テレワーク用にIKEA「MICKE(ミッケ)デスク」142cm幅を購入

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これまで妻がテレワークをする際はダイニングテーブルを使っていました。しかし、電話中に息子がボールで遊んでうるさいことがあり、納戸部屋に机を置いて仕事をすることになりました。

妻から机選びを拝命した私は舞い上がりました。設置スペースの幅は146cm。これなら私がデザインした「ミニマ」「フレム45」がピッタリ収まります。しかし、妻からは「価格が高すぎる」、「棚は別に要らない」と却下されました。私がお金を出すと言っても、にべもありません。

ならばということで、コイズミファニテックの「ルトラ90」「マルチラック」、もうひとつは「ファリス90」「シェルフ48」の組み合わせを提案してみたところ、まったく同じ理由で却下されてしまいました。これよりグレードが低いものは我が家に置くにはふさわしくないと説得したのですが、妻からすれば会社の仕事で使うのにお金を使うのはもったいないのでしょう。ホームセンターで買った板でも構わないと言われてしまいました。

しかしながら、ホームセンターで買った板で作ると言っても、天板がたわまず、横揺れしない強度を得ようと思えば、それなりのコストが掛かります。天板表面の耐久性を考えればメラミン化粧板を選ぶ必要がありますから、なおさら高価になるでしょう。

そう考えると、せめてルトラを買ったほうが賢明だと妻に言いたかったのですが、妻には逆らえません。言いたいことはグッと飲み込んで、IKEA(イケア)の「MICKE(ミッケ)デスク ホワイト142×50cm」を買うことにしました。

※この記事は2021年8月11日時点の情報に基づいています

 

設置前の状況

テレワーク用デスクスペース設置前の状況

まず、設置前の状況を簡単に説明しておきたいと思います。

これまではカインズで買った「D10折りたたみ式ワークデスク」を仮で使っていました。テレワーク用ではなく、玄関で雛人形や五月人形を飾るコンソールテーブルとして購入したものです。

カインズ「折りたたみ式ワークデスク」がコンソールテーブル代わりに良き
カインズの新商品「D10 折りたたみ式ワークデスク 80×40 ナチュラル」をコンソールテーブルの代わりにして玄関に雛人形を飾りました。税込3,980円と安いですが、質感はおねだん以上だと思います。折り畳めば厚み70mmとなり省スペースで収納できるのもメリットです。

その横に幅約120cmのルミナスラックがありますが、これは以前の住まいからとりあえず持ってきただけのものです。これを撤去して代わりにミッケを置くことにしました。

IKEA・MICKE(ミッケ)デスク142×50cm

IKEA・MICKE(ミッケ)デスク142×50cmのパッケージはコンパクトカーにもちょうど載せることができる

ミッケの142×50cmのパッケージは30kg近くもあって重いですが、コンパクトカーでも積んで帰ることができるので助かります。

ちなみに、ミッケ142cmの商品価格は税込14,990円で、オンラインショップで購入して配送を依頼する場合の料金は玄関届けで5,300円からとなります。

すごく開けにくいパッケージ

IKEA・MICKE(ミッケ)デスクのパッケージはすごく開けにくい

さて、さっそく組み立てを始めたいと思いますが、まずパッケージを開けるのに一苦労します。日本の「おもてなし」精神あふれる梱包に慣れ切っているからでしょうか。欧米のパッケージは家具でも食品でもすごく開けにくいですよね。

おまけに、緩衝材なんてほぼありません。IKEAにはこれまで何度も辛酸を嘗めさせられてきましたが、これでクレームにならないほうがおかしいです。

大量すぎるネジや金具に戦意喪失

IKEA・MICKE(ミッケ)デスクのネジや金具類

木製パーツも相当な数ですが、ネジや金具も大量です。家具の組み立てが大好きな私もさすがに戦意を喪失しそうになります。

家具メーカーに勤めていた頃に、得意先の家具販売店で一日中ひたすらイタリア製のチェストの組み立てをさせられたことがあるのですが、それを思い出しました。ヨーロッパ製の家具なんて大嫌いだー!

