一生紀(いっせいき)の学習机と言えばメードイン・ベトナムのオイル塗装、というのがこれまでの私の認識でした。ベトナム人は生真面目ということもあり、品質的には堀田木工所と同等と言って差し支えありません。なので、別にキズや汚れなんて気にしない、オイル塗装でも問題ないと言われれば、選択肢としてはアリなのではないかと考えていました。
でも、椅子を一生紀の「フィオーレ」にしたという話はよく聞くんですけど、一生紀の学習机を買ったという話はこれまでほとんどなかったんですよね。カタログも2017年度に発行したきりで、てっきり新作デスクはほとんど出ていないと思っていました。
ところが、私の目が節穴なのを良いことに、この1~2年でウレタン塗装のデスクをかなり増やしていたのです!
※この記事は2021年10月6日時点の情報に基づいています(2023年7月5日一部更新)
まるでビーノ!「リフレ」
まずご紹介したいのは「リフレ」。パッと見た感じ、無印良品のデスクのようにも見えますが、天板サイズが幅105×奥行58cm、リフティングワゴンありということで、コイズミファニテックの「ビーノ」のほうが近いと言えるでしょう。
ビーノだと105デスクとリフティングワゴンのセットで楽天市場で税込71,500円から。それがリフレだと同49,990円なので約30%も安い計算です。
ビーノでは予算オーバー、無印良品はリフティングワゴンじゃないのが不満という場合は、選択肢としてはナシではないのではないかと思います。
男前インテリア!「フェロー」
「フェロー」のナチュラルブラウン色はイトーキの「ウットフォークもどき(NUF-K2VB)」のような男前インテリアのデスクです。奥行50cmとコンパクトですが、コンセントとリフティングワゴン付きでウットフォークもどきよりも1万円ほどお求め安くなっています。
奇しくもどちらもベトナム製ですが、フェローは引出し内部材が桐なので、こちらのほうが質感は良いかもしれません。ちなみに、同じフェローでもナチュラル色はオイル塗装なのでご注意ください。
それにしても、大手学習机メーカーがどんどんリフティングワゴンを減らす中、逆にそれを増やせる一生紀ってスゴイですよ。ウレタン塗装を積極的に採用し始めた点も含めて、相当な台数を捌いているものと思われます。
コンソールデスク 「ペンシル」
続いては、ちょっとアクタスの「サークル」っぽく見える「ペンシル」。ただし、奥行は35cmとかなり浅めで、本格的な学習用と言うよりはリビングダイニング学習用という感じです。
天板はウレタン塗装のアッシュ突板ですから、ナチュラルな雰囲気と言うよりはむしろワイルドに感じるんじゃないかと思います。幅は110cmと160cmの2サイズがあります。
アトリエ風デスク「グラフ」
「グラフ」はデザイン的にも機能的にも面白いですね。アトリエに置いてありそうなワークデスクながら、天板サイズは幅120×奥行45cmで一般家庭に置くにも現実的なサイズ感。また、高さ68.5cmから83.5cmまで3cmピッチで調節できるようになっています。
ハッタリが効く割りにオーク突板で税込27,990円24,990円と手頃ですし、テレワーク用としても良さそうです。
コード収納フック付き!「ダルディア」
「ダルディア」はアルダー無垢のシンプルな4本脚のデスクで、幅は95cm、125cm、155cmの3サイズが用意されています。奥行はいずれも50cmとコンパクト。
背面にフックが4つ付いていて不細工だなと思ったら、家電等のコードを巻き付けるためのものだったのですね。個人的にはあまり必要性を感じませんが、ないよりはあったほうが便利でしょうか。
杉工場の「レグシー」と比較すると、こちらのほうがキズが付きにくくて、価格も1万円ほどお手頃。ただし、ダルディアのナチュラル色はオイル塗装なのでご注意ください。
ツインデスク「エリスキッズ」
「エリスキッズ」にはもともとオイル塗装のバージョンがあり、ウレタン塗装のものも発売されたことにまったく気付きませんでした。フェローと言い、ダルディアと言い、たぶん一生紀はまだウレタン塗装に慣れていなくて、濃い色にしかできないのでしょう。もしくは、使用する天然木の等級を落とすことでウレタン塗装のコストを捻出しているのか。ともあれ、エリスも漏れなくウレタン塗装はナチュラルブラウン色となっています。
