例年、8月は学習机に関する新情報が少なく、比較的ゆっくりと過ごしていることが多い印象です。しかしながら、今年は値上げラッシュの影響もあってか、大きく取り上げる必要はないけれど、かと言って無視することもできない小ネタが豊富です。
そんなわけで、アクタスが学習机を7月20日に値上げしたことは知っていたものの、カタログを更新していたことにはまったく気付いておりませんでした。中身はほとんど変わっていないように見えて、実はサイズバリエーションが増えたりしていたのですね。
FOPPISH2に幅100cmタイプが登場
まず、アクタスの人気No.1デスクである「FOPPISH2(フォピッシュ2)」に幅100cmサイズが加わりました。チェスト(ワゴン)は従来サイズをそのままセットするかたちとなるものの、デスクシェルフ(上棚)はロータイプ、ハイタイプともに、幅100cm用も新たに追加されています。
従来の幅110cmだと大きすぎるという声もあったでしょうから、一回りコンパクトなサイズが用意されてうれしいという方もいることでしょう。また、フォピッシュ2の従来サイズは値上がりしましたが、幅100cmをチョイスすればワゴン以外は従来の幅110cmと同じ価格ですから助かるという人もいると思います。もし次に値上げする機会があれば、幅90cmが登場したりするんでしょうかね(笑)
それにしても、幅110cmと幅100cmの2サイズ展開なんて、まるで浜本工芸の「No.89デスク」みたいですねー。浜本工芸は「真似するな!」と訴えてみても良いんじゃないでしょうか。いや、もちろん冗談ですよ。
SARCLEには105cmタイプが登場
サイズ違いが追加されたのはフォピッシュ2だけではありません。「SARCLE(サークル)」にも従来の幅120cmに加え、幅105cmが追加されました。上写真のオーク無垢天板モデルだけでなく、リノリウム天板モデルもあります。
天板の幅を15cm短くしたことでサイドの出っ張りは少なくなっていますが、チェスト(ワゴン)と椅子をセットできるように配慮した結果と思われます。サークルらしさは少し失われたものの、コンパクトなスペースに置けるようになったことはありがたいですね。
なお、サークルのデスクも幅105cmサイズは従来の幅120cmサイズと同じ価格になっています。
値上げ率は概ね10%程度
7月20日の価格改定では概ね8~10%ほど値上げされました。最新のカタログでは「MEZZO2(メッツォ2)」は価格据え置きとなっていますが、こちらは9月1日からの値上げが既に決定しています。普通はカタログの発行に間に合わせるべきところだと思いますけど、メーカーとの調整が難航したのでしょうか。
なお、フォピッシュ2とサークルのサイズバリエーションが増えた一方で、逆に廃番となった商品は「MOMOZA(ミモザ)」というシングルベッドくらいです。そもそもキッズ家具のカタログにミモザのような普通のベッドは必要なかったということでしょうね。
というわけで、2023年度のアクタスは値上げ以外には、フォピッシュ2とサークルのサイズバリエーションが増えただけとも言えますが、アクタスの人気2トップと言えるデスクですから影響は決して小さくないと思います。デザインだけでなく、サイズも、そしてサークルの場合は天板の素材も検討しないといけないのですからね。悩ましいけど、楽しみも増えることでしょう。
ちなみに、アクタスとは直接関係ありませんが、親会社であるコクヨのオフィスチェアなども9月1日から値上げです。改定率は平均12%となっていますので、ご検討中の方はお急ぎください。
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