引出し1杯の組み立てに10分

IKEA・MICKE(ミッケ)デスクの引出しを組み立て

まずは2杯ある引出しの組み立てから。側板をプラスチックのピンを押し込んで固定するとか、底板が抜けないように両端をスライドレールの一部で支えるとか、信じがたい構造に頭がクラクラしてきます。そりゃあ、すぐに壊れますわね。

引出し1杯を組み立てるのに10分、2杯で20分ほど掛かります。

組立説明図の向きに大混乱

IKEA・MICKE(ミッケ)デスクの組立説明図の向きに大混乱

ミッケの脚は左右で異なり、どちらでも組めるようになっているのですが、そのため組立難易度がとても高いです。おまけに、組立説明図が上下逆になっているので、頭の中が混乱します。

脚金具の取付けが最難関

IKEA・MICKE(ミッケ)デスクは脚金具の取付けが最難関

今回は脚金具の取付けがもっとも難しかったです。付属のアーレンキーを使って長いネジ3本でパーティクルボードの幕板に四角いスチール製の脚部を取り付けるようになっているのですが、めちゃぐちゃ固くて、電動ドライバーの威力をMAXにしないと無理です。もしくはインパクトドライバーを使わないとダメでしょう。

と言うか、そもそもネジ3本で脚部を固定するって構造に無理がありすぎます。これがために横揺れが発生することがよく分かりました。

1時間強で組み立て完了

IKEA・MICKE(ミッケ)デスク・ホワイトを約75分で組み立て

ともあれ、約75分で組み立てました。基本的に家具の組み立ては楽しいものですが、今回は苦笑いとイライラが多かったように思います。

天板が波打っている

IKEA・MICKE(ミッケ)デスクの天板は波打っており、縁はガタガタ

ミッケの天板はパーティクルボードで枠を組んでペーパーのハニカムコアを仕込み、MDF合板でサンドイッチして、仕上げにアクリル塗装を施したものです(エッジはプラスチック)。だからということはないと思いますが、よく見ると表面は波打っています。また、天板とエッジの継ぎ目はガタガタでザラザラ。価格が安いとは言え、なかなかヒドイものです。

肘付きチェアはNG

IKEA・MICKE(ミッケ)デスク・ホワイトの天板は肘付きチェアはNG

なお、ミッケは天板下に引出しがあるので肘付きのチェアは収まりません。もっとも、これはミッケを購入する前から分かっていたことなので、テレワーク用の椅子を別途用意することになっています。

汚れが気になるのでデスクマットを使用

IKEA・MICKE(ミッケ)デスク142cm+プラス デスクマット マウス対応 非転写 シングル 600×450mm 斜めカット 41-345+ USB充電式ポータブル LEDデスクライトDX-SX20

しばらく使ってみて、妻が「汚れが気になるからデスクマットが欲しい」と言いました。私はこんなの使い捨てじゃないかと思ったのですが、そこは黙って妻に従い、プラスのデスクマットを敷くことにしました。縁が斜めにカットされているので手を乗せても痛くならず、また表面はシボ加工が施されているため照明が反射しないのが良いです。

ついでに、この位置では天井照明に背を向けることになるので、以前に購入したニトリの「充電式ポータブルLEDデスクライトDX-SX20」を設置しました。パソコンでの業務が中心のテレワークならこれでも十分でしょう。

 

というわけで、私としては不本意ながら購入したミッケのデスクでしたが、組み立てを終えてもやはり「良かった」と思えることはありませんでした。ホームセンターでメラミン化粧板などを買い揃えるよりは安上がりで、設計の手間がなく済んだということ以上でも以下でもない感じがします。

とは言え、妻は「私の机~♡」と言って喜んでおります(苦笑)夫婦と言っても人それぞれ、価値観が違うんですね。妻は良い家具を買うより美味しいものを食べるほうが良いと言うタイプ、私は大好きな家具に囲まれていれば毎日お茶漬けでも幸せなタイプ。