エリスキッズのツインデスクは幅180×奥行50cmと大きめで、袖引出しが付いているということもあって価格は税込49,990円とまあまあのお値段。ウレタン塗装バージョンは100デスクとワゴンもあるので、長い目で見るとそれらの組み合わせを選択肢に入れるのも良いかもしれません。
ツインデスク「レプトン」
「レプトン」は幅135cmのツインデスクとしても使えるオーク突板のデスクです。奥行43cmとコンパクトですからリビングダイニングに置いて使うイメージでしょうか。
引出し内部材はパーティクルボードにフィルムを巻いたもので、コイズミファニテックの「CDコンパクト」みたいな感じですね。
学校机っぽい!「トゥオ」
「トゥオ」は学校で使う机のような、スチール脚と木製天板を組み合わせたコンパクトな机です。とは言え、サイズは幅80×奥行50cmと学校用よりは一回り大きく、天板はウレタン塗装のホワイトオーク突板で質感は悪くないと思います。
なお、ウォルナット突板のミディアムブラウン色もありましたが、残念ながら完売となった模様です。カワイイんですけど、一般的な学校机が5千円台からで買えることを考えると、やっぱりちょっと価格が高いと感じるのかもしれませんね。
コンパクトデスク「マチ」
そういうことを踏まえてかどうか、「マチ」は脚を木製にした幅75×奥行45cmのコンパクトデスク。天板はビーチ突板です。
税込13,990円14,990円ということで、なかなかこの価格帯で天然木のデスクというのは少ないですけど、個人的にはイマイチぱっとしないかなと思います。
ウォルナット突板の「フリンク」
「フリンク」はたぶん一生紀で最初のウレタン塗装のデスクです。当初は幅110cmのみでしたが、現在は幅90cmと幅130cmもあります。
天板はウォルナット突板で、引出し内部材はおそらくパーティクルボードにフィルムを貼ったもの。奥行50cmとコンパクトではありますが、三段ワゴンも登場しており、110デスクとの2点セットで54,990円55,980円というのは悪くないと思います。
ファリスのようなギミック!「エスパ」
最後はウレタン塗装ではなく、木目調のプリント紙化粧板の「エスパ」。幅80×奥行35cmとコンパクトなデスクですが、バックパネルを拡張天板として使うことで奥行最大43cmのデスクとして使うこともできます。まるでコイズミファニテックの「ファリス」みたいな機能です。
カラーは上写真のミディアムブラウンのほか、ライトブラウンとブラックもあります。さらに、ミディアムブラウンとライトブラウンにはそれぞれ抗ウィルス仕様もあります。アイカ工業の「ウィルテクト」というメラミン化粧板を使っているそうですが、果たしてコロナウィルスにも効果があるのでしょうか。カビまみれになった抗菌仕様のトイレを見て以来、どうも抗菌仕様というものが信用できなくて困ります(苦笑)
以上、一生紀のウレタン塗装のデスクを10台とプリント化粧紙のデスク1台を紹介しました。改めて列挙してみると、「こんなにもあるの!?」と驚くほどのラインナップです。一生紀にはオイル塗装のデスクも10台以上あるのですから、もはや大手と言って差し支えないレベルでしょう。
しかも、近年は競合各社の売れ筋のエッセンスを上手く取り入れていると思います。さすがに浜本工芸やカリモク家具に比べると品質は劣りますが、堀田木工所と比較してそれほど変わらず、おまけに今回ご紹介したウレタン塗装のデスクならオイル塗装と違ってキズや汚れの心配も少なくなります。それでいて価格は堀田木工所よりも安いわけですから、売れないはずがありません。
ただし、注意しないといけないのは、木目が結構ワイルドなことが多いということ。突板と言えば普通は無難なことが多いものですが、写真を見る限り一生紀の場合は節が入っていたりするようです。その点に関しては、堀田木工所のほうがちゃんと選別していると思います。
