2025年度のヒカリサンデスクは「B-バスク」登場するも廃番品多数

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ここ数年、意欲的に新作デスクを投入しているヒカリサンデスク(光製作所)が、2025年度のカタログを公開しました。

果たして今年度も新作デスクはあるのでしょうか。詳しく見て参りたいと思います。

ヒカリサンデスク2025年度カタログ
デジタルカタログ|光製作所【業務用家具・店舗用家具・飲食店家具・家庭用家具など、インテリアの製造・販売を行う総合家具メーカー】
業務用家具・店舗用インテリア、家庭用家具・ホームユースインテリアの製造販売を行う総合家具メーカー光製作所のデジタルカタログです。コントラクトからホームユースまで幅広いラインナップを確認できる、デジタルカタログ・パンフレットの閲覧が可能です。

※この記事は2024年10月30日時点の情報に基づいています

 

B-カヌレを刷新?「B-バスク」

2025年度もヒカリサンデスクから新作が登場しました。その名は「B-basque(バスク)」。天板にオーク突板を使ったベーシックデスクです。上棚はミドルハイで、棚板の位置を変えることで上段もしくは下段にA4サイズを収められるようになっています。

実はこのコンセプト、昨年度に登場した「B-カヌレ」と基本的に同じです。私としてはかなり高く評価したつもりなんですけど、あえなく1年でB-バスクに置き換えられました。

B-カヌレはナチュラルとウォールナットの2色展開で、天然木の質感を活かしたテーパー脚でした。対してB-バスクはイトーキの「ジョイカラー・ベーシックデスク」と競合する感じです。このリニューアルが吉と出るか、凶と出るか、興味深いところです。

「U-トルテ」にブックシェルフ追加

シェルフデスクの「U-torte(トルテ)」に従来からのハイシェルフ(ラック)に加えて、ローシェルフ(ブックシェルフ)が追加されました。これにより、上写真のようにL型デスクにしたり、デスクの奥行を拡張しつつ足元棚を確保できるようになっています。

こういうギミックを備えたデスクは奥行が50~55cm程度であることが多いですが、U-トルテの奥行は60cmです。ブックシェルフの前にデスクを置くと奥行は83cmにもなります。しかしながら、L型デスクのレイアウトを前提にすれば、理想的なサイズの組み合わせだと感じるユーザーは少なくないのではないでしょうか。

もっとも、上写真の組み合わせ(椅子のぞく、デスク+ブックシェルフ+Sワゴン)で税込7万円オーバーです。「普通に組み替え式デスクを買ったほうがコスパ良いんじゃない?」と思われる可能性もあるかもしれません。

 

値上げもあるが値下げも!

2025年度のヒカリサンデスクのラインナップを見ると、数%程度の値上げとなっているものが散見されます。しかしその一方で、値下げされているものも少なくありません。

上写真の「サンノット」は5%前後の値下げ。ほか、「L-スモア」は約5.8%、デスクライトもほとんどが3~9%程度の値下げとなっています。

これはコストや為替の影響というよりは、おそらく競合商品と比較したうえで売価を下げる判断をしたのだと思います。逆に独自性のある商品は値上げしても販売台数に影響がないと考えたのでしょう。個人的には妥当な判断だと思います。

なお、サンノットとギミックがよく似ていた「B-クレスト」は廃番になりました。サンノットに絞るとともに価格を抑えることで、より販売数を伸ばせるという算段なのかもしれません。

 

そのほか、「サンナチュレ」、「ビー・Be」、「サニーサイド・ニコ」がカタログ落ちとなっています。サンナチュレはともかく、ビー・Beとニコはようやく在庫がなくなったということでしょう。カタログに掲載されているアイテム数が減っただけで、売上に占める影響はほぼないと思われます。

そんなこんなで、2025年度のヒカリサンデスクのラインナップおよび価格は良い具合に最適化されたと感じます。B-カヌレからバトンタッチされたB-バスクを含め、ヒカリサンデスクの思惑通りに事が進むか見守りたいと思います。

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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