これまで定番デスクをいくつか紹介して参りましたが、デスクだけでなくチェアにも定番と言えるものがいくつか存在します。その代表格がコイズミファニテックの「ハイブリッドチェア」です。
学習机を必死で選んでいるときは椅子なんてどれも同じに見えます。ハイブリッドチェアも普通の回転チェアにしか見えないことでしょう。もしくは、「背もたれの支えが1本じゃなくて2本なのね」という程度の認識かもしれません。しかし、ハイブリッドチェアの魅力を知れば、「椅子はこれで決まりね!」となること請け合いです。
というわけで今回は、ハイブリッドチェアの魅力に迫るとともに、店舗限定オリジナルモデルや比較検討すべき椅子を紹介したいと思います。
※この記事は2023年6月24日時点の情報に基づいています(2024年11月5日一部更新)
コイズミファニテック・ハイブリッドチェア
ラインナップ
商品名 | サイズ W×D×H(mm) |
税込価格 | 品番 | カラー | |
---|---|---|---|---|---|
PVCレザータイプ (ローバック) |
456 ×525~550 ×765~875 |
39,600円 | CDC-871LP | ライトピンク | |
CDC-872LB | ライトブルー | ||||
CDC-873PR | パープル | ||||
CDC-874PB | パッションブルー | ||||
CDC-875BKNB | ネイビーブルー | ||||
CDC-876BKMB | ミディアムブラウン | ||||
ファブリックタイプ (ミドルバック) |
456 ×525~550 ×835~945 |
CDC-475LB | ライトブルー | ||
CDC-476BE | ベージュ | ||||
CDC-477NB | ネイビーブルー | ||||
CDC-478BK | ブラック | ||||
ファブリックタイプ (ミドルバック 電動昇降デスク用) |
456 ×570 ×785~895 |
CDC-925PR | パープル | ||
CDC-926LB | ライトブルー | ||||
CDC-927BKNB | ネイビーブルー | ||||
CDC-928BKDG | ダークグリーン |
特徴・人気の秘密
「回転チェアは子供がぐるぐる回って遊びそうでイヤだなー」と思ったら、コイズミファニテックのハイブリッドチェアがオススメです。ハイブリッドチェアは回転チェアのようにソフトな座り心地でありながら、座面が回転しない木製チェアのような安定感のある学習椅子です。つまり、回転チェアと木製チェアのハイブリッドと言えます。
こんな良いとこ取りをした椅子は他にほとんどありません。だから圧倒的な人気を誇るのです。おまけに、一般的な回転チェアと異なり独自の4本脚なので、机の下に収めやすいというメリットもあります。また、一般的な回転チェアにはランドセルなどを置く足元棚がありませんが、ハイブリッドチェアにはあります。
さらに、座面の上下だけでなく奥行を調節できるようになっており、お子さんの成長に合わせやすいのも特徴です。座面にはモールドウレタンを使用しているため、座り心地が良いだけでなく耐久性にも優れています。
ローバックのPVCレザータイプ6色に加え、2024年度からはミドルバックのファブリックタイプ4色が追加されました。PVCレザーに比べると汚れの心配はありますが、汗をかいてもベタッとせず、冬もヒヤッとせず、触り心地が良いと思います。
なお、ローバックは背板にウレタンとPVCレザーを巻いたもの、ミドルバックは背枠にウレタンメッシュを巻いたものなので、後者はメッシュバックの椅子のような軟らかい背当たりです。人によっては背枠がゴツゴツ当たることのほうが気になる場合もあるので、店頭で違いをご確認いただくことをオススメします。
2025年度からは電動昇降デスク用も追加されています。ベースはファブリックタイプで、座面高は低めに設定されています。また、それに合わせて足置きも低めです。
店舗限定オリジナルモデル
ニトリ・ハイブリットチェア(ODC)
大人気のハイブリッドチェアはニトリでも扱われています。ニトリの「ハイブリットチェア(ODC)」は布張りです。価格はカタログモデルの通常売価と比べてちょっと安いかどうかというレベルですが、布(たぶんポリエステル)なので手触りが良く、夏場に汗でベタッとくっつかず、冬場も心地良いと思います。カラーは3色です。
島忠ホームズ・グランハイブリッドチェア
