのか、といった疑問がでてきました。
収納マンさまにとっては、レベルが低い話かとは思いますが、買ったもののフレム60を使えこないのは、忍びないので、ご協力いただければ助かります。
ソルトンさま
はじめまして^^
フレム60を置いて学用品等を収納する場合、ファイルボックスやミニチェストのようなものをどれくらい置けば良いのかというのは、実際の状況を見ないことには何とも言えません。
また、ご入学後は学校の勉強道具だけでなく、学校以外の教材なども増えるかもしれません。
お子さんがこれから自分で片づけられるかどうかというこということは、現時点では誰にも分からないでしょう。
教科書類が平積みになるという状況は十分にあり得ると思います。
ダイニングテーブルで宿題をしていたところに食事の時間になって、とりあえずフレムに置くというケースが考えられますよね。
そして、その光景が当たり前になってしまう可能性はあるでしょう。
学用品を置くためにフレムを置いたはずなのに、お子さんが自分の好きなモノを優先的に並べてしまう可能性だってあります。
まさしく「親の心、子知らず」の状況ではありますが、お子さんに楽しく勉強してもらうにはそれも必要だと思います。
そんなわけで、実際に小学校生活がスタートしてみないと何とも言えないところがあるので、ソルトンさんがうまくリードしてあげる必要があります。
お子さんの身長にもよるのですが、小学校入学時の平均身長が115cm前後ですのでそれを基準とすると、高さ73cmの固定棚に教科書類を置くようにし、その下の段にランドセルを置くのが良いかもしれません。
もちろん逆でも良いのですが、教科書類を上に置いたほうが、ランドセルのフタを下に垂らした状態で教科書類を出し入れしやすいからです。
ダイニングテーブルの上にランドセルを置いた状態で同様の作業をするときもやりやすいですよね。
教科書類を収納するには、ファイルボックスは1段あたり2~3個あれば十分です。
両端に1つずつあれば、あとは中央に1つあっても良いかな、という感じですね。
ファイルボックスは、ナカバヤシの「キャパティ・ファイルボックス」の「フボ」から始まる品番、もしくはニトリの「A4ファイルケース」がオススメです。
これらなら開口部を手前に向けて本を立てるのに最適で、コスパも良いです。
【参考】
・改悪注意!ナカバヤシ「キャパティ」はもはや最強ファイルボックスではない
・まるで無印良品!ニトリの「A4ファイルケース・オールクリア」
チェストを置く場合は一般的なレターケースで問題ないでしょう。
リンク先のもののように少し深めの引出しが付いたものが使いやすいのではないかと思います。
文房具類を収めるだけなら、これ1つで十分でしょうね。
基本的に収納グッズは、必要性を感じてから買えば十分です。
下手に予測して買ってしまうと、100均のものでも手放すのは難しいです。
ちなみに、上2段は小学校入学時のお子さんでは目線よりも高い位置になるので、ここはお子さんが使うことを想定する必要はありません。
固定棚を含めて下3段がお子さんのスペースになるので、最初はファイルボックス3~4個と、レターケースのようなチェストが一つあれば十分ではないかと思います。
それで足りないと感じれば、買い足してください^^
収納マンさま
早速のご回答、ありがとうございます。長文を書かせてしまい、申し訳ありません。
質問、回答からずれるのですが・・・、
収納マンさまからの回答を読んで、親の私が色々意気込んだところで、こどもにとっては、自分の棚なんで、自分のモノ(勉強以外の)を飾り立てるというのは、当たり前ですよね。
そこを親が(高いんだからと・・・苦笑)やいやい整頓を押しつけるのもなんだかなと。
ちょっと、力が入り過ぎているのかと、恥ずかしくなりました。
御礼として、気の利いたコメントもできず大変失礼なことで申し訳ありません。
また、相談させていただきますので、そのときはよろしくお願いします。
ソルトンさま
私自身も子育てに悪戦苦闘の日々を送っておりますのでエラそうなことは言えないのですが、子供は「最初はできなくて当たり前」じゃないかと思います。
ですから、与えられた道具を使いこなせなくてもまったく問題ありません。
子供にやらせてみたら、思いのほか問題なく使いこなせることもあります。
そんなときは素直に驚いたり褒めてあげれば良いですよね。
「もうちょっと○○したら良いのに…」と思うときもあるでしょう。
そんなときはグッと堪えて、やり方を聞かれて初めて答えてあげれば良いと思います。
聞かれてもないのにアレコレ言うと、子供でも気分を害するものです。
フレムオープンシェルフは側板がないので、本を収納するときはファイルボックスを使用するという工夫が求められます。
ただ、それはファイルボックスさえ用意してやれば問題なく、むしろ教科書類を平積みにして一時置きできたり、ランドセルやチェストなどを置きやすいというメリットがあります。
特に小学生の間は教科書類ってそんなにたくさんないのですよね。
