学習机評論家のオススメ

学習机評論家・収納マンが、学習机の選び方やオススメのデスクなどを紹介します。

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【保存版】2018新入学必見!近年のトレンドに見る学習机の選び方

      2017/06/29

学習机って本当に必要?

みなさんコンニチハ!学習机評論家の収納マンです。

長らくご愛読いただいている方は「何事!?」と思われるかもしれませんが、今回は「2018新入学必見!近年のトレンドに見る学習机の選び方」と題しまして、このページを一通り読んでいただければ最近の学習机のトレンドが分かり、楽に学習机を選ぶことができように、ザーッとまとめてみました。

ヒジョーに長文ではございますが、是非最後までお付き合いいただければと思います。

 

学習机評論家・収納マン プロフィール

学習机評論家・収納マン

「そこからですか!」と全力でツッコまれそうですが(苦笑)、まずは軽く自己紹介をさせていただきたいと思います。

わたくし収納マン(本名:芝谷浩)はもともと家具メーカーに勤めておりまして、そこから独立して日本で初めて一般家庭向けに収納/インテリア・コーディネート・サービスを始めました。現在では収納に関する民間団体が乱立し、プロとして独立されている方も多数いらっしゃいますが、実は私が業界のパイオニアなんです。「TVチャンピオン・収納ダメ主婦しつけ王選手権」で優勝した実績などもございます。

で、なぜ収納のプロが学習机評論家になったかというと、現在は中学1年生になった長女の入学前に学習机を購入したことをブログで報告したのがきっかけです。当時もインターネット上に学習机の情報がなかったわけではありませんが、あまりにもデタラメなものが多く、私の元に学習机の購入についての相談が多く寄せられるようになりました。

その後も学習机に関するご相談は増え続けたため、2015年から収納と学習机のブログは別に分けて現在に至ります。決してネットで拾い集めた情報をテキトーにまとめて記事を書いたりはしておりません。時に学習机メーカーに直接取材をし、家具販売店等にも足を運ぶなど、地道に評論家らしく活動しております。

大阪府在住ですが、家具メーカー勤務時代は神奈川県におりましたので、首都圏の事情にもある程度は通じております。情報収集のために各地に出張することもあります。

現在41歳。家族は長女のほかに、小学4年生の長男、それと妻が若干1名。収納スタイルコーディネーターと学習机評論家という二足のわらじを履きつつ、毎晩夕食を作ったり掃除をしたりと主夫業もシッカリこなしています。ちなみに趣味はサイクリングです♡

収納マンwith愛機(アートサイクルA1500PRO)

 

そもそもの話…みんな学習机って買うものなの?

学習机等の購入率

さて、ようやく本題です。そもそもの話として、「みんな学習机って買うものなの?」という素朴な疑問をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。

少子化の進行により、近年の小学校入学児童数は例年100万人を若干上回る程度となっています。ただでさえ子供の数が減っているのに、学習机の購入率は年々下がる傾向となっており、入学シーズンに合わせて購入するのはだいたい40%程度と言われています。

しかし、残り6割のご家庭は机を買っていないというわけではありません。入学シーズンを過ぎてから買う方も相当数おり、1年を通じて見ると購入率は約60%となっています。約20%の方はオフシーズンに買っているというわけですね。

また、学習机メーカーは購入率が下がっていると騒いでいますが、複数の家具販売店から話を聞いても、私の身の周りのパパ友ママ友に話を聞いても、ほとんどのご家庭が机を買っていると思います。いわゆる学習机ではなくてIKEAなどでカジュアルデスクを買っていたり、パソコンデスクのようなものを買っているケースも、ざっと2~3割はあるのではないかと思います。そのほか、親のお下がりを使わせる、DIYで作る、オーダー家具を発注するなどという話もちらほら聞きます。

つまるところ、近年はザッと6割のご家庭が学習机を購入し、残り4割はいわゆる学習机ではなくとも何かしらの机を置いていると言えるでしょう。

 

