天然木の組み替え式デスク「PATTY(パティ)」の激安っぷりを解説

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今回は、2025年度の価格帯別オススメ学習机で5万円台にピックアップした「PATTY(パティ)」という組み替え式デスクについて詳しく紹介したいと思います。

※この記事は2025年4月23日時点の情報に基づいています

境木工・PATTY(パティ)

税込価格59,900円(送料込)
天板サイズ1000×560mm
天板材質アルダー無垢
デスクライト×
コンセント×
スライドレール全段フルスライドレール
フックスイング
製造国マレーシア

パティはkagu-worldなどを運営する境木工という会社が販売しています。発売は2019年(2020年度)頃と思われ、決して新しい商品ではありません。しかしながら、私の目が節穴だったがために、その存在に気付くのが遅れたというのが実情です。

このパティ、何が注目に値するかと言うと、とにかく激安だということです。これだけのスペックなら8万円は下らないはずが、約6万円で買えてしまうのです。

とは言え、もっと具体的に説明しないと、その激安っぷりが十分に伝わらないと思います。そこで、今回はパティのどういったところが素晴らしいのか、また競合商品と比較した場合にどれほど安いかということを詳しくご紹介したいと思います。

充実したスペック

アルダー無垢天板

パティの天板はアルダー材の無垢板を使っています。5万円台でアルダー無垢天板の学習机なんて数えるほどしかありませんから、これだけでも十分に価値があるというものです。

ちなみに、パティはアルダー無垢と言っても、フローリング状に木材を接ぎ合せた「フィンガージョイント」です。これはデスクの幅と同じ長さの木材を接ぎ合せた「巾ハギ」よりもワンランク下に位置付けられますが、あくまで見た目の話であって、強度的にはまったく問題なく、むしろ反りや割れの心配が少ないのがメリットです。

なお、天板はアルダー無垢ですが、脚にはラバーウッド無垢が使われていると思われます。また、色合いは商品写真よりも濃く、コイズミファニテックのレイクウッドに近い感じです。

スイングフック搭載

デスク側面にはコイズミファニテックと同様のスイングフックが付いています。この価格帯なら通常、樹脂製のチープなフックです。スイングフックなら樹脂製フックよりもランドセルなどが掛けやすいだけでなく、丈夫で見た目もGoodです。些細なことと思われるかもしれませんが、これは結構ポイント高いですよ。

全段フルスライドレール

パティの引出しは上棚の小引出しを除き、すべてフルスライドレールを採用しています。これも5万円台ではほとんどありません。フルスライドレールなら引出しの奥まですべて見渡せるだけでなく、シングルスライドレールよりも変形しにくく、スムーズに開閉することができます。

タカシマウッドワーク製

そのほか、この値段でワゴンに鍵が付いている、上棚のブックエンドがスライド式になっているなど、評価できるポイントがあるのですが、そういった細かいことよりも重要なのがマレーシアのタカシマウッドワークで作られているということです。

タカシマウッドワークは某大手学習机メーカーの一部商品も作っていることから、品質管理は優れていると言えます。某大手学習机メーカーのように手厚いアフターサービスは期待できないものの、工場出荷時点では同程度のクオリティーと言って差し支えないと思います。

他の組み替え式デスクとの比較

以上の通り、パティのハイスペックぶりを説明してもなお、ピンと来ない方は少なくないことでしょう。そこで、他社製の天然木を使った組み替え式デスクと比較してみたいと思います。

コイズミファニテック/レイクウッド

税込価格106,000円(送料込)
天板サイズ1000×535~615mm
天板材質アルダー無垢
デスクライト○(調色式)
コンセント
スライドレール全段フルスライドレール
フックスイング+ランドセルハンガー
製造国中国
※価格は以下すべて商品画像リンク先の場合(2025年4月23日現在)

コイズミファニテックの「レイクウッド」はアルダー無垢を使った組み替え式デスクです。デスクライトを差し引いた実売価はおよそ10万円となります。

つまり、奥行拡張天板、コンセント、ランドセルハンガー、品質の安定している中国製、コイズミファニテックというブランドに4万円の価値を感じられれば、十分に比較対象になると思います。

コイズミファニテック/OD1ウッディー

税込価格89,800円(送料込)
天板サイズ1000×530~610mm
天板材質ラバーウッド無垢
デスクライト○(調色式)
コンセント
スライドレール全段フルスライドレール
フックスイング+ランドセルハンガー
製造国マレーシア

「OD1ウッディー」はコイズミファニテックのカタログ外定番モデルです。デスクライトを差し引くと、実売価は7万円程度と言ったところでしょうか。都合、パティよりも1万円ほど高いと言えます。

