本日、コイズミファニテックの2021年度の学習家具カタログが届きました!たぶんまだ店頭には設置してませんし、デジタルカタログも公開されていません。
皆様よりも一足お先に拝見させていただいて誠に恐縮ではございますが、コッソリと中身をお伝えしたいと思います!
※この記事は2020年8月5日時点の情報に基づいています
ビーノに幅90cmと105cmの上棚登場
まず、黙っておけと言われても黙っておけないビッグニュースから。コイズミファニテックの10年以上に渡るロングセラー「ビーノ」に幅90cmと105cmの上棚(デスクシェルフ)が登場しましたー!!
これはこれから学習机を買わんとする方にとっては何の驚きもないことでしょうが、ここ数年以内に学習机を購入された方の中には「うぉぉぉぉーっ!なんでもっと早く発売してくれなかったんですかー!?」と頭を抱えて悶絶する方が続出するくらいの重大事件なのです。
ベーシックデスク派には悩ましい選択肢
これまで天然木のベーシックデスクと言えばイトーキの「リーモ・ベーシックタイプ」(上写真)とコイズミファニテックの「レイクウッド・ベーシックデスク」の2強時代がしばらく続いていました。当ブログを熟読された方なら、ケユカ×コイズミファニテックの「ニノス」を候補に挙げる方もいらっしゃることでしょう。
ですが、いずれもワゴン天板が昇降式じゃないんですよね。また、リーモとレイクウッドはアルダー無垢でキズがちょっと心配とか、ニノスはオーク無垢で良いけど予算オーバーとか、そういう話も出てきます。
その点、ビーノの幅90cmもしくは105cmのデスクに上棚と、スリムワゴンまたはリフティングワゴンを組み合わせれば、大満足の組み合わせが実現するわけです。LEDデスクライトも好みのものをチョイスできますよね。
もっとも、幅105cmの組み合わせでLEDデスクライトもセットすると、店頭では10万円を超えるか超えないかというところ。もうちょっとで「WDスペシャル」が買えてしまうということでますます悩ましいかもしれませんが、こういう悩み多き事態なら大歓迎でしょう。
デコプリがカタログに復活
もうひとつ、うれしいお知らせがあります。2020年度はロニィとバナナチップスとコラボする予定で仕込んだにもかかわらず運営会社の倒産によって市場にほとんど出回らなかった「デコプリ」がカタログに戻ってきました!
ただし、ピュアホワイト色とパープルメタリック(×ブラック)色は無し。ピンクメタリック色とパープルメタリック色の2色のみです。しかも、ステップアップデスクのみでベーシックデスクはありません。
その代わりというわけではないですが、価格が1割ほど下がってお手頃になりました。ラインナップの絞り込みでコストダウンを図ったら、ベーシックデスクと価格差がなくなってしまったのでステップアップデスクに一本化したというところでしょうか。
あとは既報の通り、「ファリス」にキャビネットシェルフが加わり、「ブロスト」に木製チェアが追加するなどしました。ベッドデスクの「コットコンポ」と「コットコンポ・スペシャル」は「コットコンポ・セレクト」に集約されたかたちです。
一方で、カタログから消えた商品もあります。「ファリス」の回転デスク、ランドセルキャビネット、ベンチ、「ビーノ」のブリッジ、ベッドが消えました。また、「CDファースト」と「CDコンパクト」からパッションブルー(×ナチュラル)色がなくなり、全7色展開になりました。まあ、いずれも大きな影響はないでしょう。
