例年であればニトリの新作学習机の情報は11~12月頃にお届けするのですが、今年度は見合わせていました。新作学習机がニトリネットに掲載されても店頭になかなか並ばないのに加え、五月雨式に新作が登場するので、こちらとしてはタイミングが計りづらいのです。
この傾向は年々強まっています。昨年度は3月に「くみあわせデスクGL24」が投入されました。おそらくニトリとしては学習机は通年商品と捉え、在庫や販売の状況を見て商品を補充する体制になっているのでしょう。逆に言うと、新年度に合わせて新作を投入するという発想はもはやないのだと思います。
ともあれ、ニトリの学習机が出揃ってから情報をお届けしても遅すぎます。2025年度のニトリのラインナップは昨年度からあまり大きく変わっていないので、今回は主な変更点などを取り上げてみたいと思います。
※この記事は2025年2月15日時点の情報に基づいています(2025年2月16日一部更新)
くみあわせデスク DL02
まずは主力の「くみあわせデスクDL」から。2024年度は「DL24」に大幅モデルチェンジされたものの、2025年度モデルの「DL02」は小幅の変更にとどまっています。
まず、上写真のホワイトウォッシュ×ターコイズブルー色が追加されました。あと、デスクライトが調色式になったはずなのですが、現在のニトリネットでは従来通りの調光式となっています。
「あれ?見間違った!?」と思って調べてみたら、楽天市場店、Yahoo!ショッピング店、シマホネットともに、”調光・調色式のお得なLEDデスクライト付きです。”という文言が修正されずに残ってますね。念のため、スクショ取っておきました(笑)
なお現在、くみあわせデスクDL02は5千円引きの税込64,990円となっています(3月13日まで)。これはおねだん以上と言うよりは昨年と同じ価格です。
スタンダードデスク メルシーQ
天然木デスクの「メルシー」は2024年度の「H」から2025年度は「Q」にモデルチェンジしました。前年度との違いは、ワゴン最下段の前板が大きくなり、DL02同様にキャスターを隠すデザインに変わっただけではないかと思います。
ラインナップと価格は昨年度と変わらず、スタンダードデスク(税込59,990円)、ユニットデスク(同69,990円)、くみあわせデスク(同79,990円)、デスク単品(同29,990円)、ワゴン単品(同14,900円)です。
それにしても、メルシーは発売以来、ライトブラウン色を代表画像に使うことが多かったですが、ここ2~3年はホワイトウォッシュ色がメインですね。ホワイトウォッシュ色のほうがよく売れるのかもしれません。
スタンダードデスク SC01
2024年度は結局どこにも展示されなかったと思われる「スタンダードデスク SC24」(旧:シナモ)が2025年度は「スタンダードデスク SC01」として発売されました。スペック的には前述のスタンダードデスク・メルシーQとほぼ同じ、価格も同じ税込59,990円なので、デザインの好みで選ぶ感じでしょう。
先日の学習机の日のセールのようにイトーキの「カモミール・ベーシックデスク」が20%引きで買えればSC01を選ぶ理由は少ないですが、4月からカモミールが値上げされればSC01を買う人が増えるかもしれませんね。
コンパクトデスク PLABO 03K
「コンパクトデスク PLABO N」は「PLABO 03K」に商品名が変わりました。以前は組み替え式デスクのように使えるシェルフが用意されていましたが、03Kはデスク奥行と同じ幅45cmの書棚が投入され、ユニットデスクとして使えるようになっています。また、バックパネルが追加されたことで、カリモク家具の「クリアネル」を彷彿とさせます。
PLABOは割りとよく売れているように見えるのですが、ラインナップがなかなか定着しないものですねー。
スタンダード LI01
昨年度よく売れていた「スタンダードデスク LI24」は「LI01」にリニューアルされました。今年度は価格を据え置きながらデスクライト付きになるとともに、ライトブラウン色を追加して3色展開になっています。
ニトリでは3万円台の選択肢が他にないのと、スチールとのハイブリッドというデザインが支持されているのかなと私は考えています。ただ、完全組立式のような質感で、スライドレールもかなりショボいので、とてもオススメできる感じではないです。
昇降デスク JL01 90
今年度は新たに、IKEA(イケア)の「BERGLÄRKA(ベリレルカ)」にソックリな「昇降デスク JL01 90」が発売されました。天板が傾斜する機能も付いています。
ただ、現時点で展示されている店舗はなさそうです。ベリレルカみたいに前後に揺れなければオススメできるんじゃないかと思います。
システムベッドデスク デニッシュ25
ここ数年、ニトリの学習家具売上トップの常連となっている「デニッシュ」シリーズもリニューアルされています。「システムベッドデスク デニッシュ25」はチェストラックの幅が狭くなり、逆にカラーボックスの幅が広く、デスク側面からは棚がなくなるなど、コストダウンが図られて、おねだんそのまま税込89,990円(コンセントBOXの代わりにヘッドボードがコンセント付きになっています)。
一般の方からするとこのボリュームで8万円台からというのは魅力的に見えるのかもしれません。しかし、私から見るとボロ儲けできるように見えます。のちのちレイアウトに困ることが多いので、普通にシングルベッドと学習机などを揃えることをオススメします。
というわけで、2025年度のニトリの学習机は消費者を煙に巻くようなやり口が随所に見られます。ニトリとしてはそのような意図はなく、また消費者としてもこれまでの経緯など関係ないのかもしれません。しかし、少なくともユーザーファーストとは言えないでしょう。
一方で、学習机メーカー各社の値上げが続く中、ニトリは頑張って価格を据え置いていると思います。くみあわせデスクのテレビCMも復活しましたし、この調子で学習机市場を盛り上げていって欲しいものですね。
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