ニトリの学習デスク人気ランキング!意外やメルシー&リビオはほぼ圏外

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自分では若いつもりでも、人間は歳を取っていくものです。長女の小学校入学に合わせて学習机のことをブログに書き始めてから、早くも11年が経ちました。ともすれば、同じ子供を持つ親として共感できる立場から、孫のために机を買ってやろうかと思う人に近い立場になりつつあります(苦笑)

その間、学習机市場も随分と変わりました。私の中では、ニトリの学習机と言えば「くみあわせですくデラックス」。そして、近年はむしろ天然木の「メルシー」が人気だという認識でした。しかし、その認識は既に実際とは大きく乖離していたのですね。

ニトリネットでは学習机だけでなく様々な取扱商品のジャンル別人気売れ筋ランキングを随時更新しています。しかしながら、あまりにも変動が激しいうえに、学習机は在庫がなくなるとランキングから突然消えることもあります。

そこで、私なりにこの1年間、ザクッと独自に集計してみました。今回はその結果を公表したいと思います。

※価格および仕様はすべて2022/03/09現在

たとえばメルシーには平机、ロータイプデスク、くみあわせですくがありますが、チェック時点で上位のものを今回のランキングに反映しています。

 

ニトリの学習デスク人気ランキング

ニトリの学習デスク人気ランキング

【1位】デニッシュ

直近1年間を通じてもっとも首位を独占していたのはシステムベッド「デニッシュ」です。

ぶっちゃけ、私としてはキャスター付きの机というのは認めがたいところがあります。また、こういうベッド付きのデスクはのちのち部屋のレイアウトを変えようと思っても難しいんです。しかしながら、ベッドも収納もデスクライトも合わせて8万円でお釣りがくるというのは、多くのお宅にとって魅力的なのでしょう。

【2位】レトアーデ

「レトアーデ」はドライバー不要で組み立てOK、しかも2万円を切るということで、今年に入ってから前述のデニッシュと首位を争う人気となっています。

昨年までは「キンダー」という定番のU3万円デスクがありまして、レトアーデはその後継と見られます。キンダーは横揺れが酷かったことを考えると、ドライバー不要でもあまり横揺れしないというのは立派ではあります。

【3位】PLABO N

「PLABO N」はたぶんオーク突板のシンプルな4本脚のデスクで、コイズミファニテックの「ビーノ」やカリモク家具の「ユーティリティプラス」に似たコンセプトが支持されているのでしょう。また、学習用だけでなく在宅ワーク用や家事用としても売れていると思われます。

個人的には、これはアリだと思いますね。

【4位】シトラス87

「シトラス87」はほぼIKEA(イケア)の「ミッケ」と言えるデスクです。価格はニトリのほうが一回り小さいことを考えると割高ですが、逆にコンパクトなほうが良いという方もいらっしゃるかもしれません。また、ニトリのほうが近くて便利で安心と考える人も少なくないのでしょう。

【5位】ピット

「ピット」はレトアーデと同じ税込19,900円でサイズもほぼ同等となっています。違うのは主に上棚とワゴンで、基本的には好みで選ぶ感じでしょうか。

【6位】リビオ

「くみあわせですくデラックス」の後継モデルと位置付けられる「リビオ」は、上位3位はおろか、上位5位にも入りませんでした。

しかしながら、システムベッドのデニッシュを除く2~5位はすべて1~2万円のデスクばかり。5万円以上もするリビオは多くの消費者にとって「高すぎる!」と言われる価格帯なのでしょう。そう考えると、ニトリが学習机に力を入れなくなった理由がよく分かります。

【7位】メルシー

「メルシー」もリビオ同様に、ニトリではプレミアムゾーンなのでしょうね。また、平机単品で見てもより価格が安くてコンパクトな、後発のPLABOに人気を奪われてしまったのだと思います。もしくは、無印良品のオーク無垢のデスクにお客を奪われてしまった可能性も否定できないでしょう。

 

ニトリには他にもオリジナルのデスクがたくさんあるのですが、8位以下は混戦すぎるので割愛します。

デニッシュのデスクを含め、ニトリで人気上位となっているデスクはいずれも1~2万円ばかりという事実に1年前に気付いたときは愕然としました。「これは何かの間違いではないか?」と思いながら1年間ウォッチしてみて、ようやく現実を受け入れる覚悟ができた次第です。

ただ、冷静に考えると、消費者が学習机に求めるものがこの数年で大きく変わったのだとも思います。収納力や学習に最適な仕様ということよりも、リビングダイニングなどに置いても収まりが良く、大人が使っても違和感のないものに人気がシフトしているということでしょう。ついでに言うと、ずっと使えるような高品質なものなど求めていないわけです。

しかしながら、世の中の多くのモノがそうであるように、学習机も二極化しています。ニトリでは1~2万円のデスクが人気を博す一方で、カリモク家具や浜本工芸の高級デスクは特に売上を落とす気配はありません。中価格帯が草刈り場になっているという状況です。

ともあれ、今回のランキングを念頭に置きながら、今後も消費者のニーズに適う情報を提供して参りたいと思います。

 

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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. やっさん より:

    ニトリが近くにあるのですが、最近は展示品ほとんどないようで、皆様ネットで現物を見ないで購入されるのでしょうか?

    この春から中二になる息子へ初めて買うなら、どちらのデスクとチェアがおすすめでしょうか?

    ニトリはじめ、お手頃価格希望です。

    • 収納マン より:

      やっさんさま

      はじめまして^^

      そう言われれば、「リビオSE N」が発売されたときも、まだ店頭に並んでいない時期に売上上位に並んでいましたね。
      ネット専売となったイトーキの学習机も思いのほかよく売れているようですし、特にコロナ禍以降、店頭に足を運ぶことなく購入に至る方は珍しくないのかもしれません。

      今春から中学2年生の息子さんなら、来年は本格的に高校受験が控えているわけですね。
      そうでなくとも、一般的には体格が大きくなり、広い机上面と十分な収納量が求められるところでしょう。

      しかしながら、好みは人それぞれです。
      部屋の広さと申しますか、置ける場所というのも各ご家庭で違います。

      なので、「中二」「息子」「価格帯はニトリ」という3条件だけでオススメを挙げるのは無理です(苦笑)
      せめて設置場所、希望のサイズ、色、材質、好みの椅子の形状(肘掛けの有無など)を教えていただけると幸いです。