OD1ウッディーも奥行拡張天板、コンセント、ランドセルハンガーが付いている点がパティよりもハイスペックです。一方で、天板はアルダーよりも格下のラバーウッド。作っているところは同じです。

くろがね工作所/シンプルプラスPTS-24M

税込価格79,900円(送料別)
天板サイズ960×520mm
天板材質アルダー無垢
デスクライト○(調色式)
コンセント
×
スライドレール全段フルスライドレール
フック樹脂
製造国ベトナム

くろがね工作所にはカタログモデルの「シンプルプラス PTK-24M」があるのですが、今回はより低価格の島忠ホームズで販売されている「シンプルプラスPTS-24M」と比較してみましょう。こちらもアルダー無垢天板で、デスクライトを差し引くと実売価は約6.5万円といったところです。

都合、パティより5千円ほど高いだけですが、コンセントが付いている一方で、デスクもワゴンも幅がコンパクトになります。鍵がなく、フックは樹脂製で、品質はあまり良いとは言えないベトナム製です。

ニトリ/くみあわせデスク メルシーQ

税込価格79,990円(送料別)
天板サイズ1000×550mm
天板材質天然木突板
デスクライト○(調光式)
コンセント
×
スライドレールワゴン最下段:フルスライド
その他:シングルレール
フック樹脂
製造国中国

ニトリの「くみあわせデスク メルシーQ」はデスクライトを差し引くと72,990円となります。パティよりも約2万円高価です。

本棚が4分割できるほか、コンセント付きで、品質の安定している中国製、近場のニトリで購入できるという点については評価できるものの、それ以外はパティよりも低スペックです。

ヤマダデンキ/自由にくみかえ学習机 天然木

税込価格65,780円(送料別)
天板サイズ1000×500mm
天板材質アルダー突板
デスクライト○(調光式)
コンセント
スライドレール全段フルスライドレール
フック樹脂
製造国マレーシア

パティとガチで対抗できるのはヤマダデンキ(大塚家具)の「自由にくみかえ学習机 天然木」かなと思います。デスクライトを差し引くと実売価は6万円弱となり、パティとほぼ同価格です。

こちらのデスクを作っているのはパティと同じくタカシマウッドワークです。ただ、天板は同じアルダーでも無垢ではなく突板。コンセントが付いている一方で、フックは樹脂製です。

それでも、クランプ式デスクライトが上棚に取り付けられるのは魅力的と言えるかもしれません。

大商産業/MWD-550

税込価格60,090円(送料込)
天板サイズ950×550mm
天板材質ラバーウッド無垢
デスクライト×
コンセント×
スライドレール全段フルスライドレール
フック樹脂
製造国タイ

大商産業の「3Dデスク MWD-550」はパティとほぼ同じ価格です。しかしながら、幅はコンパクト、天板はラバーウッド無垢、フックは樹脂製です。上棚にクランプ式デスクライトが取り付けられるのはメリットと言えるものの、総じてパティと比較すると見劣りすると感じてしまいます。

同価格帯の学習机との比較

続いて、組み替え式デスク以外の天然木デスクと比較してみるとどうでしょうか。同価格帯で主要な商品と比較してみたいと思います。

ニトリ/スタンダードデスク メルシーQ

税込価格59,990円(送料別)
天板サイズ1000×550mm
天板材質天然木突板
デスクライト○(調光式)
コンセント
×
スライドレールワゴン最下段:フルスライド
その他:シングルレール
フック樹脂
製造国中国

ニトリの「スタンダードデスク メルシーQ」はパティとほぼ同じ価格のベーシックデスクです。デスクライトを差し引くと52,990円となります。

組み替え式デスクではないので、本棚の下箱部分はありません。コンセント付き、中国製、安心のニトリという点は評価できるものの、パティと比較すると総じて低スペックです。

無印良品/木製デスク オーク材
無印良品 木製デスク・キャビネット・上置きセット オーク材突板 12992233
税込価格65,556円(送料込)
天板サイズ1100×550mm
天板材質オーク無垢
デスクライト×
コンセント×
×
スライドレールデスク本体:木桟
ワゴン上段:ローラー式
ワゴン下段:フルスライド
フックスチール
製造国中国

無印良品の「木製デスク オーク材」はパティよりも5千円程度高いです。デザインがシンプル、幅が10cmワイド、中国製という点は評価できる可能性はあるものの、ワゴンの引出しが2杯しかないなどの点でパティと比べるとコスパは見劣りします。

一生紀/リフレ

税込価格64,970円(送料込)
天板サイズ1050×580mm
天板材質オーク突板
デスクライト×
コンセント×
スライドレール全段フルスライドレール
フック樹脂
製造国ベトナム

無印良品ライクでコスパを求めるなら一生紀の「リフレ」のほうが適切でしょうね。リフレはパティよりも5千円ほど高価ですが、あくまでベーシックデスクを希望ということでしたらパティと同等のコスパだと思います。

