学習机に調色式のLEDデスクライトをオススメする理由

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学習机に調色式のLEDデスクライトをオススメする理由

前々回、前回と、学習用のLEDデスクライトのシェード幅が広いほうが良い理由多灯式であるほうが良い理由について説明してきました。今回は3番目の条件である「調色式」であることが望ましい理由について説明したいと思います。

今回は調色機能のあるコイズミファニテックの「ECL-546」と調色機能のない山田照明の「Z-10R」を比較してみたいと思います。

※この記事は2015年2月26日時点の情報に基づいています(2026年3月13日一部更新)

色温度にこだわり続けたコイズミファニテック

コイズミファニテックのLEDデスクライト(2014年度)

今回の比較とは直接関係ない話ではありますが、調色機能についての説明をするならこの件については触れておかなければならないでしょう。

今でこそデスクライトの調色機能は当たり前になりつつあります。ただ、色温度について初めに言い出したのはコイズミファニテックで、LEDデスクライトでは2011年度から採用しています。蛍光灯の時代も含めると、21世紀に入った頃から言っているのではないでしょうか?(ちょっと不確かな私の記憶ですが…)

対して他社はどうかと言うと、イトーキが2013年度から、くろがね工作所が2014年度から、残りの多くは2015年度からです。そして、調色機能のないLEDデスクライトもまだ多いのが現状です。

コイズミファニテックの色温度へのこだわりは相当なもの。スタンドライトも含めて全商品が調色機能付きです。早くから色温度の重要性に気づいていたコイズミファニテックに言わせれば「調色機能は必須!」なんですが、調色機能の採用が遅れたメーカーは「まあ、人気だし、一応つけておくか…」という印象すらあります。そのため後発ほど調色機能についての説明が少ないです。

2026/03/13追記:現在は低価格のデスクライトでも調色機能を搭載したものが増えています。LED素子の高性能化と低価格化が同時に進んだためです。コイズミファニテックはまだLED素子が高価であったにもかかわらず、信念を貫いてきたと言えましょう。

調色と色温度固定の比較

コイズミファニテック・ECL-546

コイズミファニテック・調色機能
※コイズミファニテック2015学習家具スタイルブック

コイズミファニテックのカタログが一番詳しく色温度の重要性について書いています。色温度は「K(ケルビン)」という単位で表わされ、コイズミファニテックのECL-546の場合、休憩モードで約3000K、勉強モードで約4300K、計算モードで約5600Kとなっています。学習内容によって適した光の色が異なるのですね。

イトーキやくろがね工作所を見てもそれぞれのモードの色温度はだいたい同じような感じで、3社を平均すると、休憩モードは3000K、勉強モードは4500K前後、計算モードは6200K前後と考えて良さそうです。

山田照明・Z-10R

調色機能のない山田照明のZ-10Rの場合、色温度は固定で5000Kとなっています。これはつまり、コイズミファニテックで言うところの計算モードに近い数値で、集中力を高めるのに効果がある色温度と言うことができます。

「あら!じゃあウチの落ち着きがない子供にピッタリじゃない!?」などと思うことなかれ。残念ながら、人間は集中力が高い状態を長時間続けることはできません。集中できるのはあくまで短時間に限られるのです。

そこで必要になってくるのが少しリラックスできるやさしい光の勉強モードというわけです。さらにリラックスしたいときには休憩モード。ダイニングテーブルの上には電球色の照明を使ったほうが食べ物が美味しそうに見えます。おやつや夜食を食べるときに適したあかりと言うことができましょう。

逆に言うと、電球色の照明を使ったダイニングテーブルでいわゆる「リビング学習」をすると、リラックスしすぎるだけでなく、照度が低いために目によろしくないと言うことができます。こういう照明の基本知識を無視して「リビング学習をすれば子供の頭が良くなる」なんて言う専門家が多いことにはただただあきれるばかりです。

電球色で良い睡眠を

コイズミファニテック・ECL-546 電球色(休憩モード)

調色機能付きのデスクライトが普及した2026年現在、高い色温度(昼光色)で文字が見やすく、集中力が高まるということは理解が進んできています。一方で、良い睡眠を得るためには電球色が適しているということについてはまだまだのように感じます。

逆説的な説明となりますが、昼光色が覚醒作用が高く、集中力が高まるのは、ブルーライトが多く含まれるからです。反対に電球色はブルーライトが少なく、相対的にリラックス効果があります。

寝る直前まで覚醒作用の高い昼光色で勉強していると、目が冴えてしまってなかなか寝付けません。なので、就寝の1~2時間前は電球色で過ごすことが望ましいと言えます。同様に、就寝前にはブルーライトを直視することになるスマホやパソコン、テレビなどのディスプレイは見ないほうが良いです。

もっとも、これはデスクライトだけでなく天井照明で対応することが望ましいと言えます。デスクライトだけでなくシーリングライトも調色機能付きのものが増え、低価格化も進んでいますから、特に夜に眠れない、朝に起きられない、昼間に睡魔に襲われるという方は、就寝前に電球色を積極的に活用するようにしましょう。

以上、3回に渡って学習用に適したLEDデスクライトの必須条件である、(1)シェードの幅が広い、(2)多灯式、(3)調色式の重要性について詳しく紹介しました。2015年度は多くのメーカーでこの3条件を満たした学習用LEDデスクライトを扱っていますので条件を満たしていればどれを選んでも十分と言えますが、まあコイズミファニテックを選べば一番間違いないんじゃないかと私は思います。特に早くから色温度へこだわったコイズミファニテックは賞賛に値しますよね。

ワイド&多灯式&調色式=最強

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカー在籍時を含め20年以上、年間200台以上の学習机を吟味し続ける「学習机評論家」。学習机だけでなく、目にやさしいデスクライトや姿勢良く座れるチェア、ランドセル等の収納方法についても研究しています。
2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立し、TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」優勝などメディア出演多数。長女の小学校入学に際して学習机を購入したことをブログに報告したところ相談が殺到。以後、展示会や販売店を回り、最前線の情報を発信しています。詳しいプロフィールはこちら

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