※この記事は2015年2月4日時点の情報に基づいています
ローラアシュレイはレディス・アパレルとホームファッションを扱う、GM最大手イオンのグループ企業。英国流ライフスタイルの提案をモットーとしている。
ローラアシュレイは品があって良いですね。かと言って高飛車な感じもなく。品揃えを見る限り、ワンランク上の上質さを提案しながらも、手の届かない価格帯ではない感じです。
ローラアシュレイで学習机(というかデスク)を扱っているなんて「しょこら」さんにご質問いただくまでは気付かなかったのですが、ローラアシュレイは学習机に関しても同様の立ち位置であるようで、最高級というわけではないけれども、庶民の手が届くかどうかのギリギリの価格設定で十分な品質という感じがします。
ドーセット・チルドレン。主材はMDF(繊維合板)とカバ材のウレタン塗装。白くベタッと塗られているので木目はまったく見えませんが、可憐でありながらしっかりとした英国女性を思わせるデザインが素敵です。
全体的な質感や価格設定は同じく中国製のマルニ木工に似ているように思います。少し気になったのは引出内部材の桐(もしくはファルカタ?)の表面が妙にザラついていることと、キャビネット(袖ワゴン)最下段のフルスライドレールがちょっと固いことでしょうか(金属製レールは袖引出最下段のみ)。あとは4本脚なので多少のグラつきはあります。
アパレルショップが家具を扱っているとどうしても色眼鏡で見てしまいますが、総じて構造的な問題は感じられません。強いて言えば、デスクライトの取り付け位置はちょっと悩みどころかもしれませんが。あとは上棚は背面クランプ式ですので、壁を背にして設置しないと上棚が落ちる可能性があります。
価格はデスク+チェア+シェルフ+キャビネットの4点セットで定価146,000円(税別)が3/1までは20%引きの116,800円(税別)。マルニ木工のFriendy Memory2(フレンディ・メモリー2)が同様の組み合わせで定価167,000円(税別)、カリモク家具のカントリー・エンジェルホワイトP色が同様の組み合わせで定価168,700円(税別)であることを考えると、まあやっぱりマルニ木工は品質に見合った価格ではないなあと改めて思いますが(苦笑)、国産のカリモク家具に対してドーセット・チルドレンがちょっと割高ではありますけど、まあデザインが気に入れば許容範囲なのかなぁとは思います。
ドーセット・ライブラリー。主材はカバ材のウレタン塗装。基本的にはドーセット・チルドレンの色違いですが、木目が見える塗装のために天板などはMDFではなくカバ材を使っており、そのため価格が高くなっています。デスク+チェア+シェルフ+キャビネットの4点セットで定価166,000円(税別)が3/1までは20%引きの132,800円(税別)。
こちらはライブラリーという名前が示すようにシックな感じで、個人的には好きですねぇ。
基本的にローラアシュレイの学習机はシンプルで、機能的と言えるところはありません。また、値段も材質や品質を考慮するとちょっと高めです。ただ、デザインに惚れたなら、それはデザイン料と思って割り切れる範囲かな思います。
こういうテイストの学習机はどうしても値段の割りに品質が良くないのものが多いのです。しかしローラアシュレイの場合はそうではないと言えると思います。
それにしてもイオン。子会社でここまでできるんだから親会社はもっと頑張れると思うんですけどねー。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
早速深い記事をUPして下さり感謝しています!