また、ホルムアルデヒド放散量に関して堀田木工所はすべてF☆☆☆☆ランクの部材を使用していますが、一生紀は”F☆☆☆☆以上の自然オイルを採用”などとトンチンカンな表現をしているの以外に見たことがありません(F☆☆☆☆が最上級でそれを上回る等級は存在しない)。ホルムアルデヒドは塗装よりもむしろ合板や接着剤のほうが多く含まれる可能性があります。一度は倒産した白井産業のようにシレッとF☆☆ランクを使っている可能性もあるので、その点では堀田木工所のほうが安心だと思います。
そういった諸々のことを承知していただけるなら、一生紀のデスクというのは選択肢として悪くないのではないでしょうか。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
収納マンさま、はじめまして。小5の息子のデスクを検討しており、ご意見やご提案をいただきたいと思いコメントさせていただきました。
息子は背が比較的高く天板下の引出しは将来窮屈になる可能性とデスクとしての汎用性から、ボナシェルタ、ユーティリティープラスを理想と考えていました。しかしながら、予算の関係で、ビーノやリフレが現実的な候補と考えています。(リフティングワゴン、奥行60、学習机っぽくない等)
そこでお聞きしたいのですが、上記以外に、引出しがないもしくは取り外し可能な商品はご存じないでしょうか。また、引出しは採用したとしても、引出し裏の膝が当たる部分の処理が粗い製品も多々見かけるのですが、ビーノやリフレの処理については、どのような状態でしょうか。特に一生紀の商品を確認できるお店を見つけられず(和歌山)、デザインや価格は魅力的である一方で、処理などの品質や耐久性を懸念しております。マイナーな懸念かと思いますが、ご意見等伺えればありがたいです。よろしくお願い致します。
tromboneさま
はじめまして^^
ボナシェルタやユーティリティデスクのような感じで、リフティングワゴンを備えた奥行60cmのデスクをお探しですね。
この条件でなかなか難しいと感じるのは、リフティングワゴンをラインナップしているメーカーは現在では少ないということです。
コイズミファニテックと一生紀のほかは、浜本工芸、ウィドゥスタイル、あとは堀田木工所が在庫限りというところです。
また、天板下に引出しがないデスクでリフティングワゴンを採用する必要性が乏しいため(ボナシェルタや浜本工芸No.6000デスクユニットのようにワゴンの上に天板を乗せる方法で十分)、普通ではちょっと考えられない組み合わせになってしまうんですよね。
そこで、考えられる組み合わせとしては、堀田木工所の「マハロ3024」と「2024・3000共通昇降袖」の組み合わせくらいだと思います。
デスクとワゴンで奥行は5cm異なりますが、今ならまだ買うことができるだけでもありがたいかなというところです。
あとは一生紀の「LABRISデスク」に「L-DESKワゴン」を組み合わせるか。
なお、奥行が揃わないだけでなく(必ずしもその必要性はありませんが)、デスク脚とワゴンで材質が異なります。
デスク天板下の処理で特徴的なのは浜本工芸とヒカリサンデスクの一部モデルで、引出しの底板を膝で蹴り上げても問題ないように大底(おおぞこ)という引出しの底全面を覆う板が設けられています。
それ以外は引出しの底板が剥き出しになっているものが一般的で、下から蹴り上げて問題ないかどうかは概ね引出し底板の厚みに依存します。
この点で丈夫と言えるのは、浜本工芸とウィドゥスタイルくらいでしょう。
ちなみに、リフレはどうだったか覚えていませんが、ビーノの引出し底面には補強桟が入っていますね。
ヒカリサンデスクも同様ですし、学習机ではこういう仕様が少なくないです。
蹴り上げに対する耐性ではなく、引出しに重いモノを収めたときに底板が抜けないようにするための補強です。
和歌山県と言っても広いですが、マナベインテリアハーツ和歌山岩出店なら一生紀の学習机の取り扱いがあるかもしれません。
一度、お問い合わせのうえ足を運んでみてください。
ほか、大阪まで足を運んでいただきますと、マナベインテリアハーツ堺泉北店にはあるはずです。
また、島忠ホームズ南津守店にはリフレの双子と言える「RARAデスク」があります。
塗装や引出し内部材が異なるモデルです。
ほか、ニトリで今年度から扱っている「ハイデスク(IM24)」は一生紀が作っていると思われます。
