当ブログを開設してから、早いもので9年を迎えます。これまでに書いた記事の本数は1000本を超えました。アーカイブの意味合いもあって全て残しておりましたが、さすがに2015年度の価格帯別オススメ学習机の記事を読みたいという方はおりません。
そこで思い切ってアクセスの少ない記事を削除し、半分以下に絞りました。せっかくいただいたコメントも半分ほど見ることができなくなったことは申し訳ないですが、一方でより密度の濃い記事にリーチしやすくなったと思います。
ともあれ、記事を厳選したことで注目度の高いメーカーや販売店というのも浮き彫りになったと感じます。こちらではアクタスについてあまり多く取り上げたつもりはなかったのですが、販売店としては無印良品とニトリに次ぐ人気となっております。
そんなアクタスから2024年度のキッズ家具カタログが発行されました。今回はその中身をチェックしてみたいと思います。
※この記事は2023年11月18日時点の情報に基づいています
THEOデスクにウォールナットver.
コロナ禍の2年間、アクタスのキッズ家具カタログの冒頭ではテレワークが大きなテーマとして盛り込まれていました。アフターコロナとなった2024年度はテレワークに代えて、「THEO(テオ)デスク」が大きく取り上げられています。
テオは2018年度に登場し、今年度で5周年を迎えました。その間、目立つことはほとんどなかったのですが、ここにきてオーク材のみだったテオにウォールナット材を使ったバージョンが登場しました。
仕返しと言わんばかりにアクタスも某メーカーの真似をしてウォールナットのデスクを発売した…というわけではないでしょう。これまで基本的にナチュラル系のカラーバリエーションだったアクタスとしても、昨今のウォールナット人気に応える必要があると判断したのだと思われます。
オーク材のテオが税込94,600円なのに対し、ウォールナット材は同127,600円。約35%もプレミアムな価格ですが、アクタスにはその程度の価格差など気にしない上客がたくさんいると思います。
MITTE 2段ベッドいきなり廃番?
2024年度のアクタスにはテオのウォールナット以外に新商品はありません。一方で、2023年度に登場したばかりの「MITTE(ミッテ)」シリーズの2段ベッドがカタログから消えています。オンラインショップでは現在も販売されているもののディスカウントされており、販売終了になる予定と考えられます。
なお、「MEZZO2(メッツォ2)」がカタログから消えていますが、こちらは販売継続のようです。テレワーク推しが弱まった影響で、カタログに載せる必要性が少なくなったと考えたからではないでしょうか。
価格はほぼ据え置き
未だ値上げの話があちこちから聞こえる学習机業界ですが、2024年度のアクタスはほとんど据え置きとなっています。「VARIO(ヴァリオ)」の天板が1割ほどアップしたくらいです。
価格が据え置きとなると、相対的にアクタスは割安感が出てきます。同様に価格据え置きのコイズミファニテックは影響ないですけど、値上げした浜本工芸や堀田木工所を中心に検討されている方にとっては存在感が増すのではないでしょうか。
という感じで、アクタスの2024年度キッズカタログで目立った変化を紹介しました。ほぼ変化なしということで、戦略に変更を加える必要性がなかったと理解して良いでしょう。
それにしても、ウォールナットを採用したのが売れ筋のフォピッシュやサークルではなかったというのはちょっと意外でしたね。フォピッシュだとセット価格が上がりすぎるし、サークルだとラインナップが多くなるという問題もあったのかもしれません。また、それよりもテオのテコ入れという側面が大きかった可能性も考えられます。
いずれにせよ、今後ウォールナットのラインナップが増えるのか否か、ちょっと興味深いところです。
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