浜本工芸の移動袖のキャスターが破損したのでトーシンTGS40Pに交換

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浜本工芸No.02移動袖Aのキャスターが破損

先日のこと。高校1年生の娘が「パパ―。机の前に何か黒いものが落ちてる」と言うので見てみたら、ワゴンのキャスターが破損していました。

10年前に購入した浜本工芸の「No.02移動袖A」。そのキャスター5つのうち、前側の1つだけがこんな風に欠けちゃってたんですね。

浜本工芸の学習机は5年間保証なので、もう保証期間外です。そもそも社外品のキャスターが保証の対象になるのかどうかはさておき、浜本工芸に問い合わせたらたぶん販売店を通じて部品を取り寄せなければならず、時間もコストも掛かるはず。

そう考えて、ダメもとで市販品を買って取り付けてみることにしました。

※この記事は2020年9月2日時点の情報に基づいています(2023年7月9日一部更新)

 

トーシン・プレート式双輪キャスターTGS40P

トーシン・プレート式双輪キャスター 40径 自在ストッパー付 TGS40P

こちらが今回amazonで取り寄せたトーシン(東信製作所)の「プレート式双輪キャスター 40径 自在ストッパー付 TGS40P」です。

これを選んだ理由はもちろんサイズがほぼ同じということもありましたが、ストッパーの形状が移動袖に付いているものとまったく同じだったからです。「ひょっとしてまったく同じもの?」とさえ思いました。

ストッパーの形状がまったく同じ

浜本工芸No.02移動袖AのキャスターとトーシンTGS40P

ご覧の通り、ストッパーの形状がまったく同じなんです。ただし、TGS40Pのほうが根元の金具がちょっと薄くなっていて、もともとの取付高が58mmだったのに対して56mmしかないんです。つまり、従来品より2mm短足というわけですね。

車輪のデザインもちょっと違う

浜本工芸No.02移動袖AのキャスターとトーシンTGS40P

車輪の径は同じ40mmですが、デザインはちょっと違います。もともと移動袖に付いていたほうはホイールにタイヤを履かせた感じ、一方のTGS40Pは一体成型されています。もともとの装備品はタイヤが走行中にバーストしたような感じになってしまったので、新しいほうが壊れにくいのかもしれません(※文末追記参照)。

 

キャスター交換作業開始

引出し最下段を引き抜く

浜本工芸の引出し最下段のフルスライドレールストッパーを外す

キャスターを交換するにはワゴンを裏返す必要があります。そのためにはまず引出しの中身を出さないといけないわけですが、中身を出すより引出しを引き抜いてしまったほうが早いです。

そこで、まず引出し最下段のフルスライドレールのストッパーを外して引出しを引き抜きます。ストッパーはつまんで上に持ち上げれば簡単に外せます。

引出し1~2段目を引き抜く

浜本工芸の引出し1~2段目のストッパーを外す

引出し最下段を引き抜いてそこから上を見ると、樹脂製のストッパーが見えます。これを下に引っ張りながら2段目の引出しを引くと、引出しを引き抜くことができます。1段目もまったく同じ手順で外せます。

ちょっと面倒臭いですけど、国産家具メーカーでも引出しにストッパーがない、つまりは子供が足の上に引出しを落としてしまう可能性がある机も存在しますから、改めて浜本工芸で良かったなと思います。

キャスターを取付け

新しいキャスターをドライバーで取り付ける

引出しを外したらワゴンを倒し、破損したキャスターを取り外して代わりに新しいキャスターを取り付けます。ネジの取付ピッチが同じなので、新たに穴を開ける必要はありません。

キャスター交換完了

キャスター交換完了

という感じでキャスターを交換しました。2mmの高さの違いがどうなるか不安だったのですが、移動するときや使用時にガタガタ言うこともなく、まったく問題ありませんでした。これはキャスターの軸の部分が1~2mmほど伸縮するためで、上写真左のキャスターの軸は縮む一方、右側は軸が伸びているからでしょう。

いざとなれば5個とも交換しようと思ってたんですけど、今のところその必要性はまったく感じないですね。

 

ちなみに、我が家にはNo.02デスクが姉弟で2台あるのですが、破損もしくはその前兆があるキャスターは他にありませんでした。特に紫外線の影響を受けたとか、頻繁に移動させていたということもないので、個体差があったということなのかもしれません。

なお、我が家のNo.02移動袖Aは2011年モデル、つまりちょうど10年前の製品なのですが、どうも浜本工芸の現行モデルはトーシンのTGS40Pとまったく同じものが付いているように思います。販売店やメーカーに問い合わせて交換するのがもっとも安心で確実ではあるものの、DIY好きな方や費用を抑えたい方は必要に応じてご自分で交換してみてはいかがでしょうか。

2022/07/24追記:

今さらの報告となりますが、その後1年以内に2台すべてのキャスターを交換しました。元のキャスターはいわゆるウレタンキャスターで、フローリングに押しキズが付く心配が少ない一方、数年~10年程度で劣化して剥がれてくるものだということです。交換品はナイロンキャスターで寿命が長い一方、カーペットの上で使用するのが望ましいと言えます。

2023/12/11追記:

現在、トーシンのTGS40Pは入手困難になっているようです。代わりにトラスコ中山のものが合うかもしれません。

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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