ニトリ傘下の島忠ホームズではカタログモデルの他に「グランハイブリッドチェア」というオリジナル仕様があります。グランハイブリッドチェアはハイブリッドチェアの脚部に「カデット」の座および背もたれをセットし、張地をポリエステルからPVCレザーに変更したものです。背もたれがちょっと高めで、価格も1割ほどアップします。カラーは5色。
ナフコ21スタイル・ラグジュアリーチェア
実はナフコ21スタイルにもグランハイブリッドチェアと同様の「ラグジュアリーチェア」があります。機能的にはまったく同じで、カラーはハート柄3色を含む全8色。価格は島忠ホームズよりも安いです。おねだん以上ナフコですねー。
ナフコ21スタイル・NFハイブリッドチェア
ナフコ21スタイルにはもうひとつ、「NFハイブリッドチェア」があります。NFハイブリッドチェアはカタログモデルの色違いで、ハート柄3色を含む全5色展開となっています。こちらも島忠ホームズよりは安いですが、カタログモデルの通常売価よりは高いです。
よく比較検討されるチェア
コイズミファニテック・ベストフィットチェア
ハイブリッドチェアともっともよく比較検討されるのは、同じコイズミファニテックの「ベストフィットチェア」です。ベストフィットチェアは普通にシート部が回転しますが、通常5本脚のところ6本脚なので安定感に優れているのが特徴となっています。
2024年度からはこちらにもファブリックタイプが追加されています。
コイズミファニテック・ジャストフィットチェア
もうひとつよく比較検討されるのが「ジャストフィットチェア」。ハイブリッドチェアやベストフィットチェアはちょっと予算オーバーと感じる場合は、オーソドックスなジャストフィットチェアが良いのではないでしょうか。
なお、ポリエステル張りのジャストフィットチェアに対し、PVCレザー張りの「回転ラブリーチェア」というチョイスもあると思います。
コイズミファニテック・カデット
椅子に座った状態で床に足が着くくらいの年頃でしたら、足置きのない「カデット」を選ぶのも良いでしょう。グランハイブリッドチェアやラグジュアリーチェアにも採用されているシート部なので、それらと脚部が異なるだけと考えてもらえたら良いと思います。なお、張地はポリエステルです。
イトーキ・トワイスKS32
コイズミファニテックのハイブリッドチェアとガチで競合するのがイトーキの「トワイスKS32」です。トワイスは座面回転切り替え機能を有しており、ハイブリッドチェアのように回転しないようにすることも、普通に回転させることも、ワンタッチで切り替えることができます。
しかも、学習用チェアでは珍しいロッキング機能付き。座面の奥行を調整できるだけでなく、同時に背もたれの高さを変えることもできますし、大きな足置きステップを設けているので落ち着いて座ることが可能です。
イトーキ・トワイスKS5
イトーキの「トワイスKS5」は前述のKS32の色違いという側面もありますが、基本的にはKS32の廉価モデルという位置付けです。スマートロッキング機能、キャスターの荷重ロック機能、キズ防止プロテクターが省かれています。
ただ、背もたれがロッキングしなくても構わないとしても、大型の足置きステップに魅力を感じる方の場合はキャスターがロックしたほうが良いと考えるでしょう。2割ちょっとの価格の違いならトワイスKS32のほうを選んだほうが良いと思います。
イトーキ・KS14-8JN
イトーキの「KS14-8JN」にも座面回転切り替え機能が付いており、シート部の回転をロックすることが可能です。また、座面の奥行調整と背もたれの高さ調整が同時にできる機能も同様に付いています。こちらはアンバーブラウン色のみです。
大商産業・SC-300
大商産業の「SC-300」は簡単な操作でシート部の回転をロックできる機能を有しながらも税込14,280円からと低価格なのが魅力です(楽天市場において)。座面前後スライド機能も付いています。PVCレザー張りでカラー4色。以前はニトリでほぼ同じものを扱っていましたが、現在は取扱いがありません。
オカムラ・ステラ
オカムラの「ステラ」も人気があります。ステラは座面下のレバーでシート部の回転をロック&解除できます。また、座面の奥行調整も可能です。写真で見るとステラのシート部はハイブリッドチェアに似ているように見えますが、ステラのほうがボリュームがあって可愛い印象です。
残念ながら現在はソフトレザータイプはなくなり、クロス(布)タイプ2色となっています。
ニトリ・学習イスWM23
ニトリの「学習イスWM23」も回転ストッパー機能があります。背は学習椅子にしては珍しくメッシュ張り。座面はこれも非常に珍しいポケットコイルで、モールドウレタンのようにモチッとした座り心地です。足置きが別売で用意されているので、中高生だけでなく新入学児童にもオススメです。
