皆様お待ちかね。コイズミファニテックの2025年度学習家具カタログがようやく公開されました。今年度から紙カタログは廃止となり、デジタル版のみとなっています。
新作デスクについては既報の通り。なので、今回は主に価格について見てみたいと思います。
※この記事は2024年10月2日時点の情報に基づいています
2025年度は値上げ多数ですが…
品目 | 商品名 | 値上げ率 |
---|---|---|
ステップアップデスクM | ミニマル | 0~12.5% |
リシェット | 6.7~13.3% | |
セレクトデスク | ビーノ | 0~9.1% |
ファリス | 0~7.4% | |
ルトラ | 0~12.5% | |
ブロスト | 0~11.1% | |
ワイズ | 0~8.3% | |
ステップアップデスクL | WDスペシャル | 6.8% |
ステップアップデスク | CDファースト | 0.8% |
ベッド | ペグ | 0~9.4% |
コットコンポ | 5.7~17.6% | |
ビルトコンポ | 5.6~9.9% | |
その他 | デスクチェア | 0~15.8% |
デスクマット | 8.2% | |
デスクカーペット | 17.3% |
上表の通り、2025年度のコイズミファニテックの学習家具は多くの商品が値上げとなっています。最大で20%近くという数字だけを見ると、「あーやだやだ。何でも値上げだねー。」と思われるかもしれません。しかし、事情をよく知れば「値上げもやむなし」と思われる方もいらっしゃることでしょう。
2024年度は値下げもあった
まず、昨年度は基本的に価格は据え置かれており、逆に2023年度に比べて値下げされるものもあったんです。つまり、毎年続けて値上げしていたわけではなく、久しぶりの値上げなのです。
2024年度に値下げされた商品のうち、今回「ワイズ」は少し価格がアップしていますが、それでも2023年度(12月以降)よりも安いです。また、「ブロスト」はデスク本体が同様に安くなっています。
価格据え置きも多数
上表を見ると、値上げが「0~」となっている商品が多いことに気付くと思います。つまり、同じシリーズの商品でもアイテムによっては価格が据え置かれているものも少なくないのです。
ちなみに、値上げの理由は様々考えられますが、今回は売れ筋のアイテムは抑えつつ、販売数を増やすのが難しいアイテムが値上げされているように見えます。より具体的には、デスク本体は据え置きも少なくなく、ワゴンや上棚が値上げされる傾向が強いです。
なお、上表はあくまで値上げがあった商品だけをピックアップしたものです。CDコンパクト、レイクウッド、オルレア、デコプリ、ウォルビー、ネスティス、アルテージ、そしてデスクライトについては、価格据え置きです。安心してお買い求めください。
CDファーストは1100円の値上げ
コイズミファニテックの主力商品のひとつである「CDファースト」(上写真)は税込1,100円の値上げとなっています。税込144,100円が同145,200円に0.8%のアップです。
売価にしたら税込800~900円くらい。卸値だと…そこはさすがに言えませんが(苦笑)、まあ普通なら見送っても良いくらいの微々たる金額です。それでも値上げせざるを得なかったほど、今回はコイズミファニテックにとって苦渋の決断だったんだろうと思います。
コイズミファニテックに限らず、どの業界のメーカーでも販売店でも同じだと思いますが、税金や社会保障費みたいに簡単に値上げできないんです。
コトアなどが廃番に
既報の通り、2025年度は電動昇降デスクの「ファミオ」と「レノス」、幼児から使える「ムップ」が新商品として登場しました。その一方で、「コトア」(上写真)、「アルフ」、それとマルチラック(旧・Sラック)が廃番となっています。
いずれも魅力的な商品だったんですけどねー。残念です。
以上、今回はほぼ値上げの話だけですいません。でも、慌てることはないですよ。コイズミファニテックのカタログは10月1日に公開されたばかりですが、値上げは既に7月1日から実施されています。今回はカタログが発行されたことで、ようやく全て公開できる状態になっただけです。
一方で、まだ2025年度版の「CDコンパクト」は未入荷の店舗が多く、2024年度版の商品が在庫限りで販売されています。価格は据え置きですが、実は2024年度版はワゴンのリフティング機能あり、2025年度版はなしということで、旧仕様のほうがお買い得です。ご検討中の方はお急ぎください。
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