なお、2021年度は2020年度と比較して値上げは一切ありません。正直言って、よくこれだけラインナップを維持しつつ価格も据え置いたなーって感じです。これにはもう、消費者代表としてコイズミファニテックに感謝するしかありませんね。
あとは欲を言えば、そろそろデスクライトのバージョンアップを期待したいところ。大商産業が高演色のものを投入してきたので、ここはトップメーカーの意地を見せてもらいたいですね。今年度もバンバン売って、開発費を捻出してもらえたらと思います(笑)
コメント 皆様からご質問・ご意見など
収納マンさん、お久しぶりです。
間取りも決まって、10月頃にデスクを注文しようと思っていたところですが
ビーノの上棚登場、まさに我が家に直撃のニュースです。
既存の小さい棚はつけるメリットを感じなかったのですが
新しい棚なら収納量も多く、これがあれば別の本棚要らなくない?って感じです。
二人の子を隔てる意味で、やはり本棚は必要だろうという考えと
あまり背の高い家具は置きたくない、上棚があれば十分という考えが
ぐるぐるしちゃってます。
上棚付けて、本棚の代わりにランドセル置き的な背の低い家具を置くという案もありますね。
これはもう、何を優先するかの価値観の問題なんだと思いますが
選択肢が増えたせいで、決まったはずのプランが揺らいでます(苦笑)
やまだ家さま
確かにこのビーノの上棚の登場には揺らぎますよねー^^
ただ、奥行60cmの天板にセットしたときに奥行が狭く感じないかがちょっと心配ではあります。
レイクウッドのベーシックデスクと違って棚板の高さは変えられませんからね。
上棚の棚板の下に教科書を広げてもデスクライトの光は届かないので、人によっては中途半端なものに感じる可能性があると思います。
私もまだ実物は見ていないので、やはり実際に店頭でご覧いただいてから決めていただきたいところですね^^
先日はベッドと学習机のレイアウトについてご相談にのっていただきありがとうございました!
先日200cm以下のコンパクトなベッドをネットで注文し、次は学習机を探し始めたところです。
ビーノが良さそうだと思い、家具屋さんに見に行ってきました。残念ながら大きい上棚は展示されていなかったのですが、机自体はシンプルでなかなか良さそうでした。ただ、ライトブラウンの色味が若干黄色っぽい気がしていたところ、その隣にお店(ルームズ大正堂です)オリジナル色が展示されていて、それがとても好みの色でした。カリモクのピュアオークっぽい感じです。
こういったオリジナル色の展開などは、ネットで検索してもあまりでてこないので、今回お店に行って初めて知りました。添付した写真の製品のみの展開のようで、上棚はないし本棚も買うつもりなかったのですが、本棚横につけたら教科書とか置けるし一式これでいいかなとちょっと心が揺れています。最終的には娘と一緒に見てから決めたいと思っていますが。
今回ご相談したいのが、ビーノに合わせる椅子のことです。学習机を置く場所はフローリングなので四本脚の椅子がいいかと思うのですが、キャスター付きのものの方が座ってから机に近づきやすいかなとも思います。カーペットを敷くのもありだと思っています。ビーノのライトブラウンに合わせる椅子、また今回悩んでいるピュアオークっぽい色味の椅子でおすすめがあれば教えてください。よろしくお願いします。
にゃーさま
おーっ!コイズミファニテックのビーノのこの色は私も初めて見ましたー(@_@)
同社「ファリス」のMO色っぽいですね。
このカラーに関して調べてみたところ他に情報がないことから大正堂限定カラーだと思われます。
さすが大正堂ですね!