ニトリ・ラック付き学習イスWT24
ニトリの「ラック付き学習イスWT24」は2024年度に発売されたばかりなのでまだハイブリッドチェアと比較したという話はまったく聞かないのですが、脚部の形状はハイブリッドチェアによく似ています。こちらも座面にポケットコイルを使用。ただし、座面回転ストッパーは付いていません。品番からするとWM23もWT24もくろがね工作所製の可能性があります。
ナフコ21スタイル・ラック付きチェア ブレイク
ナフコ21スタイルの「ラック付きチェア ブレイク」は2024年度新商品。脚部は前述のWT24と同形状、くろがね工作所の「FZFM-23」とまったく同じに見えます。なお、こちらの座面はモールドウレタンで、座面回転ストッパー機能はありません。
以上の通り、ハイブリッドチェアのように座面が回転しない学習椅子は他にもありますが、ハイブリッドチェアのような脚部を備えた椅子はほとんどないです。正直言って、ハイブリッドチェアの足元収納トレーは近年大型化したランドセルを置くにはちょっと狭くて使いづらいのですが、前後方向に椅子を移動させやすい安定感のある脚部は大きなメリットと言えます。
ハイブリッドチェアのカタログモデルはPVCレザー6色とファブリック4色から選ぶことができ、それだけでも選ぶ楽しさがあると思いますが、ニトリなら布張り、シマホやナフコなら背もたれの高いタイプ、ほかのカラーバリエーションから選ぶこともできます。
また、まったく回転しないわけでなくて回転できるように切り替えできたほうが良いとお考えの場合は、イトーキや大商産業、オカムラなどといった選択肢もあります。ステラの布張り以外は価格面でも魅力的なのでご検討いただければと思います。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
はじめまして。
この春小学校に入学した息子の学習机の購入を検討していて、こちらに辿り着きました。
たくさんの情報をありがとうございます。
早速、相談させてください。
椅子について、コイズミファニテック・ハイブリッドチェアとイトーキ・トワイス(TWⅡCE)のいずれかで考えております。
足の置きやすさは、どちらがおすすめでしょうか?
ハイブリッドチェア
◯座面よりも割と前方に出っ張っている
(膝の角度が90℃)
△置き場所が平面ではなく棒状
トワイス
◯置き場所が平面
△座面と同じくらいに見える
(膝を身体側に曲げる感じになりそう)
だと私は捉えております。
トワイスは現物を見たことがなく、想像なのですが…。
座面はハイブリッドチェアの方が
脚部はトワイスの方が
良いな、と思うので、デザイン面でも決め手にかけています。
いずれもカラーは茶色でと考えております。
机は、デザイン的にイトーキのウットフォークで検討しておりましたが、なるべく作業スペースを広くとりたいので、120×70のオフィス用デスク(脚部がアイアンのもの)も検討している状況です。
(学習机じゃなくてもスチールデスクって手もあるよ、という記事も、とても参考になりました)
お忙しいかと存じますが、アドバイスいただけると幸いです。
さっちんさま
はじめまして^^
ハイブリッドチェアかトワイスで検討されているところですね。
どちらの椅子が足が置きやすいかというのはなかなか難しいところはあります。
トワイスの座面の下の昇降シリンダーは5本脚の脚部の中央に位置しますが、ハイブリッドチェアは脚部のやや前方です。
そのため、トワイスのほうが足置きの奥行が大きくても、ハイブリッドチェアのほうが前方に出っ張っているように見えるところはあるかもしれません。
いずれも座面の奥行を調整できるようになっているので、座面を浅くすれば足をほぼ真下に下ろして足置きに乗せることができる一方、座面の奥行を深くすれば足をシリンダー側に引いて座る感じになります。
同時に、座面の奥行を深くするということは身長が高いわけで、座面高もそれなりに上がっている状態と考えられます。
対して、足置きも高さを変えることができますが、実はその必要性はそれほど高くないです。
ある程度の伸長になれば足置きは既にもっとも低い位置になっており、しかも前述の通り足はシリンダー側に引いているからです(=膝を曲げた状態なのでゆとりがある状態)。
文章で伝えるのがなかなか難しいのですが、お分かりいただけるでしょうか^^;
つまるところ、足置きが前方に出っ張っているか否かは、ご覧いただいている写真の座面がどの位置に調整されているかによっても印象が変わってくるところがあります。
上写真のハイブリッドチェアの状態を見れば分かる通り、ハイブリッドチェアも必ずしも座面より前に足置きがあるわけではありません。
