2025調査結果!学習机はネット購入大幅増&価格二極化が鮮明に

当ブログは広告を掲載しています。詳細はこちら

先月(2025年5月)まで読者の皆様に学習机の購入に関するアンケートをお願いしておりました。同じ内容のアンケートは2019年度にも実施していたものの、特にコロナ禍以降、購買行動に変化が起きていると感じていたためです。

おかげさまで今回は52名の方にご回答いただきました。あらためて感謝の意をお伝えするとともに、2019年度の調査結果と比較しながら今回の調査結果を皆様にシェアしたいと思います。

今回の調査
【終了】学習机アンケート2025 スポンサーは?予算や購入時期などについて
2025年度を迎えるにあたり、学習机購入者へアンケートをお願いします。購入した学習家具の総額、学習机の金額、祖父母からの出資、購入した店舗、足を運んだ店舗数、購入時期について。
前回の調査
【終了】学習机アンケート(2)スポンサーは?予算や購入時期などについて
学習机購入者へのアンケートの第2弾。購入した学習家具の総額、学習机の金額、祖父母からの出資、購入した店舗、足を運んだ店舗数、購入時期について。

※この記事は2025年6月11日時点の情報に基づいています

学習家具購入総額は二極化

Q1. 学習家具の購入金額総額は? 2019年度と2025年度調査比較

まず、学習机を購入するのとほぼ同時期に購入した家具などの金額総額(税込)について。これは学習机だけでなく、学習椅子、デスクライト、デスクマット、デスクカーペット、収納家具、ベッドなどを含みます。

近年、他のモノやサービスと同様に学習家具も値上がりしています。単純にそれを踏まえれば、総額も膨らんでいるはずです。一方で、他のモノやサービスが値上がりしているからこそ、生活防衛の一環で学習家具の支出が抑えられている可能性もあります。

今回の調査では、総額9万円以上の比率は2019年度とほぼ変わらずでした(68%)。一方で、8万円台が大きく減り、7万円台と6万円台が倍増しています。値上げを反映しつつ、二極化が進んだと言えそうです。

学習机単体も二極化が鮮明に

Q2. 学習机の購入金額は? 2019年度と2025年度調査比較

次に、学習机の購入金額(税込)について。これは椅子やセット品以外の書棚を除きます。学習机以外に椅子やデスクライトなどを購入していない場合は先ほどと同じ金額で回答していただいています。

今回の調査では8万円以上については2019年度とほとんど変わりなく、約半数を占めています(54%)。一方で、7万円台と6万円台が半分程度になり、5万円以下が増加しています(32%)。二極化の傾向がより鮮明になっていると言えるでしょう。

祖父母からの出資は減少傾向

Q3. 祖父母からの出資はどれくらい? 2019年度と2025年度調査比較

学習机購入にあたり、祖父母からの出資はどれくらいだったでしょうか。これについては、先のQ2の金額(学習机単品)に対する割合でご回答いただいています。

2019年度は祖父母から半額以上の出資を得ていた方が半数近くを占めていましたが、2025年度は減少しています(38%)。生活費の上昇でおじいちゃんおばあちゃんも大変。コロナ禍を経て実家に帰省することが少なくなったという影響もあるのかもしれません。

一方で、実家に頼ると逆に面倒なことが増えるという聡明な判断もあるのでしょう。いずれにせよ、親に頼らず自分たちで対処するというのは立派なことだと思います。

ネットでの購入が倍増

Q4. 学習机をどこで買いましたか? 2019年度と2025年度調査比較

今回、私が特に知りたかったのがコレです。学習机をどこで購入したかという質問ですが、2019年度は21%に過ぎなかったネットショップでの購入が、2025年度は49%に2倍以上も増えています。実に約半数の方がリアル家具店ではなくネットショップで購入していることが明らかになったわけです。

家具店に行かない人が大幅増

Q5. 足を運んだ家具店の店舗数は? 2019年度と2025年度調査比較

かと言って、ショールーミング、つまり店頭で見てネットで買っているというわけでもなさそうです。家具店には足を運んでいない方は2019年度の3%から2025年度は20%に3倍近くも増えています。また、3店舗以上回った方は64%から28%に半分以下に減少しています。

