Zライト2021カタログ公開!Z-10Rのスタンド式「Z-10D」など発売

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リビングダイニングの天井照明

我が家ではオーデリックのシーリングライトをいくつも使っています。オーデリックの何が良いかと言うと、大手照明器具メーカーの中で一番リモコンがカッコイイ。そして、照明器具そのものもオシャレなものが多く、その割りに価格が手頃なのです。

Zライトでお馴染みの山田照明は、そのオーデリックの子会社。2019年4月にサンゲツ傘下から移ったばかりですが、デザイン重視でコスパも決して悪くないところは本当に相性が良い組み合わせだと感じます。

残念ながら我が家にはZライトはないのですが、照明器具メーカーとして実績があり、デザインでもリードする山田照明には大いに期待しているところです。

さてこのたび、その山田照明から「Zライト カタログ2020-2021」が発行されました。学習用として使えそうな新商品もありますので、ちょっと見てみましょう。

※この記事は2020年12月26日時点の情報に基づいています

 

Z-10Rのスタンドタイプ「Z-10D」

新しいカタログに掲載されている商品のうち新商品は実質4モデルです。そのうち、学習用として使えそうなものは2モデル。まずは「Z-10D」から紹介したいと思います。

Z-10Dは従来からある「Z-10R」のクランプ金具に代えてベース(スタンド)を装備したモデルです。そのため、照明器具としてのスペックはZ-10Rとまったく同じ。Z-10Rとベースをセットで買うよりもお買い得で、なおかつベースをスマホやタブレット端末のスタンドとして使えるというメリットがあります。

Z-10Rは調色機能がなく、直下照度は2,430ルクスもある、あくまでコスパ重視のモデルです。そのZ-10Rにベースがセットになったわけですから、Zライトのアームの精緻さに惚れてなおかつスタンド式デスクライトを探し求めている方には選択肢のひとつになると思います。

演色性↑価格↓「Z-S5000N」

Zライトでもっともセード幅が広い「Z-S5000」が「Z-S5000N」にリニューアルされました。セードの広さはそのままに、演色性はRa80からRa90にアップ。直下照度は2,090ルクスから1,800ルクスに抑えられました。にもかかわらず、価格は1割ほどダウンしました。

なお、調光は無段階だったのが5段階に変更。同時に操作ボタンも変更されています。また、演色性のアップとともに消費電力も10.0Wから10.5Wにアップしています。もっとも、このあたりは些細な変更と言えるでしょう。

 

「Z-S7000」がJIS規格AA形相当からA形相当に!?

学習用として使えそうなZライトの新型は以上の2モデルですが、品番が変わっていないのに「Z-S7000」の仕様が変わっていることに気づきました。価格はそのままで演色性がRa80からRa90にアップしているのは良いことだとは思いますが、JIS規格AA形相当からA形相当に改悪されてしまっているのです。

こういうのは本当に困ります。私はこれまで割りとZ-S7000を推してきたからです。

JIS規格AA形相当だから良い、A形相当だから悪いという言い方は本意ではないのですが(この指標だけでは直下照度が明るすぎる場合もあるので)、天板面全体を照らせることが分かりやすい指標です。もちろん照度分布図自体も数値が変わっており、そこの部分を何の告知もなしに変えてしまうと、混乱が起きること必至です。実際、amazonや楽天市場でも仕様変更前の照度分布図が表示されています(2020/12/25現在)。

これではZライトの信頼性にキズが付いてしまいます。絶対に良くないです。

 

その事実を踏まえたうえでZライトの中で学習用としてもっとも最適なものを選ぶとしたら、私は「Z-80N」を選びます。Zライトのスタンダードモデルで、JIS規格AA形相当ながら直下照度は1,880ルクスに抑えられており、調光だけでなく調色も可能だからです。また、大型ながらデザインを損なわないハンドルも子供が使うのに最適です。学習机メーカーのものだとデザインが気に入らないとか、やっぱり調光機能は欲しいという方にオススメだと思います。

Z-80Nの色温度は2700K(電球色)~4200K(白色)です。コイズミファニテックで言うところの計算モード(5600K)はありません。ご注意ください。

でも、Z-S7000の件は本当に残念です。これからZ-S7000に関する私の記述をチェックする作業に入りますが、きっと溜息が止まらないでしょう。山田照明を信頼していたからこそ、その反動も大きいです。

今ならまだ遅くないので、しっかりと仕様変更についてアナウンスしてもらいたいものですね。

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. misao より:

    ?Z-S7000のページを見る限り、30cmのところで最低662Lx、50cmのところで最低250Lxなので、AA相当かと思うのですが、違うのでしょうか? HPにも「明るさJIS-AA相当」とありますが…。

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      misaoさま

      はじめまして^^

      ご指摘の点について、確かにZ-S7000のwebページを見ると、30cmのところで最低662Lx、50cmのところで最低250Lx、明るさJIS-AA相当となっています。
      一方で、デジタルカタログでは記事本文にある通り、明るさJIS-A相当です。

      カタログのほうが間違っているのではないかと思われるかもしれません。
      しかし、2019-2020カタログとまったく同じレイアウトで、演色評価数と照度分布図など一部だけが差し替えられているので、普通に考えれば誤植の可能性は極めて低いと思います。
      逆に、webページのほうが古いデータのままになっていると考えるべきでしょう。

      当記事に関しては未だメーカーから間違いとの指摘はないので、やはりスペックに変更があったと私は考えております。

  2. misao より:

    なるほど、カタログとHPで掲載スペックが違ったのですか。。カタログよりHPで検討する人も多いご時世に、困りますね。

    ちなみに、ZシリーズではZ-80Nがオススメとのことですが、Z-108Nはどうでしょうか? 照度分布図を見ると、中心直下が1440Lx、50cmのところで246Lxと、80Nよりも中心と周りの差が少なくて良さそうな気もします。調光・調色については、その機能のある電球(演色性Ra80)を入れてリモコンで操作すればいいかなーと。いかがでしょうか?