皆様お待たせしましたー。今回はヒカリサンデスク(光製作所)の2019年度モデルをご紹介したいと思います。
ヒカリサンデスクのデジタルカタログは10月初めには公開されておりました。しかしながら、合法的に使える商品写真がなかったもので、半月ほど遅れてのご紹介となった次第です。
ちなみに、小島工芸も同じ理由で8月からずっと紹介できないままでいるんですけどね(苦笑)そこは気にせず、今回はヒカリサンデスクの新作デスクから見て参りましょう。
※この記事は2018年10月20日時点の情報に基づいています(2023年12月5日一部更新)
Kコンパクトやヘンリーに似てる?「Mコンパクト」
モデルチェンジではなく、全くの新商品と言えるのは「Mコンパクト」です。2017年度まで存在した「Kコンパクト」を彷彿とさせる商品名ですが、外観はまったく異なります。しかし、デスク奥行可変型で、組み合わせが選べるセレクトタイプで、幅90cmと幅100cmないし105cmが選べるといった点では、コンセプトに共通性が見られます。
また、ケユカで扱っている「ヘンリー」に似ているところもあります。と言っても、天板がアルダー突板だったり、幅90cmと幅105cmの2サイズ展開だったり、ユニットデスクとして使えるというくらいですけどね。引出し内部材の仕様が違うのですが、ケユカでのヘンリーを止めてMコンパクトにスイッチするのでしょうか。
奥行3変化&玄人好みの機能性
それはさておき、Mコンパクトはいくつかの点で興味深い存在と言えます。まず、特徴的なのはデスク天板の奥行が520・600・650mmと3サイズに変化するということです。これまで2サイズに変化するものはいろいろありましたけど、3サイズに変化するというのは他に思い当たるところがありません。
また、Kコンパクトではワゴンはスリムとノーマルの2サイズ展開でしたが、Mコンパクトでは天板固定式と天板昇降式の2タイプ展開となっています。同じく幅90cmのデスクがあったKコンパクト同様にスリムワゴンを用意しなかったのは、おそらく生産効率を重視したためでしょう(引出しを2サイズ作るのは大変なので)。伸張シェルフを用意したのも同様の理由からと考えられます。
そんな風に言ってしまうと身も蓋もない感じですけど、Mコンパクトは他社の売れ筋商品とは一線を画すデスクと言え、意外とツボにハマる感じがします。たとえばイトーキのリーモ・ベーシックタイプやコイズミファニテックのレイクウッド・ベーシックデスクだとワゴン天板が固定ですが、Mコンパクトなら昇降式が選べるとか、奥行が変更できるという点で支持される可能性があります。
価格的にも上記3点セットで税込78,800円(2018/10/18現在、楽天市場)ということですから、悪くはないと思います。
ツートン&上棚仕様変更の「サンワークス3」
あと、仕様変更が目立ったところでは「サンワークス3」が挙げられます。2018年度の「2」から「3」になって、Nナチュラル色はワゴン天板やラックがツートンカラーになっています。まだ実物を見ていないので確実なことは言えないものの、ワゴン天板はプリント紙から突板に変更されているのではないでしょうか(=事実上のバージョンアップ)。
また、上棚の形状が変わりました。これはおそらく、上棚を足元に移動したときにコンセントがデスク天板の上側に残るようにしたためでしょう。コンセントが足元に移動してしまうと使いにくいですから、これは良い変更じゃないかと思います。
ウォールナット色のデスクライトが白から黒に変更になったのも地味に良いですね。サンワークスはヒカリサンデスクにとって安定の地位を築いたように思います。
ラインナップとカラバリに変化!「スカーレット3」
「スカーレット3」はラインナップが変わるとともにカラバリが追加されました。いわゆる組み替え式デスクの「ユニット」と幅85cmの「ミニ」がなくなり、代わりに上写真の「スリムユニット」が登場です。
従来のユニットがなくなったのは、縮小傾向の学習机市場においてコイズミファニテックのオルレアやイトーキのカモミールとの競争が厳しさを増しているからでしょうか。それで直接競合しないスリムユニットに切り替えたのだとすれば納得がいきます。
また、従来のホワイト/ブラウン色に加えて、ホワイト/ブルー色(上写真)がベーシックデスクとスリムユニットに採用されました。これはオルレアが2色から1色に減ったのとは対照的で興味深いですね。
ラック形状変更&2色展開に!「リビスタ」
2018年度に登場した「SDW-リビスタ」 は2019年度は仕様を一部変更して「SDW-リビスタ2」となりました。マガジンラックっぽい形状だった足元棚兼拡張天板は普通の足元棚っぽい形状に。また、ナチュラル色に加えウォールナット色が追加されました。
2色展開になったということは、意外と売れたということなんでしょうか。コンパクトなデスクの需要があることはある程度予想できますが、そんなに安くもないんですけどねー。
そのほか、2019年度のヒカリサンデスクは、パティナの幅100cmがなくなって幅110cmだけになったり、一部商品に値上げがあったりします。詳細はデジタルカタログでご確認ください。
ともあれ、2019年度のヒカリサンデスクは競合他社とは一線を画す感じで、地味に面白いです。一時はパティナやロイスなどデザイン性を重視する方向に向かったように見えましたが、また元に戻ってきた感じもします。それが市場の要請というものなのか、はたまた単なる迷走なのか、しっかりと動向を見ていきたいところですね。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
こんにちは!待ってましたヒカリサンデスク♪ありがとうございます!
Kコンパクトが買えなくなってしまいましたがMコンパクトも素敵ですよね~。
でも、そもそも上の子(男)用にはKは○のくり抜きが可愛すぎたのに下の子(女)にMは男の子向きに良さそうな取っ手だし、マンションから戸建てになり省スペースである必要もなく、関東から九州になりヒカリサンデスク売ってるかどうかもわからず…今更ですが他のを検討した方がいいのかもしれないと思っています。トホホ。
でも、傷つきやすいオイル仕上げじゃないけどメッチャ学習机ってかんじでもなくいい感じの木感で、メッチャ高いってわけでわもないヒカリサンデスク、すごく魅力的なんですよねぇ…。
ちゅーかさま
そうですよねー。ヒカリサンデスクはなかなかいいポジションにいるんですよねー^^
特にKコンパクトはヒカリサンデスクならではという感じの良いデスクでした。
九州にも東京インテリア家具が進出したので、福岡県周辺であればまたヒカリサンデスクはご覧いただけると思います。
お嬢様も納得される良い机が見つかると良いですね^^