今年は2016春夏カタログ発行後にも無印良品の学習机を取り上げましたが、先日ひさしぶりに無印良品に足を運んだところ、また仕様が変わっていたのでご報告しておきたいと思います。
オーク材・無垢材デスク(引出付)
無印良品の学習机と言っても、基本的には大人用の机で、あくまで学習机として買っていく人も多いというだけの話ですが、一番売れているのはやはりオーク材・無垢材デスク(引出付)とキャビネットの組み合わせだと思います。
で、これの引出しの仕様が変わったんじゃないかと思うんです。「思う」というのは、カタログスペックでは変化がなく、またどのタイミングで変わったのかハッキリとしないためです。旧い仕様のものがそのまま並んでいる店舗もあるでしょうから。
それはさておき、仕様が変わったと思われる点は2つあります。まず、引出し内部材のちょっと薄汚い桐材が薄くなったように思います。これは色ではなく、厚みが薄くなったということですね。もっともこれは私の錯覚の可能性もあるのですが。
もう1点は、キャビネットの引出し最下段の前板側の内部材が大きくなったということです。これは説明が難しいのですが、今までは桐の箱に前板が付いていたのが、前板側だけ内部材が大きくなったということです。
前者はともかく、後者はバージョンアップだと思います。ちゃんとした家具同様の仕様になったと言って良いでしょう。これはかなり驚きました。
無印良品の無垢材デスク(引出付)は「買い」か?
「なんだ、そんなちょっとの違いか」と思われたかもしれませんが、私にとってはかなり衝撃的でした。今まではこれがゆえに「無印ダメ」の烙印を押していたようなところがあったからです。
およそ一般の方は、引出しの良し悪しというものにはあまり興味を持たれていないと思います。しかし、引出しこそがもっともコストが掛かる部分であり、品質を大きく左右するところなのです。いくら全体の体裁が良くても、引出しがダメなデスクはダメなのです。
そんなわけで、今回の仕様変更により、私の中で、無印良品の無垢材デスク(引出付)は「×」から「○」に変わりました。今までだったら、ぶっちゃけ、「無印良品のデスク?やめておいたほうが良いよ」だったのが、「それもアリじゃない?」に変わったということです。
ただし、無印良品の無垢材デスク(引出付)は「買い」だとまでは思いません。予算が4万円しかないという話であれば「買い」ですが、もうちょっと出す余地があるのならヒカリサンデスクの「SDW-サンワークス」あたりをオススメします。
かたや無垢、かたや突板ですし、かたや4万円弱、かたや6万円弱ですが、実物を見比べてもらえばどう考えたってサンワークスのほうが良くできています(デザインの好みは抜きにして)。また、2万円近く高いと言っても、引出しは1段多く、上棚も付いています。一応、LEDデスクライトも付いています。コスパで言えば断然サンワークスのほうが上です。
個人的には上棚があったほうが良いとは思うのですが、要らないという方はケユカ×コイズミファニテックのニノスという選択肢もあるでしょう。かなり予算オーバーとなってしまうかもしれませんが、これも実物を見比べれば価格相応だと分かるはずです。
つまるところ、無印良品の無垢材デスク(引出付)はどうしても予算が限られている場合の選択肢に過ぎません。「ダメ」とまでは言えないものの、他の選択肢を検討する余地はあると思います。
「パイン材デスク・キャビネット付」は廃番?
店頭では普通に置かれているので気づかなかったんですが、「パイン材デスク・キャビネット付」が2016秋冬カタログから消えています。これって無印良品のいつものやり方で、廃番ということなのだと思います。
もっとも、これは「パイン材デスク・幅86cm」にスイッチするためでしょう。あきらかにこちらのほうが割高で、「パイン材デスク・キャビネット付」は利益が少ないため廃番にしたいということではないでしょうか。
とは言え、あわてて「パイン材デスク・キャビネット付」を買う必要はないと思います。横揺れがある、キズはつきやすい、下手すりゃヤニが出るパイン材ですから。これに関しては「やめておいたほうが良い」という判断に変わりありません。
それにしても無印良品、だんだんと家具のことが分かってきたようですね。今まではケチョンケチョンに言えましたが、今は下手なことが言えなくなってきました(苦笑)今まではうやむや感のあったホルムアルデヒド放散量も、知らない間にオーク材無垢材デスクがF☆☆☆☆(最上級)になってますし。
でも、設計がまともになったところで、現場はどうなんでしょう?グランフロント大阪の展示品は組み立て方が間違ってましたが(苦笑)もっとも、これは笑い事では済まされません。自分のところの商品なんだから、しっかりして欲しいものです。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
春から新一年生の息子。
リビングにカウンターもあるし、机…どうしようかな。
から、やっぱり、ちゃんと部屋に買おう!になり、
とりあえず、デザイン的にも長く使えそうだし、手ごろだし、無印でいいか。
と思っていました。
が、こちらのサイトで色々勉強させてもらってます!
もともと、インテリアショップでこういうのいいなとか見ていて
キシルのカタログを取り寄せていました。
あと、結婚当初にケユカで家具をそろえたこともあり、ケユカもいいなと。
こちらのサイトで、おすすめの堀田木工と浜本工芸もカタログ請求してみました。
また、ベルメゾンに杉工房の机があることも気が付いて…
(ベルメゾンオリジナルブランドもありますが…)
まさに、目移りしてどうしようという状態です。
このあたりだと、もともと、無印のシンプルな感じがよかったことを考えると
どれがおすすめなんでしょうか?
