無印良品は一律10%オフとなる無印良品週間をもう実施しないそうですが、品群を絞るかたちでのセールは不定期に実施しています。
2020年11月27日から12月14日午前10:00まではネットストア限定で「対象家具・家電10%OFF」。スチールユニットシェルフやスタッキングシェルフなどはもちろん、デスク関連も10%引きになっています。この機会を利用すればコロナ禍でも外出を控えつつ、配送料分くらいはペイできるのではないでしょうか。
ともあれ、そんなことは10日以上も前に分かっていた話で、今さら取り上げるべき話題でもありません。それよりも重要なのは、てっきり新型「木製デスク・オーク材」投入と同時に終売となると思われていた「オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)」がどうやら併売されるようだということです。
新型「木製デスク」と旧型「足元棚付」がまさかの併売?
私は週に1~2回、無印良品のデスク関連のページをチェックするのですが、少なくとも旧型の「足元棚付」のほうは上置き棚が廃番になっていたはずです。また、普通に考えてパッと見た目に同じ形の商品を2つ並べて置く必要はありません。なので、足元棚付きのほうは在庫限りで廃番になるものだと思っていました。
ところがどっこい。消えたはずの足元棚付き用の上置き棚が復活。デスク本体もワゴンも販売されており、ついでに言うとこちらも廃番になったはずの「パイン材デスク」まで復活しています。
これは参りましたねー。コロナウィルスの影響で混乱が起こったということでしょうか。ベトナムに生産を移管したもののベトナムでコロナウィルスが蔓延したりコンテナの確保が難しくなって、やめるつもりだった中国製を復活させたのかもしれません。
ともあれ、どちらか好みのほうを買える今がチャンス!以前にも新旧デスクの比較はしましたが、改めてザクっとそれぞれのメリットをまとめてみましょう。
新型「木製デスク」を選ぶメリット
上置き棚にクランプ式デスクライトを取り付けできる
まず新型の「木製デスク・オーク材」一式からですが、こちらを選ぶメリットは実はあまりありません。最大のメリットと言えるのは、上置き棚にクランプ式のデスクライトを取り付け可能ということでしょう。
ちなみに、旧型の上置き棚でもクランプ式のデスクライトを取り付けできますが、その際は棚板の手前側に取り付ける必要があり、不意にデスクライトを落下させてしまう危険性があります。
なお、旧型のデスクに新型の上置き棚をセットすることはできません。サイズとネジの取付位置が微妙に異なるためです。
足元棚がないのでワゴンの奥行が深い
新型は足元棚がないのでワゴンの奥行が約15%(約5cm)ほど深くなっています。
引出しの底板が桐突板
旧型の引出しの底板はプリント紙ですが、新型は桐の突板です。
旧型「足元棚付」を選ぶメリット
引出しの開閉がスムーズ
ハッキリ言って、旧型の「オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)」を選ぶほうがメリットが多いです。まず何と言っても引出しがスムーズに開閉できます。デスク本体はもちろんのこと、ワゴンのほうも新型のように開閉が固くありません。
やはり家具のクオリティーはベトナムより中国のほうが上ですね。
引出し内部材が桐でできている
新型の引出し内部材は北欧風の家具のように積層合板(桐突板)が使われていますが、旧型は桐材です。桐材なら汚れても紙ヤスリで削ればキレイになります。もっとも、その前に灰汁(あく)が出て全体が灰色になってくるでしょうけど。
足元棚があるので本を収納できる
足元棚があるので文庫本などを収納できます。一方でワゴンの奥行は浅くなりますが。
横桟があるのでカバンが安定する
デスクサイドのフックにランドセルやバッグを掛ける際に、横桟がそれらがデスクの内側に入り込むのを防いでくれます。
というわけで、個人的には旧型の足元棚付のほうがオススメです。クランプ式デスクライトを取り付ける予定がないならなおさら旧型を選ぶべきでしょう。
やっぱり中国製。赤いワーキングチェアがよく似合います。おっと、ベトナムも社会主義国で国旗も赤でしたね(苦笑)ついでに言うと、無印良品のカラーも赤。
しかしまあ、両者がいつまでも併売されるとは思えないので、いつ一本化されるのかが気になるところです。案外、コロナ禍を早期に脱した中国製に戻る可能性もありますが、早めに選ぶのが吉と言えるでしょう。
2020/12/10の読売新聞朝刊に学習机の特集記事が掲載され、わたくし学習机評論家がコメントを寄せています。機会があれば是非チェックしてみてください。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
参考にさせて頂いております。
無印のオーク無垢のデスク(2016年購入)を持っているのですが、今回の新型のデスク用上置き棚は取り付けることが可能でしょうか。サイズは合っているように思いますが、穴や溝がないだろうことは予想できます。それでも、自分で穴を開けるなどして取り付け可能でしたら、購入したいです。よろしくお願いします。
長嶋さま
はじめまして^^
おっしゃる通り、以前のオーク無垢材デスクには新型の上置き棚は取り付けできないことになっています。
また、色ツヤもちょっと違います。
それを踏まえたうえで自分でデスク側板と天板のすき間に金具を挿し込む穴を開けて組み合わせるということは、物理的には可能かもしれません。
ただ、その位置に天板と側板を繋いでいるダボがあると、少なからず強度を落とす可能性はあります。
個人的にはあまりオススメしませんが、腕に自信がおありでしたら是非お試しください^^
ちなみに、子供ではなく大人が使うのでしたら、取付金具は敢えて使わず、剥がせる両面テープで滑らないように固定するという方法もアリかなと思います。