もっとも、すべて私の意見を通していたら、我が家の家計はとっくに破綻してます。妻には頭が上がりません(苦笑)

後日、椅子はイトーキの「サリダチェアYL2」を購入しました。
イトーキ「サリダチェアYL2」は程良いコンパクトさでテレワークに最適
妻のテレワーク用にイトーキの「サリダチェアYL2」を購入しました。ホワイト×ベージュ色なので、ミッケのデスクやナチュラル系のフローリングと家具によく合います。また、コンパクトなので小柄な女性には最適な座り心地です。

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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. ゆうき より:

    お久しぶりです。
    子供たちの机(リーモ、カモミール)を買うときは、大変お世話になりました。

    次買うのは孫の時か?と思っていたのですが、小学校の分散登校が始まり、ダイニングテーブルでの在宅勤務は騒々しくて仕事にならないので、自分用のデスクを購入したいと思い立ちました(収納マンさまの奥様と同様、納戸にお引っ越し、笑)。

    今空いているスペースが140cmぐらいなので、下記3シリーズを候補にしています。
    ご意見と、他にお勧め商品があれば教えてください。
    子供たちより絶対長く使うので、多少高くてもOKです。
    (ちなみに天板突板は、木目が不自然で違和感あるので苦手です)

    1.ワイズのデスク90cm+サイドチェスト、またはデスク120cm+ワゴン
    2.ルトラのデスク90cm+チェストシェルフ、またはデスク120cm+ワゴン
    3.リーモのユニットデスク(書棚は置けないので、息子の部屋へ)

    • 収納マン より:

      ゆうきさま

      おひさしぶりでーす^^
      その後、お子様方はそれぞれの机で楽しく過ごされていますか?

      今回はゆうきさんご自身がお使いになる机のご相談ですね。

      ワイズ、ルトラ、リーモのいずれも良いと思いますが、ルトラのチェストシェルフは廃番になってしまったので、ルトラならデスク120cm+ワゴンの組み合わせ限定になるでしょうか。
      引出しは多いほうが良くて、天板はメラミンなど天然木ではないものか、突板ではなく無垢のほうが良いわけですね。
      突板はだいたい板目じゃなくて柾目(年輪状ではなく平行線状でクレヨンで線を引いたように見えがち)なので、そこが不自然に感じられるのでしょう。

      幅140cmをできるだけすべて使い切るには、ワイズのデスク90cm+サイドチェストの組み合わせが良さそうです。
      デスクとサイドチェストで奥行もキレイに揃いますし、コンセントと配線トレーもあって便利かもしれません。
      一方で、ワイズだけ引出し内部材は樹脂フィルム張りです。
      リーモやカモミールに比べると安っぽく感じるかもしれませんし、長い目で見ると浮き上がったり剥がれてくる可能性も考えられます。
      剥がれてくると最悪の場合、引出しがまったく開かなくなります。

      ルトラのデスク120cm+ワゴンの組み合わせは、ワイズのサイドチェストと違って動かしやすく掃除がしやすいところがメリットでしょう。
      ランドセルを横に掛ける必要はないですが、リュックを掛けるには良いかもしれませんね。
      一方で、ほかと比較して特にデメリットは感じられないです。

      リーモのユニットデスクは息子さんのお部屋で書棚を活用していただけるなら無駄はありません。
      天板は無垢だし、引出内部材は桐だし、質感は上々で、息子さんのリーモとお揃いです。
      幅105cmにコンパクトにして置くこともできるので、今後家具を増やしたり模様替えするときにも安心だと思います。
      強いてデメリットを言えば、幅130cmにしたときに天板に継ぎ目が生じるのと、重くて動かしにくいので掃除がしにくいと感じるかもしれないということくらいですかね。

