「New!収納教える.コム」のほうでも既にご報告しました通り、2/23にオープンしたばかりの東京インテリア家具大阪本店に行ってまいりました。こちらでは東京インテリア家具大阪本店の学習机売場について詳しくレポートしたいと思います。
※この記事は時点の2017年3月1日情報に基づいています
シーズン末期からのため展示台数は少なめ?
東京インテリア家具大阪本店の学習机売場の展示台数は約60台(ベッド付きデスクや書斎デスク除く、2017/02/28現在)。同じ東京インテリア家具の大型店である幕張店や名古屋本店の約100台と比べると少ないです。運河を挟んで東側に位置する島忠ホームズ南津守店の約80台と比べても少なく、取扱いメーカーが限られているIDC大塚家具大阪南港ショールームや、大手国産メーカー品は扱っていない湯川家具堺本店と同規模と言えます。
ちょっと肩透かしを食らった格好ではありますが、これも致し方なしかなと思いました。特に2017年度は例年よりも少しシーズン開始が早まった印象があり、逆に既に収束してしまった感がありますので、2/23というタイミングは普通なら現品処分で売場を縮小する時期です。今さら100台も揃えてしまうと、過剰在庫になりかねません。
また、これは昨年オープンした名古屋本店でも見られたことですが、メーカー側が他店との競合を避けるように配慮した可能性もあります。関西ではほとんど展示がないヒカリサンデスクがもっと並ぶかと思いきや、島忠ホームズ南津守店に配慮したのか、スカーレット3だけでした。もっとも、小島工芸は1台もなかったですし、オカムラも少なめで、総じて関東勢は少ない印象でしたので、競合回避よりも営業不足、もしくは地域性を考えての商品構成だった可能性も考えられます。
東京インテリア家具大阪本店の学習机売場の特徴
東京インテリア家具の学習机売場の特徴はまず、くろがね工作所の学習机を前面に押し出していることです。これはほかの東京インテリア家具の店舗でも同様で、大量一括仕入れすることによって価格の安さをアピールしやすいから、もしくは利益を上げやすいからでしょう。
もうひとつは、低価格帯の学習机としては東京インテリア家具の関連会社であるアイ・ティ・ティのものが幅を利かせている点です。5万円以下の学習机はティ・アイ・アイと、他は大和通商のものが多い印象です。
大阪本店の場合、時期的なものか地域性を考えてのことか、半分は5万円以下という感じです。時期的には今さら10万円以上のものが売れるタイミングとは思えないため、どちらかというと時期的な問題を考慮した結果でしょう。
なお、取扱いメーカーは、くろがね工作所、ティ・アイ・アイ、大和通商、コイズミファニテック、イトーキ、カリモク家具、浜本工芸、オカムラ、ヒカリサンデスクなどです。
オープン特価が勢揃い!?
さて、気になるのはやはり価格面だと思います。チラシには1台も学習机が掲載されていませんでしたが、店頭には「オープン特価」と記されたプライスカードがいくつも目につきました。確かにティ・アイ・アイの2万円台や3万円台の学習机は絶対値としては安いとは思います。けれども、さすがに東京インテリア家具の店員もこれらを売りたいとは思っていないでしょう。
じゃあ、全然安くないのかというとそうでもありません。カリモク家具や浜本工芸の一部の学習机には5~10%オフの表示がありました。東京インテリア家具の他の店舗はどうなっているのかは分かりませんが、オープン特価の可能性もあります。競合他社と比べてどうなのかという点は敢えて触れませんが(笑)、東京インテリア家具の他の店舗ではすごい値引があったという話もちらほら聞きます。
それよりも、目立っていないところで特価品がいくつかありました。たとえば以前に紹介しましたコイズミファニテックのカタログ外商品である「OD1-WOODY」のミドルタイプをステップアップデスクではなくベーシックデスクにしてさらに廉価仕様にしたデスクが「おおっ!?」という価格でした。品番、価格については自主規制させていただきますが(笑)、5万円以下で検討されている方にはオススメできると思います。
それに限らず、私が「これは市場価格よりも安い」と思えるものは、どれもあまり目立たないプライスカードのものばかりでした。あまり売りなくない=儲けが少ない=買い手にとってはお買い得…ということでしょうか。掘り出し物が見つかる可能性がありますので、ひとつひとつじっくりと見ていただければと思います。
しかし、東京インテリア家具は「けったいな(=変わった)」学習机売場ですねー。もちろん、「あかん(=ダメ)」という意味ではありません。およそ大阪人から見ればけったいなだけで、むしろ面白いと思います。
大阪には今まで東京インテリア家具がなかったわけですから、ティ・アイ・アイの学習机は初めて見る人が多いと思います。また、今秋からは小島工芸やヒカリサンデスクなど、大阪人には馴染みの少ないメーカーのものが並ぶと思います。
そして、東京インテリア家具で目立つ価格やメーカーのものはどちらかと言うと買ってはいけないもの。逆に目立たないもののほうが安かったり安心して買えるものだということです。ここは大阪人の目利きが試されるところでしょう。何でもかんでも東京もんのええようにされたらあきまへん(笑)
コメント 皆様からご質問・ご意見など