ランドセルがそうであるように、学習机も男子より女子のほうがこだわりが強い傾向があります。近年はジェンダーレスなナチュラル系のデスクが選ばれることも増えているものの、なんだかんだ言ってホワイト系のデスクが人気です。
ホワイト系と言えばコイズミファニテックの「デコプリ」やイトーキの「ジュエルキュート」が定番です。しかし、そこまでホワイトなのは近い将来を考えたときにどうなのかしらという不安があったり、ちょっと好みと違うと言われることがあります。
そんなときに絶大な支持を得ているのがイトーキの「カモミール」。シルバニアファミリーの世界観を彷彿とさせるフレンチカントリー風のキュートなデスクです。
※この記事は2024年5月11日時点の情報に基づいています(2024年11月8日一部更新)
イトーキ・カモミール ベーシックデスク
ラインナップ
商品名 | サイズ W×D×H(mm) | 税込価格 | カラー | 品番 | |
---|---|---|---|---|---|
カモミール・ ベーシックタイプ |
1000×600×1240 | 84,900円 | ナチュラルホワイト | GC-F42 | |
ハーブグリーン | GC-F42G | ||||
フラワーピンク | GC-F42P | ||||
ナチュラルホワイト | GC-F52 | ||||
ハーブグリーン | GC-F52G |
特徴・人気の秘密
カモミールが人気なのは何と言ってもそのデザインでしょう。母子ともに共感できる可愛らしいデザイン。しかも、中高生になっても使えそうな落ち着いた雰囲気で安心感があります。あえて節などを採り入れたバーチ無垢の天板も良い味を出しています。
もちろん、機能的にも良くできています。天板サイズは100×60cmで十分。上棚の棚板は高さ調節ができるので、机上面を広々確保しやすいだけでなく、本などを上下2段に収納可能です。
デスク本体とワゴン最下段の引出しはフルスライドレール採用でガッチリ。ワゴンの引出しはA3サイズ対応のロングサイズで収納量が多いだけでなく、最上段は浅め、2段目は中深というところも使い勝手が良いと思います。また、デスク本体の引出しには使いやすいお片付け専用トレーが付属します。
カモミールは元々ホワイト色の天板でした
もともとカモミールの天板はバーチ突板でホワイト系でした。2012年度にフリーワンタイプ(組み替え式デスク)が登場、2013年度に数量限定でバーチ無垢仕様の「Camomille rustic(カモミール・ラスティック)」が発売され、それが現在のカモミールとなっています。ちなみに、2016年度には天板がダークブラウン系の「Camomille Luxury(カモミール・ラグジュアリー)」が発売されています。
関連商品
ユニットデスク(GC-S52)
2024年度からデスク奥行と同じ幅の書棚をセットした「ユニットデスク(GC-S52)」が販売されています。こちらの書棚は上写真のようにデスクの片脚を外して連結することも、連結せずにデスクと並列で並べて使うこともできます。ベーシックデスクよりも机上面が広く使えるだけでなく、少し価格が手頃なのも魅力です。
フリーワンタイプタイプ(GCH-F32Z)
ベーシックデスクやユニットデスクよりも収納量が多い「フリーワンタイプタイプ」(組み替え式デスク)もあります。こちらはナチュラルホワイト(GCH-F32Z)とハーブグリーン(GCH-F32GZ)の2色が用意されています。
よく比較検討されるデスク
コイズミファニテック・オルレア
カモミールは島忠ホームズの一部店舗でしか扱われていないため、雰囲気の似ているコイズミファニテックの「オルレア」を検討される方もいるかもしれません。ただし、現在のオルレアはベーシックデスクがなく、ステップアップデスク(組み替え式デスク)のみとなっています。
ニトリ・ユニットデスクSC23
ニトリにもカモミールに似た「ユニットデスクSC23」(旧・シナモ)という商品があります。ただ、デスクライトとコンセント付いているとは言え、奥行が55cmしかなく、仕様もショボいので、同じ値段を出すなら普通はカモミールのユニットデスクを買うでしょう。
ヒカリサンデスク・Lビスコット
ヒカリサンデスクの「Lビスコット」は幅が105cmでカモミールより広いです。高さもありそうに見えますが、これはカモミールとほとんど変わらず、逆にワゴンの奥行は短いです。カモミールよりもビスコットのほうが安ければ検討の余地があるかもしれませんが、残念ながらビスコットのほうが高いです。
一生紀・シャンテ
一生紀の「シャンテ」はシンプルなカモミールという雰囲気ですが、あまりオススメできません。天板の奥行が50cmしかないのに上棚を乗せると天板面が狭くなります。ワゴンは引出しが2杯しかなく、上段のスライドレールはローラー式。おまけに引出内部材は樹脂フィルム貼りです。
これで3点セットが約5.5万円ですから、価格は高くてもカモミールのほうが遥かにコスパが良いと思います。
大商産業・LPC-830
大商産業(金次郎デスク)の「LPC-830」はカモミールよりもシックな雰囲気のベーシックデスクです。天板は軟らかいパイン無垢なのでキズが気になるかもしれません。3Dデスク(組み替え式デスク)の「LUP-830」もあります。
大商産業・LPR-550
大商産業の「スタンダードデスクLPR-550」のほうがシンプルで良いという声もあるかもしれません。ホワイトウォッシュ(WW)色のみ天板はラバーウッド無垢です。なお、同じデザインで3Dデスク(LUR-550)やコンパクトデスク(SPR-550)もあります。
イトーキ・ジュエルキュート
イトーキの「ジュエルキュート」はカモミールとは雰囲気が異なりますが、同じイトーキの中国製のデスクなのに2万円以上も安いのは魅力です。これは天板が天然木ではなくMDF合板でコストを抑えられているところが大きいでしょう。
ニトリ・メルシーQ
さすがにジュエルキュートでは子供っぽいと感じる場合はニトリの「スタンダードデスク・メルシーQ」あたりが良いかもしれません。天然木突板の天板、デスクライトとコンセント付きで、税込59,990円とお手頃です。
ただし、カモミール・ベーシックデスクがセール時に20%引きクーポンを使って税込67,920円で買えるなら、カモミールのほうが良いと思います。配送料は無料ですし、天板の奥行も広いですし、天板はバーチ無垢ですし、デスク本体引出しはフルスライドレールですし、ワゴンの幅も奥行も大きいですし、すべてにおいてカモミールのほうが上だからです。
以上の通り、カモミールの魅力や特徴とともに比較検討されることが多いデスクを紹介しました。
ただ、実際のところ、カモミールは他の学習机と比較されることはほとんどないと思います。オルレアのベーシックデスクがなくなったということもありますが、カモミールのデザインは唯一無二だからです。このかわいらしさにハマってしまえば、他はもう目に入らなくなるでしょう。
カモミールのベーシックデスクはワゴン天板がバーチ無垢ではなくなってしまったGC-F52型が控えています。現行のGC-F42型が在庫処分価格で販売される可能性も高いので、カモミールの購入を検討されている方はセール情報などをチェックしておいてください。
コメント 皆様からご質問・ご意見など