この組み合わせでクローゼット側の壁面もしくは東側壁面にシェルフが置けるようなら良い感じではないでしょうか^^
椅子については一般的なキャスター付きの学習椅子は、座るとキャスターがロックされますので、床に足が着かない間は、座った状態で椅子を引くことができません。
座った状態でもキャスターで椅子が動くと危険だからです。
しかしながら、たとえばこちらのビーノにセットされているハイブリッドチェアの場合、キャスターひとつずつに付いているロックを解除すると、座った状態でもキャスターが動きます。
もちろん、お子さんの足が床に着かない間は、オススメできませんが。
ビーノに合う椅子はカタログモデルのNS色ならビーノチェアのNS色、大正堂オリジナルがMO色ならファリスチェアではないでしょうか。
デスクカーペットを敷かない、4本脚の木製椅子で選ぶ場合は、同じコイズミファニテック製でケユカのアロンチェアという選択肢もアリですが、送料を考えると浜本工芸のナチュラル色のほうがお得感があるかもしれません。
デザイン的にはDSC-9004、たなとつくえのハロウチェアが合いますかね。
大正堂オリジナルの明るい色だったら、カリモク家具のクレシェ(XT2401)が座り心地も良くてオススメです。
ハイブリッドチェアや回転チェアを合わせる場合はビーノの色に合わせるというよりも、お部屋のアクセントにする色を決めるのが良いでしょう。
ランドセルやカーテン、デスクカーペット、寝具などと同系色にするのが無難ですね。
以上、ご参考になれば幸いです^^
ご返信ありがとうございます。
確かにファリスのMO色っぽいですね!あわせる椅子について、たくさんご提案いただきありがとうございます。検討したいと思います。
すみません、追加で質問なのですが、子供部屋には友達が来た時に床に座れるようにラグを敷こうと考えています。例えば185cm四方の大きめのラグを買って机と椅子もそこに乗せれば、余った部分に座れるしいいかと思ったのですが、専用のデスクカーペットを探した方がいいのでしょうか?
もし一般的なラグでもいいなら、机と椅子の下に敷くにあたってどのような特徴のものを選べばいいなどがあれば教えていただきたいです。よろしくお願いします。
にゃーさま
デスク下からクローゼットの前あたりまでを覆うカーペットを敷く場合、主に2つの問題が生じると思います。
まずデスクカーペットというのは一般的に摩擦に強いナイロン製で、毛足はカットパイルです。
決して座り心地が悪いということはありませんが、同じような性質で探すと良い色や柄は見つけにくいのではないかと思います。
逆に、触り心地や柄で選ぶと、デスク下に敷くには適しません。
また、大きなカーペットを敷いた場合、ズレてきたときに戻すのが大変です。
掃除もしにくくなってしまうと思います。
なので、デスク下とクローゼットの前あたりは別々にして、デスク下にはデスクカーペット、クローゼットの前あたりは例えば円形でシャギーが長めのラグを敷くのが良いのではないでしょうか。
なお、デスクカーペットはコイズミファニテックとイトーキのものが適度な厚みでヨレたりめくれ上がったりしにくくて良いと感じます。
サンコーの吸着デスクカーペットも良いですが、ちょっと毛玉ができやすいです。
以上、ご参考になれば幸いです^^
なるほどー!非常によくわかりました。デスクカーペットについて他にも記事をまとめてくださっているのでしっかり読みたいと思います。
まずは家具屋さんに娘を連れて行って、ビーノにファリスの椅子を合わせて座らせてみます。
お忙しいところご相談にのっていただきありがとうございました!
にゃーさま
お嬢様の反応が楽しみですね^^
またご不明の点がございましたらいつでもご相談ください♪
こんにちは。
ビーノ90センチを購入しましたが、デスクシェルフがよいか、エクステンション本立てがよいか、迷いに迷っていまだに決めきれず。
どちらでもよい気がしてきました、、、。
何か決め手がありますでしょうか?