あと、足置きの形状については好みの部分もあると思います。
トワイスの広くて大きな足置きは、理屈上、足の裏がベタっと置けて安心感があるのですが、個人的にはタイルの上を歩いているような感覚があります。
対して、ハイブリッドチェアはトワイスに比べると棒状の足置きですが、土踏まずの部分をグリグリ押し付けることができるので気持ち良いです(あくまでわたし個人の感想です・笑)。
ちなみに、これも個人的な印象ですが、トワイスの座り心地は背座ともにペタンとしているのに対し、ハイブリッドチェアはモチッとしていてボリューム感があります。
これは張地の違いもありますが、トワイスは板ウレタン、ハイブリッドチェアはモールドウレタンを使用していることが大きく影響していると考えられます。
ところで、トワイスKS5のブラウンってまだ在庫のある店舗があるのでしょうか。
ブラウン系でご検討されていて、なおかつトワイスのブラウンが完売の場合は、幸か不幸かハイブリッドチェア一択になろうかと思います。
早速、ご丁寧に教えてくださり、ありがとうございます。
足置きの出っ張り具合(?)について、納得できました^ ^
椅子の動かしやすさ(横にぶれにくそう)と、見た目、教えていただいた座り心地と足裏刺激(笑)の観点でハイブリッドチェアに決めました♪
(そして、トワイスのブラウンは無さそうですね…^^;)
的確なアドバイス、本当にありがとうございました✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。
あとは机だ…(質問が増えて恐縮ですが、該当ページで質問させていただきますね)
さっちんさま
そうですね。
トワイスのブラウン色が完売となっているのは残念でしたが、トータルでハイブリッドチェアにご満足いただけそうで良かったです^^
机のほうも回答させていただきますねー♪
お久しぶりです、春にF☆☆☆☆の学習机を探していると相談したきたぐにです。
その後購入には至らず様子見していたのですが、こちらで堀田木工所のルオムの記事を発見して「正にこれだ!」と思い娘に教えたところ、「今は学校で使っている机が欲しいんだけども。そっちの方が集中できそう。」と言われました。
ネットで探し、東洋事務器のハイエースNJHA メラミン天板 がf☆☆☆☆らしく、天板は750×500までしかないので悩みましたがこちらで「本人の気持ちを置いてきぼりにしないよう」と書いていたのを思い出し、希望のものを購入使用と思っています。
そこで椅子のことで相談なのですが、私はコイズミファニテックのハイブリッドチェアがいいのでは?と思っていたのですが、娘は机とセットの学校のような椅子でいいと言うのですが、家庭で学習するにあたってお尻が痛くならないのかな?と思います。
進学し、長時間座るようになったときに高い椅子を買い直すのは避けたいのです。
しかし娘はもう身長が155センチあり、これからコイズミのハイブリッドチェアは体格的に合わないとかあるのかな?とも思います。
長くなってしまいましたが、アドバイスよろしくお願いします。
きたぐにさま
おひさしぶりです^^
お嬢様は学校で使っているシンプルな学校机をご希望なのですね。
実際に学校机を使われているお宅は少なくないです。
また、例えばウチの娘は本人が欲しいと言っていないモノを買い与えると不機嫌になるので、きたぐにさんがお嬢様のご希望に沿いたいのは当然のことだと思います。
こちらで「本人の気持ちを置いてきぼりにしないよう」と書いたのは確かにその通りです。
しかし、これは「お子さんがポケモンの机が欲しい!と言ったらそれに従うべき」という意図ではありません。
親が独り善がりで机を選ぶのではなく、お子さんのご希望も汲んだうえで、総合的に判断してください、という意味です。
学校机はキズや汚れに強く、コスパも良く、何よりシンプルな佇まいがグッドです。
しかしながら、自宅から必要なモノだけを持ってきて学校で勉強するのと違い、家では様々なモノを収納する必要があります。
学校なら筆箱を机の上に置くだけで十分ですが、自宅には予備軍となる文房具のストックやファイル類もありますよね。
学校では少なくとも机の上に何も置かない状態で教室を出ると思います。
一方で、自宅の机は手を付けている途中のプリントや、いま力を入れている教材を積み上げていることが多いです。
いちいち書棚などにしまうのは面倒なだけでなく、どれが仕掛かり中だったか分かりにくくなるというデメリットが生じます。
学習机をキャラクターで選ぶことがないように親がサポートしてあげるのと同様に、そういったところをお嬢様がどこまで理解しているか、念のため確認してみてください。