学習机を買わない理由は、大きく分けて3つ

学習机を買わない、もしくは買えないと言われる理由は、大きく分けて3つあります。

  • 置く場所がない
  • 価格が高い
  • 学習机なんて必要ない

置く場所がない

前述の通り、学習机は結局6割のご家庭が購入し、残りのほとんどの方もパソコンデスクなど何かしらの机を置いているわけですから、結局のところ、必要となれば無理をしてでも置き場所を作っていると言えます。また、子供の小学校入学以降に引越しをして子供部屋などを確保したというケースもあるでしょう。

どんな学習机を選ぶかということと同様に学習机の購入時期は多様化しており、絶対に入学式前でなければならないと考えている人は少なくなってきています。時間の経過とともに様々な事情が変わってきて、「置く場所がない」と考えていても「どうにかして置き場所を確保しよう」という風に変わってくるのではないかと思います。それならば、後で慌てないように早めに置き場所を捻出できるように考えておいたほうが良いですね。

価格が高い

小学校入学時はいろいろと物入りです。ランドセルの平均購入価格がだいたい4万円くらいと言われるだけでも負担に感じるのに、学習机の平均購入価格は7万円強などと聞いてしまうと、その時点で買う気が失せてしまう人も少なくないことでしょう。

正直に言って、私も国産家具メーカーの学習机を姉弟の2台まとめて買うことになったときは参りました(苦笑)でも世間を見ると、祖父母がスポンサーになってくれたり、入学時とは時期をずらすことで工面していることが多いようです。

上を見ればキリがありませんが、下を見てもキリがありません。学習机に限らず家具は下手なものを買ってしまうと、すぐに壊れてしまって後悔することになります。私は収納のプロとして今までにたくさんのお宅を拝見してしてきましたが、安物に手を出してしまったがために壊れかけて使いづらく、かと言って大きなものなので簡単には買い替えできないという状況を多く見てきました。

ランドセル同様に学習机は大切な贈り物です。必ずしも入学時に合わせて購入する必要はありませんので、じっくり吟味して無理のない範囲で購入することをオススメします。

学習机なんて必要ない

「宿題はリビングやダイニングのテーブルでするから学習机は必要ない」、「学童保育や塾で勉強するので家に机がなくても大丈夫」、「どうせウチの子は勉強なんてしない」ということは割りとよく聞かれます。しかし実際はというと、前述の通りほとんどの方が学習机などの机を用意しているのが実情です。

当初は必要ないと思いつつも結局は勉強のために机を用意することになる理由は主に3つ挙げられます。まずひとつめは、ダイニングで夕食の準備をする時間と子供が帰宅してから宿題をする時間が重なりがちであるためです。ダイニングテーブルで消しゴムかすを撒き散らしながら宿題をされると食事の準備の邪魔で、子供にとっても良い学習環境とは言えません。

2つ目は、兄弟姉妹がいる場合、ダイニングやリビングのテーブルで勉強をしていると邪魔されやすいということが挙げられます。ツインデスクという二人分が1台になった机が流行らなくなったのも同様の理由で、結局は兄弟姉妹の人数分、何かしらの机を用意したほうが家族全員ハッピーと言えます。

3つ目はこれがたぶんもっとも重要で、収納の問題です。机はダイニングテーブルやリビングテーブルで兼用できても、勉強道具を置く場所は別に用意する必要があります。そうすると、何かしら棚などを用意しなければなりません。学習机は収納と机を一体化したものと言うことができますので、結局は学習机を買ったほうが合理的と考える人が多いようです。

 

人気の学習机のトレンドは?

