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学習机評論家・収納マンが、学習机の選び方やオススメのデスクなどを紹介します。

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浜本工芸「No.09デスク+No.89BS」vsたなとつくえ「ミニマデスクセット」比較

      2017/11/30

先日からIDC大塚家具で販売開始されました、浜本工芸×学習机評論家コラボの「たなとつくえ」のミニマデスクセット。一見して、「浜本工芸のNo.09デスクにNo.89ミドルタイプブックスタンドをセットした状態に似ているなー」と思われた方もいらっしゃるかと思います。

中には、「No.09デスクのセットを買おうと思っていたのに、どっちを買って良いのか分かんなくなっちゃった!」という方もいらっしゃるかもしれないですね。

そんな方のために、今回は浜本工芸の「No.09デスク+No.89ミドルタイプブックスタンド」と、たなとつくえの「ミニマデスクセット」を徹底的に比較しちゃいます!

たなとつくえ・ミニマデスクセット※たなとつくえ・ミニマデスクセット

 

価格比較

浜本工芸 たなとつくえ
デスク No.09(100) ミニマ
96,120円 75,000円
ワゴン No.09移動袖A ミニマ
51,840円 50,000円
ブックスタンド No.89ミドルBS ミニマ
35,640円 23,000円
合計 183,600円 148,000円

※価格はすべて税込

比較するには客観的に分かりやすい数字からということで、まずは価格から見ていきましょう。

かたや税込定価、かたやIDC大塚家具での売価ということで、当然ながらミニマデスクセットのほうが安いです。その差は約2割となります。

個人的には、「え!じゃあミニマデスクセットのほうがお得よね!」と言ってもらいたいところですが(笑)、今回の記事の企画意図からすればそうもいきません。もう少し詳しく見ていきましょう。



サイズ比較

浜本工芸 たなとつくえ
デスク No.09(100) ミニマ
1000×650×730 1000×600×730
ワゴン No.09移動袖A ミニマ
412×499×605 412×525×605
ブックスタンド No.89ミドルBS ミニマ
600×200×520 470×235×520

※サイズはすべて幅×奥行×高さ

価格の次に数字で分かりやすいところと言えばサイズです。もっとも意識されやすいのは、デスクの天板サイズでしょう。No.09デスクは奥行650mm、ミニマは奥行600mmとなっています。

ぶっちゃけ、学習机評論家としてはデスクの奥行は650mmくらいが理想です。しかしながら、昨今は奥行550mmなどのコンパクトなものが主流になりつつあるということもあって600mmにしたという経緯があります。奥行が600mmあればA4サイズの教科書とノートを奥と手前にギリギリ並べられる必要十分なサイズということで、ミニマの奥行は600mmにしています。

ですので、奥行が広いほうが良いという方にはNo.09デスクがオススメと言えますし、逆に最近のトレンドに合わせたいという方にはミニマがオススメと言えます。また、No.09デスクは110cm幅もありますので、できるだけ幅が広いほうが良いという方にはNo.09デスクがオススメです。

次に、意外と差が大きいのがブックスタンドの横幅です。ミニマのブックスタンドは足元棚として使えるサイズとなっているため、No.89ミドルタイプブックスタンドの幅600mmに対して130mmも短い幅470mmとなっています。

ミニマのブックスタンド同様にNo.89ミドルタイプブックスタンドもA4サイズのファイルを上下に並べることができる寸法ですので、当然、幅が広いNo.89ミドルタイプブックスタンドのほうがたくさんのファイル類を並べることができます。ただし、その場合はコンセントが隠れてしまいます。逆に、コンセントを使える状態にすればファイルなどの収納量を減らさざるを得ません。

一方のミニマのブックスタンドは、ファイルの収納量こそNo.89ミドルタイプブックスタンドに負けますが、コンセントがブックスタンドの側面に付いているため、目一杯ファイルなどを収納することができます(※コンセントはデスク付属品です)また、ブックスタンド自体の幅がコンパクトなので、デスク天板面を広く使うことができます。

そういうわけで、自分で設計した手前、個人的にはミニマのブックスタンドのほうが優秀だと思いますが、コンセントが隠れることが気にならなくて収納量が多いほうが良い場合はNo.89ミドルタイプブックスタンドの組み合わせのほうが良いでしょう。

 

機能および仕様の比較

No.09+No.89ミドルBS ミニマデスクセット
足元棚 あり なし
フック 木製 金属製
ワゴン天板 ナラ突板 ナラ無垢
ワゴン側板 エンボスシート ナラ突板
昇降袖 選べる 選べない
BS仕切板 2枚 なし

 

その他の機能や仕様の違いについて見てきましょう。まず、No.09デスクは足元棚がありますが、ミニマデスクには足元棚はありません。ただし、ミニマのブックスタンドを足元に移動すれば足元棚として使うことができます。

次に、目立たない違いですが、No.09デスクのサイドのフックは木製、ミニマは数年前まで浜本工芸で使われていた金属製のフックとなっています。これについては、見た目重視の木製、実用性重視の金属製と言えるかと思います。

