かねてから申し上げている通り、私はスチールデスクが好きです。その理由はたくさんあります。
まず、スチールは頑丈なのに加工性が良くて多様なデザインが可能。また、木材よりも薄くて引出しや脚を効率良く作ることができます。価格も安い。おまけに、廃棄する際もスチールはリサイクルが可能。木材のように反ったり割れたりすることもなく、木目が気に入らないとか、キズがあるとか、そういうクレームに繋がることも少ないです。
かように素晴らしいスチールデスクですが、以前はいかにも事務机という感じのものが多くて、誰も真に受けてくれませんでした。しかしながら、少し前からデザインが洗練されたスチールデスクがぽつぽつ出てきたことで、注目する人が増えてきたように思います。
というわけで今回は、ジャーナルスタンダードファニチャーのスチールデスクをご紹介したいと思います。
※価格および仕様はすべて2022/09/30現在
ジャーナルスタンダード・コンパスレッグデスク
今回ご紹介するのはこちら。ジャーナルスタンダードファニチャーの「コンパスレッグデスク」です。
その名の通り、脚がコンパスのようなデザインのデスクで、天板はメラミン合板。引出しはなく、コンセントの有無が選べるだけですが、テレワークやリビング学習をするのにリビングに置いても差し支えないデザインではないでしょうか。
なお、上写真は天板サイズが幅800×奥行550mmのコンパクトなものですが、幅1200×奥行600mmの大きなサイズもあります。また、ナチュラルのほか、ブラックもあります。
ワゴンやチェアもあり
引出しが必要な場合は「メッシュワゴン」をプラス。ただし、収納量は少ないので、勉強道具一式などを収納しようと思えば、ほかに棚などが必要になると思います。
また、雰囲気の合う回転チェア(タスクチェア)もあります。
IKEA「トロッテン」に似てる
ジャーナルスタンダードファニチャーのコンパスレッグデスクは個人的に好きなデザインですが、よく考えたらIKEAの「TROTTEN(トロッテン)」に似ています。もっとも、コンパスレッグデスクは現在とは若干仕様が異なるものの数年前から販売されており、決してトロッテンのデザインをパクったという話ではありません。
現在、トロッテンの120×60cmのデスクが税込12,990円、引き出しユニットが同4,999円、合わせて17,989円です。それに対して、コンパスレッグデスクの同サイズのデスクは同19,900円、メッシュワゴンは同18,900円となっています。やけにワゴンが割高なのですが、デスクのほうも何とも言い難い価格差ですね。
ジャーナルスタンダードファニチャーのコンパスレッグデスクは引出しがないので学習用としてオススメとまでは言えません。しかし、ほかの収納家具で担保できるのならインテリア重視で考えればアリかなと思います。また、さすがにIKEAのトロッテンと比較すると高価ですけど、コクヨの「LEAN(リーン)」よりも安いですし、2万円くらいなら良いかーと思える手頃な価格だと思います。
品質については実物を見ていないので何とも言えませんが、ジャーナルスタンダードファニチャーとか、同じベイクルーズが運営しているアクメファニチャーとか、アーバンリサーチドアーズとかって意外とちゃんとした家具を扱ってるんですよね。こういうアパレル企業がインテリアに乗り出したときは家具業界をナメてかかってるんだろうなと思ってましたけど、最近はむしろ家具業界が不勉強だなと思うようになりました。ともあれ、品質的には比較的安心できるんじゃないかと思います。
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