リフレなどと比べるとカジュアルなスペックですが、作りが雑ではないことはご理解いただけるのではないかと思います。
以上、ご参考になれば幸いです^^
収納マンさま、ご返信が遅くなり申し訳ございませんでした。
かなり多くの情報をいただき感謝感激です!1つ1つ確認させていただき、我が家は何を優先するかを改めて検討した上で、最終的にはビーノ+リフティングワゴンに決めました。メーカーとして一生紀も気になったのですが、和歌山岩出店には店頭展示はないとのことで、現物を確認できない点で、今回は諦めました。
収納マンさまの多くのご助言も参考に納得して決められたので良かったです。
また、学習椅子も本HPの記事を参考に息子本人も気に入ったカデットにしました。素人では気づかない点まで比較し専門家目線でおススメしてくれているので、とてもありがたかったです。
後日デスクライトも購入予定ですが、またHPを参考にさせていただきます!
ありがとうございました。
tromboneさま
ビーノ+リフティングワゴンに決定ですね!
一生紀のリフレも悪くないですが、ビーノは木目が美しく、全体的な質感も安心感があって良いと思います^^
椅子も同じコイズミファニテックで揃えてカデットをチョイスされたのですね。
座面の奥行が調整できるので、小学校5年生のお子さんにはちょうど良いでしょう。
あとはデスクライトということで、デスクが105cm以上なら「ECL-357」が無難な線だと思います。
もっとも、もっと良いもの、お手頃価格のものもありますので、下記を参考にご検討いただければと思います^^
収納マンさま
いつも早々にありがとうございます。デスクライトについて、ECL-546ではなくてECL-357をおススメ頂いた理由は何かあるのでしょうか。Z型かT型かの違いはありますが、敢えて新しく高価な546を買わなくても、357で十分という意図でしょうか。
予算が許せばBenQ・MindDuo2が最強とは思いますが、かなり価格差があるので、仰るようにECL-357が無難かなと考えています。結果的に、コイズミで統一されますね^^
ただ、コイズミのデスクライトは、タッチセンサーではなく一昔前のようなボタンなんですね。店頭展示を見て少し意外でした。
tromboneさま
誤解を招くことを言ってしまい、申し訳ありません(+_+)
ECL-546ではなくてECL-357をご案内したのは、単純に357のほうを選ばれる方が多いからです。
357のほうが圧迫感が少ない、シェードの位置を自由に変えられる、価格が安い、というメリットが挙げられます。
一方で、546のほうが上位モデルです。
シェードを動かさなくても机上面全体を照らすことができますし、シェードの傾きを変えることができるので照り返しを避けることもできます。
また、357と違ってアームを壁にぶつける心配がないうえ、ボタンを押すときにシェードを押さえる必要もありません。
以上の通り、使いやすさやあかりの質という点では546のほうが間違いなく上です。
でも、圧迫感や予算面で357を選ぶ方が多いのかな、という印象ですね。
コイズミのデスクライトがタッチ式ではなくボタン式というのは確かにおっしゃる通りです。
基本設計がもう10年以上変わってませんからね。
ボタン式にするメリットというのは今となっては感じられないので、そろそろ改めても良い頃合いなのかもしれません。
収納マンさま
ご連絡が遅くなりすみません。
ECL-546と357の違いについて詳細にありがとうございます。その上で、最終的には357を購入しました。口コミでも同様に圧迫感に関するマイナスコメントがあり、また、スイッチOffは左右独立しているとのことで、切る時は2回offにする手間がいる所も気になりました。実際見てみると、やはり、357のほうを選ばれる方が多いから、というのはとても納得ですね。
これで一通り学習机セットを揃えることができました。いつもはリビングで読み書きしていた息子も、机が揃ってからは机で何かしている事が多く、本人も気に入ったようで良かったです。納得した買い物ができたので、本当に収納マンさまに相談してよかったです。ありがとうございました!