ワゴンについては、材質が異なります。No.09のワゴンは天板がナラ突板、側板はエンボスシート、ミニマのワゴンは天板がナラ無垢、側板がナラ突板となっています。ミニマのほうが高級仕様と言えますし、側板が突板となっているワゴンは浜本工芸の従来品には存在しません。

一方、No.09は昇降ワゴンが選択可能ですが、ミニマは選ぶことができません。ミニマに浜本工芸のカタログ品の昇降ワゴンをセットする場合、手前に少し飛び出すか、逆に少し短くなります。

上棚については、No.89ミドルタイプブックスタンドには仕切板が2枚付いていますが、ミニマのブックスタンドには仕切板はありません。フレム・オープンシェルフと同様に、ファイルボックスをうまく活用して収納することを推奨します。

また、No.89ミドルタイプブックスタンドは上棚を外した場合にコンセントも机上から消えることになりますが、ミニマのブックスタンドのコンセントは取り外してデスク側面に取り付けることができます。

なお、No.09デスクはバックパネルを含めて各種ブックスタンドを組み合わせ可能ですが、ミニマは選択肢が限られます。一応、ミニマのデスクにNo.89ロータイプブックスタンド(100)は組み合わせ可能ですが、天板奥側面および裏側にネジ留めすることはできません(No.09デスク+No.89ロータイプブックスタンド同様にネジで天板にクランプするかたちとなります)。

 

総じて、No.09デスクは様々なニーズに合わせて組み合わせが自由に選べるという良さがある一方で、ミニマはあくまで必要十分、それでいて地味に贅沢な一台と言えます。

そんなわけで個人的には、どちらが安いとか高いとかいうことではなく、「ミニマって良いよね~」と思える人にはミニマをオススメしたいですし、デスクの奥行が深いことを重視したり、ワゴンやブックスタンドをこだわって選びたい方には、No.09デスクの組み合わせを自由に選んでいただきたいと思います。

 - 浜本工芸, IDC大塚家具, メーカー, 販売店, 学習机ピックアップ, 2018学習机, たなとつくえ , , , ,

Comment

  1. もこ より:

    初夏よりこのブログを拝見させていただき研究し、真夏に アクタス、ケユカ、リビングハウス3店舗でヘトヘトです。
    日本製の色々見たかったのですが近くになく、ウエブだけで購入する勇気もなく、、
    決め手のないまま明日アクタスでホピッシュを
    リニューアル前の売りつくしで購入予定ですが、、
    やはりこのブログでのアクタス評価が気になるところ、、
    そして引き出しが硬い、、店員さんに聞くと「ロウを塗るとスムーズです」「最初だけです」「スライド式は金具が壊れる事が多いです」との事。うーん。

    で再度このブログへおじゃま。たなとつくえ すごくよさそう。大塚家具行って、アクタスに行く気力が親子ともどもにあるか、、行ったら迷うだけなのか。夜な夜な考えてます。
    質問でなくてすみません。
    失礼しました。

    • 収納マン より:

      もこさま

      はじめまして^^

      リビングハウスもデスクを置いてるんですね!
      あんまりそういうイメージはなかったので、ノーチェックでした^^;

      ホピッシュはさすがにアクタスの人気No.1デスクとあって素敵ですよね^^
      でも引出しが固い…というのは、やっぱり中国産の限界かなぁと思ってしまいます。
      ちょっと品質にばらつきが出るんですよね。
      たぶん、ハズレを引くとロウを塗るだけでは解決しませんよ。

      たなとつくえのミニマデスクはもちろんオススメですが、クリアランス価格のフォピッシュに比べると倍くらいの価格になっちゃいそうですね^^;
      でも、浜本工芸が作る学習机の素晴らしさは引出しを開けて初めて実感してもらえると思いますので、是非一度はもこさんにも実際に触ってもらいたいです♪

  2. mm より:

    息子の机をどれにしようかと収納マンさんのブログを拝見しつつ昨年からずーっと悩んでいて息子は既に2年生。これがいいかなぁと思ってもどうしても気になるところが1つはあって。。今回たなとつくえを見て「正にこれ!」と心をつかまれました。
    ワゴンの手をかけて引き出す部分の形が楕円形にくり抜かれた形がよくありますが私はあれがどうも好きになれず。ステキなデザインの机でもあの部分がその形だと一気に冷めてしまうのです。「THE学習机」感というかおしゃれ感半減というか。まぁ学習机なのですからそれで何が悪いの?と言われればそうなのですが(^^;) なのでケユカがまぁ候補ではあったのですがアロンの奥行きがもうちょっとあったらなぁと思っていたところです。
    そういう意味では「たなとつくえ」がビンゴ!あとは価格がちと予算オーバーでして・・・(汗)

    • 収納マン より:

      mmさま

      はじめまして^^

      「正にこれ!」と思っていただけて、私もすごくうれしいです!^^

      おっしゃる通り、引出しの引き手の部分のほか、なにかひとつ納得がいかないことってありますよね。
      もちろん、ミニマデスクにも人によってはそういうところがあろうかと思いますが、mmさんに気に入っていただいただけでも私としては本当にうれしいです♪