ナカシマさま
はじめまして^^
ビーノの90cm幅デスクにデスクシェルフとエクステンション本立てのどちらを取り付けようかと悩まれているところですね。
あくまで一般論ではありますが、下記の理由から私はデスクシェルフをオススメしたいと思います。
(1)エクステンションにしても結局伸長させた状態で使うことが多い
…教科書等のモノは手近にあったほうが便利ですから、結局デスクシェルフ同等の状態になりがちです
(2)デスクシェルフのほうが棚板下のスペースに高さがある
…コイズミファニテックのホームページよりビーノの寸法詳細図をご参照ください。
棚板下のスペースが広いほうが机上面を広く使ったり、棚板下に鉛筆削りなどを置くことができます
(3)デスクシェルフは仕切り板3枚のうち2枚が可動
…些細なことですが、仕切り板が動かせたほうが好みの位置で分類可能です
(4)デスクシェルフならデスク付属のコンセントを取り付けできる
…コンセントは机上にあったほうが便利です。
エクステンションだとデスク側面にしかコンセントは取り付けできません。
(5)エクステンションよりデスクシェルフのほうがガッチリ固定できる
…エクステンションは引出し側半分のみデスクに固定しますが、デスクシェルフなら両端を固定できるのでズレる心配が少ないです
一方で、エクステンションを選ぶメリットを挙げるとしたら、デスクシェルフより少し予算が抑えられるということくらいでしょうか。
以上、あくまで一般論に過ぎませんが、ご参考になれば幸いです^^
大変丁寧なアドバイスをありがとうございます、感謝しております、とても!
あざとい考えと申しますか、子供たち(ビーノ90センチ、まとめて3つ買いました!)が『使わなくなったら』リビングで使いやすいのはエクステンション本立てだなとひそかに思っておりました。
たしかに今後伸ばした状態がデフォルトとするならば、最初からデスクシェルフですね、寸法も自分なりに測って、かつ口コミを読んで、本立てのほうはうーん、という気持ちはありました。
全くの盲点だったのは、アドバイスいただいた4番!なるほど、納得です。
というわけで、また3つ、デスクシェルフをオーダーすることに決めました。本当にありがとうございました。
スリムワゴンももう一気に購入してしまいます、、、(高い!、、、)
それにしてもなぜスリムワゴンは奥行きが机と合ってないのでしょうね。なんとなくそこが残念です。
ナカシマさま
ビーノをまとめて3台も!
それにそれぞれデスクシェルフをセットすると、圧巻ですね~(@_@)
さらにスリムワゴンも揃えるとなると、ご負担も大きいかと思います^^;
確かに、お子様方が使わなくなった後のことを考えると、エクステンションを選ぶというのはアリかもしれませんね。
ただ、そこを重視するとしたらファイルボックスを机の奥に並べて、そこに本を立てるほうがよりコスパが良いようにも思います。
お子様方がより広々と机の上を使えるようにと考えたら、やっぱりデスクシェルフでしょう。
コンセントの取付位置については、私も寸法図などを確認しているときに思い出しました。
スマホやタブレット、パソコンなど、小学生でも使うデジタルデバイスは増えていますから、やっぱりコンセントは机上にあったほうが便利ですね。
スリムワゴンの奥行がほかのタイプより浅くなっているのは、最下段の引出しの使い方が影響していると考えられます。
ほかのタイプはA4ファイルの背を幅方向に向けて収めますが、スリムワゴンは奥行方向です。
そのサイズに合わせて引出し内箱を作ると、外箱は他のタイプより短くなった、ということだろうと思います。
もとよりビーノのデスクとワゴンは奥行が揃いませんから、スリムワゴンの奥行が小さくても気にする人は少ないだろうと考えたのでしょう。
そんなことより少しでも安く提供できたほうが消費者に支持されると考えた可能性はあると思います。
ともあれ、スペース的にはデスクの横にワゴンを並べる余裕は少ないのではないでしょうか。
それならデスクの前に引き出してL型デスクのように使うことが多いと思いますから、その際は奥行がコンパクトなほうが変にワゴンが出っ張りすぎなくて使いやすいのではないかと思います。
ごきょうだいお揃いの机で勉強される姿を想像すると楽しみですね!^^
本当に恐縮です、呟きのような疑問にまで丁寧にご回答いただいて、、、、。
なるほど、机の下に設置しか方法はないと思っていましたが、L字がた!
重ね重ねありがとうございました。
ナカシマさま
3台並べた机でワゴンを引き出してL型にすると、机上面を広く使えるだけでなく、パーテーション代わりになって基地っぽくなります。
きっとお子様方も喜ばれると思いますよ^^