ひょっとしたら既にミニマリスト的な生活を実践されているのかもしれませんし、お嬢様もきたぐにさんも問題ないと思われるのであれば、もちろんOKです。
失礼でしたらご容赦ください。
話は変わりまして、本来のご質問。
学校机にセットする椅子は同じく学校で使うようなスチールと合板の椅子で問題ないかということですね。
お子さんにもよるのでしょうが、どうも子供というのは板座の椅子に座って「お尻が痛い」と思うことは少ないようです。
お尻の肉が柔らかいのか、ガサガサ動いているので痛くなりにくいのでしょう。
そこは大人が心配する必要はないみたいです。
一方で、懸念すべき点が2つあります。
まず高さの問題です。
東洋事務器のハイエースNJHAは机も椅子も高さ調整が可能なので、最初は最適な高さにセットされることと思います。
ただ、これから受験勉強に臨む場合は、ハイブリッドチェアのように容易に高さを調整できたほうが楽ということもあるかもしれません。
身長が155cmで既に大人並みですから、大人用の回転チェアでもまったく問題ないと思います。
そこから説明に入ってもらえば、机本体のイメージも変わってくるかもしれませんね。
次に椅子の脚と床面の兼ね合いの問題。
学校椅子はワックス掛けしたフローリングの上で滑りやすく、かつ耐久性に問題がないように最適化されています。
そのまま一般住宅のフローリングの上で使うと、フローリングがかなり傷みます。
一方で、カーペットの上で引き摺るとなると、接地面が広くて摩擦係数が大きいのでお嬢様では負担感があるかもしれません。
一般的な回転チェアなどと比べて学校椅子は必ずしも安くないことから、敢えて学校椅子を選ぶメリットは少ないように感じます。
以上、ちょっと色々と余計なことを言ってしまったかもしれません。
もしお気に障るようなことがあれば申し訳なく思います。
お嬢様にも失礼がないよう、お伝えいただければ幸いです。
早々のお返事ありがとうございます。
また、学校のような机を選ぶことに関しての心配点もご指摘していただき大変ありがとうございます。
考えていなかったご指摘もあり、なるほどーと思いながら読ませていただきました。
結論から言えば、机はこのまま変えないと思います。
現在、床に座るこたつタイプの机で食事も勉強もしております。勉強中の姿勢が悪く、足を崩して座るのも膝が心配になっています。
それを改善すべくダイニングテーブルに変えようという案をこの半年間度々出したのですが、「食事やゆっくりするときは床に座りたい、ダイニングテーブルを買うなら勉強&遊びのテーブル用にする」と食事は床!を譲らず、不可能でないものの現実的でないため断念しました。
「スペース的に天板に取り組み中のものを置いておけず、いちいち書棚に戻すのは面倒」というのは本当にその通りで、それ故当初は天板が1000×60以上のものを探していたのですが、広い机で欲しいのがないからとこのまま姿勢が悪く膝にも悪そうな姿勢が習慣になるくらいなら小さくても早々に机を購入した方がいいのかなと思ったのです。
収納に関しては120cm程のカラーボックスの天板を少し下げてそこにリュック、他は問題集や細々とした自分のものを置いていてそのまま使用する予定です。
近年教科書ノートはすべて学校に置いてあり、持って帰ってくるのは主にタブレットのみです。
ただ中学生になると天板スペース的に絶対に狭いと思うので(今は小学生もタブレット学習が多いので、スペースはそんなにいらない!となったりするのでしょうか。今の学習環境がいまいちわかりません)、買い換えを前提とした今の環境での使いやすいものをとりあえず買うという感じです。
今は食事時になるとすべて片付けないといけないので、とりあえず机に置きっぱなしにできるのでその点もよいかと思います。
普段は居間に置きたいらしいので、そうなるとスペースもとりやすいかなと思います。違うと思えば移動も簡単ですし。
問題はうまく購入できるかです。
楽天に無いのがとても痛いです…。
椅子についてですが、昨日送信した後に他の方の質問に「中高生くらいになると椅子を買い換える方もいる」とご回答されているのを見たので、やはりコイズミのハイブリッドチェアは合わないのかなと考えていました。
仰るとおり、椅子の高さは簡単に変られたほうがいいですよね。成長期まっただ中なのについつい変えずに使用しそうです。
ただ体は大人並みですが中身は小5、くるくる回転させることがわかりきっていて不安ではあります。
また大人用回転チェアの数が膨大でさっぱりわからないのですが、中高生での椅子の買い換えというのはオフィスチェアの中から選ぶものなのでしょうか?
