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イトーキは2020年度も学習机の販売を継続!デジタル時代の購買行動の変化に対応

イトーキ「QNORQ(クノーク)」ランドセル展示会@大阪

イトーキの展示会に行ってきました。と言っても、学習机ではなくランドセルの展示会。家具販売店向けの商談会ではなく、一般ユーザー向けの展示会です。

2019年度の最後のほうから、「イトーキが学習机から撤退する」というウワサがありました。そして、2020年度の新作デスク発表会シーズン前になると、「2020年度のイトーキは発表会の開催もカタログの発行も中止」という話が耳に入ってきました。

「まさかイトーキが学習机市場から撤退!?」と危機感を抱き、接点を求めてランドセルの展示会に申し込んだのでした。

 

イトーキの学習机はEC販売中心に

大阪市のメインストリートのひとつ、堺筋沿いにあるイトーキ大阪ショールーム1階の特設会場に入ると、そこにはカモミール(上写真)などを開発されたFさんがいました。これはラッキー!学習机の話が聞けるということで、しっかりとお話をうかがって参りました。

皆さん気になるところだと思うので結論から申しますと、イトーキが学習机市場から撤退ということはないそうです。ただし、デジタル時代の購買行動の変化に対応するとのことで、一部の大手家具販売店を除いて店頭からは姿を消すことになります。

そして、主戦場はEC販売に。カモミール、リーモ、ウットフォーク、スクリプトなどの主力商品については在庫処分ではなく、これからも引き続き生産をするということです。

また、これまで販売した学習机の保証(最長3年間)ももちろんするということ。このあたりは天下のイトーキですからまず心配はないと思っておりましたが、直接うかがうことでより安心することができました。



イトーキ「QNORQ(クノーク)」

イトーキ・クノーク・Jolie Fille(ジョリフィーユ)

せっかくランドセルの展示会に来たので、イトーキの自信作を拝見しましょう。

イトーキはこれまでも公式オンラインショップでランドセルを販売しており、十分な実績がありました。ただ、それだけでは競争力に不安があるので、Fさんが中心になってオリジナルのランドセルを開発したということです。Fさんってば、本当に何でも作れるんですね(笑)

アンティークがモチーフ

イトーキ・クノーク・Jolie Fille(ジョリフィーユ)

オリジナルブランドである「QNORQ(クノーク)」は「記憶の奥」という意味の造語だそう。至るところに既視感のあるアンティークっぽさが盛り込まれています。

女の子向けの「Jolie Fille(ジョリフィーユ)」では、鍵をモチーフにしたファスナーなどオリジナルの金具が随所に使われています。また、刺繍もかなり凝っていて、とても初めてランドセルをデザインしたとは思えないほどディテールにこだわっています。

野球のボールをモチーフにした刺繍

イトーキ・クノーク・BRICKWAY(ブリックウェイ)

男の子向けの「BRICKWAY(ブリックウェイ)」の側面には、野球のボールをモチーフにした刺繍が入っています。ネイビーブルーはデニムみたいでカッコイイですね。

背中に当たる部分が黒!

イトーキ・クノーク・BRICKWAY(ブリックウェイ)

ブリックウェイでユニークなところのひとつが、背中に当たる部分が普通は白が多いところ、黒になっているということです。どうして普通は白なんだろうと思ったら、Fさんによると牛皮革で作っていた頃の名残だそうです。

フラットなデザインのカブセ

イトーキ・クノーク・BRICKWAY(ブリックウェイ)

ブリックウェイが常識を打ち破っているところは他にもあります。一般的にランドセルのカブセの両端は厚みをつけていることが多いのですが、ブリックウェイは敢えてフラットな感じにしています。そうすることで、シャープな印象に仕上がっているわけですね。

敢えて時間割表より個性を主張

イトーキ・クノーク・BRICKWAY(ブリックウェイ)

今度はカブセの裏側を見ると、個性的なデザインに仕上がっていることが分かります。普通ならここは時間割表を入れる透明の袋が縫い付けられるところですが、最近は時間割がランダムに決まることが増えていて、時間割表を入れる必要がないという声も多くなっていることから、それよりもデザイン性を重視したということです。

国産で基本機能もシッカリ

イトーキ・クノーク・Jolie Fille(ジョリフィーユ)

ジョリフィーユも同様の感じで、やさしい色合いのボタニカルデザインを採用しています。

そのほか、背中側の面の側方への出っ張りをなくして腕が擦れないようにしたり、箱が潰れにくいように芯に補強を入れたり、基本機能はシッカリと作られています。このあたりは国内の大手ランドセル工場で作られているので安心できると思います。

 

国産ランドセルラックも登場

ジョリフィーユ・ランドセルラック

イトーキ・ジョリフィーユ・ランドセルラック

クノークに合わせたランドセルラックも登場しています。ジョリフィーユのランドセルラックはフレンチシャビーを取り入れたデザインで、子供を持つイトーキ女子社員の意見を聞いて開発したとのこと。

国産でシッカリとしており、見た目も普通にリビングダイニングに置いて違和感のない感じに仕上がっています。姉妹でランドセルを2つ並べることができるゆったりサイズです。

棚板は斜めにセット可能

イトーキ・ジョリフィーユ・ランドセルラック

最下段の棚板は斜めにセット可能です。そうすることで、ランドセルの中身の出し入れを楽にすることができるわけですね。

どうして最下段かというと、小学校入学時は天板上に重たいランドセルを持ち上げるのが難しいから。ちなみに、棚板は水平に取り付けることもできます。

ブリックウェイ・ランドセルラック

イトーキ・ブリックウェイ・ランドセルラック

ブリックウェイのランドセルラックもあります。ジョリフィーユのランドセルラック同様に、主材はパイン無垢とプリント紙。ですが、安っぽさはまったく感じられません。

引出しもシッカリ箱組み構造

イトーキ・ブリックウェイ・ランドセルラック

国産だから必ずしもシッカリしているということではないですが、こちらのランドセルラックは引出しもシッカリしています。箱組み(四方囲い)構造で、金属製のスライドレールなしでも開閉がスムーズです。

価格はちょっと高いですけど、シンプルな構造で長く使えることを考えると、その価値は十分あると思います。

 

クノークのランドセルは数量限定で、初年度ということもあってかなり生産数を抑えているそうです。なので、気になった方は急いでご注文ください。

また、今後は単純に量を捌くことを考えているのではなく、もっとラインナップを増やしていきたいということです。現在は実物を見れる機会が少ないので、もっとラインナップを増やして、できれば学習机も一緒に見てもらえる機会を増やしていきたいとおっしゃっていました。

そうなったらありがたいですねー。学習机のパイオニアであるイトーキが、学習机選びの新しいかたちを示してくれることを楽しみにしています!

 

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【保存版】イトーキの学習机の特徴(最終更新2018年12月)
イトーキの会社概要に始まり、学習机のラインナップと特徴についてまとめています。イトーキは現在、カモミール、リーモ、ウットフォーク、スクリプトの4本柱となっています。ただ、いずれも強力なライバルが立ちはだかっているので、かなり厳しい状況です。

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