価格次第?ウィドゥスタイル「セレクト」にウレタン塗装のアルダー仕様登場

当ブログは広告を掲載しています。詳細はこちら

先日、大塚家具がヤマダデンキに吸収合併され、法人としては消滅するというニュースが話題になりました。実際に合併されるのは2022年5月1日となるものの、ひとつの時代が終わったような気がします。

一方、大塚家具と間違われることも少なくなかった大塚家具製造販売は、2016年に大塚化学から独立し、2017年にウィドゥ・スタイルに社名を変更。まだ少し前のことだと思ってましたけど、もう5年も経つのですね。

ともあれ、ウィドゥスタイルに変わった当初こそ「学習机やめたちゃったのでは?」という感じだったものの、2020年度に「セレクト」と「イーゼルC2」、2022年度も「イーゼルプラス」を投入するなど、ようやくエンジンが掛かってきました。でもさすがに今年度はこれで終わりだろうと思っていたら、まだ新作を隠し持っていたのですね!

※この記事は2022年3月2日時点の情報に基づいています(2023年5月10日一部更新)

 

ウィドゥスタイル・セレクト アルダー

先月ウィドゥスタイルのホームページ上に登場したのは、従来の「セレクト」の姉妹商品と位置づけできる「セレクト アルダー」です。従来のセレクトと同様、幅は90cm、100cm、110cmの3サイズ、脚は4本脚、2本脚(ロの字脚)、テーパード脚(Kライン脚)の3タイプから選べ、ワゴン、ブックシェルフ(W60本棚)、ブックチェスト(シェルフチェスト)を組み合わせることもできます。

オイルではなくウレタン塗装

一方で、カラーバリエーションは従来のセレクトが3色展開なのに対し、アルダーモデルは1色のみ。大塚家具製造販売時代の末期にオイル塗装のアルダー材を使ったデスクを扱っていたので、てっきりまたオイル塗装を復活させたのかと思いましたが、今度はウレタン塗装だということです。

ちなみに、従来のセレクトはセラウッド塗装。ベースはウレタン塗装ながら、ファインセラミックスを含有することで汚れにも熱にも紫外線にも強いのですが、やっぱりコストが高いのでしょうか。タモ無垢のイーゼルC2とイーゼルプラスがあるところに敢えてアルダー無垢のセレクト アルダーを投入したことも踏まえると、よりお手頃な価格を志向したと考えられます。

 

従来のセレクトのW100デスク+ワゴン+ブックシェルフの3点セットで9万円台ですから、アルダーのほうは8万円台くらいでしょうか。そうすると、店頭価格では10万円を超えるコイズミファニテック「ビーノ」の3点セット(W105デスク+リフティングワゴン+シェルフ)よりも安いセレクトよりもさらにお手頃となり、好調な売れ行きが期待できそうです。

しかしながら、ニトリ傘下となった島忠で今さら再デビューするのは難しいでしょうし、かと言って東京インテリア家具などでシェアを伸ばせる状況でもないと思うので、どこで扱うんだろうかと思ったりもします。また、横揺れの問題は解決したのかというのも気になるところです。

相変わらずネット販売には乗り出す気がなさそうですが、ちょっとそのあたりも力を入れて欲しいところですね。

2023/05/10追記:従来のセレクトはYahoo!ショッピングで購入可能になりました。横揺れの問題は解消されているように思います。

関連記事

ウィドゥスタイル「イーゼルプラス」は浜本工芸No.28デスクにソックリ!?
ウィドゥスタイルの新作「イーゼルプラス」は浜本工芸の「No.28デスク」やカリモク家具の「ユーティリティプラス」に似ているところが多いです。コイズミファニテックの「ビーノ」と比較しても良い勝負ではないでしょうか。
キタ━(゚∀゚)━ッ!ウィドゥスタイル「セレクト」&「イーゼルC2」
ウィドゥスタイル(旧・大塚家具製造販売)から2020年度新作学習机「セレクト」と「イーゼルC2」が発売されました。セレクトは3サイズ、3カラー、3つの脚タイプから選べるのが魅力。イーゼルC2は天板上に埋め込まれたコンセントが健在。
この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

収納マン(芝谷 浩)をフォローする
ウィドゥスタイル
スポンサーリンク

コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. さる より:

    設置場所の都合で、幅90cmのデスクを探しています。将来モニターも設置したいことから、上置き有無が選べるものがいいと考えていますが、なかなかコレというものが見つからず、こちらのサイトに辿り着きました。アドバイスいただけると助かります。

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      さるさま

      はじめまして^^

      幅90cmのデスクで、あとからモニターを設置できるような上棚(=棚板がフラット)を追加できるとなると、選択肢は非常に限られてくると思います。
      たぶん、現在はコイズミファニテックの「ビーノ」デスク90+デスクシェルフ90の組み合わせくらいじゃないでしょうか。
      ただし、これも中央の仕切り板は固定なので、そのままでは非ワイドサイズの17インチモニターまでしか置けません。

      将来的にモニターを置く場合、今までのデスクに上置きをセットすると、作業面がかなり狭く感じられる可能性があります。
      そう考えると、杉工場の「クッカ」デスク90+シェルフ90や浜本工芸の「No.28」デスク90+書棚Bのような組み合わせもアリでしょう。

      もしくは、個人的には上棚を置くのではなくモニターアームを使ったほうが合理的なんじゃないかと思います。
      そうすれば、上棚を置くよりも天板面は広々使えますし、圧迫感もありません。
      上棚を使うのと違って、モニターの高さが高すぎるということもないでしょう。
      もちろん、コストも抑えられるうえ、デスクの選択肢も大幅に広がります。

      一度、ご検討ください^^

  2. さる より:

    コメントありがとうございます。ビーノは考えてみたことがありますが、クッカも過去記事拝見して検討します。

    モニターについてですが、将来的には“上置きを外して”、モニターを置けるようなものを…、というイメージでいました。それであれば別案もおありになるようであれば、またコメントいただければ幸いです。