イトーキのウットフォークは2017年度に登場し、今やイトーキの人気モデルのひとつに数えられます。カフェ風、ヴィンテージ風、男前インテリアなどと言えるテイストに加え、ナラ無垢とアイアンフレームのハイブリッド構造という面でも特徴的な存在です。
人気モデルには派生モデルが付きものということで、ナフコ21スタイルや島忠ホームズなどでは「ウットフォークもどき」と言える廉価版が扱われています。
天板などをナラ無垢から木目ダイレクト印刷を施したラバーウッド無垢にグレードダウンするなどしたものですが、ウットフォークの雰囲気はそのままで、しかも価格がお手頃です。やっぱりこういうオリジナル商品がないと家具販売店は生き残っていけません。
なんて思っていたら、なんとニトリにも登場しちゃったじゃあーりませんか!(byチャーリー浜)
※この記事は2018年11月2日時点の情報に基づいています
ニトリ×イトーキ・ロータイプデスクAPD-1
ニトリの2019年度学習机ラインナップに加わったのは、イトーキの「ウットフォークもどき」に似た「ロータイプデスクAPD-1」です。やはり天板などは木目ダイレクト印刷を施したラバーウッド無垢で、LEDデスクライトはナフコ版同様に興和のルピナスEK310(ウォルナット色)が付いているようです。引出しのネームプレートも特徴的ですね。
ただし、ウットフォークとは異なり脚はアイアンではありません。コンセント付きのタブレットホルダーが備わっているところも合わせて見れば、「ウットフォークもどき」と言うよりは「スクリプトもどき」と言ったほうが良いのかもしれません。天板サイズが幅105×奥行55cmと思われるところからしても、スクリプトに近い印象があります。
カラーはMBR(ミドルブラウン)とLBR(ライトブラウン)の2色展開で、価格は税込59,900円。引出内部材は白塗りのようですけど、曲がりなりにも天然木を使っていて興和のデスクライト付きですから、値頃感はあると思います。
ニトリ×イトーキ・ユニットデスクAUT-1
価格は1万円ほどアップの税込69,900円となりますが、こちらの「ユニットデスクAUT-1」のほうが人気が高くなるかもしれません。こちらのほうがより「スクリプトもどき」と言える脚形状で、さらに幅55cmの書棚付き。デスク側面に書棚を密着させて、いわゆるユニットデスクのように使うこともできます。
スペック的には前述の「ロータイプデスクAPD-1」と同様で、天板は木目ダイレクトプリントを施したラバーウッド、引出内部材は白塗りの低級な桐材、LEDデスクライトは興和製です。また、こちらもカラバリはMBR(ミドルブラウン)とLBR(ライトブラウン)の2色が用意されています。
2018年度以前にもニトリにはウットフォークに似た組み替え式デスク(FELDER)がありましたけど、これらの「ウットフォーク&スクリプトもどき」はメーカー品で天然木ということで売れる要素は十分あるんじゃないでしょうか。
ニトリ×コイズミ・学習机ODL-536ANWT
コイズミファニテックも黙ってはいません。コンパクトなスタディアップデスクっぽい「学習机ODL-536ANWT」を投入しています。
昨年度に投入したコリスが意外と人気で、その上を狙いに来たんでしょうか?もしくはコリスでは廉価版っぽさが強すぎて、もっとスタディアップデスク本来の姿に近づけたかったのでしょうか?