tromboneさま
デスクライトもお決まりで良かったです^^
息子さんも自分の机ができて、しかも気に入っていただけているようで良かったですね♪
tromboneさんも頑張って探した甲斐があったと思います。
お疲れ様でした^^
初めまして。小学3年生になる息子にそろそろ学習机を購入しようかと調べ始めたところです。
部屋の間取り、置き場所、予算、メーカー…。調べれば調べるほど決まらないこの感じに少し疲れ気味です(笑)
さて、デスクは一生紀かイトーキにしようと考えております。
というのも、チェアは予算的にも一生紀のどれかにするだろうと思っているので、それならデスクも一生紀でセットにしたらいいんじゃない?という気持ちと、収納マンさんのブログで値下げすらしているメーカ―だという事も知り好印象を持ったこと、リフティングワゴンもあること、ウレタン塗装のデスクもあることなどなど。
そして、イトーキは丁度良い価格帯のデスクがあることが理由だったと思います。
しかしどちらも現物が見られない。そのことに躊躇しております。
そして、先日ニトリのデスクコーナーを勉強がてら見に行った際、目の前にメルシーHがありました。
座ったり、触ったり、引き出しを開けたりとしてみたのですが、ちっとも心が動きませんでした。メルシーHのデスクの形や上棚はネットで見ていた時のほぼ理想の形だったのにも関わらず……。
そもそも私の心が動かされるのは浜本工芸とかカリモクとかでお値段的に無理ではあるので仕方ないのですが、現物を見てちっとも良いと思えない物を何万円も出して買うのか、子供に使わせるのか、と思うと、イマイチ気乗りしません。
現物を見られない一生紀もリスクがあるかな?と思います。
今、候補にしているのはイトーキのJAQ-F31、ジョイカラー、NUF-F5VB
一生紀フェロー、あたりです。
コイズミのビーノは現物見た時、好みでした。
一生紀のデスク、実物を見られる何かアドバイスいただけたら嬉しいです。
ROOIBOSさま
はじめまして^^
一生紀もイトーキもコスパ良いですよねー。
ただ、実物を見れないというのは確かに不安要素だと思います。
イトーキの「カモミール・ベーシックデスク」なら島忠ホームズの一部店舗に展示がありますが、それ以外で扱っているところはないはずです。
一生紀の学習机は島忠ホームズのほか、かねたや、マナベインテリアハーツなど、取扱店は決して少なくありません。
一度、お近くの家具店に問い合わせていただければと思います。
ちなみに、ニトリでも一部、一生紀の学習机を扱っています。
ニトリネットでは各店の展示状況を確認することもできます。
コイズミファニテックのビーノが素敵に見えるのは、天板が木目のキレイなナラ材の突板で、引出内部材がこれも程度の良い桐で、スライドレールもヌルッと開閉できるからだと思います。
残念ながら、一生紀やイトーキの材質はコイズミファニテックに比べるとやや劣ります。
一生紀のフェローはビーノと同様に全段フルスライドレールですが、イトーキはワゴンの1~2段目がシングルレールのため開閉の度に「ザーッ」と音が鳴ります。
ニトリのメルシーHもそうですよね。
自動車のドアの開閉の音で安っぽく感じられたり高級感があったりすることがありますが、それと同じです。
ちなみに、フェローはビーノと同じく全段フルスライドレールとは言え、開閉が固く感じられることがあります。
ワゴンの引出しを開けようと思ったら、ワゴン自体が動いてしまう感じですね。
そこはやはり値段相当のところが出てしまいます。
