ウチの長女は家にいる間のほとんどを学習机にセットした「バランスチェア(バランススタディ5064)」の上に座って過ごしています。中学受験のときはともかくとして、それが済んでもそこにずっと座っているところを見ると、いかにその場所がお気に入りかということがよく分かります。
ともあれ、大変なのは彼女を長時間支えているバランススタディです。最初の2年ほどは長男が使っていたものの、あとの4年ほどでぐったりとヘタってしまいました。
写真だと分かりにくいと思いますが、特に座面の奥側がペッタンコになってしまっています。
左が1年使用後の長男のバランススタディ。右が6年強使用の長女のバランススタディです。こうやって比べても分かりにくいものですが、実際に目の前で並べてみるとあきらかにウレタンがヘタっているのが分かります。
バランススタディはモールドウレタンを使っているため、通常の板ウレタンに比べるとかなり長持ちするはずです。ですから普通に勉強のときだけ座っていれば10年くらいは十分もつと思います。
しかし、現実にこれだけヘタっているわけですからもはや交換するよりほかありません。バランススタディ5064専用の座ニークッションを取り寄せて交換することにしました。
※この記事は2017年7月5日時点の情報に基づいています(2023年11月28日一部更新)
専用クッションをお取り寄せ
家具屋で専用クッションを取り寄せても良かったんですが、面倒臭かったのでネットで購入することにしました。ところが、3月にバランススタディの製造元である国新産業の直販ショップ「KOSELIG(コーセリ)楽天市場店」で注文しようと思ったら、なんと閉店してしまっていたのです。
イヤな予感はしてたんですけどね。仕方なく同じく直営の「KOSELIG(コーセリ)本店」で注文することにしました。アマゾンや楽天市場などでは扱っていないからです。
届いた座ニークッションはもっちもちで、とても触り心地が良いです。長女のバランススタディにセットせずにずっと触っていたいくらい気持ちが良いです(笑)
カバーを外すとウレタンがボロボロと…
では早速、交換してまいりましょう。カバーを外すと、劣化したウレタンの粉がボロボロと落ちてきました。
ウレタンの交換自体はとても簡単なんですけど、この粉の掃除で30分くらいを要しました。
新旧のウレタンを比較
座部と膝部のカバーを外したところで、古いウレタンと新しいウレタンを比較してみることにしました。
膝部はそれほどではないものの、座部はかなりヘタっていることが分かります。色もかなり変化していて、まったく別物のようです。
それにしても座部がこれだけヘタるなら、3年くらいで座部と膝部のウレタンをローテーションしても良かったかもしれないですね。というか、あとで古いウレタンを確認したら傷んでいたのは座部の奥側だけで、膝部は交換しなくても良かったと思いました。
古いウレタンを外すのは簡単
古いウレタンを外すのは大変だと思っていました。きっと両面テープや接着剤でベタッと貼り付けられているものだと思っていたからです。
しかし、予想に反してウレタンは上に乗せてあるだけで、座部も膝部も簡単に剥がすことができました。両面テープや接着剤で貼り付けなくても、座部や膝部にハマるように成型されているわけですね。
スケルトン状になったバランススタディに萌え~
カバーもウレタンも外してスケルトン状になったバランススタディです。こんな姿は私も初めて見ました!
コレなんだか「萌え」ませんか?(笑)いやー、このまま飾っておきたいくらいです。
ついでにカバーを洗濯→ドロドロに
「ついでにカバーも買い替えようか?」と長女に聞いたんですけど、別に良いと言われてしまったので、洗濯してそのまま使うことにしました。
想像はしておりましたが、カバーを洗ってみると水がドロドロに!もちろん別にウチの娘が特別汚いわけじゃないですよ(苦笑)以前に我が家のソファーを分解して張地の布を洗ったときも同様にドロドロになりました。普通に使っていれば椅子はこんなに汚れるということですね。ファ○リーズではキレイになりません。
それはともかく、バランススタディのカバーが洗えるというのは改めて素敵だと思いました。また、思いっきり絞っても全く糸が撚れないし、本当に丈夫な布だなーと感心しました。
新しいウレタンを装着して再び萌え~
先ほどのスケルトン状になったバランススタディに新しいウレタンをセットしたら、再び「萌え」てしまいました(笑)
いやコレは何と言ったら良いか…結婚して13年になる妻に純白のウエディングドレスを着せたような気分です(爆)
カバーを装着してウレタンの交換が完了!
