我が家では子供2人の学習机にそれぞれコイズミファニテックのECL-357とツインバードのLE-H635Wをセットしています。
もともとはどちらもLE-H635Wをセットしていたのですが、息子がアームを壊してしまったので代わりにECL-357を購入して、当時猛勉強中だった娘の机に設置。同時に息子の分も買い替えても良かったんですけど、次にもっと良いデスクライトが登場したときのために敢えて買い替えないまま現在に至ります。
それから1年半。「ひょっとしたらコレは…!?」というものに出会いました。「BenQ(ベンキュー)」という会社のものです。LEDデスクライトではその名を耳にすることはありませんが、パソコン用ディスプレイのメーカーとしてご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「まさかあのBenQがLEDデスクライトを!?」と最初は驚きました。でもまあ、LEDディスプレイのメーカーなのだからLEDデスクライトを扱っていてもおかしくないのかもしれない…。そんな風にも思いました。
メーカーはともかくとして、そのBenQの「WiT MindDuo親子デスクライト(AR16)」というのが今までにない独特のフォルムをしていることに私は強く興味を持ちました。
分かります?シェードが弓なりになっていて、広い範囲を照らす構造になっているのです。
LEDの光というのは、蛍光管の光に比べて直線的で、周囲に拡散しません。ですからシェードの真下は明るいけれど周囲は照らすことができず、相対的に周辺は暗く見えます。そうすると、参考書やノートを机のうえ一面に広げて勉強する際には、眩しいくらいに明るい箇所と相対的に暗く見える箇所の間を視点移動することになり、目が疲れてしまい、ひいては視力の低下を招く可能性があるのです。
そういう問題が起こらないように学習机メーカーの多くは、シェード幅の広いLEDデスクライトを採用しています。しかし、シェード幅が広いとどうしても見た目の圧迫感が強くなります。
そこに目を付けたのがBenQです!(たぶん・笑)「シェードを弓なりにしたら、LEDの直線的な光でも周囲に届くんじゃね?」と考えたわけです。
これ、すっごく単純なことのようで、実際のところ今までなかった仕組みなんですよね。私は勝手にそのことに感動してしまって、BenQにサンプル品の貸し出しをお願いしました。その結果、特別にお借りすることができましたので、今回はその実機レビューをお送りしたいと思います!
BenQ・WiT MindDuo親子デスクライト
こちらがBenQからサンプルとしてお借りした「WiT MindDuo親子デスクライト」のパッケージです。BenQは台湾のメーカーなので台湾から直送されてくるのかと思ってましたが、千葉県市川市の物流センターから届きました。
LEDデスクライトのパッケージは一般的にシンプルなものが多いですけど、こちらは親子デスクライトというだけあってか、キモカワなモンスターのイラストなどが書かれています(笑)
パッケージ同梱品
箱を開けて中身をすべて取り出しました。本体、クランプ金具、電源コード、ACアダプター、取扱説明書が入っています。
取扱説明書はLEDデスクライトのものにしては厚いですが、英語、フランス語、ドイツ語、中国語(繁体字と簡体字)、日本語、韓国語それぞれで書かれているだけで、実質的なボリュームは多くありません。
クランプ金具が安全にできている!
