学習机にデスクライトをセットする場合、上棚の棚板やデスク天板奥にクランプ金具で固定するというのが一般的です。まれにデスク天板側面に固定できるものもありますが、4本脚デスクなど一部のものに限られます。
クランプ式がダメな場合はスタンド式。しかし、スタンド式だとシェード幅が狭くてデスク天板面をムラなく照らせない、大きな台座が貴重な天板面を占領してしまうといったデメリットがあります。
うーん、なんとかならんものか!
そんなときは、2WAYクランプを採用したジェントスのLEDデスクライト「ルミサスDK-S90CWH/BK」、そしてその後継モデル「DK-S92CWH」を検討してみてはいかがでしょうか。
※この記事は2019年3月2日時点の情報に基づいています(2023年12月7日一部更新)
ジェントス・ルミサスDK-S90CWH
ジェントスの「ルミサスDK-S90CWH」は以前に読者の方から教えていただいたもののすっかり忘れておりました。
S90について簡単にスペックを紹介すると、JIS規格AA形相当で広い範囲を照らせ、しかも無段階調光&3段階調色機能付き。さらに、アームはスチール製。にもかかわらず価格が7,000円弱からとお手頃です。ただし、直下照度が2100ルクスとかなり強いので、ちょっと眩しく感じるんじゃないかと思います。
そんなわけで私はあまりオススメする気になれなかったのですが、大事な特徴をひとつ忘れておりました。それは2WAYクランプ(下写真)を採用しているということです。
こちらの2WAYクランプを使えば、たとえば上棚の側板や背板に取り付けることも可能です。無印良品のパイン材ユニットシェルフのようにラダー状になった帆立や、パーテーション(衝立)に取り付けることも可能だと思います。
このクランプは厚み10~55mmまで対応しているので結構幅広いです。ただし、ネジの出っ張りがかなり長いので壁や家具に干渉してしまう可能性があります。
ちなみに、ホワイトだけでなく、ブラック(DK-S90CBK)もあります。
ジェントス・ルミサスDK-S92CWH
事実上の後継モデルと思われる「ルミサスDK-S92CWH」も2WAYクランプを採用しています。JIS規格AA形相当で広い範囲を照らせ、無段階調光&3段階調色機能付き、アームはスチール製という点も同じ。
それでいて、直下照度は100ルクス抑えて2000ルクス。これはシェードを「0」型にした成果でしょう。たった100ルクスですが、それほど直下照度を抑えるということが難しいという証拠と言えます。
ともあれ、こちらも価格は8,000円弱からとお手頃。先のS90同様、ビックカメラ、ヨドバシカメラともに展示品はアームが腰砕けになり、しかも断線していたので、ちょっと耐久性が気になるところですが、まあこの価格なら致し方なしでしょうか。
ちなみに、ジェントスはアウトドア用LEDランタンやLED懐中電灯でコスパが良いと評判のメーカーです。私はいずれも所有していますが、数年経っても今のところ壊れる気配はありません。
ジェントスって台湾とか中国のメーカーだと思ってたんですけど、日本のメーカーだったんですね。その点でも信頼できるのかなと思います。
なお、今回は2017年に発売されたS90と2018年に発売されたS92を紹介しましたが、スペック的にはS92のほうが上で、価格は1000円ほど高い程度ですから、買うならS92のほうが良いと思います。
直下照度がちょっと明るすぎるうえ、アームの耐久性に若干の不安があるものの、通常のクランプ金具では取り付けできない場合や、無段階調光機能に魅力を感じる方、価格重視の方にはオススメできるのではないでしょうか。
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