最後に、洗濯してキレイになったカバーを装着して、ウレタンの交換が完了です。いや、キレイになりましたー!
しかしコレ、冷静に考えればスゴイことですね。交換用ウレタン2枚で税込4,320円。カバーは全然すり切れていませんから、娘のようなヘビーユーザーでもこれでまた6年くらいは使えるわけです。スチールの脚部は基本的に劣化しませんから、半永久的に使えてしまうというわけですね。コスパ最強じゃないですか!
こんなに素晴らしいバランススタディを作っている国新産業は本当に素晴らしい会社だと思います。それなのに残念なのは、せっかく素晴らしい商品を持っているのに売り方が下手だということです。
冒頭で「KOSELIG(コーセリ)楽天市場店」の閉店について少し触れましたが、これは当然の結果だったと思っています。なぜなら、メーカーとして余力でできる範囲で、既存の得意先に迷惑を掛けないことを第一に運営していることがミエミエだったからです。これではお客さんがついて来てくれるはずがありません。
誤解のないように申し上げておきますが、国新産業はクソがつくほど真面目な会社だと私は思います。だって、ウレタン専用かと思うほどピッタリでキレイなダンボール箱で、封筒に入れた納品書と明細書を添えて送ってくるんですから。このペーパーレスの時代に、そこまで丁寧なことをやる会社は今どき珍しいでしょう(苦笑)基本的にB2Bのスタンスなんだと思いますし、消費者感覚と明らかにズレているように感じます。
バランスチェアと呼ばれる椅子は国新産業以外にもいくつかのメーカーが作っていますが、私はやっぱり国新産業のバランススタディが最強だと思います。でも、実際にはあまり売れていません。それは最終消費者のハートを掴み切れていないから。売り方が下手だからです。
せっかく素晴らしい商品を持っているのにそれを生かしきれていないのは残念です。国新産業にはもっと販売促進に力を入れて、もっともっとたくさんのユーザーを喜ばせてもらいたいと思います。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
収納マン さま
こんにちは。
バランススタディ、凄くパフォーマンスが良いですね。
こっちが良かったかな~と「隣の芝生は青い」状態です(^^
姿勢の悪い自分のために、いつかは購入したいものです。(^^ゞ
タケタケさま
こんにちは♪
いや本当に、今回のウレタンの交換でバランスチェアのことがますます気に入りました^^
交換用のウレタンが用意されている椅子なんて、なかなかないですからね。
ウレタンさえ交換すれば一生使える設計にしているなんて、なんて素晴らしいんだろうと思います。
実際、私はオフィスチェアをだいたい5年おきに買い替えていますから、それと比べるとなおさら実感します^^
娘に勧めのですが、
「変だからヤダ」
と拒否されてしまいました…
良さを話しても、座らせてみても首を縦に振ることはなく新一年生には良さが分からない、諦めました。
今のところ←ポイント
ある程度大きくなったら、また家具屋にて試着?座らせて、良さを実感してくれ~て思っています 笑
まいたけさま
バランスチェアは大人でも違和感を持つくらいなので、なかなかお子さんには伝わらないかもしれませんね。
私自身、ウチの子供たちが嫌がらないことが不思議なくらいですから^^;
バランスチェアでも姿勢を崩して座ることはできますし、どれほど効果が見込めるかは微妙なところです。
お子さんが気に入って座ってくれる椅子を選んでいただければと思います^^
はじめまして。
こちらの記事はバランスチェアジュニアではないですよね?
バランスチェアジュニアの販売がされていないようなので中古で買って新しいクッションを付け替えて使えるかなとかんがえているのですが、ジュニアとはクッションの大きさが違うのでしょうか。
つなさま
はじめまして^^
こちらでウレタンを交換したのは大人用のバランススタディ5064です。
子供用のバランススタディジュニア5064jはウレタンを自分で交換できる構造にはなっていません。
モールドウレタンを使用しているので、家具修理店でも交換は困難だと思います。
ちなみに、大人用と子供用ではウレタンの大きさは違うと思います。
ただ、低学年の子供の体重は軽いので、我が家では姉弟で6年ほど使ってもほとんどへたらず、お譲りした方のお宅でも何年も使ってもらっているそうです^^