間違って後悔しないために!メジャーな定番「バランスチェア」7脚を比較

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バランスチェア主要7脚比較

我が家は娘が大学受験の際に回転チェアに買い変えたため、最近はこちらでバランスチェアに触れることが少なくなりました。しかしながら、私としてはバランスチェアをオススメする気持ちに変わりはありません。

バランスチェアはちゃんと意識すれば姿勢良く座ることができます。子供が後ろにもたれ掛かってそのまま「バターン!」と倒してしまうこともありません。圧迫感が少なくて良いですし、椅子を引かなくても座れるというのもメリットです。

バランスチェアは各社から発売されており、amazonや楽天市場などで探すとたくさんの商品がヒットします。どれを選べば良いのか分からないことが多いと思うので、間違って購入して後悔することになるのは避けたいところでしょう。そこで、今回は有名どころを7脚セレクトして比較したいと思います。

※この記事は2022年10月29日時点の情報に基づいています(2025年2月23日一部更新)

「バランスチェア」はEMSで腹筋を鍛える「シックスパッド」などでお馴染みの(株)MTGの登録商標です。しかしながら、MTGの出願は2012年。balans(R)は1976年に発売されて以降、バランスチェアという名称は広く使われています。日本でも2000年頃には既にHAG(ホーグ)のバランスチェアはメジャーでした。

國新産業・バランス(R)チェア

國新産業 balans(R)chair(バランスチェア)
筑波産商(ツクバサンショウ)
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まずは我が家でも使っていた國新産業の「バランス(R)チェア」(旧・バランス(R)スタディ5064)。以前はHAG(ホーグ)のブランドで販売されていました。一番メジャーなはずなのに最近は目立たなくなってしまっていますが、もっとも間違いない商品だと思います。

モールドウレタンを使用しているため座り心地が良く、耐久性が高いうえに、ヘタってくれば交換も可能。カバーもシッカリしており、洗濯も交換もできます。スチール製で丈夫なうえに、比較的軽くて移動しやすいのもメリットです。

ただし、子供用のバランススタディジュニアが廃番になってしまったので、身長が130cm以上にならないと使えません。小学校中学年以降、もしくは大人用ということですね。

國新産業のバランス(R)チェアは筑波産商が販売店に卸しているためamazonでのブランド名はそのようになっています。偽物ではありません。

バランスラボ・バランス イージー

バランスラボ(旧・サカモトハウス)の「バランス イージー」は木製で見た目が美しいのが最大の特徴と言えるでしょうか。個人的には座り心地がちょっと硬いように感じます。

以前はこちらのタイプで子供から大人まで対応ということでしたが、膝置きの高さ調整だけで済ますのは無理があります。そこで2017年から大人用の「ショートフレーム」が発売されています。

幅が53cmと広く、一般的な木製学習椅子と比べると大きいので、100cm幅のデスクの内側にワゴンをセットする場合は収まらない可能性があります。

ヴァリエール・バリアブル

Varier(ヴァリエール)はノルウェー発祥のStokke(ストッケ)のバランスチェア部門が独立した会社です。バランスチェア専門の会社のためラインナップが豊富ですが、もっともメジャーなのは「VARIABLE(バリアブル)」でしょう。

バリアブルはロッキングチェアのようにゆらゆらと揺れるので、同じ姿勢を取り続けて体に負担を掛ける心配を減らしてくれます。また、独特の形状によって他のバランスチェアのように椅子を跨いで座る必要がありません。

それにしても、ストッケが2013年に韓国資本になっていたとは知りませんでしたー。

宮武製作所・プロポーションチェア

宮武製作所の「プロポーションチェアCH-88W」はamazonでベストセラー1位になるなど、ある意味でもっともメジャーなバランスチェアです。しかしながら、ウレタンは柔らかく、生地もチープです。家具販売店で展示品が壊れているのを何度か見たので、耐久性は低いように思います。値段相応なのではないでしょうか。

大商産業・スタイルチェア

大商産業(金次郎デスク)の「スタイルチェアBC-101」は前述のプロポーションチェアよりもシッカリしていると個人的には思います。現在、家具販売店の学習机売場でもっともメジャーなバランスチェアではないでしょうか。

こちらは高さ4段階調節ですが、無段階調節の「NewスタイルチェアBC-111」もあります。

ニトリ・バランスチェアJB23

ここ数年、ニトリでもバランスチェアは扱われています。昨年までは先ほど少し触れた大商産業の「NewスタイルチェアBC-111」とまったく同じ「北欧風スタイルチェア」が主に扱われていましたが、現在は「バランスチェアJB23」に切り替えられているようです。

一言で言うと、最悪な座り心地です(苦笑)ガス圧で座面高を調節できるのは便利ですけど、大人でも子供でも座面および膝置きの角度が合う人はいないんじゃないでしょうか。

パスカルジャパン・ニーリングチェア

私は以前にこれに似たバックボーンチェアなるものを使っていました。前述したニトリのJB23と同様にガス圧で無段階調節できるのは合理的なのですが、高さと同時に座面と膝置きの角度も変わってしまうことに問題があると感じていました。また、バックボーンチェアは背もたれ付きで良さそうに思えたものの、座面を上げると背もたれが背中を押してしまって邪魔でした。

その点、パスカルジャパン(PJC)の「ニーリングチェアG07なら座面を少し傾けることができるので、座り心地を調整しやすいように思います。背もたれも最初から付いていません。ただし、意図せず座面が傾くこともあるようで、座り方にはちょっとコツが必要と思われます。

結局どれがオススメ?

商品画像メーカー商品名税込価格対象
國新産業バランスチェア28,586円~大人
ヴァリエールバリアブル67,650円~大人
バランスラボバランスイージー48,290円子供

※順不同 ※価格は2025/02/23現在

以上、7脚のバランスチェアを紹介しましたが、結局どれを選ぶのが良いでしょうか。

まず大人用であれば國新産業のバランス(R)チェア、それよりも予算が潤沢で、木製が良いとかユラユラ揺れるほうが姿勢が固まらなくて良いと考える場合はヴァリエールのバリアブルがよろしいかと思います。

子供用では予算を抑えたいところだと思いますが、高さ調節タイプは座面と膝置きの角度が急こう配すぎると感じると感じるものがほとんどです。子供専用なら現状はバランスラボのバランスイージー一択でしょう。

基本的にバランスチェアはそれに座りさえすれば姿勢が良くなるというものではないと私は考えています。しかしながら、ちゃんと意識して座れば、また少しずつ体を慣れさせていけば、姿勢を良くすることが十分に期待できるものです。冒頭でも述べた通り、椅子を倒す心配がない、圧迫感がない、椅子を引かなくても良いといったメリットもあります。

ただ、バランスチェアに限らず、椅子の座り心地というのは個人差が大きいです。後悔しないためには、できるだけ店頭でお試しいただいたうえで購入されることをオススメします。

バランスラボ公式サイト

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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