学習机は価格が高い、置く場所がない、必要ないなどと言われますが、これは学習机について誤解を抱かれてしまっていることもひとつの原因だと思います。それは家具販売店の店頭で学習机を見られた方が「え!イマドキの学習机ってこんな風になってるの!?」と驚かれることが多いことからも明らかです。

学習机は多様化している

学習机の購入時期が人それぞれになっているのと同様に、学習机そのものも多様化しています。もはや「学習机」と一括りで説明することは困難なくらいです。「学習机は無駄なものがいっぱい付いている」、「学習机なんてダサイ」なんていう話は過去のことだと思っていただいたほうが良いと思います。

※以下の商品写真およびリンク先は2017年度モデルのものとなっております。

デザインや木の質感が重視される傾向

カラフルで子供らしい学習机も変わらず人気がありますが、近年はシンプルで大人になっても使えそうなデザイン性を備え、天然木の質感が良いものに人気が集まってきています。

もちろん、デザインが良いものは製造に高い技術力が求められるため価格は高くなります。また、天然木なら何でも良いわけではなくて、簡単にはキズがつかず、木目が美しいものを求めれば、やはり価格は高くなってしまいます。

必要なものだけをセレクトするタイプも人気

学習机は高いと思われていることも一因かと思われますが、学習机の必要なパーツだけを組み合わせて購入できるセレクトタイプも人気になってきています。これはもともと国産家具メーカーが導入していた販売方法ですが、近年は海外で生産する大手メーカーも同様の手法を取り入れるようになったことで身近になったと言えます。

「引出しはそんなに要らないんじゃない?」ということでワゴンなしの組み合わせにしたり、「見た目に圧迫感があるから」ということで上棚なしとする組み合わせも増えているようです。

上棚は圧迫感が強いから要らないという意見も

学習机と言えば巨大な上棚がセットされたものをイメージする方が多いのですが、実際には10年以上も前から上棚はコンパクトなものが主流になってきています。背の高いハイタイプから低いロータイプが支持されるようになり、特に近年は上棚がないものやバックパネル式のものも増えています。

これは前述のセレクトタイプに人気が集まっているのと同様で、上棚をコンパクトもしくはナシにしてしまったほうが価格が抑えられるということもあると思います。また、それよりも上棚がないほうが圧迫感がなく、見た目にシンプルで良いというニーズが強いためだと思われます。

デスクの奥行が浅いものが人気に

10年以上前の学習机は奥行が70cmくらいというのが一般的でした。しかし、奥行が広いと学習には向いているとは言え、圧迫感が強くなってしまいますし、他の家具と並べても収まりが良くありません。そうしたこともあって、近年はデスクの奥行が浅い55~60cm程度のものがかなり増えてきています。

一方で、一時期はかなり人気が集中した天板昇降式デスクは、ここ数年ほとんど注目されなくなりました。天板の高さが変えられることは子供の体格に合わせるという目的だったはずですが、天板の高さを下げることで圧迫感を減らすというニーズも満たしていたと考えられるでしょう。つまり、近年はデスクの高さではなく、奥行のほうに注目が集まっていると言えます。

やっぱり祖父母の国産信仰は強い

先に述べました通り、学習机を購入するにあたって祖父母がスポンサーになるというケースは相当多いようです。その場合、「金は出すが口は出さない」となってくれればありがたいのですが、世の中そんなに甘くありません(苦笑)「ニトリでも高すぎる」と言われるかと思えば、「学習机は国産、デスクライトは大手家電メーカーで」というように、今の親世代から見ればあまり合理的とは思えない注文がつけられることも多いようです。

そんなわけで、比較的手頃な価格で購入できる国産の堀田木工所や杉工場の学習机も地味に人気があります。ただ、いずれもオイル塗装仕上げですので、キズや汚れがつきやすいと個人的には思います。先ほど天然木について少し触れましたが、私は硬い木を使うかどうかよりもウレタン塗装を使っているかどうかのほうが表面の硬さを測るうえで重要だと考えています。実際、学習机4大メーカー(コイズミファニテック、イトーキ、カリモク家具、浜本工芸)はいずれもすべてウレタン塗装を採用しています。

