近年はリビングダイニングに置いても圧迫感が少ないコンパクトなデスクや、天然木でできたシンプルなデスクが人気です。しかし一方で、いかにも学習机っぽいカラーデスクが不人気というわけでもありません。実際の売れ行きを見ると、それらは学習机の人気を二分していると言って良いでしょう。
そのような現在の学習机市場において、カラーデスクを中心に存在感を強めているのが大商産業の金次郎デスク。手頃な価格帯で、多くの家具販売店にとって対ニトリの秘密兵器となっています。
さて、2023年度の金次郎デスクはどのようなラインナップとなっているのでしょうか。一足早くカタログを入手しましたので、その一部をご紹介したいと思います。
2023年度のカタログはめちゃプリンセス!
2023年度のニノキンデスクのカタログを手に取ってまず驚いたのがこの表紙です。
めっちゃプリンセス!思わず二宮金次郎様もスカートを履いているのかと錯覚しましたよ(笑)
姫系デスクがフロントに
カタログの表紙を見て、2023年度の大商産業はディズニーのデスクでも扱っているのかと思いましたが、さにあらず。これまでカタログ冒頭は「MWD-520」などの定番3Dデスクが登場するのが常だったところ、2023年度は姫系のデスクを前面に押し出しているのです。
これはつまり、こういった分かりやすいデザインのデスクが売れているということでしょうか。昨年度に続き2023年度はまた水色(BL)1色を増やして計5色展開としているのは、やっぱりそういうことなのでしょう。
ブルックリン風デスクは廃番
姫系の「LUR-520」と「LDR-520」に水色(BL)が追加されたものの、残念ながら2023年度は新型と言える商品はありません。逆にブルックリン風デスクの「JDD-200」と「JUD-200」など、一部モデルは廃番となっています。
一時はイトーキの「ウットフォーク」の人気を受けて乱立気味だったブルックリン風デスクですが、もはやブームは去ってしまったということでしょうか。
価格は概ね1割前後アップ
冒頭でも触れた通り、金次郎デスクにとって価格は大きな強みです。しかしながら、昨今のコスト上昇要因をすべて吸収することは困難で、ご多分に漏れず値上げとなりました。概ね数%から十数%程度の値上げとなっています。
しかしながら、金次郎デスクは昨年度に値上げをしていません。それを考えると逆に、その程度の値上げで大丈夫なのかと心配になるほどです。
というわけで2023年度の金次郎デスクはプリンセス推しであることと値上げ以外には特に目立ったニュースは無し。しかしながら、踏ん張って現状を維持しただけでも立派と言えるんじゃないでしょうか。
もっとも、例年「価格帯別オススメ」で存在感を示している金次郎デスクが今年度は値上げされると考えるとちょっと頭が痛いところです(苦笑)
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