さて、さっそく取り付けを…と思って準備に入ったところで、いきなりちょっと驚いてしまいました。クランプ金具というか、より正確に言うとその取付部分が安全に設計されているのです。
日本で販売されている一般的なアーム式のデスクライトの場合、天板にクランプ金具を取り付けて、そこに支柱を差し込むだけです。しかし、このデスクライトはクランプ金具に支柱を挿し込んでからネジで固定するようになっているのです。
これはおそらく、このデスクライトにはクランプ金具と台座の2種類が用意されているためだと思いますが(台座タイプは日本では未発売)、支柱ごと抜け落ちてしまう心配がなくて良いと思います。
電源コードとACアダプターを接続
続いて、電源コードとACアダプターを接続します。こういうタイプはスポッと抜けてしまうんじゃないかと少し心配でしたが、割りとカチッとハマりますので抜ける心配はなさそうです。
また、ACアダプターには電気用品安全法に基づくPSEマークが記載されており、問題なく日本国内で使用することができます。電源コードはナイロン巻きでしっかりしており、接続部周辺も断線しにくいように保護されています。
ちなみに、支柱下部の側面にはUSBポートが設けられており、スマホなどの電子機器の充電が可能です。ただし、5V/1Aですのでバッテリー容量の大きいタブレット端末を充電するには十分とは言えないでしょう。
カウンターの天板に取り付けてみた
いろいろ試してみたいので、カウンターの天板に取り付けてみました。ちなみにクランプ金具は天板厚60mmまで対応しています。
2万円オーバーという価格だけあって質感は十分です。素材は主に、アームがアルミ、シェードは樹脂PCでできています。
アームはこういう構造ですのでそれほど自由度は高くありませんが、任意の位置にピタリと止まるのはさすがだと思います。
手をシェード下に差し入れると点灯
「WiT MindDuo親子デスクライト」にはLEDを点灯させるためのスイッチはありません。シェード下に手を差し入れると点灯するセンサー式なのです。
また、人感センサーを備えているので、机に向かうと自動的に点灯する機能もあります。シェード背面にスイッチがあり、人感センサーをオフにすることもできます。
この機能は便利と言えば便利ですが、微妙な感じもします。意図せず点灯することがあり、その度に消灯する必要があるからです。また、手を差し入れて消灯した後にすぐに机に戻った場合には、人感センサーが作動しません。これは人感センサーの誤作動を防ぐために、40秒間の無効期間を設定しているからだそうです。
消し忘れても自動で30分後に消える機能も備わっているんですけど、30分というのはちょっと長すぎるような気もしますね。
読書/デジタル読書/手動の3モードに切り替え可能
「WiT MindDuo親子デスクライト」は、読書/デジタル読書/手動の3モードに切り替え可能です。モードを切り替えるためには、シェード上部のロータリーノブを2秒間長押しします。長押しする度に、モードが切り替わります。
全部が全部手動で調整するんじゃなくて、読書とデジタル読書の2種類がプリセットされているのは便利ですね。また、読書モードにすればシェードの正面にオレンジ色のLEDが点灯し(上写真の状態)、デジタル読書モードでは緑色のLEDが点灯します。手動モードの際はいずれも点灯しません。これによって、今がどのモードなのかが一目瞭然です。
手動モードでは輝度と色温度の無段階調節が可能
手動モードでは輝度と色温度の無段階調節が可能です。輝度調節の際は時計回りに回すと輝度が上がり、明るくなります。反時計回りに回すと輝度が下がり、暗くなります。
一般的な調光機能では明るさレベルがどの段階かインジケーターなどで表示されますが、このデスクライトにはその機能はなく、代わりに暗すぎればロータリーノブの中央が赤く光り、適正であれば緑色に(上写真左の状態)、明るすぎれば青色になります。これをアイケアモードと呼ぶそうです。部屋の環境に応じた輝度を提案してくれる機能と言えますから、このほうが分かりやすくて良いのではないでしょうか。
輝度調節を終えてロータリーノブをワンプッシュすると、色温度の調節ができます(上写真右の状態)。時計回りに回すと色温度が高くなり、反時計回りに回すと色温度が下がります。
なお、色温度は2700ケルビンから6000ケルビンまで無段階で調節可能となっています。ついでに平均演色評価数については、低色温度でRa81、高色温度(4500ケルビン以上)でRa87以上となっていますので、色の再現性は十分と言えます(※下記注)。
もう一度ロータリーノブをワンプッシュすると、また輝度の調節をすることができます。また、読書モードやデジタル読書モードのときにロータリーノブをワンプッシュしても手動モードになります。
ちなみに、好みの輝度や色温度を指定して消灯した場合、再点灯すると消灯前の設定で点灯するメモリー機能が付いています。
なお、ロータリーノブを押す際はシェードを押さえる必要があり、両手を使わない場合は親指と他の指でシェード中央部を挟むようにする必要があります。
デジタル読書モードって実際どうなの?