きたぐにさま
先に私の申し上げたことはあまり的確ではなかったですね。
しっかりとシミュレーションできてらっしゃるようなので問題ないのでしょう。
中学生以降のタブレット学習をはじめとする学習スタイルについては、学校によって違いがあるようです。
我が家の話で恐縮ですが、中高一貫校に通っていた娘の場合はノートパソコンを使用しながらレポートを書く機会が多く、デスクとリフティングワゴンをL字型レイアウトにして取り組む機会が少なくありませんでした。
別の中高一貫校に通う息子はサーフェイス(2in1パソコン)を使用し、それで動画を見たり直接入力することが多いようです。
また、娘は自室に籠って勉強することが多い一方、塾の自習室やコメダ珈琲で勉強することも少なくありませんでした。
息子はダイニングテーブルで勉強したり、ときどき塾やコメダ珈琲に行っています。
地元の公立校ではタブレットやパソコンはあまり重視されておらず、専らアナログがメインと聞いています。
ただ、ほかの地域では私立と差がないくらいにデジタルの利用頻度があるとも聞きます。
結局のところ、学校によって違う点が多そうです。
東洋事務器のハイエースNJHAは楽天市場でも買えますよ。
東洋事務器というキーワードを入れちゃうとヒットしないようですね。
ハイブリッドチェアに限らず、オフィスチェアも木製学習椅子も、5年以上使うと座面がヘタってきたり、破れてきたりするんですね。
ガス圧昇降式の場合はガスシリンダーからガスが抜けてしまうこともあります。
小学生の時に買う場合は体格が大きくなることも多く、そのため数年で買い替えることも少なくないということです。
きたぐにさんのお嬢様におかれましては既に身長が155cmあるということなので、足置きは不要のはずです。
ハイブリッドチェアを買っても最初から足置きを外すことになると思います。
とは言え、まだまだ子供。
そう考えると、ハイブリッドチェアのように回転がロックできたほうが良いというのはおっしゃる通りかもしれません。
ハイブリッドチェアだけでなく回転をロックできるチェアは他にもありますから、記事中のイトーキ・トワイスKS5以下も参考に検討してみてはいかがでしょうか。
椅子が回転するのは子供が遊ぶ心配がある半面、デスク横の書棚に手を伸ばしやすい、姿勢が固定されないことでリラックスできるといったメリットもあります。
考えがシッカリとされているお嬢様だと見受けますので、デメリットだけでなくメリットも踏まえてご検討いただければと思います。
なお、下記の中高生以降にオススメの椅子も参考にしてみてください。
学習環境について教えてくださりありがとうございます。学校それぞれとはいえ、中学校でノートパソコンやサーフェイスを使うとは思っていなかったです。住んでいるところもタブレットを使うようなので、昔のイメージのままではいけないですね。
机に関しては全然シミュレーションできていないのです。
前回、現在の使用状況とそれを少しでも早く解決したいためとそれらしい理由を送りましたが、なんだかんだいっても1年くらいしかもたない仕組みで、できるなら最初から収納マンさんにアドバイス頂いたように整えた方が使い勝手はいいですし。
教えていただいたハイエースNJHAは知っていたのですが欲しいサイズの750×500は無いんです。
考えていたところ、ちょうど知人に処分するデスクがいくつかあると声をかけられて娘と見に行った中に天板が1000×600のコクヨの古いスチールデスクがあり、娘が「やっぱり最初に言っていたこれが欲しい」と。
数日の内にコロコロ希望が変わり申し訳ないのですが、収納マンさん的に昔ながらの職員室のようなスチールデスクってどうでしょう?
私としては引き出しが右に固定が気になりますが、学校の机よりは収納も広さもある分いいのでは?とも思います。
椅子についてのブログ記事も教えていただきありがとうございます。
収納マンさんのアドバイス通り学校椅子の使い勝手を説明するとすんなり諦めていました。やはりプロの見立てですね。
ラファンにしようか、昔のスチールデスクだと高さがありそうなのでイトーキトワイスks5などの足置きがある方がいいのが検討中です。足は長くないので。
きたぐにさま
コクヨのスチールデスク、いいじゃないですか!