リフレは本棚下箱がない代わりに、コストが高くつくワゴン天板リフティング機能を備えています。また、天板は突板ながら、引出前板にはオーク無垢を使っています。一般的にベトナム製は品質に不安があるものの、一生紀は自社工場なので品質が安定しています。

コイズミファニテック/ミニマル

税込価格59,800円(送料込)
天板サイズ1000×600mm
天板材質MDF合板
デスクライト×
コンセント
×
スライドレールフルスライドレール
フックスイング
製造国インドネシア

パティと同価格でコイズミファニテックのラインナップから探すと、「ミニマル」が該当します。天板の奥行が5cm深いものの、材質はMDF合板にグレードダウン。何よりワゴンが別売です。

イトーキ/APD-2LBRX

税込価格59,900円(送料込)
天板サイズ1050×550mm
天板材質ラバーウッド無垢
デスクライト×
コンセント
×
スライドレールデスク本体:フルスライド
ワゴン上中段:シングル
ワゴン最下段:フルスライド
フックスチール
製造国ベトナム

イトーキではどうでしょうか。「APD-2LBRX」はパティと同価格ですが、1万円OFFクーポンが常態化しているので約5万円と見ても良いかもしれません。天板はラバーウッド無垢にナラの木目をプリントしたものです。

以前に実物をニトリで確認した私としてはベトナム製という点が厳しいと感じるものの、5万円でベーシックデスク希望ということでしたら、これはこれでアリではないかと思います。

堀田木工所/OED

税込価格59,800円(送料込)
天板サイズ1000×600mm
天板材質アルダー無垢
デスクライト×
コンセント×
×
スライドレール×
フック樹脂
製造国日本

実はパティと同じ価格で国産の学習机が買えます。堀田木工所の直営ショップ限定モデル「OED」がそれです。ただし、引出しは1杯も付いていません。引出しを1杯付けるごとに1万円ほど価格がアップしていくので、そうすると家具の里×堀田木工所の「リッケ」などを検討したほうが良いと思います。

という感じで、パティの激安っぷりを説明したわけですが、お分かりいただけたでしょうか。

パティのスペックは大手メーカー品と比較してもまったく遜色ありません。大手メーカー品で天然木デスクとなればデスクライトを無しにしても10万円前後、低価格帯のニトリでも7万円くらいになりますが、パティはそれよりも安いわけです。これを激安と言わずして何と言いましょう。

もちろん、組み替え式デスクを検討しているわけでもないのに、コスパが良いからと言ってパティを選ぶことはありません。その場合は一生紀のリフレなどを軸にご検討いただければ良いでしょう。リフレなら上棚なしや書棚とのコンビネーションも選ぶことができます。

ともあれ、値上げ続きの昨今において、パティの安さはチート級です。こんなのを相手にしながら戦わなければならない学習机メーカー各社には同情の念しかありません。ですが、切磋琢磨して学習机市場が盛り上がってくれたら消費者としてはうれしいですね。

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ヤマダデンキからオリジナルデスクが発売されています。「自由にくみかえ学習机 YGDK700001」、「同 天然木 YGDK700002」、「同 天然木セレクトYGDK700003」の3台です。いずれもニトリと十分に戦える品質と価格ですが、決め手に欠けるというのも正直なところ。
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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. パティこ より:

    パティを購入しました。コスパに大満足しています。
    パティに合わせるデスクライトについてご相談させてください。

    上棚付きの書棚とデスクをL字に配置しています。
    デスク天板は厚みが20mm、脚から外側が奥は13mm、左右が23mmの出っ張りです。
    この条件下で設置可能なおすすめのデスクライトを価格帯別に推薦いただけますと幸いです。

  2. パティこ より:

    ご回答ありがとうございます!
    そしてすみません、奥側の計測を間違えておりました。脚がない場所は約50mmでした。
    その場合、クランプ式も選択肢でしょうか。いい商品あればご教示いただけますと幸いです。
    ちなみにクランプ式にした際、天板と壁にはどのくらい隙間ができてしまうのでしょう。

    • パティこさま

      パティのデスク天板奥側の出っ張りは50mm確保できるんですね!
      それならほとんどのクランプ式デスクライトは問題なく取り付けできるでしょう。

      ボタン操作のしやすさや、やさしいあかりを重視するならコイズミファニテックのECL-111。
      リモコン付きで操作がしやすくコスパも重視するならアイリスオーヤマのLDL-TCDL-B。
      コスパとデザイン性を重視するならジェントスのルミサスDK-R115。
      シェードが大きめですが、面発光がお好みならオーム電機のAS-LDC6K-W。

