【2024最新】コイズミ「レイクウッド」vsイトーキ「リーモ」組み替え式デスク徹底比較

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コイズミ「レイクウッド」vsイトーキ「リーモ」組み替え式デスク徹底比較

学習机が売れなくなったと言われて久しいですが、それでも根強い人気を誇るのが組み替え式デスクです。組み替え式デスクは収納量が多いうえにレイアウトも自由自在なことから、日本の住宅事情にマッチしていると言えます。

ただ、収納量が多ければ良いというわけでもありません。そこはやはり見た目の良さも求められます。そこで人気となるのが、コイズミファニテックの「LakeWood(レイクウッド)ステップアップデスク」イトーキの「Leamo(リーモ)フリーワン書棚ロータイプ」です。今回はこれら組み替え式ロー棚デスク2強を徹底的に比較したいと思います。

※すべて2023年10月2日現在の仕様および税込価格

 

コイズミファニテック・レイクウッド

コイズミファニテックの「レイクウッド」は2013年度から続くシリーズです。私はてっきりリーモのパクリだと思ってたんですが、アルダー材のデスクではコイズミファニテックの「ルシック」というモデルが先行しておりました。

2017年度からは色が少し明るくなり、ワゴン天板は固定式に、引出し2段目が少し深くなりました。2023年10月2日現在の楽天市場での税込価格は128,000円からとなっています。

レイクウッドを選ぶメリット

  • LEDデスクライトのシェード幅が広い(シェード幅735mm)
  • LEDデスクライトの操作パネルが大きく色温度の切り替え等が容易
  • コンセントボックス付き
  • 引出しは全段フルスライドレール
  • 丈夫で使いやすいランドセルハンガー
  • ワゴン天板無垢(リーモはプリント紙)
  • 脚のデザインが素敵
  • カラープレートのアレンジが可能

イトーキ・リーモ

イトーキ・リーモ・フリーワン書棚ロータイプNAH-F31Z

出典:イトーキオンラインショップ

イトーキの「リーモ」は2012年度から続く人気デザイン。リーモ以前の学習机メーカーが作る学習机は家具としてのデザインが貧弱なものばかりだったため、リーモが登場したときは個人的には衝撃的でした。

以前はラテナチュラル色とカフェブラウン色もありましたが、2023年度からはティーブラウン色のみとなっています。また、それもイトーキが2019年度を最後にほとんどすべての家具店と取引をやめてしまったので実際に店頭で見ることはできません。現在はイトーキ直営オンラインショップのみでの販売です。

なお、現行仕様(NAH-F31Z)はデスクライトは別売となり、コンセントボックスも使い分けフックもなくなっています。価格は税込99,900円です。

2024/11/05追記:2023年以降、リーモ・フリーワン書棚ロータイプは欠品中となっています。販売を終了した可能性が高いと考えられます。

リーモを選ぶメリット

  • 本体引出しの専用お片付けトレーが使いやすい
  • ワゴン引出し2段目に十分な深さがある(書棚ロータイプ)
  • A3用紙が収まるロングサイズワゴン
  • ワゴン引出し最下段はフリーボックス型で自由に使える
  • デスク本体の天板奥行は最大650mmで広々

 

レイクウッドとリーモを比較した結果

デザインの好みはそれぞれとして、レイクウッドとリーモの比較においてもやはり、「LEDデスクライトのコイズミ」、「片づけやすさのイトーキ」という構図が成り立つように思います。

ただ、個人的な好みで言うと、リーモのベーシックタイプの脚は好きなんですが、フリーワンタイプのパネル脚はどうも好きになれません。ワゴン天板の質感もレイクウッドのほうが上です。おまけにLEDデスクライトはレイクウッドのほうが優秀です。

なお、リーモはデスク天板奥行が520mmから650mmにレイクウッドは同じく535mmから615mmとなるという違いがあります。リーモのほうが最小から最大までの差が大きいので使い分けするのに便利である一方、書棚ロータイプの脚はパネル脚になってしまうというのが残念です。

ちなみに、レイクウッドは2017年度からワゴン天板が昇降式でなくなってしまい、代わりにリーモにワゴン天板が昇降式の書棚ハイタイプが登場しました。リーモのハイタイプならワゴン天板が昇降式であるだけでなく、シェード幅800mmのLEDデスクライトが付き、脚のデザインもマシになります。

以上のことから、見た目重視ならレイクウッド、機能にこだわればリーモのハイタイプまたはロータイプ、という風に言うこともできるかもしれません。ただし、2020年度からはリーモ書棚ハイタイプのデスクライトは調色機能がなくなっています。

 

実際のところ、オルレアとカモミールと違って、レイクウッドとリーモはあまり直接ぶつからない感じがします。デザインや質感が近いようで、意外と好みが分かれるからです。

悩ましいのは、リーモの書棚ロータイプにすべきか、ハイタイプにすべきかというところでしょうか。以前は島忠ホームズなどでレイクウッドのステップアップデスクのハイタイプ(ODS-939AN)がオリジナル商品として扱われていたのですが、今はもうありません。なので、「WDスペシャル」と比較してみると良いでしょう。

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. 石田 より:

    初めまして。
    春から小学生の息子の学習机探しでこちらのサイトに辿り着きました。
    アドバイスいただければ助かりますのでご相談させてください。
    まずリビングか将来的に子供部屋になる現衣装部屋に置くかも悩み中ですが恐らく最初はリビングになるかなと思います。
    だいぶ絞り込んで実物を見た中では無印良品のオーク材かコイズミのレイクウッド、ビーノが気に入っています。
    実物は見れていませんがイトーキのリーモとロウヤというサイトのものも気になっておりますがやはり実物見ずに決めるのは怖いかなと考えています。
    探し初めは相場もよく分からず予算5万円でしたが見ていくうちに10年以上使うことを考えれば少々高くてもと思うようになりました。
    毎日頭の中が学習机のことでいっぱいです。
    どうぞよろしくお願い致します。

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      石田さま

      はじめまして^^

      無印良品の木製デスクオーク材、コイズミファニテックのレイクウッド、ビーノ、イトーキのリーモやロウヤのデスクなどを中心にご検討中ということですね。

      これらに共通するのはナチュラル系の天然木で、上棚はロータイプ。
      リビングに置くにあたり、色味や質感、圧迫感のなさが重要ということでしょうか。

      10年以上使うことを考えれば少々高くても…というのはまさにおっしゃる通りだと思います。
      一方で、上を見たらキリがないし、あれもこれも良いなと思っていたらいつまで経っても決まらないという難しさもありますよね^^;

      今回、候補に挙げられているレイクウッドはおそらくステップアップデスク(組み替え式)ではなくベーシックデスクのことだと思いますが、候補を絞られる上ではこれを中心に考えると良いでしょう。
      デスクライトがセットになっており、コスパが良いことは間違いないからです。

      レイクウッド・ベーシックデスクは家具販売店で82,500円くらい、楽天市場等ネットショップで実質7万円強からです。
      リーモのベーシックタイプも実質的に同じ価格帯で、これらはデザインの好みで選ぶ感じでしょうか。

      それよりも無印良品の木製デスクのほうが安くなりますが、レイクウッドやリーモと比べると価格差なりのクオリティーですよね。

      他方、「上棚は別に要らないかなー」とか「やっぱりリフティングワゴンが良いかな」とおっしゃる場合は予算は上がりがちですがビーノでしょう。

      ロウヤのデスクは私は実物を拝見したことがありません。
      ただ、商品写真を見る限り、価格相応のものにしか見えないというのが正直なところです。

      以上、簡単ではございますが、まず考えを整理するのにお役に立てれば幸いです^^