楽天市場ではビーノは25%引きが標準価格となっていますが、ポイントやクーポンが用意されていることも多く、またセット品で実質的にかなり安くなっているのも散見されます。
それでもビーノのほうが一生紀やイトーキに比べると2万円くらい高い印象ですが、検討の余地はあるかもしれません。
あとはデスクライトをどうするかによっても変わってくるところがあると思います。
イトーキのJAQ-F31は同社「L-78」を取り付けるかスタンドライトを置くしかありません。
クランプ金具取付穴が極端に小さいからです。
その点、NUF-F5VBは棚板を外すことができるので問題ないです。
また、ジョイカラー・ベーシックデスクはJAQ-F31よりも穴を大きくしたようなので、取り付け可能なクランプ式デスクライトはそれなりに選択肢がありそうです。
ジョイカラーのユニットデスクもデスク天板奥に取り付ければ問題ありません。
フェローもデスクライトの取り付けは問題ないです。
ただ、天板の奥行が50cmしかありません。
ビーノも検討されているのでしたら、むしろ「リフレ」のほうが奥行が深くて良いんじゃないかなと思います。
実際に見ないことにはピンと来ないことが多いと思いますが、参考になれば幸いです^^
詳しく返信ありがとうございます。
かねたやに一生紀のデスクがあったかもしれないのですね。
実はニトリに行った日、かねたやにも行っておりまして、デスクコーナーを一通り見て回ったのですがPOPがどうも小さくメーカー名があまり目立たないような感じでした。
お高いメーカーだけ分かりやすく表示してありましたけどね。
それに比べるとニトリはPOPが広告で持ち帰れる物だったので分かりやすかったです。
実はお得なセール中に楽天で購入しちゃおうかとも思っていたのですが
もう少し勉強して納得したものを買ってあげたいなと思えてきたので、かねたやと島忠に行ってみようと思いました。
あと、どうせ予算オーバーだろうと行かなかったのですが大きな会場での家具セールにはお手頃価格のデスクもありますか?
かねたやが良く幕張メッセなどでのセールのお知らせをメールしてくれます。
ROOIBOSさま
かねたやがお近くなのですね!
かねたやには長らく足を運んでおりませんが、あそこは幕張メッセなどの店外催事でほとんどを売り上げていて、開催期間外は催事から引き下げてきた商品を置く倉庫のような感じになってしまっています。
そのため、プライスカードがない商品などもあり、分かりにくいと思います。
なお、店舗や時期により取扱商品が異なるので、予めご了承ください。
幕張メッセなどの店外催事に行ったという話はコロナ禍以降、読者の方から聞く機会がなかったので、私も頭の中にありませんでした^^;
行ったけどただ混んでいるだけ、学習机の展示が少なかったと言う人もいれば、メーカーの方から詳しく話を聞けた、安く買えることもできたと言う人もおり、賛否両論という感じです。
島忠の幕張店も最近はどうなっているんでしょうか。
以前に訪れたときはかなり窮屈な売場になってしまっていましたが、ニトリ傘下になってからはさらに厳しくなっているのかもしれませんね。
ニトリはどうも今年度からカタログを廃止して、ペラカタログだけになっちゃったみたいですね。
もっとも、近年はイメージブックみたいな感じになってしまっていたので、スペックを確認するならペラカタログのほうが良いと思います。
カタログの発行をやめて経費を節減し、その分を商品価格に反映してくれているなら、なおさらありがたいことだと思います。
ともあれ、幕張エリアは家具を見るには最高のロケーションだと思います。
お時間が許すようでしたら、是非この機会に足を運んでみてください^^