皆さんコンニチハ。学習机評論家の節穴マンです。
また間違ったアドバイスでご迷惑をお掛けしてしまいました。本当に私の目はなんでこんなに節穴なのでしょうか。穴があったら入りたいとは、まさにこのことでございます。
何のことかと申しますと、読者のりっちゃんさんからご指摘いただいた件です。2016年度にて廃番となり、コストコで叩き売りされていたイトーキのポルク棚付デスク(LKF-F)。それにコイズミファニテックのLEDデスクライト「ECL-357」が取り付けできるかどうかというご質問を受けて、私は「取り付けできる」とお答えしたのです。
しなし、これらの組み合わせはNGだということが判明しました。2016年度で廃番となった学習机の話とは言え、今後も同様のことが起こる可能性はあるので、この件について詳しく説明させていただきたいと思います。
※この記事は2017年1月7日時点の情報に基づいています(2024年3月26日一部更新)
イトーキの学習机の上棚のデスクライト取付用の穴は小さい
上写真の通り、イトーキの学習机の上棚のデスクライト取付用の穴は、他社に比べてとても小さいものとなっています。奥行が約25mm、幅が約75mmの、包丁の刃ような形の穴です。これではコイズミファニテックなどが採用している一般的なクランプ金具は取り付けできません。
それでも、2017年度カタログ掲載モデルに関して言えば(※)、上棚の棚板の下のネジを外せば棚板を取り外せるので、コイズミファニテックのECL-357でも取付可能なのです。一方で、ポルク棚付デスクは棚板を外せないので一般的なクランプ金具が取り付けできないのです。
イトーキのデスクライトのクランプ金具は特殊な形状
上写真の通り、イトーキのデスクライトL-77のクランプ金具は特殊な形状となっています。天板下から支える部品の大きさはおよそ20×45mmで、この大きさだからこそ前述のような小さな穴でも問題なく取り付けできると言えます。
一般的なクランプ金具と比べると随分小さいわけですが、それでも決してデスクライトが不安定になるということはなく、非常に良くできたものだと思います。
ちなみに、なぜイトーキはこういう他社とは異なるクランプ金具を使っているかというと、決して他社のデスクライトを使わせないようにしたいがためというわけではなく(笑)、棚板の穴を小さくすることで小物が落ちたりしないように配慮しているんだと思います。こういうところにこだわるのがイトーキらしいですね~。
コイズミECL-357のクランプ金具はネジを外せる
一方のコイズミファニテックのECL-357のクランプ金具ですが、イトーキのものに比べるとかなり大きいです(金具下面の大きさ=40×40mm)。そのままではとてもじゃないですが、小さな穴には入りません。
しかしながら、ECL-357のクランプ金具のネジは、上写真のようにプラスドライバーで取り外すことができます。このネジさえ外せば、もう少し小さい穴でも通せるんじゃないかと考えました。
それでも奥行29mm以上の穴が必要
ただ残念なことに、ネジを外しても、コイズミファニテックECL-357のクランプ金具を取り付けるには奥行29mm以上の穴が必要だということが分かりました。棚板を外せないポルク棚付デスクのデスクライト取付用の穴の奥行は約25mmです。あと4mm、どうしても支えてしまいます。
物理的には穴の縁を4mm削れば取り付けできるわけですけれど、プリント紙の棚板を下手に削るとボロボロになってしまいます。ですから物理的には削ればOKとは言え、とてもオススメできる方法とは言えません。
以上検証しました結果、イトーキのポルク棚付デスクにはコイズミファニテックのECL-357は取り付けできないことが分かりました。ポルク棚付デスク自体は既に店頭から消えているため実物は確認できておりませんが、おそらくその結論に相違ないと思います。
りっちゃんさんには多大なるご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございませんでした。また、もし私のアドバイスにより同様の問題を抱えてしまった方がおられましたら、下のコメント欄にてお知らせいただければ幸いです(コストコで販売されたポルク棚付デスクはデスクライトが別売というイレギュラーだったため、私が直接アドバイスさせていただいた方の中には同様の問題を抱えてらっしゃる方は他にいらっしゃらないとは思います)。
なお、イトーキのポルク棚付デスクにはコイズミファニテックのECL-357は取り付けできないことはおそらく事実ですが、前述の通り、上棚の棚板が動かせるタイプのイトーキの2017年度以降の学習机に関しては、たぶん他社製のデスクライトも取付可能だと思います。
しかし、全部が全部どうかというのは私には分かりません。節穴マンの言うことに惑わされず、メーカーまたは販売店にお問い合わせのうえご購入いただきますようお願い申し上げます。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
こんにちは。
いつも楽しく拝読しております。
2017年度版カモミールの上棚にECL-357を付けて使っております。
どうやって付けたか覚えておりませんが、棚板を削ったりはしておりません。
この上棚だったら付くよという報告でした!