ところで、「デジタル読書って何?」って気になりませんでしたか?私もこれがすごく気になっていました。今後、タブレット学習が進むと言われていますからね。もしこれが使い物になるようなら、それだけでもこのデスクライトを買う価値があるというものです。
デジタル読書モードの色温度は4000ケルビンです。これはコイズミファニテックで言うところの勉強モード(4300ケルビン)に近い値と言えます。実際、6000ケルビンの読書モードに比べて電球色がかった色温度で、少し落ち着いた感じです。
ちなみに、読書モードはコイズミファニテックの計算モード(5600ケルビン)よりも高い色温度です。しかし、それほど青白い光には感じません。
一般的に、色温度が高いほど文字がくっきり見えるとされています。しかし、実際に手持ちのタブレット端末(Amazon Fire)とバックライト付きの電子書籍リーダー(kobo Glo HD)をデスクライトの下に置いて見ると、色温度が低いデジタル読書モードのほうが文字や写真がくっきりと見えたのです。これは実に不思議な現象でした。
正直に言うと、実際に見比べているときは「かな~?」という程度でした。しかし、写真で見比べてみると明らかですね。デジタル読書モードのほうがコントラストがハッキリしているとともに、グレア(反射)が少ないように感じました。ちなみに、読書モード、デジタル読書モードともに、輝度は周囲の環境に応じて自動的に最適化されるようになっています。
なお、色温度が近いコイズミファニテックの勉強モードと比較した場合、差異は分かりませんでした。色温度が4000ケルビンぐらいがスマホやタブレット端末を見るのに最適ということなんでしょうかね。
コイズミファニテックECL-357との比較
次に、「WiT MindDuo親子デスクライト」はその独特の形状をして本当に広い範囲を照らせるのかどうかを検証すべく、光のムラのなさで定評のあるコイズミファニテックECL-357と比較してみることにしました。
ちゃちな照度計を使ってのあまりシビアでない比較ですので参考程度にしかなりませんが、測定結果を基に簡易な照度分布図を作ってみましたのでご覧ください。
まずは「WiT MindDuo親子デスクライト」から。机上面からの高さ40cmで直下照度が1800ルクスということでしたが、私が測定しても同様の結果となりました。また、シェード中心の前方半径30cmの1/3円周上は1000ルクス前後、同じく半径50cmの1/3円周上は400ルクス前後となり、これはJIS規格AA形相当と言えます。
シェード幅が320mしかない(=ECL-357の半分以下)LEDデスクライトにしてはかなり優秀でしょう。具体的に商品名を出すのもナンですが、山田照明のZ-10Nよりも直下照度は抑えられており、それでいて円周上の照度は同程度確保できています。
ちなみに、机上面からの高さ50cmでも測定してみましたが、ほとんど変わりありませんでした。
次に、コイズミファニテックのECL-357の照度分布図を見てみましょう。基準となるシェードの高さ位置が異なるものの、中心直下照度はBenQよりも少し抑えられており、それでいて中心から30cmないし50cmの位置はBenQよりも明るいです。やはり学習用LEDデスクライトは学習机メーカーの独壇場ですね。
そのほか、操作性の面で比較しますと、BenQのはいろいろ調節できて良いんですけど、子供にはちょっと扱いづらいと思います。というか、大人でもちょっと分かりにくいんじゃないかと思いますね。
息子の学習机に設置してみた
というわけで一通り検証を終えて、息子の学習机(幅1100mm)に設置してみました。上写真の左がもともと使っていたツインバードのLE-H635W、右がBenQの「WiT MindDuo親子デスクライト」です。
こうやって比べてみると、どうでしょう?ツインバードのほうが明るいように見えるかもしれません。しかし実際は逆で、ツインバードのほうはただ眩しいだけと言ったほうが正しいです。ちなみにLE-H635Wは机上面からの高さ495mmで最大1200ルクス。
それに比べてBenQのほうは万遍なく明るく、眩しさを感じません。空間全体がパッと明るくなった感じがします。
ただ、上棚への取り付けということもあって、アームの自由度が高いとは言えない親子デスクライトはちょっと角度の調整が難しいです。ショボいアームのLE-H635Wに比べたら良いとは言え、コイズミファニテックのECL-357に比べるとイマイチです。ただし、デスク天面に直接取り付けるのであれば、この点はほとんど気にならないと思います。
息子に感想を聞いてみました
3日間ほど小学校4年生の息子に実際に使ってもらって、その感想を聞いてみました。
収納マン:これはもう返さないといけないんだけど、もし買い替えるとしたらお姉ちゃんが使ってるのとコレ、どっちが良い?
息子:お姉ちゃんが使ってるほうが良い!
収納マン:なんで?
息子:これは端っこのほうが暗い。
収納マン:そうなの?パパは十分明るいような気がするけどなー。じゃあ、コレの良いところは何かある?
息子:ない!
