わたくし収納マンは「水戸黄門」が大好きです。ついでに言うと、「暴れん坊将軍」もずっと見ていました(笑)
子供の頃は父の検閲が厳しく、事実上NHKしか見れなかったということもあり、時代劇はおばあちゃんと一緒に堂々と見ることができる数少ない民放のコンテンツでした。それで水戸黄門などが好きになったと言えますが、「越後のちりめん問屋の隠居」が実は「さきの副将軍」だったという毎回お決まりの衝撃的展開が大好きなのです。暴れん坊将軍についても言うまでもなく、「め組の居候」が実は「八代将軍・徳川吉宗」という、これまた衝撃的事実が明らかになるマンネリズムに魅了されておりました。
その影響でしょうか、今でも「オーラがプンプン出まくっているスゴイ人」はどうも生理的に受け付けず、「見た目は普通の人だけど実はスゴイ人」が好きです。商品についても、売れている商品はまず疑って検証した結果一周回ってやっぱりスゴイなと思うこともありますが、基本的には隠れた名品を探すのが好きです。
前置きが無駄に長くなりましたが、今回ご紹介するジェントスのスタンド式LEDデスクライト「ルミサスDK-R170WH」も実はすごい商品なのかもしれません。
※この記事は2019年3月3日時点の情報に基づいています
ジェントス・ルミサスDK-R170WH
ジェントスの「ルミサスDK-R170WH」はパッと見た感じ、2~3千円台にしか見えないショボいスタンド式LEDデスクライトです。しかし、その容姿からは想像できないほどの高スペックを持ち合わせています。
JIS規格AA形相当で広く照らせる
まず、「DK-R170WH」はシェードが細くてそれほど長くないにもかかわらず、JIS規格AA形相当で広い作業面を照らすことができます。しかも、これでは直下照度が明るすぎるのではないかと思いきや、1600ルクスに抑えられています。
残念ながら詳しい照度分布図は分かりません。また、いくら直下照度が1600ルクスに抑えられていると言っても、正直ちょっと眩しいような気もします(おそらくは光を拡散しやすいように設計しているため)。しかしながら、数字で判断すれば二重丸を与えても良いくらいです。
Ra95の高演色で自然な色を再現できる
さらに、「DK-R170WH」はRa95の高演色で自然な色を再現することができます。一般的な学習用LEDデスクライトはRa80~85くらいですから、これは素晴らしいです。
高演色LEDデスクライトはコストが高く、一般的に1万円を超えることが多いのですが、「DK-R170WH」は5,000円前後からという低価格で買えちゃうんですから驚きです。
ブルーライトを約20%軽減(当社比)
また、「DK-R170WH」は従来品に比べてブルーライトを約20%軽減しているそうです。私としてはパソコンやスマホのディスプレイと違ってデスクライトは直接見るものではないのでさほど気にする必要はないと考えていますが、気になる人にとってはうれしい機能と言えるでしょう。
ちなみに高演色とブルーライトカットは直接関係ないはずですが、それらを一緒に表示しているところを見ると、最近はLED素子メーカーがそれらをセットで売り込んでいるのかもしれませんね。
「BALMUDA The Light」に近いスペックでコスパ良し
ジェントスの「DK-R170WH」の照射範囲が広い、高演色、ブルーライトカットという特徴は、先日ご紹介した「BALMUDA The Light」(上写真)に似ていると言えます。

バルミューダのほうがデザインや質感が良いですし、単に照射範囲が広いだけでなく、光源が眩しくないうえに頭の影になりにくいという特性があります。しかし、価格は4万円弱もしますから、「DK-R170WH」の約8倍です(苦笑)
バルミューダが高すぎることは誰の目から見ても明らかですが、「DK-R170WH」はその見た目のショボさからは想像がつかないほどハイスペックでコスパが良いと言えます。
DK-S93CWHよりもハイスペック
ジェントスには他にもスタンド式デスクライトがあり、中でも「ルミリオンDK-S93CWH」(上写真)は前回紹介した「ルミサスDK-S92CWH」に似た形状のシェードとアームを備えています。
価格は「DK-R170WH」が5,000円前後からなのに対し、「DK-S93CWH」は3,000円円弱からとかなりお手頃です。見た目で言えば、普通は「DK-S93CWH」のほうが高いと思うことでしょう。
ですが、「DK-S93CWH」はアームが自在に動く以外は目立った特徴がありません。照明器具としては明らかに「DK-R170WH」のほうが上なのです。
何度も申し上げて恐縮ですが、今回ご紹介したジェントスの「ルミサスDK-R170WH」は2~3千円のデスクライトかと見紛うほど見た目がショボいです。「BALMUDA The Light」とはまったく比べ物になりませんし、スペック的に格下の「DK-S93CWH」と比べてもショボいです。
