「学習机評論家と名乗っている以上、いつまでも大阪でくすぶっているわけにはいかない」…そう思いまして、今年は首都圏の家具屋を回ってみることにしました。
第1弾は、幕張メッセでの大バザールが大盛況だと業界でもウワサになっている「ROOM DECO(ルームデコ)かねたや」。千葉市美浜区の幕張新都心店に行ってまいりました。
※この記事は2016年9月11日時点の情報に基づいています
まるで「闇鍋」のような陳列方法
かねたやのホームページで「超大型店」と書かれている通り、幕張新都心店はかなりデカイです。エントランスを入ると、家具屋というよりは普通にショッピングセンターのような空間が広がっています。
そして家具売場に入って学習机売場を探すと、これがなかなか見つからない(苦笑)仕方なく店内をグルグル回ってみると、店員でも何をどこに並べたか忘れてしまっているんじゃないかと思うくらいに、秩序があるような無いような展示のされ方となっています。こういう売場は、私も初めて見ました(笑)
悪く言うと整頓されていない売場なんですけど、闇鍋のようなワクワク感もあります。通路を進んでいたつもりが行き止まりだったり、バックヤードに突っ込んでしまったり。そんな風に迷走している間に思いがけず宝物に巡り会うことができるかも…という感じもしました。
かねたやは「接客力」が高いのかも
さて、2階の隅でようやく見つけた学習机売場ですが、やはり雑然と並んでいるように見えました。浜本工芸やカリモク家具の学習机も並んでいるんですけど、全然良く見えません(笑)売場としては、一見、最悪です。
ただ、プロの目で見てみると、ラインナップからは「良い学習机を買っていただきたい」というメッセージが込められているように思いました。ほかではあまり扱っていないオカムラの「ピエルナ・ノワイエ」や大塚家具製造販売の「コンテ」(だったと思う)が置いてあったりするのです。
この売場で、こういう商品を扱うということは、つまりはちゃんと説明できないと売れないわけで。おそらく、かねたやの店員は非常に高い接客力を持っているんだと思います。まあ、実際に接客されたわけではないので、私の勝手な推測にすぎないのですが。
展示台数はおよそ60台あまり(2016年9月10日現在、ベッドデスクや書斎デスクのぞく)。まだオカムラやヒカリサンデスクの2017年モデルは並んでいないので、これからもっと並ぶんだと思います(100台くらい?)。
取扱いメーカーは、コイズミファニテック、イトーキ、カリモク家具、浜本工芸、オカムラ、ヒカリサンデスク、堀田木工所、小島工芸、大塚家具製造販売、JVCケンウッド(旧・ビクター)など。ちなみにJVCケンウッドのワークスタジオも多いんですが、これも高額品が売れる家具店のひとつの特徴かと思います。
というわけでルームデコかねたや。一度足を運んでみると、思いもかけない商品に出会えたり、良い商品を提案してくれるかもしれません。ただし、店内で迷子にならないようにご注意ください(笑)
コメント 皆様からご質問・ご意見など
収納マンさま こんにちは。
関東店舗巡り。
これはまた楽しそうで、関東住まいとしてはありがたい企画です。
幕張なら頑張れば行けるかな~と思って調べてみたら、千葉本拠地でいくつか店舗を持っているお店なんですね。
近場の別店舗になるのですが、見に行ってみたいと思います(^^
タケタケさま
こんにちは^^
そうなんです。
かねたやは千葉県に11店舗、茨城県2店舗、東京都多摩市、埼玉県入間市、計15店舗あります。
今回私が訪れた幕張新都心店は超大型店ということで確かに大きいのですが、こういう雰囲気の展示の仕方は珍しいので、他のお店でも同じようなエッセンスが感じられる可能性が強いんじゃないかと思います。
今回の関東家具店巡りはあと4店レポートします。
お楽しみに^^
収納マンさま、はじめまして。
今年5月、小2の娘に机を購入してからも楽しく読ませてもらっています。
何を隠そう、その机をルームデコ幕張新都心店で購入したので、収納マンさまがご来店!と興奮してしまいました♪
購入したのは、ルームデコとコイズミファニテックとのコラボ(とベテラン店員さんがおっしゃっていました)の机です。
ステップアップデスクのような作り、CDコンパクトのような引き出しがハートデザイン、レイクウッドのようにハート部分のプレートが交換できます。
天然木で丸いフォルムがかわいらしくわたしは一目惚れ。
ゴテゴテデコレーションしていないところが、シンプル好みの娘も気に入ったようです。
子ども部屋を片付け&リフォームしてから迎えるので、まだルームデコさんに預かってもらっていますが、納入が楽しみです!
そして今は机をどこにどう配置しようか、考え中です。
平机にして、窓に背を向けようか、窓の横につけようか、などかなり悩んでいます。
因みに部屋は、入り口ドアの正面に窓があります。
机の組み合わせ方、部屋での配置など、なにか注意点、おすすめなどあればアドバイスいただきたいです。
タバサバタさま
はじめまして^^
タバサバタさんはームデコ幕張新都心店で学習机を購入されたのですね!
