今年もナフコ21スタイルの学習机カタログが発行されました。
結論から言うと、ラインナップはほとんど変わりません。一応、新商品もありますけど、これはと言うようなものはないです。また、このご時世ですから、値上げされているものもあります。
ただ、ナフコ21スタイルのホームページも参照しながらラインナップを分析していると、驚くべき発見がありました。コイズミファニテックの「CDコンパクト」&「CDファースト」のナフコ版がチート級に安いのです!
※この記事は2023年12月30日時点の情報に基づいています
ナフコ版「CD」がチート級に安い
CDコンパクトのナフコ版「NODR」(上写真)、同じくCDファーストに相当する「NODM」はワゴンのリフティング機能を省くなどして価格を抑えたモデルです。テレビCMでも推している通り、ナフコの主力商品となっています。
カタログではNODRの価格は税込79,800円、NODMは同89,800円です。しかし、ホームページを見ると、シーズンが始まったばかりにもかかわらず、前者は74,800円、後者は84,800円にディスカウントされています。楽天市場でCDコンパクトが税込89,800円から、CDファーストが同108,900円からとなっているので、ワゴンのリフティング機能が省かれていることを考慮しても、かなり安いことがお分かりいただけると思います。
コンバー2に5千円足すだけ!
ナフコ21スタイルの2024年度ラインナップで見ると、NODRの安さはもっと強烈です。NODRより安い組み替え式デスクを探すと大商産業製の「コンバー2」(上写真)がありますが、こちらは税込69,900円。たった4,900円足すだけでNODRが買えるなら、多くの人がそうするに違いありません。
実のところ、コンバー2は2023年度は税込59,900円だったのが2024年度は1万円アップしたため、NODRとの価格差が一気に縮まったという経緯があります。そこに来てNODRが値段を下げたために、NODRの割安感が強調されることになったわけですね。
ニトリDL24と比較しても良い勝負
ナフコがシーズン初めからNODRのセールに踏み切ったのは、ニトリ対策という意味合いもあると考えられます。
ニトリの「くみあわせデスク(DL24)」(上写真)は通常税込69,990円のところ、2024年1月8日まで5千円引きの同64,990円。値下げしたNODRより1万円安いわけですが、NODRはワイドな調色機能付きデスクライト、全段フルスライドレール、ランドセルハンガー付きといった点で勝ち目はあります。
ちなみに、NODRおよびNODMはホームページ上ではセール価格での販売期限が示されていませんが、店頭では1月8日までとされています。ただし、個人的には延長せざるを得ないのではないかなと思います。
2024年度はワゴン別で購入することも可能
NODR、NODMともに、2024年度はワゴン別で購入することもできるようになりました。NODRは本体等69,800円、ワゴン20,000円。NODMは同じく79,800円と20,000円という価格設定です。
セールが1月8日で打ち切られれば、ワゴン無しという買い方もアリかもしれません。ただ、現在の価格ではデスク本体等の価格に5千円を足すだけでワゴンが手に入るわけですから、このバラ売り戦略は形骸化するでしょう。
なお、コイズミファニテックに限らず、2024年度のナフコのラインナップではワゴン別となっている学習机が散見されます。
ちなみに、上写真のWWMO色は2024年度の新色で、写真で見るとちょっと違和感がありますが、実物を見ると天然木のような良い色味です。プロパーのNSNS色よりも木質感があり、売れるんじゃないかと思います。
大和通商・クライフ
ナフコ21スタイルの2024年度学習机ラインナップは、コイズミファニテック、くろがね工作所、大商産業が3強となっていますが、大和通商のデスクもあります。その中のひとつ「クライフ」はオーク突板のベーシックデスクです。
ロウヤの「ウィガン」みたいな感じで、デスク+ワゴン+上棚の3点セットが税込57,800円。クオリティーはまあこのくらいの価格ならこんなものかなーという感じですが、この値段なら無印良品の「木製デスク オーク材」を買ったほうが満足度が高いように思います。
ラック付きチェア「ブレイク」
学習チェアにも一つ興味深いものがあります。「ブレイク」はくろがね工作所の「FZFM-23」の背+座+キャスターにニトリの「ラック付き学習イス(WT24)」の脚部を取り付けた感じの椅子です。
実物はまだ見ることができていないのですが、ニトリのWで始まる学習家具の品番はくろがね工作所製と思われるので、総合的に見てブレイクはくろがね工作所の製品である可能性はあると思います。
ともあれ、コイズミファニテックのハイブリッドチェアにライバルがまた増えて、盛り上がるんじゃないでしょうか。
というわけで、2024年度のナフコ21スタイルの学習机はラインナップそのものは昨年度と比べて変化に乏しいものの、価格面ではニトリとバチバチに火花を散らす展開です。コイズミファニテックとしてもここで負けるわけにはいかず、総力戦となることが予想されます。
2023年度も最初はナフコの圧勝と思われたんですけどね。ニトリが早めに手を打ったのでナフコも楽勝とはいかなかったようです。さて、今年度はどうなることでしょうか。
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