2026年度総括と2027年度の学習机メーカー&販売店の年間予定

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桜と机のイメージ

早いもので、今年ももう4月。あっという間に桜が満開になりました。卒業式、終業式を終え、ご入学、ご進級を迎えられる方が多いことでしょう。子供の成長は本当に喜ばしいものです。おめでとうございます。

近年は学習机の販売が通年化しているということもあり、年度の区切りがなくなってきています。とは言え、大手メーカーは初夏に新作デスクの展示会を開催することが多く、それまでは目新しい情報に乏しい期間が続きます。そのため、当ブログはここでいったん年度を区切り、体制を整えたいと思います。

今回は2026年度シーズンを総括するとともに、2027年度の年間スケジュールについて記しておきます。

※この記事は2026年4月1日時点の情報に基づいています

2026年度学習机市場の総括

上棚ハイタイプ復権の兆し?

近年、学習机メーカーから新作デスクが登場する機会は少ないです。また、低価格帯の学習机が増え、相対的に大手メーカーの存在感は薄れています。そのため、各社のラインナップを見ても、その年ならではの特徴を見出すことはますます困難になっています。

そのような中、強いて2026年度に見られた特徴を挙げるなら、減少傾向にあった上棚ハイタイプの学習机が復権する兆しが感じられることです。上写真のくろがね工作所「The DESK CD ハイタイプ」は2025年度登場のロータイプに追加されるかたちで発売されましたが、好調に売れていると感じます。また、ニトリの「シェルフデスク JH01」は2026年度に発売されたばかりにもかかわらず、年間を通して同社での売上トップを独走しました。ほか、2024年度登場のヒカリサンデスク「U-トルテ」もますます好調です。

より正確に言うと、従来の組み替え式デスクの上棚ハイタイプが復権する兆しと言うより、ハイタイプの書棚とデスクを組み合わせたシェルフデスクに注目が集まってきていると言ったほうが適切かもしれません。いずれにせよ、これまで圧迫感や価格面から敬遠されがちだった上棚ハイタイプが、ワゴンを別売にすることなどにより、選択肢の一つに加えられることになったのだと考えられます。

スチールデスクが人気に

先ほども触れましたが、2026年度初登場のニトリ「シェルフデスク JH01」(上写真)が年間を通じて学習机カテゴリのランキングトップに君臨したことは大きなニュースだったと思います。このボリュームで5万円台ですから割安です。私もデスクがキャスター付きでなければ、推しの一台に加えていたと思います。

ニトリでは2023年度以降、同じくスチールとのハイブリッドの「スタンダードデスク LI02」「くみあわせデスク LI02」がランキング上位に上がっています。また、オフィスコムの「AL」もよく売れていると感じます。2026年度は大商産業が大量にカジュアルなスチールデスクを投入しました。

スチールは丈夫かつデザイン性を高めることが可能で、リスクを厭わず生産ロットさえ増やすことができればコストを抑えることができます。ニトリやオフィスコムがスチールとのハイブリッドデスクで成功できたのは、価格設定から逆算して的確に生産ロットを読むことができたからこそでしょう。

ともあれ、イトーキが「ウットフォーク」(販売終了)で成功体験を掴んだスチールとのハイブリッドデスクは、ここに来てデザインだけで選ばれるものではなく、コスパでも選ばれる風潮になってきたと感じます。2027年度以降、販売台数に自信があるメーカーはこのトレンドに参戦するかもしれません。

こういう風になってくると、学習机メーカーも自動車メーカーのようにアライアンスを組む必要があるんじゃないかと考えます。自動車で共通プラットフォームやエンジンを開発したり、相互生産や共同仕入を実施するみたいな感じですね。家具メーカーは自前主義が強いので難しいでしょうけど。

回転チェアが人気に

かつて学習椅子では木製タイプと回転タイプがシェアを二分していました。しかし、近年は木製よりも回転のほうが圧倒的によく売れるようになってきたと感じます。ダイニング学習用に4本脚の一生紀「フィオーレ」なども売れていますが、かつてない勢いでイトーキの「KS32」(上写真)やコイズミファニテックの「ハイブリッドチェア」がよく売れています。

いずれも3万円近い高級モデルながら、子供の体にフィットしやすく、姿勢良く座ってくれるに違いないとの期待から購入されているのでしょう。この傾向は高価でも目にやさしいデスクライトがよく売れるのと似ていると思います。

「デスクは何を選んでも同じだけど、デスクライトと椅子は視力や姿勢に直結するから重要」という趣旨のコメントをくださった方もいました。どんな学習机や椅子、デスクライトが売れているかを考えると、確かにその通りだと痛感します。

