アクタス新作「POSTEL」登場！無印良品対抗でフォピッシュより安く

今年（2024年）8月にアクタスから「KURVE（クルヴェ）」という新作デスクが発売されたことをお伝えしました。アイアン脚を組み合わせた、男前インテリア風のデスクです。

同時に、「RIPIA2（リピア2）」がキッズ家具のトップページから消えていることに驚いたのですが、とうとうオンラインショップからも消滅してしまいました。未だカタログは更新されていないものの、販売終了は確実でしょう。

ともあれ、まさかまさかと思いながらリピアを探していると、見慣れないデスクを発見。9月頃に発売された新作デスクでした！

※この記事は2024年11月20日時点の情報に基づいています

アクタス新作「POSTEL」

こちらがアクタスの新作デスク「POSTEL（ポステル）」です。コンパクトな伸縮式の上棚を搭載した、ロの字脚のフォピッシュ2のようなデスクです。

ワゴンの引出しは2段で、無印良品の「木製デスク オーク材」とフォピッシュ2を足して2で割った感じにも見えます。

ただし、天板は無垢ではなくオーク突板のようです。ワゴンの引出しは無印良品と同様に2杯ながら、フォピッシュよりは1杯少なくなっています。

ラインナップ

アクタスのポステルは前述の3点セットのほか、デスク、チェスト（ワゴン）、ブックラック（上棚）をバラで購入することもできます。残念ながら3点セットで買っても割引はありませんから、必要なものを組み合わせて購入すれば良いでしょう。

それにしても、ブックラックは中学生が技術家庭科で作った工作のようにシンプルです。でも、オーク材を使っているにしては割安感がありますね。もっとも、無印良品の木製デスク用上置き棚も1万円ジャストなので、妥当なところと言えるのかもしれません。

無印良品「木製デスク」との比較

ポステルの3点セットは税込89,650円。無印良品の木製デスク オーク材が同64,900円であることを考えると、約38％も割高です。果たして価格に見合うスペックとなっているのでしょうか。比較してみたのが上表です。

まずは天板。どちらも主材はオークですが、ポステルは突板、無印良品は無垢です。いずれもウレタン塗装ではあるものの、一般的には無垢のほうがコスト高です。ただし、無印良品の場合はクサレや汚い木目が少なくない低級材ですから、一概に無印良品のほうが良いとは言えません。

デスクやワゴンの引出しについても甲乙つけがたいところです。一般論としては、無印良品の積層合板よりはポステルの桐のほうが良いと思います。スライドレールの仕様については基本的に同じですが、無印良品はワゴン上段がローラー式となっています。

まだポステルの実物は見ていませんので、実際に触った感じ次第というところですねー。ともあれ、いずれも良くも悪くも価格相応のクオリティーになっている気がします。

アクタス「フォピッシュ2」との比較

同じアクタスで比較してみるとどうでしょうか。フォピッシュ2の上棚ロータイプの幅100cmは税込116,600円。ポステルよりも約30％高価となります。

ただし、フォピッシュ2は天板がオーク無垢。ワゴンの引出しはポステルより1杯多いですし、上棚もちゃんとした感じです。

ちなみに、ポステルのデスクとワゴンの2点セットは税込83,600円、フォピッシュ2だと同93,500円になります。それで1万円しか違わないのなら、デザインの好みは除いてフォピッシュ2のほうがコスパが良いと思います。

コイズミ「ビーノ」との比較

^{※105デスク＋ノーマルワゴン＋エクステンション本立ての3点セットでコイズミ公式オンラインショップの場合}

伸縮可能な上棚を載せたポステルはコイズミファニテックの「ビーノ」に近いとも言えます。ビーノの105デスク＋ノーマルワゴン＋エクステンション本立ての3点セットの標準売価は114,400円。前述のフォピッシュ2とほぼ同じですが、楽天市場で玄関届けで購入する場合はさらに1割引きくらいにはなります。

ビーノならランドセルハンガーやコンセントが付きます。ワゴンの引出しも1杯多いです。リフティングワゴンをセットすることもできますし、3色×3サイズから選ぶことも可能です。価格重視ならポステル、機能性重視ならビーノといったところでしょうか。

一生紀「リフレ」との比較

価格を重視するなら一生紀の「リフレ」と比較するのも良いでしょう。リフレはベトナム製ですが、中国製のデスクと比べても遜色のないクオリティーです。また、リフレにはリフティングワゴンがセットできます。それでいて、価格はポステルよりも約38％も安く済みます。

もっとも、アクタスで学習机を買うような人はコスパよりもブランド＝信頼性を重視するでしょう。一生紀が信頼するに足りないとはまったく思いませんが、無印良品も眼中にはなく、比較するならフォピッシュ2かビーノが本命になるのではないかと思います。

という感じで、アクタスの新作デスク「ポステル」を紹介しました。

率直に言って、アクタスがこのような価格重視のデスクを投入してきたことには少し驚いています。これが実際に売れるかどうかはともかく、「これなら買えそう！」と思ってもらえることが大事です。そういう意味ではポステルは非常に良い商品だと思います。

一方で、無印良品や一生紀と比べると高いです。使い勝手を含めたコスパで言うと、ビーノとの比較でもやや厳しい印象です。

もっとも、実物を見たらまた印象が変わるかもしれません。近いうちにまた店頭で確認して、その結果をご報告したいと思います。

アクタス・POSTEL

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