学習机売場の雰囲気作りはさすが!島忠ホームズ幕張店に行ってきました

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島忠ホームズ幕張店

ルームデコかねたや幕張新都心店のある海浜幕張駅から東京インテリア幕張店のある新習志野駅に向かう電車の車窓から、島忠ホームズ幕張店が見えました。

もともと島忠ホームズに寄る予定はなかったうえに、島忠ホームズなんてどこも一緒だから別に見なくても…と一旦は思ったんです。けれども、東京インテリア幕張店から少し離れたところに見える島忠ホームズ幕張店を見ていると、かねたやと東京インテリアに挟まれた島忠ホームズがどのような状態なのかを確認しておいたほうが良いかもしれないと思い始め、照り返しのきついアスファルトの道をトボトボと歩いていくことにしました。

※この記事は2016年9月17日時点の情報に基づいています

 

後出しジャンケンで負けた?

島忠ホームズ幕張店に入ると、店内は大賑わい。それもそのはず、食品スーパー「オーケー」やホームセンターで買い物をする客に加え、フードコートでランチを食べる家族連れでごった返していたのです。そこをやり過ごして2階に上がると、「しまむら」と「西松屋」にはそれなりに客が入っている一方、家具売場の客の姿はチラホラという感じでした。

大阪の人でもご存知の方はそんなに多くはないかもしれませんが、ホームズ幕張店は大阪の寝屋川店のような感じなんですね。決してホームズがメインという状況ではなく、いちテナントに過ぎないというか、他のテナントのおかげで何とかしのいでいるという状況です。

あとで調べてみたところ、ルームデコかねたや幕張新都心店、東京インテリア幕張店のオープンが2005年、島忠ホームズ幕張店は当初2006年のオープン予定であったものの、結局は2009年のオープンとなったそうです。つまりは完全に後出しジャンケンだったわけですが、客観的には完全に出遅れてしまったという印象です。店舗自体も一番新しいはずですが、客の出入りが激しいためか、3店舗の中では一番くたびれているように見えます。

 

学習机売場の雰囲気作りはサイコー

島忠ホームズ幕張店の家具売場は、良く言えば凝縮された、悪く言えば狭苦しい印象です。実際に売場面積が狭いんだから仕方ありません。

しかしながら学習机売場の雰囲気作りはさすがで、かねたやや東京インテリアと比べても見劣りしません。学習机の展示台数も約70台と、なかなかのものです(2016年9月10日現在、ベッドデスクや書斎デスクのぞく)。ただ、売場が狭くて位置も悪いためか、カリモク家具や浜本工芸、飛騨産業の学習机が端っこに追いやられてしまい、全然良く見えません。何を売りたいんだかサッパリ分からない残念なレイアウトです。

取扱いメーカーは大阪とまったく同じで、コイズミファニテック、イトーキ、カリモク家具、浜本工芸、飛騨産業、くろがね工作所、ヒカリサンデスク、堀田木工所、大塚家具製造販売など。私としては正直、新鮮味に欠けましたし、幕張エリアではルームデコと東京インテリアを見たら「ついでにホームズも」という感じにしかならないのかなーという気がしました。逆に、しまむらに行ったついでに学習机を見て、「そろそろウチも」と考えて東京インテリアやルームデコに行ってしまうというケースもあるのかもしれません。

 

個人的には、ルームデコと東京インテリアという強敵に挟まれながらも独自色を打ち出して三つ巴で頑張っているホームズの姿を期待していたんですけど、現実は大変厳しいものでした。やりようはあるとは思うんですけどね、現場の力だけではどうにもならない雰囲気が漂っていました。

島忠ホームズ幕張店を後にして再び灼熱のアスファルトの上をトボトボ歩きながら色々考えました。家具業界のこと、学習机業界のこと、イロイロと。その横を自転車が何台も通り過ぎていきました。

あー、チャリ乗りたい。こんな平坦な道なら、40km/h以上で爆走できるのに。ここから相模原まで60km強、3時間も走れば余裕で着くのに。道にさえ迷わなければ電車を乗り継ぐより早いかもしれないわけで。

中古車屋の前を横切りつつ、そんなことをブツクサ考えながら次の目的地を目指すのでした。

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
長女が小学校に入学するのを機に学習机を購入してブログで報告したところ、学習机について相談が殺到。以後、「学習机評論家」としてメーカーの展示会や販売店に足を運ぶなどして日々情報収集に努めています。詳しいプロフィールはこちら

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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. りりんこりー より:

    収納マンさま こんにちは!
    とうとうわが家も、小3の娘の学習机を購入しました!島忠オリジナル・コイズミOD-1 Woodyシリーズのハイタイプです。

    形状はWDスペシャルのStep Upデスクと同じでした。(3台の同じ形状のハイタイプデスクが並んでいて(圧巻!)比較しやすかったです。具体的には、「WDスペシャルのWW色」、「OD-1 Woodyシリーズのハイタイプ」、「島忠オリジナル(?)のレイクウッドのハイタイプ」)

    OD-1 Woodyシリーズは天板がラバーウッド無垢とのこと。親はレイクウッドが気に入っていましたが、娘は色と取っ手のスクエアが気に入らない。WDスペシャルもいいが、10万超えだなあ…と、他に手ごろな価格の物を探していました。

    お隣の店舗「かねたや ルームデコ」のコイズミのオリジナル仕様は4万円程度でしたがあまりにお粗末で…(フルスライドレールではない)

    そんな中、島忠に行ったら、ハイタイプが3台並んでいて、島忠オリジナルを見て手ごろなお値段79800円でのハイタイプ、質感も色も悪くないなと思って、決めた次第です。

    そこで質問なのですが、
    1 コルティもラバーウッド製ですが、集成材?見た目の印象は異なりますよね?
    2 納得して(気に入って)購入したつもりですが、収納マン様から見て、このラバーウッド天板の印象やこのオリジナル仕様の良し悪しの感想などを聞きたいなと思いました。
    3 島忠の通販サイトでは、これと同じ品番の机はありませんでした。実店舗用のオリジナル品と通販サイト用のオリジナル品を分けるのはなぜですか?