ですが、JIS規格AA形相当であるにもかかわらず直下照度は1600ルクスと控えめ。Ra95の高演色、ブルーライトカットというハイスペックで、価格は5,000円前後からという高コストパフォーマンス。ボタン一つで三段階調光というのはシンプル過ぎると感じるかもしれませんが、逆に子供にとっては扱いやすいことでしょう。
また、アームが短くて可動範囲もそれほど広くないところが気になるところかもしれませんが、コンパクトなうえに約810gしかありませんから、スタンドそのものを適切な位置に動かせば問題ないのではないでしょうか。
「BALMUDA The Light」と比べるとちょっと眩しさを感じるかもしれませんし、調色機能もありませんが、これは実はかなりスゴくコスパの高いデスクライトなんじゃないかと思います。
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【コメント】 皆様からご質問・ご意見など
収納マン様
こんにちは、先月学習机のことを相談させて頂いた山口です。
杉工場のレグシー90㎝、堀田木工のカルロ袖薄型、椅子は結局フィオーレではなく、杉工場のスピカにしました。
来週いよいよ自宅に届く予定で、ワクワクしつつ、デスクライトをずっと考えているのですが…決められません(>_<)
収納マンさんの記事を読み、コイズミSCL357を見に行ったのですが、机が90cmだし大きすぎるかなぁと思いまして
何かおススメがあれば教えて頂きたく思います。
調光調色は出来た方がいいと思います、子どもの目に優しく、出来ればブルーライトカット。多重影が出にくいような性能で、デザインも素敵だと言うこと無しなのですが…全てを叶うライトが見つからず
デザインだけならアクタスのA13など好きなのですが…性能的にはよく分からず
すでに机を持っているお友達は、ライトが眩しすぎて使ってないということなので、小学校低学年のうちは急がずでもいいのかな⁈という気もしています。
長文乱文ですみません、お時間ある時に宜しくお願いします。
山口さま
こんにちはー^^
椅子はスピカに落ち着きましたか。
サイズ感、素材感、どちらを取ってもレグシーにマッチしていて良いと思います♪
デスクライトは幅90cmのレグシーだと、コイズミファニテックのSCL-357は大きく感じるでしょうね^^;
アクタスのデスクランプA13は確かにデザインがかわいいですよねー。
しかも、Ra90の高演色、シェードが狭い割りにJIS規格AA相当で広く照らせる、さらに国産。
にもかかわらず、税込15,120円というのは安すぎます(@_@)
クランプ金具やアームの形状からして、作っているのはたぶんスワン電器です。
デスクランプA-12は調色機能付きではありますが、税込22,680円と高価ですので、余計にA13の安さが不思議に感じるところです。
普通に考えると、直下がかなり明るいんだろうなーと思います。
アクタスのデスクライトってスペックが細かく書かれていないうえに、店頭でもコンセントに繋げられていないことが多くてよく分からないんですよねー(+_+)
そうすると、やっぱりデザイン第一で、スペックは二の次かと思ってしまいます。
ちなみに、お友達が「ライトが眩しすぎて使ってない」というのは、たぶんニトリで扱っているようなもので、明るさMAXだと眩しくて、明るさを抑えると暗くて点ける意味が分からないという状態かなと思います。
こういうことが起こり得るので、価格が変に安いデスクライトを見ると、パワーLEDや反射板を駆使することで眩しくなっているんじゃないかと警戒してしまうわけですよね。
同じくスワン電器のデスクライトを多く扱っているカリモク家具ではスペックを開示しているので、このカラクリが分かりやすいです。
あと、個人的にはブルーライトはそれほど気にする必要はないと考えています。
スマホやパソコンなどのディスプレイと違って直接見るものではないですし、集中力を高めるなどのメリットもあります。
また、多重影が出るようなLEDデスクライトは現在はほとんど見られません。
レグシーの幅90cmならコイズミファニテックの「ECL-611」あたりが、機能的にも見た目的にもマッチするんじゃないかと思うのですが、いかがでしょうか。
収納マン様
早速のお返事ありがとうございます✨
そうなんです、アクタス…素人だと性能面が全く分からず…でも収納マンさんの返信で色々勉強になりました!ありがとうございます。
眩し過ぎるライトはそんな理由もありそうなんですね☆
おそらく一度買ったら買い替えは無いと思うので、後悔はしたくないところです
コイズミのECL-611、近所の家具屋にあったので、見てきました〜✨シンプルで良さそうです!