収納マン:(苦笑)
これ以上聞いても藪蛇になりそうなので、やめておきました(苦笑)
内心、「BenQからお借りしているパパの立場も考えてくれー(泣)」と思いましたが、子供というのは正直です。事実はともかくとして、息子にとっては「コレジャナイ」のでしょう。
ちなみに、今まで使っていたツインバードのものよりは「こっちのほうが全然いい!」そうです。やっぱり、LEDデスクライトはそれなりのものを買わないとダメということでしょうね。
まとめ
えらい長文大作になってしまいましたが(苦笑)、ボチボチまとめましょう。
いろいろ申し上げましたけど、個人的には総じてBenQの「WiT MindDuo親子デスクライト」は素晴らしいと思います。シェード幅がコンパクトなのにこんなに万遍なく広い面を照らせるというのは驚きです。
しかも、眩しさをほとんど感じさせません。眩しさの低減には輝度レベルを最適化するセンサーがよく働いているのだと思いますが、この点はコイズミファニテックのECL-357よりも優れていると感じました。
また、デジタル読書モードが秀逸です。もし今後タブレット学習が普及するとすれば、これは絶対に欲しいと言えるほどの機能だと思います。
そのほか、安全設計の天板固定部、1AですがUSBポートが付いているのも便利だと思います。
一方で、輝度と色温度が無段階で調節できるのは良し悪しかなと思いますね。子供にとってはちょっと分かりづらいと思いますし、大人も慣れるまでちょっと時間が掛かりそうです。もっとも、意外と子供のほうが慣れるのは早いかもしれませんが(苦笑)
また、人感センサーや30分後の自動消灯というのは個人的には使えないと思いました。シェード下に手を差し入れて点灯や消灯をする際は数秒間反応しないこともあり、特に意図せず点灯したときになかなか消せないときはイラッとします。
あとは価格がもうちょっと安かったらなーと思います。輝度レベルを最適化するセンサーを高く評価すれば妥当な金額と言える一方、この価格であればもうちょっとアームの可動範囲は自由度が高くないと厳しいですね。
現状はBenQの「WiT MindDuo親子デスクライト」はまだ家電量販店等での取り扱いがないようですが、今後、amazonでの販売も検討中とのことです。楽しみですね!
2021/04/08追記:
2020年末から2021年初に投入された新型(AR19)の照度分布図は上図の通り改善されました。大まかに言うと、直下照度は少々上がったものの、特に半径30cmないし半径50cmの中心付近の照度がアップし、左右のムラが少なくなっています。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
はじめまして。
小学生の子供を持つ親です。
デスクライトについて調べていて、こちらに伺うこととなりました。
これまでは蛍光灯のインバーターのものを使用していましたが、可動部がグラグラするようになってしまいましたので、転居を機に処分しまして、今、新しいものを早急に探しているところです。
LEDは目に悪い?などと聞くこともあり、また蛍光灯のインバーターのものを購入しようかと思っていたのですが、生産終了が関係しているのか価格がいたずらに高くなっているようで、どうしたものだろうかと悩んでおりました。
しかしこちらのサイトにたどり着き、LEDのものでも良いのではないかと考えるようになりました。
スタンド式のものと、それからリビングで使うコードレスのもの、両方の購入を考えています。
現時点でスタンド式のものは、コイズミファニテック「PCL-711/712」、コードレスのものは 無印良品の「手元をてらすリビングライトMJ-TLL1」 が、収納マン様のイチオシと考えてよいですか?
デスクライトカテゴリの記事は過去に遡って拝見しましたが、現時点でのおすすめをいくつか教えていただきたいです。
価格については特に気にせず探しています。
収納マン様のおすすめを大いに参考にして、検討したいと考えております。
よろしくお願いします。
ムーコさま
はじめまして^^
そうですね、今となっては蛍光灯のデスクライトを選ぶメリットはないと思いますので、LEDで問題ないでしょう。
また、現時点では、スタンド式ならコイズミファニテックの「PCL-711/712」、コードレスなら無印良品の「手元をてらすリビングライトMJ-TLL1」がオススメと言って差し支えないと思います。
クランプ式のシェード幅が広くてアームもしっかりしているデスクライトに比べるとイマイチなところはありますが、スタンド式もしくはコードレスなら今のところこれらがベストではないでしょうか^^
なお、いずれも中央に置いた場合に最大限に威力を発揮すると思いますので、左または右端に置く場合はコイズミファニテックの「イルミネーターPCL-011WH」のような片持ちアームのほうが良い場合もあることを付け加えさせていただきます。
収納マンさま、お忙しいところありがとうございます!
