2020年度もニトリからイトーキとくろがね工作所の学習机が登場!

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2020年度はイトーキの学習机がほとんどの家具販売店の店頭から消えました。しかし、全部ではありません。ごく一部が取り扱うという話は私も聞いておりました。

そして、晴れてそのごく一部のうちの1社を明らかにすることができるタイミングがようやくやってまいりました。日本一、学習机を売ると言われているニトリでございます!

※この記事は2019年9月28日時点の情報に基づいています

 

ニトリ×イトーキ・ロータイプデスクAPD-2

ニトリ×イトーキ・ロータイプデスクAPD-2

出典:楽天市場

まずはイトーキのウットフォークもどきに近い雰囲気の「ロータイプデスクAPD-2」。2019年度モデル(APD-1)同様、カラーはミドルブラウン(上写真)とライトブラウンの2色が用意されています。

ラバーウッド無垢にナラの木目を印刷した天板で、素人目にはナラ無垢のように見え、「おねだん以上」の質感を得られることが最大の特徴と言えるでしょうか。また、興和のLEDデスクライトとタブレットスタンド付きの2口コンセント、バックパネルが付属しています。ワゴン引出し2段目がちょっと深めになっているのもナイスですね。

2019年度は消費税8%込みで59,900円でしたが、2020年度は同10%になっても59,900円。ニトリが頑張ったのかイトーキが泣かされたのか分かりませんが、ともかく安く買えることは消費者としてはありがたい限りです。

 

ニトリ×イトーキ・ユニットデスクAUT-2

ニトリ×イトーキ・ユニットデスクAUT-2

出典:楽天市場

ニトリで販売されるイトーキの学習机は現時点でもう一型あります。「ユニットデスクAUT-2」はシンプルなオープンシェルフと興和のLEDデスクライト、コンセント付きの小棚が付いて、消費税10%込み79,900円でございます。

しかしながらこちらは2019年度モデル(AUT-1)から大幅値上げ。税別64,723円が2020年度は72,637円ですから、約12%のアップです。

ちなみに、2019年度は天板が前述のAPD-2同様にラバーウッドのナラ木目ダイレクト印刷だったのが、2020年度は「天然木化粧繊維板」(=突板)となっています。どちらがコスト高かは私もちょっと分からないのですが、コイズミファニテックがナラ突板のWDスペシャルとラバーウッドに木目を印刷したWDデラックスを併売していているところを見ると、突板のほうがコストが高いのかなと思います。

ともあれ、AUT-2は前述のAPD-2よりも2万円高価ですが、オープンシェルフも揃えたいという方には良いのではないでしょうか。ただ、ニトリで8万円弱の学習机はハイエンドですから、ちょっと厳しいような気がしますけどね。

なお、カラバリは上写真のライトブラウンとミドルブラウンの2色です。

 

ニトリ×くろがね・学習机RP-NT20CD

ニトリ×くろがね・学習机RP-NT20CD

出典:楽天市場

ついでに、くろがね工作所の学習机も紹介しておきましょう。2019年度に続き、「ラティック」もどきの「学習机RP-NT20CD」でございます。

ただし、こちらも値上げ。2019年度モデル(RP-NT19CD)の税別64,723円から約12%アップの同72,637円になりました。消費税10%込みで79,900円ですね。仕様は特に変わっているように見えませんが。

前述のイトーキAUT-2と同じ価格、同じくオープンシェルフとLEDデスクライト付きということで、悩ましく思われる方もいらっしゃるかもしれません。RP-NT20CDのほうがデスクライトのシェード幅が広いし、引出しに鍵も付いています。ラティス状のバックパネルもデカいですし(笑)一方で、イトーキAUT-2は天板突板ですから、質感はAUT-2のほうが良いでしょうね。

なお、RP-NT20CDはホワイトウォッシュ(上写真)とミドルブラウンの2色です。

 

というわけで、現時点で分かっているのはニトリでイトーキ2モデル、くろがね工作所1モデルが、2020年度も継続して扱われるということだけです。あくまで私の憶測ですが、例年通り、くろがね工作所からはキュートガールとクールボーイも投入されることでしょう。

しかし、以前のようにイトーキからカモミールがニトリに投入されるようなことはあるのでしょうか?また、ほかのメーカーが抜ける穴をどう埋めるのかというところも気になるところです。

2019/11/26追記:

イトーキ「ロータイプデスクAPD-2」とくろがね工作所「学習机RP-NT20CD」が店頭に並んでいたので見てきました。

まず、RP-NT20CDは材質が繊維板と表記されていますが、天板は天然木突板ではないかと思います。そうでないと、「ユニットデスクAUT-2」と比較して割高です。

また、驚くべきことに両者は同じ工場で作られているのではないかと思います。いずれもベトナム製でスライドレールが同じメーカーで同じ品番、引出し内部材や底板までもが同じです。このことはAPD-2の展示品に複数のキズがあり、「まるでくろがねみたいなクオリティー!」と思ったことから気づきました。

AUT-2に関してはまだ実物を見ていないので確実なことは言えませんが、昨年度のことを思い出してみると、これも同じクオリティだったように思います。イトーキのブランドも案外、信用ならないものですね(苦笑)

現行モデル

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. みかねこ より:

    はじめまして。
    いつもこちらのブログを大変参考にさせて頂いております。

    子どもの学習机をイトーキのウッドフォークにしようと悩んでおります。
    先日、ニトリ✖️イトーキのユニットデスクAUT-2を店頭で見ました。
    無垢材の男前な机が好みで探しているのですが、少しツルっとした印刷の木目の様な印象を受けました。

    やはり、ウットフォークも同じ様な質感でしょうか?
    現物を見れずに思い悩んでおりコメントさせていただきました。

    お教えいただけましたら助かります。

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      みかねこさま

      はじめまして^^

      ニトリ×イトーキのユニットデスクAUT-2をご検討中ですね。

      記事にも書きました通り、AUT-2の天板は天然木(おそらくはオーク)の突板です。
      そのため、貼った感が強くてツルっとした感じと申しますか、プリント紙のように見えるかもしれません。

      一方のウットフォークはナラ無垢です。
      AUT-2の天板と異なり角には少し丸みがあり、木目も感じやすい素材感に仕上がっています。
      そこはやっぱり、値段相応の出来栄えと言えるでしょう。

      ちなみに、引出し内部材もAUT-2は白塗りの桐のところ、ウットフォークは塗っていない桐です。
      また、スライドレールも少しAUT-2よりスムーズに感じると思います。

      • みかねこ より:

        とてもわかりやすいご回答頂きありがとうございましたm(_ _)m
        とても参考になります。
        やはりウットフォークとは違うのですね。
        ありがとうございましたm(_ _)m