しかもこのコイズミファニテックのデスク、素敵ですねー♪
天板はラバーウッドでしょうか。
2017年度新作のコルフィみたいな質感でとても良い感じですし、レイクウッドのようにハート部分のプレートが交換できるなんて子供が喜びそうです。
さて、机の置き方についてですが、もし窓際が明るすぎるようであれば少し離すのがベターです。
自然光って明るすぎるんですよね。
どうしても窓際という場合は、カーテンなどで調整できるようにしてもらうと良いと思います。
それと組み替えパターンですが、これは悩ましいところです。
スタンダードスタイルの場合、奥行があるのがメリットにもデメリットにもなります。
画用紙にお絵描きする機会が多ければ向いていますが、奥行があるのでレイアウトしにくい場合もあります。
セパレートスタイルの場合、幅方向にデスク2台分となるので、壁面の多くを占領してしまいます。
席を立たないと本に手が届かないというデメリットもあります。
一方で、本棚に収めたモノが見渡しやすく、本が出し入れしやすいでしょう。
ユニットスタイルでも良いのですが、個人的にオススメしたいのはカウンタースタイルです。
手の届く位置に上棚があり、使いやすく、お子さんが好きなものを並べて楽しい雰囲気にすることもできます。
カウンターの天板には細かいモノを置き、机の上はスッキリした状態をキープできると理想的です。
カウンター下の奥側はちょっとモノの出し入れがしにくいですが、手前は問題なく出し入れできると思います。
目の前に雑多なモノが並ぶと集中力を削ぐ心配がある場合はユニットスタイルが良いでしょう。
ただし、ユニットスタイルもカウンタースタイルも部屋のコーナー部分に置くのがベターです。
部屋の形によっては最適とは言えないスタイルである可能性はあります。
セパレートスタイルにするなら、机と本棚を別々に買ったほうが良かった可能性もあり、ステップアップデスクのメリットをあまり活かせないように個人的には思います。
スタンダードスタイルの奥行が広いのは、受験勉強のときには良いですが、小学校低学年では奥まで手が届きません。
そのように考えると、ステップアップデスクがもっとも威力を発揮するのはユニットスタイルまたはカウンタースタイルなのですね。
全体のレイアウト次第ではありますが、オススメです^^
収納マンさま
はじめての書き込みでアドバイスを、なんて図々しいお願いにも関わらず、丁寧なお返事をありがとうございますm(_ _)m
ひとつひとつの配置についてのご意見、なるほど〜!と関心しきりです。
大人の都合で(苦笑)平机にと考えていましたが、娘の机なので上棚はあった方が自分なりの空間を楽しめそうだと考え直しました。
カウンタースタイルは上棚を楽しみつつ、横に広々と使えていいですね!
スタンダードでは子どもの手が届かないということに気づきませんでした(汗)
わかりやすく、的確で丁寧なアドバイスをありがとうございました。
机が届くのがますます楽しみになってきました(^-^)
タバサバタさま
図々しいなんてとんでもない!
学習机を検討する時間なんて皆さん一瞬のことですから、何でもお気軽にご相談いただければと思います^^
平机ももちろんアリですよー。
ただ、せっかく上棚として使えるものが付いていますから、最初のうちだけでも活用していただいたほうが、お子さんも喜ばれるんじゃないかと勝手ながら思ってしまうわけです。
一旦設置してしまうと組み替えるのはなかなか大変ですので、今のうちにお嬢様とじっくりご検討いただければと思います^^
収納マンさま こんばんは。
かねたやさんの、柏本店へ行ってみました。
商品が階段にまであふれていて、全体的に懐かしい感じの商品陳列でした。
学習机はなかなかの量が展示されていました。
ベーシックタイプで効率的に配置をしている感じだったため、展示数が多いとは感じませんが、よくよく考えると結構置いてあるじゃないか、という感じです。
我が家の最寄りの店から考えると、5割増しぐらい置いてありました…。
幕張店はもっとすごいんだろうなぁと、羨ましく思った限りです。
タケタケさま
こんにちは^^
かねたや柏本店に行かれたのですね。
私は行ったことがないんですけど、”商品が階段にまであふれていて、全体的に懐かしい感じの商品陳列”というのは、イメージできます。
なんとなく、かねたやらしいというか。
同じ系列でも各店舗で個性があって、家具屋を回るのは楽しいですね^^
収納マンさま
本日から3日間、かねたや主催の幕張メッセ家具大バザールが開催されます。
実は前回の12月、30分程ですが中を見てきたので、簡単にレポートさせていただきたいと思います。
概要は、日本最大級の展示面積(今回は9000㎡)を誇る招待制イベントで、千葉市の幕張メッセにて毎月のように開かれています。
招待券は郵送もありますが、ネットでアンケートに答えて、送られてきたメールを携帯の画面で見せるだけでも入れるので、思い立ったらその日でも行けちゃいますよ。
入場すると、まずは上の方から会場全体を見渡せます。
広大なスペースに沢山の家具が展示されている様はなかなか壮観!