これについては、ネットショップの商品ページの情報が充実してきた影響が考えられます。また、イトーキやオカムラのようにオンライン販売に移行したことや、リアル家具店では扱っていない低価格の学習机が目につくことが増えたのも理由のひとつでしょう。

小学校入学前年の購入が減少

Q6. 学習机の購入時期は? 2019年度と2025年度調査比較

最後に、学習机の購入時期について。これは一番上のお子さんについて回答してもらっています。

個人的に少し意外だったのですが、小学校入学式直前(1~3月)の購入は2019年度と大きくは変わらず約3割で最大のボリュームゾーンとなっています。一方で、入学前の12月までの購入は減少し、小学校1年生以降に購入するケースが増加しています。

以前は1%に過ぎなかった中学生になってからの購入が10%に増えているのも興味深いですね。今後もこの傾向は強まっていくのでしょうか。

以上の通り、2019年度実施分と対比させるかたちで、2025年度の学習机購入に関するアンケート調査結果を報告させていただきました。

金額については値上げの影響を受けながらも、やはり二極化が進んでいるようです。ただ、個人的にはイトーキの「ジョイカラー」、一生紀の「リフレ」、かぐわん(トロフ)の「ウリエル」など、6万円台でもよく売れている学習机は多いと感じています。もっとも、それらについてはセール時にもっとお得に購入された可能性も考えられます。

あとはやっぱり、家具店にまったく足を運ばない方が増えているというのは衝撃的でしたね。それでも1~2店舗は行ったという方が全体の半数以上いらっしゃったのは、私としては少しホッとしたところです。特に引出しの開閉のスムーズさや椅子に座った感じなどは実際に体験しないと分からないものですから、是非一度は家具店を訪問していただければと思います。

最後になりますが、今回のアンケートにご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。この貴重なデータはメーカーや販売店はもちろん、これから学習家具を揃える予定の後輩ママ&パパにとってとても有意義なものになると思います。重ね重ね感謝申し上げます。

関連記事

100人以上のアンケート回答で分かった「理想の学習机」のかたち
100人以上の方にアンケートにご回答いただいた結果、「理想の学習机」が明らかになりました。天板サイズは100×60cmでOK。書棚はデスクとお揃いである必要はナシ。ただ、上棚やワゴンについてはその有無や仕様について、それぞれ4パターンくらいのニーズがあると言えそうです。
100人に聞きました!学習机購入のお金とタイミングのリアルが明らかに
学習机の購入に関するアンケートの第2弾について、100人以上の方にご回答いただきました。気になる学習机の相場は、半数以上が平均購入価格帯を上回る8万円以上の学習机を購入、祖父母からの援助の有無は半々という結果になるなど、購入のタイミングやお金のリアルが伝わってきます。
学習机購入者100人に聞きました!8割以上が「買って良かった」と回答
ちょうど1年ほど前に開始した学習机の購入に関するアンケートの第1弾の回答が100人を突破したので、途中結果を集計してみました。置き場所は子供部屋とリビングダイニング周辺がほぼ拮抗、上棚付き&組み替え式が人気のスタイルとなりました。
高校生の7割以上が自分の部屋に机と椅子とベッド等があるという調査結果
LINEリサーチによるイマドキJKDKの”自分の部屋”に関する調査の結果を紹介します。ザッと7割以上が自分の部屋に机とベッドや布団があって、半数ほどが自分の部屋で勉強をして、同じく6時間以上を自分の部屋で過ごすという高校生のリアルが見て取れます。
この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

収納マン(芝谷 浩)をフォローする
学習机の選び方
スポンサーリンク

コメント 皆様からご質問・ご意見など

【PR】この広告は1日に1回だけ表示されます

収納マン
収納マン

再びBenQの「MindDuo2」がamazonで欠品。でも今回は今のところ楽天市場に在庫があります。ご検討中の方はお急ぎください。高価ですが各種センサーが秀逸で最強のスタンド式デスクライトと言って差し支えないと思います。