      堀田木工所の「C-3652DA」も良いと思います。
      コイズミECL-111と同じLED素子「SunLike」を使っており、支柱に操作ボタンがあるので子供でも手が届きやすいです。

      以上5台はいずれも取り付け可能ですが、絞り込むうえでポイントが2つあります。
      まず、T型かアーム型かということ。
      ECL-111だけがT型で、残りはアーム型となるわけですが、T型なら中央に設置、アーム型なら左右どちらかに寄せて置くことになります。

      T型ならシャードの位置をほとんど動かす必要がありません。
      アーム型なら机上面に広げた教科書などの照り返しが気になるときにシェードの位置を変えやすいです。

      あと、コイズミECL-111と堀田C-3652DAは支柱が垂直なので壁にぶつける心配がありません。
      ジェントスDK-R115もほとんど問題ないでしょう。
      アームが長いオームAS-LDC6K-Wはやや心配あり。
      アイリスLDL-TCDL-Bは壁にぶつけることが多いと思います。

      クランプ金具で設置した場合、天板奥から10mm前後出っ張ることが多いです。
      ただ、床と壁の取り合わせには10mm前後の巾木(はばぎ)があることが多いので、クランプ金具の出っ張りが気になることはほとんどないと思います。

  3. パティこ より:

    ありがとうございます!
    堀田木工所のライトはあまり情報を見かけないのですが、コイズミと同様の光で、スッキリ見えるアーム式で、支柱が垂直と、欠点が少なく見えますね。
    懸念点はあるでしょうか。

    • パティこさま

      堀田木工所のC3652が発売されたのは2022年度なのですが、それまでのC3651と形状がまったく同じで、SunLikeを使っていると私が知ったのが2024年度だったことなどから、これまで触れることがほとんどなかったというのが実情です。
      ただ、それ以外にも微妙に悩ましいことが私にはあるのです。

      まず、C3652はアームとシェードが少し短いこと。
      使用例などで見ると、デスクの左端に設置されていることが多いですが、シェード(光源)をデスク中央に寄せるためには、クランプの取り付け位置も中央寄りにする必要があります。
      コンセントを正面に向けようと思ったら、かなり中央に近い位置になります。
      「それだったらECL-111で良くない?」と思ってしまったりもするのです。

      また、C3652の照度分布図はシェードを前後方向に向けており、これはおそらくシェードを幅方向に向けるとJIS規格AA形相当の基準を満たさないのだと思います。
      でも、C3652のシェードを前後方向に向けて設置している使用例の写真や展示なんて見たことがないですし、購入者の多くがそのはずです。
      シェードを幅方向に向けてJIS規格AA形相当の基準を満たさなくても良いじゃないかと言えばその通りですけど、ちょっとモヤッとするんですよね^^;

      あと、C3652はECL-111と同じくSunLikeというLED素子を使っていますが、だからと言って同じようにやさしい光とは言えません。
      ECL-111はシェード幅が広く、複数のLEDをワイドに配置するとともに、コイズミファニテックとして初めて反射板を採用することで、やさしいあかりを実現しています。
      それに対し、C3652はシェードが短く、おまけにたぶん反射板は使っていないはずなんですよね。
      なので、あくまで個人的にですが、ECL-111と比べるとやさしくないと言うか、割りと普通のLEDデスクライトのあかりに感じます。
      同じ工場で作っていても、LED素子が同じでも、あかりの性質は同じではないのです。

      最後に、決定的なこととして、調色機能がありません。
      6500ケルビン、つまりコイズミファニテックで言うと集中力の高まる計算モードに固定なので、就寝前の使用は控えたほうが良いと思います。

      一方で、C3652はアームを壁にぶつける心配がないので、その点で支持されている感じがあります。
      あと、価格が手頃なのは魅力的です。

      もっとも、それで言うとジェントス・ルミサスDK-R115はボタン操作を除いて総合的にかなり良くできていると思います。

  4. パティこ より:

    ありがとうございます。
    デスクライトのページではないのに長々とすみません。細かい解説、大変参考になります。

    これまでを整理して、
    コイズミのECL-111を頂点に、
    スタイリッシュなルミサスR115、
    丸い形状が特徴のオーム電機、
    そしてコイズミのECL-611を加えて検討しようと思います。

    • パティこさま

      お気遣いありがとうございます^^
      パティにはどんなデスクライトをセットすれば良いのかと悩まれる方はこれからどんどん出てくると思うので、むしろこちらでご相談いただけるのは私としてもありがたいです。

      コイズミECL-111、ルミサスR115、オーム電機AS-LDC6K-Wは、こちらで確認できる範囲でデスクライトの売上TOP3です。
      コイズミECL-611は111が登場してからあまり売れなくなりましたけど、少し価格が手頃なのと、シンプルなデザインが魅力だと思います。

      じっくりとご検討ください^^

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