これまで数々のLEDデスクライトを見てきた私としては、コイズミファニテックの「ECL-111」はもっとも優れたデスクライトのひとつだと考えています。演色性が高いとか、自然光に近いとか、子供でも操作しやすいという点もさることながら、とにかくLED特有の眩しさがほぼないと言っても差し支えないほどやさしいあかりなのです。
しかしながら、昨年度に発売されてから爆発的に売れたかと言うと、たぶんそうではありません。そのことはamazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどに於けるレビューの数から察せられるものがありました。
ところがここに来て、風向きが変わるかもしれない出来事がありました。晋遊舎が発行する『家電批評』2022年9月号でECL-111がLEDデスクライトのベストバイ1位に輝いたのです!
コイズミ「ECL-111」が『家電批評』で1位に
『家電批評』2022年9月号の「家電ランキングLEDデスクライト最新7選」という特集では、コイズミファニテックのECL-111のほか、山田照明やパナソニックなど全7社のLEDデスクライトを様々な基準で評価しています。その総合評価でECL-111がベストバイ1位に輝いたというわけです。
家電批評誌上では以前にも「ECL-546」がランキング1位に輝いていますが、最新のECL-111もようやくメディアに評価された格好と言えます。ECL-111を高く評価している私としても、非常に満足のいく結果です。
ただ、冷静に見ると今回の評価の仕方にはちょっと疑問もあります。たとえば3位にランキングされたツインバードのデスクライトは半径30cm円周上でも2000ルクス以上と明るいという点が評価されているのです。改めて言うまでもなく、ECL-111は直下照度が1000ルクス以下に抑えられているにもかかわらず万遍なく机上面全体を照らせるというところが最大のメリットであって、かたや2000ルクス以上の明るさを評価してしまってはダブルスタンダードのように思います。と言うか、明るけりゃ良いという誤解はとっくに過去の話でしょう。
その他にも評価の仕方には疑問点がいくつかあるのですが、あまりネタバレさせてしまうわけにも参りません。Kindle Unlimitedや楽天マガジンをご利用の方は無料で今すぐご覧いただけますのでチェックしてみてください(P72~75)。
ちなみに、今号では各業界のプロの方にオススメの家電を推薦してもらうという企画があって今年も私のところに推薦依頼があったのですが、今回は特にコレといったものがなく辞退しました。よって私の登場はございません。残念。
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