あと再び収納マンさんの記事を読みあさってたら(笑)、BenQの親子ライトも良さそうですね〜…でも兄妹で2台買うかと思うと、お値段がきついかな…因みにこちら、アマゾンのみで全く実物を見られなそうなのですが色はメタル調な感じですか??
山田照明のZN-1100も気になるし…
性能的にはコイズミ、BenQ、山田照明さん遜色ない感じでしょうか?あとはデザインの好みになりますか?
アクタス…もう少し性能が良さそうだったらな…と思います(>_<)
山口さま
アクタスのは決して悪くないと思うんですけど、スペックが書いてないので「分からない」というのが率直なところですねー。
ただ、価格から判断すると、少ないLEDを反射板を使って拡散しているとしか考えられないという感じです。
その方法だと、低コストでも十分な光束が得られますが、どうしても眩しさを感じてしまうんですよねー。
BenQの親子デスクライトのシェード部分はラメの入ったメタリックな質感です。
アームなどほとんどの部分はホワイトですが。
圧迫感がない割りに照射範囲が広くて、センサーも秀逸で、とても良くできていると思います。
ただ、値段がちょっと高いですよねー^^;
それでも、かなり売れているようなので驚きますが…。
山田照明のZ-N1100はコスパが良いです。
ただし、照射範囲はお世辞にも広いとは言えませんから、適宜シェードの位置を動かしていくスタイルかなと思います。
Zライトはそのためにアームがヌルヌル動くようにできています。
逆に、コイズミファニテックのECL-611はシェードを動かさずに使えるのがメリットです。
amazonなどでのレビューを見ると「子供用だからシェードが低い」とか「アームの可動範囲が狭い」とか書かれていますけど、これはちょっと正確な評価とは言えません。
シェードの位置を高くすると光源が直接目に入って眩しさを感じる可能性がありますし、アームは基本的に動かす必要がないという設計思想です。
プラモデラーだったらシェードの位置を微妙に動かせたほうが良いと思いますが、子供はいちいちシェードの位置を調節することはしません。
もっとも、子供と言っても千差万別ですから、細かい作業をすることが多い場合はZ-N1100のほうが良いかもしれません。
親子デスクライトはとにかくシェードの幅が大きいのはイヤだという方向きですかね。
もしくは、センサーに魅力を感じる人向きとも言えます。
ECL-611はSCL-357では大きすぎるとかデザインが気になるという方に向いていると思います。
レグシーの90cm幅にセットするなら、個人的にはECL-611、次にZ-N1100という感じですかねー。
収納マン様
ご丁寧にありがとうございます✨いつもすごく勉強になります☺︎
ECL-611で気持ちが落ちついてきました✨
メタリックな質感もイマイチ机に合わない気がするし、山田照明さんはプロが細かい作業するには向いているけど、子どもの学習向きでは無さそうですね…
机の時からご相談に乗って頂きありがとうございました✨✨
おかげ様で楽しい机選びでした♪
うちの机選びは終わってしまいましたが、これからも収納マンさんの記事楽しみに読ませていただきます☆
山口さま
私のほうこそお役に立ててうれしいです^^
来週のお届けが楽しみですねー。
お子さんの毎日がとても楽しくなりそうです♪
またいつでもお立ち寄りください^^
収納マン様
はい☺︎届くのがとても楽しみな買い物が出来ました。これでリビングに転がっているくだらない私物を色々収納して欲しい(^^;)
ありがとうございます✨
これから机選びをするお友達にも、収納マンさんの記事オススメします✨
山口さま
ありがとうございます^^
山口さんもお子さんと一緒に片づけ頑張ってください♪