      我が家で同じように幅140cmくらいのスペースに検討したのは他にファリスがありますが、奥行がコンパクトになるし、突板なので、これは候補に挙げなくて良いでしょう。

      「ビーノ」も突板ですが、これは柾目じゃなくて板目だと思うんです。
      こちらはチェストシェルフも健在ですので、よろしければ一度店頭でご確認ください。

      あと、新型の「コトア」も突板ですが普通は無垢にしか見えないと思います。
      105デスクの横にワゴンを置くと幅1413mmで天板の高さは揃いませんが、今後家具が増えたり模様替えをしたりする可能性を考えつつ掃除のしやすさなども考えると、これはこれでアリかもしれません。
      天板の高さが揃わないというのは気持ちが悪いかもしれませんが、意外と使い勝手には問題なく、また見慣れると意外と良い感じに見えるものです。

      もっとも、コトアの105デスク+ワゴンの組み合わせもアリとなってくると、選択肢が増えすぎちゃいますね^^;
      ケユカのアロン、アクタスのサークル、浜本工芸のNo.6000デスクユニットなども頭に浮かんでしまって、ついつい「多少高くてもOK」という言葉に甘えてしまいそうです。

      • ゆうき より:

        早々にお返事いただきありがとうございました。
        詳細な情報を教えていただき感謝です。

        リンクを貼っていただいたビーノの商品の写真を見て、天板突板の何が嫌いかわかりました。天板のサイド側面の木目が繋がってないので(縦の木目が横になる)、脳がバグるみたいです。
        他の家具は突板でも全然気になりませんが、机は斜め〜横から見る機会が多くて気になるんでしょうね^^;

        あと、カタログを見て気づきましたが、ワイズってサイドデスクもあるんですね。
        今置いているミシンを別の部屋に持っていくつもりでしたが、これだと両方置けるかもしれません。
        L字型デスクも候補に入れて、もう少し悩んでみます!

        • 収納マン より:

          ゆうきさま

          なるほど、確かに突板の天板で側面にも突板を貼ってあるものは気になることがありますね。
          コトアのように縁に無垢を継いでいるものなら気付かないかもしれませんが。

          そうそう、ワイズにはサイドデスクがあるのでL型デスクにすることもできます。
          同様にL型デスクにできるものは他にもありますけど、突板以外に限定すると浜本工芸のNo.6000デスクユニットくらいでしょうか。

          じっくりとご検討ください^^

          • ゆうき より:

            この数日、検索魔になり紆余曲折を経て、浜本工芸のNo.28デスクに心が決まりました(110cmの棚を左に置くパターン)。近々現物を見に行ってきます♪

            浜本工芸は丸みを帯びたデザインで、デスクの奥行きが広いイメージがありましたが、いろんな種類のデスクが登場してるんですね。

            このサイトがなければ絶対辿り着けなかった選択肢です。本当にありがとうございました!

          • 収納マン より:

            ゆうきさま

            上棚に相当する部分が出っ張りますが、確かにNo.28デスクもL型デスクになりますよね。
            品質面ではこの上なく、天板も無垢ですから、ゆうきさんの条件にもピッタリです。

            現物をご覧になって、「コレだ!」と確信できると良いですね^^

  2. ゆうき より:

    今日ショールームに行って、見積書を作ってもらって、デスクランドに発注をお願いして、一気に片付きました。商品が到着するのが楽しみです。

    ショールームで見積もり待ちをしている時に、「これ新商品なんですよー」と言われたのがNo.28書棚Aという商品でした。高さが2倍の180cmで、上下2つに分離可能だそうです。
    この存在を知ってたらまた別の選択肢もあった気がしますが、お気に入りのアクセントクロスを隠さないように、高さ90cmがベストと自分に言い聞かせています(笑)。

    2022のカタログはお土産に持って帰ってきましたが、新カタログできてるならHPも更新して欲しいですよね。。。

    • 収納マン より:

      ゆうきさま

      おおっ!行動が早い!

      新商品のNo.28書棚Aもご覧になって、新年度のカタログもゲットされたのですかー。
      私もまだですよー。
      うらやましいなー。
      と言いつつ、私は明日ショールームに行ってきます^^

      No.28デスクがお手元に届いて、ご家族それぞれに専用の机ができるわけですねー。
      お届けが楽しみです^^