たびたびこちらでお伝えしているつもりなのですが、私はスチールデスク推奨派です。
スチールデスクは丈夫で、引出しの部材などが薄くて収納効率が良く、おまけに夏は冷たくて気持ちが良いです。
コスパも最高ですし、手放せば鉄くずとしてリサイクル可能です。
でも、なかなか読者の皆さんから賛同が多く得られないのが実情です^^;
それで世間に迎合して、天然木主体でご案内しているに過ぎません。
コクヨのスチールデスクは現行モデルを見ると、高さは概ね700~740mmとなっているようです。
私の印象としては、事務机は720~740mmくらいだと思います。
一般的な学習机やパソコンデスクは720~730mmがほとんどなので、譲り受けるご予定のスチールデスクがよほど特殊なサイズでない限り、高さは問題ないのではないかと思います。
なので、椅子の高さも問題ないはずです。
そのスチールデスクの高さを確認したうえで、家具売場の同等の高さのデスクに椅子を合わせて、座り心地を確認していただければと思います。
身長が155cmと言ってもまだ小学生ですから、座面の奥行が浅めのもの、もしくは奥行を調整できるものが良いでしょう。
それはさておき、東洋事務器のハイエースNJHAは750×500サイズをご希望でしたね。
カタログを見ると700×500サイズしか掲載されておらず、てっきり廃番かと思ってました。
しかし、よく見ると下に注釈が…。
750×500サイズはどうやら別注扱いのようですね。
学校など大口の発注でないと難しいのでしょう。
収納マンさま、スチールデスク推奨派だったのですね!
検索して、熱く語っておられる記事を読み、スチールデスクにする気持ちが固まりました。
しかも東洋事務器のハイエースNJHA750×500サイズについては「他にこのサイズがあります」というように書いていたので普通に買えるのだと思っていました。
コクヨのデスク、と担当の方は言っていましたがロゴ?などを確認してこなかった&ネットで探しても近い形の物が無い(しかも鍵穴が丸のように見えた)ので本当にコクヨの物かわかりませんが、他の事務机と高さは変わらなかったのでおそらく74cmでしょう。
今の学習机は70cm程だと思い込んでいたので、大きな違いは無さそうで安心しました。
椅子は奥行き小さめをおすすめされていたのでサリダYL2かカデットの小さめを考えましたがコイズミのハイブリッドチェアと座面がそう変わらないサイズで、ハイブリッドチェアでは小さいと感じていたのでコイズミのラファンかイトーキのサリダYL5Aにしようとおもいます。
奥行き調整できる物はとても高価な物しか調べられませんでしたので。
もう一度デスクを見にいき、早々に決められたらいいなと思っています。
きたぐにさま
コイズミファニテックのラファン、イトーキのサリダYL5Aともに、座面と背もたれが同時に傾くタイプですね。
シンクロロッキングとも言いますが、座面の前のほうが上がっても足が床に着く高身長の人ならまったく問題ないものの、お嬢様の身長だと足が床から離れて一瞬ちょっとビクッとなってしまうこともあると思います。
基本的には慣れの問題ですけど、シンクロロッキング=良いものとは限らないので、可能な限り店頭でお試しいただければと思います。
座面奥行調整機能は以前はイトーキでの取り扱いが多かったですけど、最近はあまり流行らないようで、手頃な価格帯では学習椅子だけになってしまいましたね。
そう考えると、ちょっと無駄ですが、足置きを外して使うという選択肢もアリかもしれません。
もっとも、カデットで問題なければそんなことをする必要はありませんが。
椅子選びって本当に難しいですよね。
店頭で座り比べるのが一番ですが、高さやロッキングの強弱によって座り心地が全然違うこともあり、いちいちそれを調整してたら時間が掛かるし、そもそもどれがどんな機能を持っているか分からなかったりしますから。
ともあれ、結局のところ座り比べる以外に方法がありません。
座面の硬さや生地の肌触りなんてネットの商品画像では分からないですからね。
まずはデスクのほう、チェックしてきていただければと思います^^
以前アドバイスをいただき、コクヨのリーンの机の購入を決めたものです。
今度はどの椅子しようか検討しています。
椅子の上下が安易な椅子を探しています。(木製の椅子だとネジで固定したりして、上下が大変なイメージ。回転椅子だと座面下のレバーで安易に上下できるので回転椅子に絞って探しました。)
一般的な回転椅子のようなクルクル回って遊ばないものがよいです。
また、床に面する椅子の先端のレール?が座るとロックされるものを探していました。
これらの希望を兼ね備えてるものを探していたら、コイズミハイブリッドチェアにいきついました。
ただ値段がリーンの机ほどするので、結構高いなと思ってしまいます。
機能を備えてもっとお値打ちなものっていうとなかなかないですよね?
私が希望する機能が備わっておりコスパの良い椅子はありますでしょうか?
イトーキのKS32は、 コイズミハイブリッドチェアと同額ですし。
私が希望する機能はKS32 もコイズミハイブリッドも兼ね備えているのでどちらがいいのかも悩みます。
また、コイズミハイブリッドチェアにローバックとミドルバックがありますが、
素材を抜きに考えると、
ローよりミドルのが背もたれの面積が大きくていいのでは?って素朴におもいますが、そんな単純な話ではないのでしょうか?