みおなおさま
こんにちは、おひさしぶりです^^
2017年度版カモミールの上棚にECL-357は取付可能とのこと、情報提供ありがとうございます♪
カモミールの上棚は棚板が動かせますもんね。
こういう実際に使用されている方からの情報は大変ありがたいです。
ちなみに、リーモも大丈夫というコメントを以前にいただいております^^
こんにちは。以前浜本工芸の机のことで質問させていただいたほみままです。
その際はご丁寧にご回答いただいて、ありがとうございました。
最終的に、島忠オリジナルの浜本工芸no.09を購入したのですが、ECL-357あるいは、小泉成器 SCL-357は取り付け可能でしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、何とぞよろしくお願いいたします。
ほみままさま
おひさしぶりです^^
島忠オリジナルの浜本工芸No.09デスクを購入されたんですかー!
やっぱりバックパネルにコンセントがあるのは魅力的ですよね♪
さて、このデスクにECL-357等が取り付け可能かということについてですが、デスク本体への取り付けについては問題ないと思います。
ただ、バックパネル上段への固定ができるかどうかは、島忠オリジナルはトレー状であるため、ちょっと分かりません。
No.09デスクにECL-357を取り付ける際は、デスク背面に取り付ければ良く、天板厚が38mm以下であればOKです^^
収納マンさま
ほみままです。
早々とご回答いただき、ありがとうございます。さっそく購入して、デスク本体に取り付けしようと思います。
(色々と悩んだのですが、浜本工芸の机だったら、間違いないかなと思いまして、購入いたしました!)
あとは、オープンラックの購入について、検討しようと思います。
また質問させていただくことがあるかと存じますが、その際も何とぞよろしくお願いいたします。
ほみままさま
着々とお子さんの学習環境が整いつつありますね^^
オープンラックについても、またいつでもご相談ください♪
先日は、デスクの相談にのっていただき、ありがとうございました。
来週の月曜日にコファーノが届く予定で、娘も楽しみにしています。
またまた、ご意見をおうかがいしたいことがありまして、、、お忙しいと思いますが、よろしくお願いします。
デスクライトなのですが、2017年のランキングを拝見しまして、
コイズミECL611か、イトーキL77がいいかなぁと考えております。
SCL357もいいのですが、デザインが前の2つの方が好みです。
それで、
①コイズミECL611は、コファーノに取り付け可能なのか、ご存知でしたら、教えてください。SCLは取り付け可能だと拝見しましたが、ECLとSCLではクランプの部分が少し違うように見えました。
②ランキングでは、上位3つはぶっちぎりということですが、L77は使いにくい?ということでしょうか?
こどもの目の健康を考えると、オススメされていたSCLが1番いいのだと思います。でも、なんとなく、ゴツく見えてしまって、決めかねております。
実際に家具屋で確かめてみたらいいのですが、少し距離があり、なかなか行けないので、困っております。
お手すきの時にでもお返事いただけたら、うれしいです。
ゆき母さま
週明けのコファーノの到着が楽しみですね♪
さて、LEDデスクライトについて。
コファーノにECL-611は、デスクの天板の厚みで言うと問題なく取り付けできるはずです。
また、上棚に取り付ける場合は、一旦棚板を外す必要がありますが、可能なはずです。
ただし、ECL-611はT字型であるため、上棚の左端に取り付けるには適しません。
SCL-357とECL-357でクランプ金具が違うかどうかについては、私がネットで調べた限りは同じだと思いました。
ただ、仕様が変わった可能性は否めませんが、それもたぶんないと思います。
L-77については、使いにくいということはまったくないです。
ただ、ECL-611とL-77を比べた場合、ECL-611は調色ボタンが独立している一方、L-77は1つのボタンで電源ON/OFFと3段階調色を兼ねているので、ちょっと操作が難しく感じます。
SCL-357のシェードは確かに大きく、私も最初は圧迫感を感じると思いました。
しかしながら、実際はそれほどではなく、アームも圧迫感に影響を及ぼすものだと気付かされました。
それまで使っていたツインバードのものはアームが樹脂製で、対するECL-357はスチール製。
樹脂製アームのほうが面積が広いため、圧迫感を感じやすいのです。
以上ご参考に決めていただければと思います^^
こんにちは。
ひゃ〜、コイズミのライトが付けられる物と付けられない物があるんですね。
予備知識なしで購入したのですが、2022年購入のカモミールにはコイズミのECL-111を取付出来ました。
こちらのブログを見て購入したのですが、自然な光で凄く良いです!
後は電源タップを購入すれば揃うので、またゆっくり電源についての記事も拝見したいと思います。
ごましおさま
貴重な情報ありがとうございます!
カモミールおよびリーモにはコイズミファニテックのECL-611の取付けができることは確認しておりましたが、ECL-111を実際に取り付けたという情報は初めてでとても助かります。
ECL-111は自然な感じのやさしいあかりで本当に素晴らしいですね^^
電源タップはクランプ式ではなく固定しないタイプになると思います。
USB対応でアダプターを複数挿せるものが便利でしょう。
またお役に立てることがあればお気軽にご相談ください^^