学習机売場は入口から見て右側の一番奥の方に広がっていました。
メイン通路沿いの目立つスペースには、ヒカリサンデスクとオカムラ(だったかな?記憶違いだったらすみません)。そして堀田木工所、小島工芸、くろがね、大塚家具製造販売、浜本工芸、カリモク、イトーキ等が中程に並び、奥の壁沿いにコイズミファニテックが広いスペースを構えている、といった売場展開。
家具屋の店頭ではメーカーやモデル名がよく分からない事が多いですが、こちらではメーカー名の大きな看板がかかっていたり、ポップもたくさん出ていて分かりやすいと感じました。
学習机の展示台数は、今回のチラシによると300台との事。
ルームデコ幕張新都心店の店頭では見られなかった商品や、色違いも多く並んでいました。
しかもわりとゆったり展示されているので、脚形状等を確認しやすかったです。
価格に関してですが、ルームデコの店員さんの話によると、学習机の場合は店頭と変わらないものも多いとの事でしたが、広告の品的な目玉商品や、メッセ特価と銘打ったセットが各社から出ていました。
また「〇円以上の場合△円引き」と言った一律値引きがあったりします。
個人的には、サンワークスが目抜き通り沿いの一等地に置かれていたり、大塚家具製造販売の机がたくさん見られたのがツボでした。
どちらかと言えば中堅どころのメーカーが頑張っていた印象です。
メーカーの応援社員らしき人も居り、直接詳しいお話が聞けたり、もしかしたら値引き交渉もできるのかもしれません。
以上になります。
あくまで個人の感想で、見落とし見間違いがありましたらご容赦ください。また、今回の展示とは内容が変わっているかもしれません。
まるでかねたやの回し者のように、長々と失礼いたしました(^-^;
尚、このイベント期間中、近隣の東京インテリアや島忠ホームズも手をこまねいている訳ではないようで、先日某店の店員さんが「メッセのある週末に来てくれれば、うちも頑張りますので!」と仰っておりました。
今週末の幕張は、熱いです!
熊ゴローさま
ありがとうございますー!
これで丸1本記事になりそうな素晴らしいレポートです!
これは役に立つ人が多いと思います^^
かねたや主催の幕張メッセ家具大バザール学習机が300台も並ぶんですか!
しかもゆったり並べられて、あまりお目に掛かれないようなモデルも並ぶのでしたら、一見の価値はありますね。
私も是非行きたいと思いましたよ^^
しかも、幕張一帯の他の家具店も手をこまねいているわけではない…というのが、楽しみですねー。
1日掛けて、ぐるぐる足を運んでみるのも良さそうです。
外は寒いですが、幕張はアツイ!
寒がりな私ですけど、幕張に行きたいな~^^;
収納マンさま
お礼の言葉をかけていただき恐縮です。
どなたかのお役に立てましたら幸いです。
お店の規模からすると地域一番店は東京インテリアなんでしょうけど、このイベントのお陰でかねたやの存在感は結構大きいイメージがあります。
また大型店ふたつに挟まれた島忠ホームズ幕張店は、他のシマホよりも値引きの権限があるとか無いとか・・・。
幕張には、かねたや、東京インテリア、島忠ホームズの他、ニトリ、アクタスもあるんです。
また隣の船橋にはIKEA、そして車で高速に乗れば、30分程で有明のIDC大塚家具、お台場のカリモクショールーム、豊洲のKEYUCAにも行けるという、学習机選びにはうってつけの環境です。
都内や近郊にお住まいの方、迷われたらぜひ幕張へ♪
収納マンさまが出演されるというクールジャパン。NHKだから店名は出ないと思いますが、千葉県某所の撮影場所とは、きっとあのお店ですよね〜(o´艸`)
放映を楽しみにしております!
そして収納マンさま、幕張へ、またのお越しをお待ちいたしております。
熊ゴローさま
おっしゃる通りですね。
ルームデコかねたやはもはや幕張メッセのイベントとセットで1つの店という体だと感じます。
エブリデイ大型店としては東京インテリア家具、年に数回それを上回るかねたや、というところでしょう。
一方で両店に挟まれる島忠ホームズは本当に厳しいでしょうねー。
目下、島忠ホームズ全店で業績が芳しくない状況ですので、ここは何とかブランド力を維持するためにも頑張りたいところでしょう。
ただ現実、今の島忠ホームズではここで挽回するのは難しいでしょうね。
島忠ホームズは店長の裁量が相当大きいので、今の状況なら値引も辞さずというのは確かに理解できます。
ただ学習机に関しては、東京インテリア家具、かねたや、島忠ホームズともに目一杯値引せざるを得ない状況だと思いますので、本当にチキンレースの様相でしょうねー。
消費者としてはもちろんありがたいことなのですが^^;
幕張には他にも、ニトリ、アクタス、少し脚を延ばせばIKEA、IDC大塚家具、カリモク家具ショールーム、ケユカもあるんですねー。
ホント、パラダイスですよね♪うらやましいとしか言いようがありません^^;
クールジャパンのロケ地は、そうそう、島忠ホームズを追い越す勢いで西に勢力を進めているあの店です(笑)
ついでに、かねたやも大阪まで進出してくれませんかね~^^;