「学習机ODL-536ANWT」は主材がMDFで税込79,900円。この価格だったらもう1万円ほど頑張ってビーチ無垢のアルフを買ったほうが良いんじゃないかと思ってしまうのは私だけでしょうか。やっぱり、おねだん相当ニトリですかねー(苦笑)
そのほか、2019年度のニトリには書棚が左右50%&50%で分割可能な「くみあわせですく・リビオY」など、興味深い商品がまだまだ登場する気配です。
このまま「おねだん相当」で終わるか、「おねだん異常」と驚かしてくれるか、楽しみにしたいと思います。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
収納マン様、はじめまして。
長文失礼します。
娘と息子の学習机を探すようになり、こちらを知り、かなり参考にさせて頂いています。
来年度小学生になる娘のデスクを探していて、理想は天然木無垢のデスクなのですが、やはり値段などもありとても悩んでいます。
はじめのうちはリビングデスクで、子供が大きくなったら自分の部屋にと考えていまして、ビーノ二台+シェルフかなーなんておぼろげに思っていました。
数日前、島忠に寄ったところビーノ105センチと90センチのデスク、それぞれに昇降型のワゴン、シェルフが一台で展示品が12万ちょっとで売っていました。
思わず予約して、翌日夫と見に行ったのですがやはりキズなども気になるようで購入にはあまり乗り気ではありませんでした。
しかし、その隣にあったリファルドの質感に2人で気に入りました。
置く場所の都合上、全部で260センチくらいがマックス、できればシェルフで間を仕切りたいのですが、こちらのシェルフは2人で両サイドから使用できる仕様ではないように見えたので、90センチのデスク2つそれぞれにスリムワゴン、そしてシェルフを2つにしようかと話、ビーノはキャンセルして島忠を後にしました。
後日、ニトリに立寄り、イトーキとのコラボ商品のユニットデスクを見て、2つ購入して、シェルフはリビングにある間はシェルフ1つだけデスク間に置いて使用すれば、こちらもいいかもと2人で気持ちが揺らぎ悩んでおります。
できれば長く使っていきたいのですが、収納マン様のご意見をお聞きしたいです。
よろしくお願いします。
長文にお付き合い頂きありがとうございました。
amoremioさま
はじめまして^^
コイズミファニテックのビーノ、リファルド、ニトリ×イトーキのAUT-1あたりが有力候補という状況ですね。
幅260cmのスペースに置く場合、100cm幅を2台、55~60cm幅の書棚1本ならばちょうど並びます。
ただその場合、ランドセルや手提げバッグをデスクの横に掛けることができず、ランドセルを書棚に収めるには奥行が浅いということになりがちです。
その場合はランドセルを椅子の足元棚に置くほか、椅子の座面や背もたれ、もしくはデスク天板上に置くことになります。
もしくは、別の場所に置き場所を確保するかですね。
書棚を間仕切りとして使う場合は先ほどの場合と比べてスペースにゆとりが生まれますが、それでもランドセル2つを掛けるスペースを確保しようと思ったらデスクの幅は90cmにしないと厳しいでしょう。
また、書棚の足元側は机の下に潜りこむようにしないと手が届かず、上のほうも1人あたりは1段ほどしか使えません。
そういうこともあって、書棚を間仕切りとして使うことは私はあまりオススメしません。
間仕切りとして書棚を置いた場合に1人あたり1段しか使えないのであれば、書棚は置かず、上棚付きのデスクにして、ランドセルを机の横に掛けたほうがシンプルで使いやすいように思うのですが、いかがでしょうか?
もしくは、奥行35~40cmのオープンシェルフを机2台の間に正面を向けて置けば、ランドセルを収納することができます。
リファルドの100cm幅2台の間に無印良品のパイン材ユニットシェルフの58cm幅を置くというのはどうでしょう?
ニトリ×イトーキのAUT-1を2セット買って、デスク2台と書棚を1台だけ置く場合、ランドセルはちょっとハミ出すか、横向きに収納することになると思いますが、それももちろんアリだと思います^^
早速のお返事ありがとうございます。
夫と一緒にに読み”なるほど〜”と、とても参考になりました。
今のところ、やはり質感が気に入ったのでのでリファルドで100センチを2つ購入し、真ん中に正面向けに幅60センチ以内の棚を置こうと思います。
できれば同じような感じの質感の棚がいいかな〜と思うのですが、オススメのものがあれば聞かせて下さい。
よろしくお願いします。
amoremioさま
リファルドに質感が合う幅60cm以下の棚を探すとなると、材質的にはアルダー材が合うでしょうね。
リファルドの55ローシェルフでは低い、もしくは奥行が浅いとお考えでしょうか?
アルダー材ということでしたら、堀田木工所や杉工場にも書棚がありますが、基本的に背が低めに抑えられていて奥行が30cm以下です。
ランドセルや書道セットなども収めやすい奥行35~40cm程度となると、無印良品のパイン材ユニットシェルフ、たなとつくえのフレムオープンシェルフ、あとはプリント合板になりますが大洋のエースラック(カラーラック)などが妥当なところかなと思います。
【参考】
・ランドセルラックって必要?無印良品のパイン材ラックなどのオープンラックがオススメ
・ランドセルラックを買うなら待った!たなとつくえ「フレム」オープンシェルフ
・国産書棚徹底比較!小島工芸vsフナモコvs浜本工芸vsカリモクvs大洋
アドバイスありがとうございました。
参考にさせて頂きます。
また、何かありましたら相談させてください。
本当にありがとうございました。
amoremioさま
またいつでもご相談ください^^