むしろ、バッグ類や副教材や小物などを収納する必要性が高いです。
その点で、フレムオープンシェルフは使いやすいと思うのですが、高価だから使いやすいというわけではなく、ご予算面がネックになるようであれば無印良品の各種ユニットシェルフなどでも良いと思いますよ^^
収納マン様、はじめまして。
3人の子供の母のみみきちと申します。
1番上の長女が五年生になり勉強量が増えるに伴って、テキスト類も増えてきました。今後子供部屋で管理できるように、今まで布団を敷いて寝るだけだった子供部屋を整えるべく、こちらのブログで日々勉強しています。
デスクはカタログやこちらのブログなどを見て、浜本工芸No.09,89かカリモクピュアナチュール、ミニマ、もしくはアクタスフォピッシュが候補に上がっています。
子供が使うものとはいえ、大学まで長く使ってもらいたいですし、良いモノに触れてほしいため上記のような選択になりました。
先日長女と近場の家具屋さんに見に行ったのですが、展示はカリモク突板天板のものしかありませんでした。
しかし奥からピュアナチュールを出していただき、親子共にその美しさに惹かれてしまいました。まだ他の物を見るまでは分かりませんが、おそらく長女のデスクはピュアナチュールに決まりそうです。
ちなみに三年生の長男、年長の次女の分もまとめて購入予定でして、長男はカタログを見た限りでは、ピュアナチュールのモルトブラウンが良いようです。(長女、次女はピュアオーク)長男の部屋には棚がないため書棚も一緒に購入しようと思っています。
先日の家具屋さんではほとんど書棚はみていなかったのですが、フレム60、カリモクのHT2265、QT2175で検討しています。
ピュアナチュールと並べて置いても違和感ないものが希望なのですが、調べてもあまり情報がなく…。見た目、収納量、コスパなどを考えるとフレムが第一候補なのかなと思っています。
気になるのは、ピュアナチュールとフレムを並べて置いた時に色味が合うかどうかということです。モルトブラウンに合うとすればやはりダークオークでしょうか?
商品画像からの印象は、浜本さんのダークオークは少し黄味寄り、カリモクさんのモルトブラウンは赤味寄りといった風に感じます。
両方展示していそうな大きめの家具屋さんに行けば見比べることができそうですが、フレムは浜本工芸の他のデスクなどと色が共通しているという認識でよろしいでしょうか?
ピュアナチュールでなく他のデスク、もしくは色に決定してしまう可能性も十分ありますが、もし、収納マン様のわかる範囲で色味、質感に関してご教示いただけると大変ありがたく思います。
長文になってしまい申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いします!
みみきちさま
はじめまして^^
カリモク家具のピュアナチュールを3台まとめてって、かなり大きな出費ですねー。
でも、「大学まで長く使ってもらいたいですし、良いモノに触れてほしい」というお気持ちはすごくよく分かります。
さて、書棚も合わせて購入される予定ということで、おっしゃる通りピュアナチュールのモルトブラウンにフレム60を合わせるならダークオークがもっとも色合いが近いと言えると思います。
ただ、こちらもおっしゃる通り、浜本工芸のダークオークは少し黄味寄り、カリモク家具のモルトブラウンは赤味寄りです。
もうひとつ言うと、浜本工芸の木目は年輪状の板目が多く、カリモク家具は平行線状の柾目が多いです。
また、厳密に言うとフレムはナラ、ピュアナチュールはオークです。
もっとも、机の天板と書棚のフレーム部分を比べたところで、あまり影響はないと思いますが。
フレムは大塚家具でのみ取り扱っています。
一方で、大塚家具ではカリモク家具の取り扱いはないはずです。
ただ、フレム、ミニマともに、材質や色は基本的に浜本工芸の他の学習家具と同じなので、浜本工芸とカリモク家具の両方を扱っている家具店でしたら売場で比較してご覧いただくことはできます。
ちなみに、フレムは奥行35cmなので、ランドセルや書道バッグなど教科書以外も一緒に収納したい場合に最適なサイズとなっています。
教科書類を中心に収める場合は、奥行約30cmで側板もあるカリモク家具のQT2175のほうが使いやすいと思います。
HT2265は側板がないので圧迫感が少なく、QT2175とフレムの中間的なポジションと言えますね。
ただし、QT2175もHT2265も棚板は固定が基本です(取外しは可能)。
フレムは25mmピッチで調節できます(デスク天板高と天地板は除く)。
ちなみに、フレムは5段で高さ1800mm、QT2175とHT2265はいずれも4段で高さは1400mm強となっています。
なかなかこういう機会はありませんから、ぜひ他の家具屋さんでもご覧になってください。
併せて、デスクライトや椅子、カーペット、デスクマットなどもご覧いただくとよろしいかと思います^^
ご回答ありがとうございます!