本来ならば自分で調べて知識を得て、店頭で確かめてみるなどするべきと考えますが、なかなかその時間がありません。
収納マンさまの記事を拝見して、収納マンさまのおすすめ商品を是非試してみたいと思った次第です。
感謝いたします!
ムーコさま
LEDデスクライトって、家電量販店等の店頭では明るすぎてデスクライト自体の明るさが分かりにくいですし、お目当ての商品を置いていないことも多いので、選ぶのは本当に大変ですよね。
「安いしコレで良いんじゃない?」という風になってしまいがちなののもよく分かります^^;
今回オススメさせていただいたものはあくまで私見ですが、お役に立てれば幸いです^^
はじめまして。
来年小学生になる娘がおり、リビング学習用のデスクライトを探してこのサイトにたどり着いた者です。
収納マン様のご意見を伺いたく、コメントさせていただきます。
リビングの一角に備え付けのカウンターがあり、小学生になったらそこで宿題などをさせようと思っています。
リビングの明かりだけでは暗いので、デスクライトを購入したいと思うのですが、LEDでない照明のものが気になっています。
ジェントライト・エリートという、NASAが開発に関わったサンスペクトルランプが使用され、目に優しい、というのがうたい文句のライトです。
LEDでも良いものを選べばブルーライトのことは考えなくても良いのか、それともこういったLEDでないものを検討すべきなのか、ほかにもLEDでないものがあるのか、また、双方のメリット、デメリットもよくわからず…
子供が大きくなったら、子供部屋に学習デスクを購入し、デスクライトもそっちへ移動させる予定です。
できれば気に入ったものを長く使い続けたいと思っています。
収納マン様はどう思われますか?
まとまりのない文章ですいません_| ̄|○
ご意見お願いします!
以下、ジェントライト・エリートの説明書きです。
ジェントライトには、NASAが開発に関わった、自然光に最も近い人工光といわれる《サンスペクトルランプ》を使用。
春のうららかな太陽と同じ光の質が、対象の色や質感などを正確に表現。
まぶしさやちらつきがなく、長時間の使用でも目が疲れません。学習用、仕事、読書、趣味など幅広く活用いただけます。
照明範囲は、見開いた新聞が隅々までストレスなく読めるほど広範囲
「机が大きいために光が届かないところがある」とお悩みの方や、
「図面など大きくかつ緻密なものを、詳細に照らしたい」という方にもおすすめです。
専用のスタンドベースとクランプが付属。どちらでも使える2way仕様です。
◆ジェントライト・エリートが《目に優しい》理由◆
◎波長(光の強さのなだらかさ)
屋外太陽光にように連続性を持った自然な光を再現。LEDのように突出した波長域がなく、なだらかな波長です。
※測定機器:分光放射照度計(CL-500A)
◎演色性(自然光Ra100の下で見るような色の見え方)
ジェントライトの演色性はRa95
どの色もまんべんなく表現され、色が自然光と同じように見えます。
コントラストもハッキリしていて、細かな色の違いも分かりやすく対象物が見えやすい明りです。
*測定機器:分光放射照度計(CL-500A)
◎ちらつきなし
フリッカメータ(照明のチラつきを測定する機器)での計測結果5.6 ほぼチラつきのない明りです。
一般的なLEDデスクライトを計測すると、20以上と数値の高いデスクライトもあり、そのようなデスクライトを使用し続けると、
ストレスや頭痛を引き起こす要因になります。
※測定機器:B&S社 LightAnalyzer。詳しくは6枚目の画像をご参照下さい。
◎見え方
本で比べると、白い紙と黒の文字の濃淡がはっきりしていて見やすいです。
また、色の見え方も、優しい光で鋭い影にならず、各色の濃淡もはっきりとしています。
◎多重影がない
濃い影ができないので見やすく、ストレスがありません。
※各測定の数値は、弊社照明士が実際に計測した数値を記載しています。
※商品画像にグラフや写真を載せておりますので、ご参照ください。
《商品仕様》
ランプ: 24W形スリム管
電源:1.7mコード・プラグ付き
サイズ:セード幅650mm 本体+アーム高さ587mm(最高時)本体の高さ300mm
消費電力:23W
ランプ平均寿命:約6,000時間
色温度:5500K
重量:卓上タイプ:1,600g クランプタイプ:1,100g
素材:セード 樹脂/アルミ、アーム 鋼、本体 樹脂
色:スタイリッシュホワイト
保証期間:1年間(本体、ランプも1年保証)
