私は普段あまりイオンには行きません。でも、たまに行って収納グッズなどをチェックすると、結構魅力的な商品が揃っているんですよねー。食品の品揃えも豊富だし、「さすがイオン!」と唸ってしまいます。
翻って学習机はどうかと言うと、まあハッキリ言ってカスです(苦笑)それでも毎年、「やればできるんです!来年こそは期待!」と思うのですが、まあ見事に期待を裏切られるわけですね。
そんなわけで今年はもう行かなくて良いかなと思っていたくらいなんですけど、それも職務怠慢かなと思いまして、一応、新作デスクを見てきました。
※この記事は2020年11月11日時点の情報に基づいています
2021年度新作「らくらく傾斜学習デスク」
2021年度のイオンの学習机ラインナップはこれまで主力だったはずの組み替え式デスク「できるんデスク」がとうとう廃番となり、その穴を埋めるかたちで新作「らくらく傾斜学習デスク」が投入されました。
つまり、イオンにとっての期待の大型新人というわけですよ。当然、トップバリュブランドを冠しているものと思っていたら、まさかのエイ・アイ・エス製。旅行代理店のエイチ・アイ・エス(HIS)とちゃいますよ。エイ・アイ・エス(AIS)は「A Tech」というブランドで主に組立家具を扱っているメーカーで、大手家具販売店なら大抵扱っています。
まあそんなわけで、表面の質感はそんなに悪くありません。天板はMDF合板のダイレクトプリントですが、UV塗装なのにマットな質感で素人目には天然木に見えるかもしれないというくらいです。なお、製造国はベトナムでございます。
まるでくるくるメカ!
らくらく傾斜学習デスクはその名の通り、傾斜天板が付いた学習机です。そしてその傾斜天板は上写真の専用ハンドルを挿し込んでクルクル回すことで最大20度まで天板を傾けることができます。まるでコクヨのくるくるメカみたいじゃないですか(笑)
なお、その両側には普通に引出しが付いています。また、上棚には2口コンセントに加えてUSBポート付き。しかもタブレット端末もOKな2A(アンペア)対応です。
以上の通り機能的には最新鋭なのですが、デザインは一昔前な感じ。これはもったいないですねー。
傾斜天板デスクの良し悪しについては私は何とも言えません。ただ、カリモク家具は早々に撤退しましたし、オカムラ×かげやま先生ですら苦戦しているように見えます。それを天下のイオンの販売力で普及させることができたらスゴイことです。
でもこれで税別49,800円というのは正直ちょっと高いなーと思います。だって、ニトリの「メルシー」や無印良品の新しい「木製デスク・オーク材」など、天然木のデスクが買えちゃう値段ですからね。
ましてや、イオンの学習机売場は粗大ゴミ置き場みたいな状態です。あの売場で5万円のデスクを買おうと思う人はなかなかいないでしょう。
机がキズだらけだったり、壊れていたり、チラシが散らばっていたり、ゴミが置かれていたり。引出しの中も関係のないものがたくさん詰め込まれていて、とにかく学習机に対して愛がまったく感じられません。正直に言って非常に気分が悪いので、何とかしてもらいたいものですね。
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