やはり色味は若干違いがあるのですね。
木目の感じも異なるのですね。これは是非とも実際に見比べてみたいと思います。
カリモクの書棚は、棚の高さ調整はできないのですね。。カタログの寸法図では棚板の部分がピンクになっていたので、てっきり可動なのかと思っていました。教えてくださりありがとうございます!
今回、フレムが気になりつつも、大塚家具がすぐに行ける距離ではなく(当方広島近郊です)、見に行くのは難しいと思ってほぼ諦めていました。
ですが、以前の記事の中の、『広島ではたなとつくえが浜本工芸のショールームで展示してあり、デジマストックで購入できる』というコメントを、昨日発見したところだったのです。
今週末に広島市内の家具屋さんをハシゴして、ある程度決められたらいいなと思っているのですが、浜本工芸のショールームが来週金曜日まで改装中との事で…書棚を決めるのはまた次の機会に、ということになってしまいそうですが、フレムは必ず見に行きたいと思います!
棚の奥行に関しても、スリムで部屋が広く使えた方がいいか、ランドセルやファイルボックスを横置きした状態で置ける方がいいか、悩むところですがよく考えてみたいと思います。
椅子やデスクライトについてもまた迷った時にはコメントでお尋ねするかもしれません。
特に椅子については長男が姿勢が崩れやすく、バランスチェアやらアーユルチェアを試していますがどうもしっくり来ずの状態です。
良さそうだから買ってみよう、とろくに試しもせず買ってしまったので、今度買うときは色々座らせてみたいと思います。
今回我が家はベッドと机3人分+書棚を買うことになり、大きな出費となりそうですが、有益な情報を提供してくださるお陰で自分たちが求めているものが何か分かり、本当にありがたいです。このような高価な買い物をするのに、大した知識がない状態で見に行けば、主観と店員さんからの情報だけしかなく、その場で早く決めてしまいたい家族に決定を迫られるということにもなりかねませんので…
他の方も沢山書かれていますが、学習机についてここまで細かく考察されているサイトというのは他になく、また悩まれている方の相談も親身になって受けてくださる収納マン様、机やその他周辺アイテムを選ぶ親子にとって大変貴重な存在だと思います!
こうして質問させていただいてお答えいただき、自己満足かもしれませんが、こうして収納マン様に感謝の気持ちをお伝えできてよかったです。
ブログの内容やコメントのやり取りからの情報だけで解決できていたら、お礼をする機会もなかったと思いますので…
今後も唯一無二の存在として、情報発信していただけることを願っております(^^)
みみきちさま
そんな風におっしゃってもらって恐縮です^^;
いっぱい褒めてもらっておきながらスイマセン。
1点訂正がございます。
書棚HT2265は上から2枚目、同じく4枚目の棚板は32mmピッチで上下4段可動です。
QT2175は棚板を外すことはできますが、上下に調節することはできません。
さて、気を取り直しまして、みみきちさんは広島にお住まいだったんですね!
いま現在、浜本工芸の本社ショールームにたなとつくえが並んでいるかどうかちょっと分からないので事前にお問い合わせいただければと思いますが、せっかく広島にお住まいなら浜本工芸のショールームは一度は足を運んでおくべきでしょう。
ぶっちゃけ、商品自体は浜本工芸の全商品がズラッと並んでいるだけで、ボリューム感で言えばほかの家具店と大差ありません。
でも、物流センターとか、ひょっとしたら工場もチラッと様子が覗えるかもしれませんし、「こんなところで家具を作ってるんだー」と肌で感じてもらえるものがあると思います。
また、浜本工芸の中の人にも出会えます。
私の中では広島の人と言えば穏やかな人が多い印象ですけど、浜本工芸の社員の皆さんは本当に純粋な感じの方が多いです。
椅子については本当に難しいところですよね。
ウチの子供はバランスチェアを使わせていますが、変な座り方をしていることが多いです。
それで他の椅子を提案したりもしたのですけど、二人ともこれで良いと言って頑なに変えさせてくれませんでした。
ただ、長女は最近、バランスボールに座って勉強しています。
今年は大学受験なのに本当にそれで大丈夫なのかしら…とちょっと心配したりもするのですが、妻の回転チェアよりもそのほうが良いと言っているので、娘を信用するほかありません^^;
ともあれ、ベッドに机に書棚にと、出費が大きいだけでなく探す時間もご負担だと思いますが、こんなチャンスは二度とないかもしれません。
是非この機会に、たくさんの家具に触れていただければと思います^^