その他:2ウェイで使用可能。専用ベースとクランプ同梱。
※転倒時自動消灯機能付
※人感センサー機能(ON・OFF可)付
※1 クランプ設置には、最低40mm×40mmの平面が必要です。厚さ37mmまでの天板に設置可能。
あっちゃりさま
はじめまして^^
ジェントライトについては度々ご質問をいただいているので一度キチンと記事にしないといけないと思ったりもするのですが、率直に言うと、都合の良い数字やスペックだけが出ているためLEDデスクライトと比較するのが難しいという状況です。
以下はあくまでも私の所見ですが、そもそもの話としてここで比較されている「一般的なLED」の得体が知れません。
話の流れからすると、学習用として販売されているものではなく、家電量販店で2~3千円程度で販売されているもののことを指していたり、信号機やディスプレイなどに使われているものと混同されているようです。
LEDのネガティブな面ばかりが強調されており、逆に蛍光灯のデメリットについては触れられていません。
たとえばチラつきについては、ジェントライトは5.6、一般のLEDデスクライトは23.9とされている一方で、同社のLEDデスクライトPROは1.3となっています。
学習用LEDデスクライトはチラつきがないことは当然と考えられており数値が公表されていませんが、一般的には蛍光灯よりもチラつきがないと私は考えています。
また、学習用LEDデスクライトで多重影が出ることはないですね。
この点でも「一般のLEDデスクライト」が何を指しているのか疑問を感じます。
見え方の違いについても同様です。
一方で、LEDは青色光が強い、ジェントライトに比べると演色性が低いというのは確かにその通りだと思います。
ただこれも裏を返せば、文字がくっきり見えない、電気代が高くなるというデメリットがあると言えます。
その他、蛍光灯は熱を持つ、割れることがあるなどのデメリットもあります。
学習用LEDデスクライトのメーカーは、「パソコンのディスプレイと違ってデスクライトは直接見るものではないのでブルーライトの問題はない」、「紫外線、熱、電気代のことを考えれば、いまとなっては蛍光灯を選ぶメリットはない」と言っていますが、それを素直に信じて良いかは私にも何とも言えません。
ただ、たぶんそうだろうなと思うところのほうが多いことも事実です。
先日もLEDデスクライトのメーカーの方と話した際に、ジェントライトの話が出ました。
曰く、「なぜこれが売れているのか分からない」ということでしたが、結局は「NASA」という言葉に日本人が弱いとしか考えられないという結論に至りました(苦笑)
ジェントライト・エリートは山田照明のZ-3500Wに高演色蛍光管をセットしただけのものですので、価格はちょっと高すぎると思います。
ただ、今となっては24Wの高演色直管蛍光灯が市販されていないため、値段の是非を問うのも難しい状況です。
LEDに比べると蛍光灯のほうが光に広がりがあることは事実ですので、あくまでこのシェード幅で言えばジェントライトを選ぶ理由はあると思います。
しかし、それについてはシェード幅が広いLEDデスクライトを選べばこの問題はクリアできるとも言えます。
また、高演色のLEDもありますので(山田照明のZ-80PROなど)、どうしても高演色である必要がある場合はそういった選択肢もあります。
以上踏まえまして、最終的な判断は私にはちょっと難しいですね^^;
収納マン様、お返事ありがとうございました!
そうです!まさにその通りで、NASAが開発、の文言に食いついた日本人の1人が私です。
目に優しいと謳っているものの、どこがどういうふうにいいのか根拠が不明で2万円という買い物が高いのか安いのか全くわかんないんだよなぁ…と思っていました!
収納マン様の他の記事を拝読し、コイズミファニテックPCL-711か小泉成器SCL-357を検討しております。
ありがとうございました!
あっちゃりさま
このたび、あっちゃりさんにご質問いただいたおかげで、私も記事にすることができました。
ありがとうございます^^
私も割りとガジェット好きなので、NASAとか米軍とか言われると確かに弱いです^^;
でもそういう商品にハズレは少ないとも感じておりますので、ジェントライトも決して悪い商品ではないと思います。
クランプ式のSCL-357が設置可能でしたらPCL-711よりもSCL-357のほうが個人的にはオススメです。
実物をご覧のうえ決めていただければと思います♪