また、今のところ、親が選んで買い与える予定、なんですが、
(連れて行ってえ?これ?ってものを選ばれると困るなあとか…)
大きな家具屋さんで実際に息子を連れて行って座らせてみたりした方が
イメージも意欲も沸くのかな?とか思ってみたり。
こういうことは、どうお考えでしょうか?
よろしければ、教えてください!
けいこ缶さま
はじめまして^^
X’masプレゼントにもご応募くださいましてありがとうございました♪
私もどんなモノにもシンプルさを求めるところがありますので、よく分かります。
「使うかもしれない」、「あれもこれもできる」って機能を盛り込みすぎても結局使わないし、使い勝手が中途半端になってしまったり、耐久性が落ちたりすることが多いと感じるからです。
また、いろいろ考えた挙句、自分の直感を信じたり、コスパ優先で、最初に目を付けたモノを選ぶということも多々あります。
特に子供のモノを選ぶときは悩みますよね。
自分の価値観を子供には押し付けたくないし、他方で大人ほど十分には分別がつかない子供にすべてを委ねるのもどうかと思います。
でも一番良くないなーと思うのは、子供に「どれが良い?」って聞いておきながら、「それは高いからやめておきなさい」とか、「そういうのはすぐに飽きるからダメよ」とか言っちゃうことではないかと思います。
それなら、親が選択肢を絞ってから、たとえば予算などの制限を示してから、この中で選びなさいと言うほうがスマートだと思うんですね。
(もっとも、その選択肢以外のモノを子供が欲しがる…ということもあり得ますが^^;)
そんなわけで、個人的にはまず親がしっかりと品定めしてから、子供を家具店に連れていって決めてもらうのが良いと思います。
もしくは、いきなり親の価値観で絞り込んでしまうよりは、子供にカタログを見せて「コレってどう思う?」などと軽くリサーチしながら、子供の要望を踏まえて絞り込んでいくのが良いと思います。
もちろん、お子さんによっても違います。
まったく興味を示さない子もいれば、売場で「コレじゃなきゃヤダー!」と駄々をこねる子もいます^^;
お子さんの性格も考慮しながら、進めていただければと思います^^
おはようございます。
学習机、地元の大きな家具屋が閉店セールをしていることもあって見に行ってきました。
そこで候補に上がったのが、大塚製薬のconteとコイズミのビーノでした。
やはり、現物を見に行くと、気分ももちろん違うのですが、引き出しの滑りだったり厚みだったり、天板の雰囲気だったり、印象が変わりますね。
展示してある家具屋の在庫にも左右されちゃってるかも、ですが、
ケユカも見に行って絞る感じかなと。
で、我が家としては、机と、サイドワゴン、椅子を購入して、
シェルフは無印にしようかとおもっているんですが、
収納マン様オススメの天板の組み方とかあれば教えてください!
あと、ライトも一緒にコイズミにしようかと…
こちらは以前の記事も参考にさせてもらいますね。
ちなみに…主人と机について話をしていた時に…
サイドワゴンというか、引き出しの真ん中に何を入れていたかという話になり…
実際のところ大して使ってなかったよねって話になりました。
上は文具、下は深さがあったのでファイルとかノートを入れてたけど…って話で。
シェルフに教科書とかを並べたとして、実際はどうやって使ってることが多い、というかオススメの収納なんでしょう?
けいこ缶さま
大塚家具製造販売のコンテとコイズミファニテックのビーノ…目のつけどころが通ですねー♪
家具というのは不思議で、売場構成はもちろん、セットしてある椅子やデスクマット、応対してくれた販売員によってもまったく印象が変わってきます。
だからこそ家具はご縁のものなのです。
無印良品のシェルフにするなら、ステンレスユニットシェルフがオススメです。
一番下に帆立補強パーツを使うと使い勝手が良いと思います。
ゴミ箱やキャスター付きチェストを置きやすいですし、掃除もしやすいです。
下記事はスチールユニットシェルフの例ですが、ご参考になればと思います。
【参考】無印良品のスチールユニットシェルフのコの字バー(帆立補強パーツ)は使える!
あと、ワゴンの引出しに何を入れるのかという話ですが、小学生の間は学用品が半分、それ以外のガラクタのようなモノが半分といったところではないでしょうか。
私が今までに拝見したお宅もそうですし、ウチの子供もそんな感じです。
「学習机には勉強に関係ないモノを一切置かない」という考え方に立てば、引出しなんてそれほど多くは必要ないと思います。
逆に、「学習机は子供の居場所」と考えたり、我が家のように子供のモノはすべて学習机周りに集約して自分で管理させるようにする場合は、引出しはたくさんあったほうが良いと思います。
ちなみにウチの娘の場合はこんな感じです。
【参考】ガチ公開!小3娘の学習机の中身(*´艸`*)
ご参考になれば幸いです^^
収納マンさま、こんにちは!
机は購入しましたが、いつも記事を楽しく拝見させていただいています^_^
ところで無印良品のホームページを見ていたら、学習机開発の記事がありましたので、念のため⁈情報を連絡いたします。
すでにご存知の情報でしたらすみませんσ^_^
タバサバタさま
おひさしぶりです!
その後、お嬢さまの学習机ライフは充実しておられますか~?^^
無印良品のIDEA PARKの記事はもちろんチェックしました♪
タイミング良く(!?)、実物を確認してきまして本日その記事をアップさせていただきます。
もしお気づきのことがございましたら、またご指摘いただければ幸いです^^