鈴木さま
今度は椅子ですね^^
コイズミファニテックのハイブリッドチェアは座面が回転せず、安定感もあることから、特に親御さんからの支持が厚いです。
価格については実売価で2.8万円くらいですから、木製チェアに比べるとちょっと割高に感じるかもしれません。
また、学習用回転チェアは下で1万円を切るくらい、メーカー品は概ね2万円台なので(国産品除く)、ミドルエンドの位置付けになるでしょうか。
座面回転ストッパー付き、なおかつキャスターロック機構が付いた学習チェアで、いまもっとも安いのは、こちらの記事でピックアップしている大商産業SC-300の約1.4万円ではないかと思います。
その次がイトーキの廃番品2モデルで2万円弱、ニトリのハイブリットチェアODC-842の約2.5万円ですが、コイズミファニテックのプロパー品も楽天市場などでの実売価は同じくらいです。
ハイブリッドチェアとKS32の比較は悩ましいところですね。
KS23は現在、Yahoo!ショッピング、楽天市場とも、3千円クーポンがあるので、価格はほぼ同じ。
主な違いを挙げると、ハイブリッドチェアはモールドウレタンでもっちりした座り心地&耐久性が高い、足元棚がある、レザー張りの場合は汚れの心配が少ないといったところでしょう。
一方、KS23は座面の回転も可能、足置きステップが大きい、背もたれの奥行と高さを同時に調整できる、スマートロッキング機能付き、布地なので肌触りが良いといったところかと思います。
いかんせんKS32は実物を見ることができないのが難点ですが、ニーズに応じて選んでいただければと思います。
ハイブリッドチェアのローバックとミドルバックは、カタログモデルに関しては単純に背もたれの高さが違うだけではありません。
ローバックは板にクッションと布を巻いたもの、ミドルバックは枠にクッション地の布を巻いたものなので、後者はメッシュバックのチェアのように柔らかいです。
シマホとナフコのオリジナルモデルはいずれもカデットの背もたれを流用しているので、硬さはカタログモデルのハイブリッドチェア・ローバックに近く、単純に背もたれが高くなった印象です。
あくまで一般論として、背もたれが高いと、もたれ掛かったときにリラックスできるのがメリットですが、受験勉強の時期にでもならないと、そんなに長時間勉強することはなく、その必要性は低いと思います。
一方で、見た目の圧迫感が増すというデメリットが生じます。
理屈上はもたれ掛かったときに重心が高くて後ろに倒れる可能性がアップするということも考えられますが、ローバックとミドルバックの差7cmくらいではほぼ影響はないと言えるでしょう。
基本的には座り心地や触り心地、色の好みなどで選んでいただければと思います。
ありがとうございます。こんなに詳しく教えていただいて助かります。
大商産業SC-300の椅子、機能面では希望したものが全て備わっていますね!
お値打ちなだけあって見た目のスタイリッシュさは大商産業SC-300には感じないですが、
ハイブリッドチェアと比べると半額近くで買えるので魅力に思います。
ハイブリッドチェアは口コミ等で評判もわかり、有名メーカーなので安心ですが、
大商産業SC-300は口コミもなく、初めて聞いたメーカー名ので多少不安です。
耐久性等も問題ないのでしょうか?
鈴木さま
大商産業SC-300への評価、ごもっともだと思います。
見た目は普通の回転チェアですけど、鈴木さんのニーズにはマッチしていますよね^^
大商産業の名前が表に出ることは少ないですが、ちゃんとしたメーカーさんですよ。
冷静に考えてみると、コイズミファニテックに次ぐシェアを持っているかもしれません。
ニトリを含め、ほとんどの中~大型家具販売店で取引があります。
SC-300に限らず、ガス圧式シリンダーの椅子は1~数年程度でガスが抜けて座面が落ちることがあります。
また、座面はPVCレザーなので、切れ目が入ると一気に破れることがあります。
そういったウィークポイントはありますが、それはどこのメーカーでも同じです。
聞いたことがないメーカーでも安心してお使いいただけると思いますよ^^
ありがとうございます。
大商産業はそんなメーカーだったのですね!勉強になりました。
安心して、買ってみます!
椅子も机も収納マンさんのおかげで決めることができて、助かりました。
椅子も机もたくさんある中で、値段もピンキリで素人が選ぶことはとても難しいですね。
いろんなメーカーを把握されている収納マンさんにアドバイスいただき、心より感謝しております。
鈴木さま
そう言っていただけると、私もとてもうれしいです^^
お子様にとって居心地の良い場所ができることを祈っております!