何だかんだ言っても人気No.1は組み替え式デスク

ここまで近年の学習机のトレンドについて説明してきましたが、何だかんだ言っても最大のボリュームゾーンはガチの学習机とも言うべき組み替え式デスクです。

最初は見た目重視で考えていても学習机はやっぱり道具ですから、子供にとって使いやすいことを重視し、不安な収納量も十分カバーしようと思えば、自ずとこういう形になります。 考えれば考えるほど、やっぱりよくできているのです。また、親が子供に子供らしさを求めたり、子供もこういう感じを好むということもありますので、多機能な組み替え式デスクが根強く支持されているのは当然のことと言えるでしょう。

人気No.2は上棚付きベーシックデスク

人気No.2は親と子のそれぞれの希望の中間を取ってか、上棚付きベーシックデスクです。組み替え式デスクに比べれば収納量やレイアウトの多様性はありませんが、予算や見た目の圧迫感を抑えられるというメリットがあります。また、構造がシンプルなので大人になっても使えるというイメージを持ちやすいのではないでしょうか。

私自身もこのあたりが落としどころではないかと考えています。組み替え式デスクでは圧迫感が強すぎ、かと言って見た目重視で上棚を外してしまうと収納力が保てないうえに使い勝手も悪くなってしまうと思うからです。

ユニットタイプもジワリ人気上昇中?

その他のスタイルとしては、書棚を横向きに配置したユニットタイプの引き合いが強くなってきていると感じます。まだメジャーとは言えないものの、書棚が正面を向いていないので圧迫感が少なくて済むところが人気の秘訣かと思います。

足元の棚にも比較的手が届きやすく、天板面も幅方向に拡張できるので、使い勝手も良いと言えます。デザインが揃った幅の狭い書棚をセットで購入できるという見方もできるでしょう。一方で、上写真のレイアウトでは幅方向にスペースを取るうえに、部屋の端に寄せて設置する必要があるというデメリットもあります。

 

以上、近年の学習机のトレンドについて述べて参りましたが、実際にはこんなに簡単には説明できないくらい多種多様になっています。また、これだけ豊富に選択肢があっても、「あちらを立てればこちらが立たず」という風に悩まれる方は実に多いです。

基本的に学習机を選ぶ際は「見た目を取るか、使い勝手を取るか」という2つの要素のせめぎ合いになることが多いです。パッと見た目だけで選ぶなら、ほとんど難しいことはないでしょう。しかし、買ってすぐ壊れたというのは困りますし、最初はキレイでもキズや汚れがヒドイというのも考え物です。また、見た目や予算重視で上棚やワゴンを省いた場合、結局モノを置く場所が足りなくなって机の上が散らかるということも十分起こり得る話です。

また、見た目にしても使い勝手にしても、予算とのバランスが重要です。「これが良い!」と思っても、旦那さんや奥さん、おじいちゃんやおばあちゃんに反対されたという話もよく聞きます。ただこれは、お互いに経験や認識が異なる中で話し合ってもらちが明きません。買うか買わないかは別として、できれば家具販売店を4軒くらい回って、ピンからキリまで実際に触れて見比べてください。

学習机選びでは特に引出しが重要です。台としての机はまず壊れることはありませんが、引出しは品質次第でその精度や耐久性が大きく異なります。

私は民間企業や役所などの収納のコンサルティングをした経験もあるのですけど、皆さん異口同音に「もっと引出しが欲しい!」とおっしゃいます。また、机の上にはファイルなどの書類がズラッと並んでいることがほとんどです。大人でもそんな調子ですから、子供にも十分な収納スペースを用意してあげないと、片づいた状態を維持するのは難しいと思います。

見た目や予算のことも大切かと思いますが、小学校入学から数えれば大学卒業まで16年間も過ごす子供にとって大切な場所です。私に言わせれば、たった6年間しか使わないランドセルよりもはるかに重要です。近年のトレンドも踏まえながら、是非じっくりと時間をかけて、お子さんにとって最適な環境づくりをしていただければと思います。

 - 学習机の選び方, 2018学習机

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