家具の里の「リッケ」はシンプルな4本脚のデスク。天板はアルダー無垢、拡張天板付き、堀田木工所製の国産、おまけに天板はキズや汚れだけでなく熱にも強いセラウッド塗装、それでいて価格が手頃ということで、近年とても人気があります。上棚やワゴン、書棚もいろいろ選べるという点もポイントが高いのでしょう。
そのリッケにまたラインナップが増えました。2サイズのバリエーションが用意されたランドセルラックです。
※この記事は2024年3月13日時点の情報に基づいています
家具の里/リッケ・ランドセルラック
ワイド(55cm幅)
家具の里×堀田木工所の新商品「リッケ・ランドセルラック ワイド」はコイズミファニテックの「マルチラック(Sラック)」とカリモク家具の「マルチラックSS0429」を足して2で割ったような感じです。三者とも天板を上写真のように低くセットすることも側板の高さに揃えることもできるという点が共通と言えます。
一方で、天板の高さが調節できるという点がコイズミと同じ、最下段が大きな引出しとなっているという点がカリモクと同じです。両者の良いとこ取りと言っても差し支えないでしょう。
スリム(43m幅)
リッケのランドセルラックには3段カラーボックスに近いサイズ感のスリムタイプもあります。こちらも天板の高さを目いっぱいまで上げられるとともに、最下段には大引出しを備える構造です。ランドセルを乗せるにはちょうど良い幅ですね。
2022年度を最後に販売を終了したコイズミ・マルチラックのスリムタイプと同様のサイズ感と言えます。
コイズミ「マルチラック」との比較
※コイズミファニテックの売価はカナケン楽天市場店の場合
リッケのランドセルラック・ワイドタイプは同じく国産のカリモクのマルチラックより安いのはもちろん、海外で製造されているコイズミファニテックのマルチラックとほとんど変わらない価格です。
しかも、コイズミのベーシックタイプは全体が組立式、ビーノタイプは上台とキャスターが組立式なのに対し、リッケはキャスターを取り付けるだけの完成品です。また、リッケは引出前板がアルダー無垢のオイル塗装、ほかの表面材は基本的にプリント紙ですが、天板のみ強化プリント紙となっています。
これは何かのワナかと思うくらいの激安価格です。ランドセルラック市場のゲームバランスを崩す、チート級に安い商品と言えるかと思います。
ちなみに、スリムタイプもビッグモリーズ×杉工場の「LGY Plus ランドセルラック」と比較して激安です。
リッケを選ぶメリット
- 国産×天然木×完成品なのに安い
- シンプルで使い勝手が良い
マルチラックを選ぶメリット
- ランドセルハンガー付き
- 本をたくさん収納できる
一方で、コイズミファニテックのマルチラックを選ぶメリットもないわけではありません。ランドセルハンガーが付いていますし、下段は大引出しではなく棚になっているので本をたくさん収納できます。幅がリッケのワイドタイプよりも5cm大きいことも収納力を高めてくれるはずです。
ほかにも、ビーノのデスクを買うならやっぱりマルチラックのビーノタイプのほうが色や質感が合うと思います。ただ、ビーノのマルチラックとリッケのランドセルラック・ワイドの価格がほぼ同じ、ビーノ105デスク+ワゴンが税込79,900円、リッケのデスク+ワゴンが同76,800円ですから、こちらもほぼ値段が変わりません。消費者としてはありがたいものの、コイズミとしては厳しいでしょうねー。ちなみに、リッケのデスクに「2024・3000共通昇降袖」を合わせることも可能です。
というわけで、リッケのランドセルラックは国産×天然木×完成品とは思えないほど激安です。しかも、コイズミファニテックのマルチラックと同様に、棚板の高さを変えることによって小学校を卒業してからも様々な用途に使えるのですから、長い目で見てもコスパが良いと思います。
これはかなり売れるんじゃないでしょうか。
コメント 皆様からご質問・ご意見など