イオン子会社なんですね。まったく知りませんでいた。
そして、収納マンさまが気になっておられたデスクライトは、個人的に重要なポイントでした。
また、ドーセット・ライブラリーが高いということは、白い方は天板など材質が違うということですね。。
品質を取るかデザインをとるか悩ましい。。
カントリーシリーズがもっとシンプルだったら、と思います。
ただ、総合的に収納マンさんの評価がそう悪くなかったので安心しました。
もう少し悩んで、質問があればまたどうぞ宜しくお願いします。
しょこらさま
ローラアシュレイがイオンの子会社だなんて、調べるまで私も知りませんでした。ちょっと意外でしたね。
ドーセット・チルドレンにデスクライトを付ける場合は、天板の左か右の縁にクランプで固定する形になると思います。上棚の側面の板が結構大きいので、アームが当たらないようにするには天板の左右どちらかの縁の中央付近に取り付ける必要があるかなぁと思います。
材質はMDF主体ですが、これはカバを使っても木目がまったく見えない塗装なので材質の良し悪しは関係ありません。MDFの比重はある程度幅があるので一概に言えませんが、おそらくはカバ無垢よりは硬いと思いますよ。
カリモク家具のカントリーシリーズはシンプルでないわけでもデザインが悪いわけでもなくて、ローラアシュレイのデザインが素敵すぎるのだと私は感じました。引出前板にケーシングのようにラインが入っているのがちょっと斬新ですね。
まだ時間はあると思いますので、ゆっくり検討していただいたら良いと思います^^
収納マン様
毎日のように興味深く読ませていただいております。
我が家は娘も私も白い(もしくはアイボリー)の姫っぽい学習机に憧れを抱いており、カリモクのカントリーかローラアシュレイで迷っておりました。
が、こちらの記事を拝見して収納マン様の評価もいいし、大学生になっても大人っぽくて使えるとローラアシュレイに足を運んだところ、お店の方からライトはクランプ式だとハゲの原因になるので置き型をおすすめすると言われ、また迷いだしました。
クランプ式による傷は目をつぶるとして、ローラアシュレイの机はデザインでフチに軽く段差のようなものがあり、クランプ式ですとライトがガタガタするかもしれないと言われたのですが、この手の机でも耐えられ、かつ中央の方まで光がいくクランプ式ライトはご存知ないでしょうか?
それと、椅子の高さ調節ができないのでクッションで調節して下さいと言われ、やはり勉強によくないかな?というところも気になりだしました。
こんなに気になるところがあるなら見た目ではなく実用性でカリモクの方がいいんだろうか!?と日々悩んでおります。
宜しければアドバイスいただけませんでしょうか?
てつこさま
はじめまして^^
私の説明が至らず混乱させてしまったようでスイマセン。
カリモク家具のカントリーに比べると、ローラアシュレイのドーセットチルドレンは学習机としては十分でないところがいくつかあります。
チェアは高さ調整ができませんし、ワゴン引出し最下段のレールはフルスライドレールじゃないですし。
クランプ式のデスクライトだと塗装面が剥げるかもしれない、不安定になるかもしれないというのも、実用性よりも装飾性を重視したデザインとなっているためでしょう。
ただ、下締めクランプ式のコイズミファニテック・ECL-357などであれば、カタログ90ページの寸法図を見る限り、ドーセットチルドレンでも取り付け可能ではないかと思います。
イトーキのL-57WDでも大丈夫そうな感じがしますけどね。
かなり微妙なところなので確かなことは言えませんが、ドーセットチルドレンのような天板端形状のデスクは以前にもあり、サイズオーダーデスクマットを挟み込まない限りは下締めクランプ式デスクライトでも問題なかったと記憶しています。
(上締めクランプは金具が短いので不可)
店頭にて寸法や取り付け方をご確認のうえ、お買い求めいただければと思います^^
本当に返信していただけるとはと感動しています!
ライトについてもありがとうございます。
11日まで少しお安くなっていたので迷っていましたが、成長に合わせた調節ができない点もやはり気になるので断念しようと思います。
このデザインほんとに素敵で未練はあるのですが。。。
カリモクのカントリーシリーズをもう一度検討してみます。
ありがとうございました。
てつこさま
先にご提案しておけば良かったのですが…チェアは消耗品と考えることができるので、当面はドーセットチルドレンのデスクに例えばカリモク家具のチェアXC2111をセットして使うというのもひとつの方法かと思います。
もちろん、デザイン性よりも学習机としての機能性を優先してカリモク家具のカントリーを選ぶというのも良い選択肢だと思います^^