2027年度の学習机関連スケジュール

2026
年度実績
2027
年度
メーカーor販売店内容
5月14日アクタス一部商品価格改定
7月1日浜本工芸カタログ発行→公開
7月初旬カリモク家具カタログ発行→公開
9月18日堀田木工所デジタルカタログ公開
10月6日コイズミファニテックデジタルカタログ公開
10月9日ヒカリサンデスクデジタルカタログ公開
10月中旬杉工場デジタルカタログ公開
10月中旬大商産業カタログ発行
11月20日頃くろがね工作所カタログ発行→公開
12月初旬頃大商産業デジタルカタログ公開
12月末頃ナフコ21スタイルカタログ発行→公開
1月27日アクタスデジタルカタログ公開
発行せず※1リビンズデジタルカタログ公開
開催せず※2イトーキ学習机の日セール
※1…2025年度のリビンズは2024年9月1日にデジタルカタログを公開しました ※2…イトーキは2026年2月9日前後に学習机の日セールを実施しませんでした

次に、2027年度の学習机市場のスケジュールを見てみましょう。まず値上げについては、5月14日にアクタスがキッズ家具の価格を改定する予定です。そのほかのメーカーや販売店に関しては今のところ聞き及んでおりません。

近年は浜本工芸とカリモク家具が先陣を切って7月にカタログを発行しており、今年度も同様と思われます。それに先立ち、コイズミファニテックの販売店向け商談会が5~6月に開催される予定です。それほど期間を置くことなく新作デスクなどの情報をシェアできると思います。

ニトリ、ナフコともに、学習机商戦は年末もしくは年明けからの予定です。2026年2月9日の学習机の日はイトーキがセールを実施しなかったものの、通年化しつつあった学習机商戦が再び1~3月がピークという状況に揺り戻されている感じがあります。とは言え、メーカーも販売店もそれまで指を加えてジッとしているというわけにはいきませんから、そこここでセールは実施されるでしょう。早々に品定めをして買い場を探るようにしたいところです。

以上、2026年度シーズンの総括と2027年度の年間スケジュールについて説明させていただきました。

例年アクタスでは8月頃からキャンペーンが始まりますし、その他の家具販売店でも少なからずお盆期間中の帰省をを見込んで早期割引セールを始めていたりします。東海地方も8月商戦がひとつの山場です。ほかの地域では9月中旬以降になれば徐々に新商品の展示が始まりますから、その頃から情報収集を始めても十分でしょう。

一方で、6月と9月に楽天スーパーセールが開催されるなど、オンライン、オフラインともに、セールがあるはずです。近年は新作デスクが少なくなってきているということもあり、いつでも買える体勢を整えていただければと思います。

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカー在籍時を含め20年以上、年間200台以上の学習机を吟味し続ける「学習机評論家」。学習机だけでなく、目にやさしいデスクライトや姿勢良く座れるチェア、ランドセル等の収納方法についても研究しています。
2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立し、TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」優勝などメディア出演多数。長女の小学校入学に際して学習机を購入したことをブログに報告したところ相談が殺到。以後、展示会や販売店を回り、最前線の情報を発信しています。詳しいプロフィールはこちら

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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. ばむ より:

    収納マン様、初めまして。
    我が家は双子で来年一年生になるのですが、リビングに2台置く学習として、
    W900×D600のものを探しております。
    条件に合うものとして以下の3つしか見つけられなかったのですが、他にこのサイズのデスクはありますでしょうか?

    コイズミのビーノ
    カリモクのユーティリティプラスorボナシェルタor新作
    杉工場のレグシー

    上記のサイズで、引き出し付き希望です。
    デスクワゴンやユニットシェルフはスペースの関係上今すぐの購入は考えていません。
    W900というのがなかなかなくて、、あっても奥行きの浅いものが多いです。

    本当はリノリウム天板デスクが欲しかったのですが、サイズが大きなものばかりでした。

    よろしくお願いします。

    • ばむさま

      はじめまして^^

      来春に小学校入学予定の双子のお子さんがいらっしゃるのですね。
      そうすると、幅10cmの違いは大きいですよね。

      最近は奥行60cmのデスクが減っているということもあり、確かに選択肢は少ないです。
      W900×D600で引出し付きのデスクは、現在は他にウィドゥスタイルの「セレクト」くらいじゃないかと思います。

      のちのちワゴンをセットすることを考えると、スリムワゴンが用意されているビーノがオススメです。
      ユーティリティプラスやボナシェルタもワゴンがありますが、デスクの内側に収めた状態で座るのは無理なので、後々それなりのスペースを必要とします。
      レグシーはアルダー材、オイル塗装で汚れやキズの心配があるうえに、価格も安くないので、あまりオススメできません。
      セレクトはセラウッド塗装で熱や紫外線にも強いのがメリット。引出しも頑丈です。幅35cmの「コンパクトワゴン」も用意されていますが、ちょっと特殊な形状です。

      個人的には、予算に問題がなければ、ワゴンを買い足して幅130cm以上のデスクとして使う前提でカリモク、さすがにそこまでスペースを取るのは厄介と思う場合はビーノかなと思います。
      ぶっちゃけ、このサイズなら今はビーノ1強でしょう。