      予算はまあ、確かにコスパに優れたケユカのアロンに比べると高価ですよね^^;
      でも、6+3+3で12年、大学4年と考えれば、合計で16年です。
      ランドセルは6万円のものを買っても6年間しか使いませんが、デスクは16年以上使えます。

      予算のことはともかく、実際にお買い求めいただけるかどうかもともかくとして、「多少無理をしてでも欲しい!」と思っていただければ本当にうれしいです^^

      • mm より:

        コメントありがとうございます。
        ミニマデスクはシンプルなデザイン、細かいところまで考えられたこだわり、サイズ感、素材・・等々どれをとっても私にとって納得がいかないところが一つもないんです。なのでおっしゃる通り「多少無理をしてでも欲しい!」です(笑)
        まだ実物をいていないので、今度見に行ってこようと思います。

        • 収納マン より:

          mmさま

          こちらこそ、ミニマを褒めていただいてありがとうございます♪

          まだミニマを購入された方からのレビューはないので、是非mmさんにレビュー第一号をお願いしたく思います^^

  3. すばる より:

    こんにちは、初めまして収納マンさん。
    来年から小学生になる息子と今年少の娘に二つ机を購入しようとブログ拝見させていただいております。
    しばらくはリビング横の和室に二つ並べて大きくなったら子供部屋へ移動させる予定です。
    ミニマとても気に入ったのですが、大きさ的にNo.09にしようと思っています。(ゴメンなさい)
    でもワゴンのデザインがミニマのほうがカッコいいなぁ、と思いそれはミニマにしようと思ってます。
    大塚家具さんでNo.09の机にミニマのワゴンを合わせてみたらそれほど違和感ないかな、と思ったのですがどうでしょうか?
    ちなみに椅子は回転椅子がいいのでコイズミさんのベストフィットチェアか、イトーキさんのトワイスか迷ってます。
    どっちがオススメですか?
    あと、フレムは一つ買ってとりあえず2人で使わせようかな、と思います。
    机は大塚家具さんで買う予定ではないので(価格が高いので)ワゴンと机の柄?が合うかどうか気になります。
    どう思われるかアドバイス頂けたら嬉しいです。

    • 収納マン より:

      すばるさま

      はじめまして^^

      浜本工芸のNo.09デスクは奥行が65cmあるので、ゆったりとしていて学習に最適だと思います^^
      ただ、これにミニマのワゴンをセットすると、寸法上は26mm飛び出す格好になりますねー。

      No.09のワゴンは丸みがありますが、ミニマのワゴンは直線的なので、余計に飛び出した感じが強くなってしまうかもしれません。
      ちなみに、材質、塗装ともに同じですので、No.09デスクにミニマのワゴンをセットしても、その点では違和感が生じることはありません。
      一度、IDC大塚家具のショールームでご確認ください。

      回転チェアについては、それぞれに良いところがあると思います。
      コイズミファニテックのベストフィットチェアはモールドウレタンなので座り心地が良いだけでなく耐久性が高く、塩ビレザー張りで汚れや摩耗に強いと言えます。
      また、6本脚で倒れにくく机の下に収まりやすいというメリットもあります。

      イトーキのトワイスは足をベタッと乗せられる大型のステップが付いていることが最大のメリットと言えます。
      また、布張りなので触り心地が良く、滑りにくい、夏場に汗をかいてもベタッと張り付くことがないなどのメリットもあります。

      いずれも良い学習椅子だと思いますので、一概にどちらが良いというのは難しいですねー^^;
      座り心地やデザインの好みのほうが大きいと思いますので、実際に机にセットして座り比べていただくのが一番だと思います。

      IDC大塚家具では浜本工芸のほかの学習机にフレムオープンシェルフという組み合わせも売れているそうです。
      こちらも色や素材は同じですからまったく違和感がなく、オススメですよー^^

  4. すばる より:

    ご返信ありがとうございました。

    そうですかー、少し飛び出すんですね。
    No.09のワゴンは天板に突板を使用しているのも少し気になる点ではあります。
    もう一度大塚家具さんに見に行ってみようと思います。

    椅子はまだ本人たちに座らせていないので一緒に連れて行ってみますね。
    デザインからするとコイズミさんのを選ぶような気もしますが笑。

    相談に乗っていただき、ありがとうございました。
    いつもブログ楽しみにしています。
    とても参考になります!

    • 収納マン より:

      すばるさま

      いま浜本工芸が作っているワゴンで天板がナラ無垢のものはミニマだけじゃないですかね。
      個人的には突板で十分じゃないかと思っているのですが、今回は肝煎りのプロジェクトということでコスト度外視でどんどんスペックが上がっていったという経緯があります^^;
      ワゴン側面もエンボスシートではなく突板ですし、非常にお買い得であることは間違いありません。

      兄妹でチェアを選ばせたら、同じものが良いと言ったり、まったく別のチョイスをしたり、意外な一面が見られるかもしれませんね^^
      たぶん一生に一回しかない学習机&チェア選びを存分に楽しんでいただければと思います♪

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