    以上、取りとめなく書いてしまいましたが、教えてくだされば嬉しいです!
    よろしくお願いします。

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      りりんこりーさま

      おーっ!島忠オリジナルのコイズミファニテックのハイタイプの学習机を購入されたんですね^^

      コルフィと同じラバーウッド無垢ながら見た目の印象が異なるということで、WDスタンダードかと思ったんですけど、価格からするとどうも違うようですね。
      ただ、島忠だとロータイプのCDコンパクト(天板MDF)でも79,800円ですから、りりんこりーさんが購入されたのはお得であることはたぶん間違いないはずです。

      島忠でも扱われているWDスタンダードもそうなんですが、コイズミファニテックはラバーウッド無垢に木目を印刷する技術を持っています。
      そのため、コルフィと同じラバーウッド無垢なのに質感が違うのではないかと思います。
      もしくは、コルフィと違ってツヤあり塗装ということかもしれませんが。

      ちょっと具体的に商品が特定できないので何とも言えないんですけど、「オリジナル」と一言で言っても販売店によって扱いが変わることがあります。

      まず、いわゆる店舗オリジナルというのがあって、それは今回の場合、コイズミファニテックと島忠で企画販売しているものです。
      店舗オリジナルは基本的に他の家具チェーンに流通することはありませんが、非常にレアケースで地方のアウトレット家具店などに流通することがあります。

      次に、地域オリジナルというのがあります。
      これは首都圏では島忠、名古屋あたりでは服部、大阪では湯川…などという風に、同じ地域では競合しないものの、全国的に流通するものです。
      店舗オリジナルと異なり、店舗が在庫を抱え込む必要がなく、競合も避けられるというものです。

      今回、りりんこりーさんが購入されたのは、この地域オリジナルであった可能性が高いです。
      地域オリジナル商品の価格をネットに晒しちゃうと、他の地域の取扱店からひんしゅくを買う可能性がありますから、ネットショップで扱うことができません。

      また、価格からして昨年度モデルの可能性も否定できないです。
      仕様からすると、CDファーストよりも上なのにその価格というのはちょっとお買い得すぎますので。

      とは言え、昨年度モデルと今年度モデルで大きな仕様の違いはありません。
      また、コイズミファニテックのODから始まる品番は、割りと在庫がダブついてアウトレット価格で処分されることが多いのです。
      そういうのをシーズンオフに島忠がコンテナ買いすることでかなり価格を抑えたんではないかと思います。

      ですから、たぶん、かなりラッキーだったと思いますよ^^

  2. りりんこりー より:

    収納マン様

    こんにちは。早速のご返信をありがとうございます!
    コイズミのラバーウッドの机は「コルフィ」でしたよね。

    WDスペシャルの他に、WDスタンダードもあるのですね。通りで島忠でみた「WD」の机が9万円台だったわけです。カタログとで、ひととおり把握しているつもりでも、いざお店で見ると気付かないことがたくさんあって… 収納マン様に質問するといろいろなことがスルスルと解決するし、欲しい情報をたくさん教えてもらえて、さすが~☆と思いながら感動しております。

    OD-1Woodyシリーズも人気がありそうとのこと、それを聞いて安心しました。

    もともと、夫は島忠の店員さんの話を聞いて「机の材質や耐久性として、CDファーストの仕様(天板が直接プリント?)で十分」と決めていました。でも、CDでは幅95しかないことがネックでした。また、私が「(数ある高級机の中で)娘にはCDファーストではちょっとかわいそう…」と反対していたこともあります。

    そんな中でODシリーズを見つけて、幅が100センチあるし、ラバーウッドながら一応無垢天板、なにより娘も「これ!これがいい!」と気に入ったので、パパとママの折り合いもついて、すぐにこれに決まりました!

    レイクウッドよりも安く、天板もアルダー材よりも堅い点もポイントでした。

    上を見たらきりがなく、本音では「浜本をうちに置けたらなあ☆」とも思いますが、学習机の平均購入価格ぐらいですし、我が家にはちょうどいいかな、と思っています。

    机の到着は2月初旬。(船での追加到着分を待っての配送だそう。)家族で楽しみに待っています!

    また何かあれば質問させてくださいね。ありがとうございました!

    • 収納マン(芝谷 浩) 収納マン より:

      りりんこりーさま

      そうなんですよね。コイズミファニテックや島忠ホームズに限らず、結局、巧妙に消費者に分からないように仕向けているのです。
      「あー、もう何だか分からないから、これで良いか?」みたいな。
      そうして「カスタマーファースト」ではなく「販売店ファースト」をやった結果、消費者は「あー、もうニトリで良いや」ってことになってしまった感じが個人的にはします。

      ご主人様とりりんこりーさんのやり取りも納得ですね。
      私もCDファーストで十分だと思います。でもやっぱり、95cm幅よりは100cm幅のほうが良いわけで。
      で、その横に天板がMDFじゃなくて天然木、幅も100cm、引出しの取っ手のプレートも替えられて子供も喜びそう…となれば、OD-1Woodyを選びますよね^^

      以前にOD-1Woodyをネットで検索したときは見つけられなかったのですが、今回、りりんこりーさんにご相談いただいたのを契機に見つけることができましたので、また改めて取り上げたいと思います。
      お買い上げになられた後のタイミングでは今更感がありますけど、今回購入された机によりご満足いただければと思います♪

      2月に届くのが楽しみですね^^